○インビトロ検査で用いる機材

・ウェル型シンチレーションカウンタ
 排水中の放射性同位元素の濃度の測定に使用

 主に無機シンチレータを用いる。
 幾何学的効率が良い。
 自己吸収の影響を受ける 

 計数率に影響する因子
  「液量
  「核種
  「分解時間
  「試験管の材料
  「測定資料の位置


・液体シンチレーションカウンタ
 低エネルギーβ線の測定に適している

 自己吸収外部吸収が無視できる。
 同時計数回路を用いる。
 エネルギーが高いと計数効率が高い。

 クエンチングにより計数率が低下する

 検出効率は3H(186keV)に対して60%前後、14C(156keV)に対して90%程度

 

・遠心分離器     
・インキュベータ    
・検体自動分注器

 

○直接飽和分析法
 (Direct-saturation-analysis
DSA)

・欠点
 内因性
(測定したいもの)の濃度を調整できないため
 内因性の量が一定である必要がある。

・測定対象例
 
T3摂取率測定法:標識物質:125IT3    
 結合タンパク:サイロキシン(T4)結合グロブリン(TBG)
 不飽和鉄結合能測定法(UIBC):標識物質:59Fe  
 結合タンパク:トランスフェリン

 

○競合的ラジオアッセイ
 (Competitive-radioassay)

①競合的蛋白接合()測定
 (Competitive protein binding assay
CPBA)

・長所:抗体が不要で、自己抗体の影響を受けない

・短所:操作性が複雑でRIAに対して蛋白特異結合性、結合反応親和性が劣る

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②放射免疫測定法
 (Radioimmunoassay
RIA)
・原理
 既知量の非標識抗原と、一定量の標識抗原と、
 一定量の抗体を競合反応させた後に
BF分離して、
 Bの放射能を測定して標準曲線を製作する。
 同様にして未知量の試料検体の抗原の
Bの放射能を測定して、
 標準曲線から試料中の抗原量を求める。
 特異的結合蛋白
(抗体)の量は一定。
 標識抗原の量は一定。

・成立条件 
 (1)抗原が免疫原性、免疫反応性を持ち、高純度、高分子量である必要がある。
 (2)抗体は抗原特異性であり、作製が容易(単クローン抗体)である必要がある。
 (3)標識抗原は、非標識抗原と免疫反応性が変わらず、比放射能が高い方が良い。
 (4)BF分離は、正確容易である必要がある。固相法、二抗体法が有効

・長所
 検出感度、特異性、精度、再現性、操作性、安定性、多数検体の同時測定に優れる。

・短所
 生物活性値と測定値の乖離

・特徴
 「主な使用核種は
125Iγを放出するため、ウェル型シンチレーションカウンタ免疫活性を測定」

 「測定値は抗原の量を示す」
 「特異性の高い抗体を使用」
 「患者の被曝はない

 

③放射受容体測定法
 (Radioreceptor assay
RRA)

・原理
 RIAと同様。抗体を受容体、抗原をリガンドに置き換えて考えられる。

・成立条件
 受容体を安定した状態で抽出できる

・長所
 測定値と生物性活性の乖離性が少ない。異種の動物受容体の利用ができる。

・短所
 測定感度が不足。測定系での反応が蛋白濃度や
pHなどの影響を受けやすいため再現性に欠ける。
 

○非競合的ラジオアッセイ
 (Non
competitive radioassay)

①免疫放射定量測定法
 (Immunoradiometric assay
IRMA)
・原理
 反応結合部位が標識部位と、認識部位の異なる
2種類の抗体で、
 固相化抗体に反応結合した抗原を挟み込んだ状態で、
 競合反応を用いず測定物質を定量的に検出する方法。
 サンドイッチ法とも呼ばれる。
 特異的結合蛋白(抗体)の量は過剰量である。
 標識物質
(標識抗体)の量は過剰量である。
 モノクローナル抗体の使用が多い。
 One step(フック現象が現れやすい)Two step法がある。

・成立条件
 (1)固相法が使用可能であることが絶対条件である。
 (2)抗原は、1分子中に2か所の抗体結合部位を持つことが絶対条件である。高純度である。
 (3)標識抗体は第一抗体と抗原認識部位が異なる第二抗体である必要がある。通常は125I標識である。
 (4)固相法を用いて、洗浄作業が必要である。


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・長所 
 (1)特異性に優れ(RIAよりも高い)、生物活性に近い測定値を得ることができる。
 (2)検出感度に非常に優れ、RIA10102感度い。
 (3)競合反応でないので、反応時間がとても短い。
 (4)標識対象が抗体なので、容易に標識できる。
 (5)操作性が簡便で精度が優れる。
 (6)測定領域が広い

・短所
 (1)フック現象が現れやすい。
 (2)大量の抗体が必要となる。
 (3)適応できる対象が少ない。
 (4)標準曲線の2相性型
 (5)低濃度域の比放射能が少ない。
 (6)低分子物質は測定困難である。

 

 

副作用と被曝線量

MIRD

mird

 D(ts):線源臓器sから標的臓器tへの平均吸収線量[Gy]

 As:線源臓器sでの放射性核種の累積放射濃度[Bqs]

 Mt:標的臓器t重量[Kg]

 ⊿i:核種に対するi型放射線の平衡吸収線量定数[KgGy/Bqs]

 Φi(ts):線源臓器sから放出される放射線の標的臓器tへのi型放射線の吸収率

 

・必要な値

 「投与放射線量
 「有効半減期
 「投与後の初期集積パーセント

 

・特徴 
 ファントムにおける計算である 

 臓器に放射性医薬品が均一に分布していると仮定して計算する

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