○腫瘍の概論

骨転移しやすい癌

肺癌」「乳癌」「前立腺癌」「甲状腺癌」「胃癌」「腎細胞癌

前立腺癌と一部の乳癌(20)造骨性が多く、他は溶骨性が多い。

 

・脳転移しやすい癌

肺癌」>「乳癌」>「消化器癌

 

主な良性疾患

脂肪腫」「平滑筋腫(代表:子宮筋腫)」「血管腫」「腺腫(代表:甲状腺腫下垂体腫)

嚢腫(代表:卵巣嚢腫)」「骨腫(類骨腫骨軟骨腫)」「神経線維腫」「神経鞘腫

 

・主な悪性腫瘍

骨髄腫」「神経芽腫」「ホジキンリンパ腫」「Wilms腫瘍」「精上皮腫」「子宮体内膜腺上皮癌

骨肉腫」「神経膠芽腫

 

・死亡数(2013)

 男:肺癌 > 胃癌 > 大腸癌 > 肝癌 > 膵癌

 女:大腸癌 > 肺癌 > 胃癌 > 膵癌 > 乳癌

 計:肺癌 > 胃癌 > 大腸癌 > 膵癌 > 肝癌

 

・罹患率(2011)

男:胃癌 > 前立腺癌 > 肺癌 > 大腸癌 > 肝癌

 女:乳癌 > 大腸癌 > 胃癌 > 肺癌 > 子宮癌

 計:胃癌 > 大腸癌 > 肺癌 > 前立腺癌 > 乳癌

 

・減少傾向:胃癌子宮癌(特に子宮頚癌)

・増加傾向:肺癌>大腸癌>膵臓がん

 

予後不良な腫瘍

食道癌」「肺癌」「膵癌」「肝癌」「胆道癌

 

ホルモン療法が有効な腫瘍

前立腺癌」「乳癌」「子宮体癌

 

・化学療法と放射線療法の同時併用する腫瘍

上咽頭癌」「食道癌」「小細胞癌」「上顎癌」「進行性乳癌」「非小細胞癌」「胸腺癌」「縦隔癌

ホジキンリンパ腫」「膀胱がん」「横紋筋がん」「膠芽腫



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○腫瘍治療の概論

・治療可能比(TR) = 腫瘍組織の障害/正常組織の障害 
         = 正常組織の耐用線量(TD)/腫瘍制御線量(TCD)

 

治療可能比が1以上ならば治療可能。ただし、線量の集中性を高めることで正常組織にはTD以下, がん組織にはTCD以上を与えることができる可能性もある。

腫瘍制御量(TCD)に影響する因子:組織型腫瘍体積(細胞数)

正常組織耐用線量(TD)TCD同様に組織の種類大きさに依存する。 通常TD5/5の値を用いる。

 

・放射線治療の障害

早期反応:「粘膜」「皮膚」「腸管」「骨髄

晩期反応:「脊髄」「中枢神経」「肝臓

 

・放射線治療に対する臓器の反応

 並列臓器:「」「肝臓」「腎臓

 直列臓器:「心臓」「脊髄」「肺門部」「肝門部」「腸管

 

・局所制御率・奏効率:下にあるPR以上に効果があった割合

完全奏効CRすべての病変が消失

部分奏効PR標的病変の最長径の和が30%以上減少

安定SDPRよりは腫瘍の縮小がなくPDよりは腫瘍の増大が不十分

進行PD治療開始以降に記録された最長径の和と比較して標的病変が20%以上増加

   奏効率=(CR+PR)/全対象

 

EBM:根拠に基づいた医療で、レベルⅠ~Ⅴまである

 

 


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○主な予後因子

TNM分類:病期分類

T因子(04)原発腫瘍の広がり+大きさ

N因子(03)所属リンパ節転移の有無と広がり、触知

M因子(01)遠隔転移の有無

 

 r:一定の無病期間後に出現した再発腫瘍を表す  p:術後病理組織学的分類を表す

 

・病理組織分類

 悪性度は高分化ほど良く、低分化ほど悪い

 

PS(performance status):身体の状況を表す

ECOG/WHO PS

状態

KarnofskyPS

0

全く問題なく活動できる. 発病前と同じ日常生活が制限なく行える

100

1

肉体的に激しい活動は制限されるが, 歩行可能で,軽作業や座っての作業は行うことが出来る

8090

2

歩行可能で自分の身の回りのことは全て可能だが作業は出来ない. 日中の50%以上ベッド外ですごす

6070

3

限られた自分の身の回りのことしかできない.日中の50%以上をベッドか椅子で過ごす

4050

4

全く動けない.自分の身の回りのことは全く出来ない. 完全にベッドか椅子で過ごす

1030

 

・腫瘍マーカー

肺癌

食道癌

胃癌

大腸癌

肝細胞癌

膵癌

乳癌

子宮頚癌

SCC 

CEA 

SLX 

NSE

proGRP

SCC

CEA 

CA19-9 

CA72-4 

STN

CEA 

CA19-9

AFP 

PIVKA-

CA19-9 

CA50 

Span-1

CA15-3 

CEA 

NCC-ST-439 

BCA225

SCC

前立腺癌

精巣腫瘍

膀胱癌

子宮体癌、卵巣癌

 

PSA

AFP 

β-hCG

LDH

NMP22 

BTA 

BFP

CA125

 

・腫瘍マーカー

AFP肝細胞癌

CEA消化管の悪性腫瘍を中心に、最も汎用的に用いる。乳がん精巣腫瘍胚細胞腫肺がん

SCC扁平上皮癌(食道癌肺癌子宮頚癌など)

CA19-9各種消化器癌(膵癌胆道癌など)   

VMA,HMA神経芽細胞腫

CA125卵巣癌子宮体がん         CA15-3乳がん

CA50Span-1膵臓がん          PSA前立腺癌

HCG絨毛性腺がん胚細胞腫        PIVKA-Ⅱ:肝細胞がん

NSE小細胞がん経芽細胞腫        BCA225乳がん

NCC-ST-439乳がん            PAP前立腺由来酸性ホスファターゼ

γ-Sm前立腺癌               LDH精巣腫瘍

NMP22BTABFP膀胱がん       SLX肺がん      

NSEproGRP小細胞癌          プロラクチン、ACTH成長ホルモン:下垂体腫瘍

ポリアミン:白血病
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