○撮像時間を短くする手法

・撮像時間TR×N×撮像加算回数÷ETL

TR繰り返し時間  
   ETLエコーの数(Echo train length) → SE法のときのみ

N位相エンコード数  
 撮像加算回数:信号雑音比を上げるため同信号を取り出す回数

 

GRE法ではTRの短縮、高速SE法ではETLに応じて撮像時間を短縮する。

 TRETLを変更すると、画像コントラストが変わってしまう。

 位相エンコード数を減らすと空間分解能を劣化させるか位相エンコード方向撮像視野を限定する必要がある。

 

・高速シーケンス

1.高速スピンエコー

脂肪信号が上昇する。
 脳実質のコントラストが低下する。
 撮像時間が短く
T2強調画像を得るための方法として主流

 

2EPI

一回のくり返し時間で必要とするk空間の位相エンコードラインの情報をすべてとっている。

 読取の傾斜磁場ジグザグにして、
 位相エンコードをその隙間にいれて、
 繰り返し時間
1回しかしない。

 磁化率効果による位相誤差が蓄積し最も顕著に表れやすい。

 

3.パラレルイメージング:sensitivity encodingSENSE)法による時間短縮

コイル(信号を取り出す)のコイル感度の違いを利用して、高速化した手法。

k空間の位相エンコードラインを飛ばして収集するため、
 極端な長方形
FOVになったままで折り返し、アーチファクトが発生する。

・コントラストに影響を及ぼさない。     
 ・エコー時間が短くなる。

磁場のひずみの影響が少なくなる。

 腹部横断像のようにアレイコイルが対向して配置されている場合に有効である。

 

4.マルチエコー法

 SE法の後、さらに180°パルスを加え、T2強調画像とプロトン密度強調画像を同時収集できる。

 

 MRA

 

利点

欠点

TOF

・静磁場への均一性への依存度が低い

・傾斜磁場の直線性への依存度が低い

・画像再構成時間が短い

PC法よりもS/N比が高い

T1短い組織を信号に描出

・断面(FOV)平行な流れは描出困難

過流乱流によって血管内の信号は低下する。

特に冠状断ではインフロー効果が得にくい。

PC

・流速と方向の定量化が可能

・特定の流速を強調できる

・断面(FOV)平行な流れに鋭敏

・静磁場の均一性への依存度が高い

・傾斜磁場の直線性への依存度が高い

・患者の動きに影響されやすい

TOF法より検査時間が長い

・画像化するための煩雑性

過流乱流によって血管内の信号は低下する。

造影法

・撮像時間が短い

コントラスト

流速方向の情報が得られない

・造影剤が必要

 

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○タイムオブフライト
TOFtime of flight)法

GREを用いて流入インフロー)効果を利用.
 TRごとにαパルスを与えると、新しくその部分に入る血液は、縦磁化はずっと回復した状態と同じとみなせ、これを短いTRにて画像にすると血管だけを強調できる。

 血管以外のTl値が短い物質ほど描出される。
 得られた画像は
,MIP処理され三次元的に観察される。

2D-TOF法:頸部や腹部,下肢血管など,広い範囲の撮像に利用される。

薄いスライス厚で撮像し,静脈などの比較的遅い血流の信号も描出できる。

スライス面に対し垂直に流入する血流ほど信号となり,平行に走る血管は信号となる。

動脈のみ描出する場合,撮像前に静脈の流入側に飽和パルス(プリサチュレーションパルス)を与える。

3Dにくらべスライス枚数を増やせる

3D-TOF法:3DFT-GREを利用している

2D-TOF法に比べてスライス方向の分解能が向上S/N比も向上する。

静脈など遅い血流は描出困難となる。


○フェーズコントラスト
PCphase contrast)法

 血流では位相のずれが生じ、傾斜磁場により位相情報を血流の流れとして描出できる。
 双極傾斜磁場を用いる。

 位相差の大きさ流れの速度に比例する。

得られるもの:血流速度を反映した画像や血流方向の情報

2D-PC時間で撮像でき,厚いスライス厚により血管の概観像が得られる。

3D-PCS/N比が高く,広範囲にて複雑な血管走行を描出でき,多方向からの観察も可能である。

       スライス方向の制限がない。信号強度から流速を推測できる

Gd-DTPA造影法
 T1短縮効果によってインフロー効果が得られない所でも使用可能に。

ダイナミックMRI検査は下垂体微小腺腫や肝腫瘍,膵腫瘍の診断に有用である。

脂肪の信号も高く描出されるため,撮像時には脂肪抑制を行う。

体幹部の三次元造影MRA検査では通常,呼吸同期法を利用せずに息止め撮影が行われ、胸部から骨盤部まで1回の造影剤投与で可能である。撮影方向は任意である
 

○非造影MRアンギオグラフィ

 代表的手法は定常状態自由歳差運動SSFPsteady state free precession)を利用.

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 水っぽいところ(血液)が光る
 GREを使用する。 

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