定位照射
○ノンコプラナ照射
:定位照射のように治療ビームをCT面と無関係に3次元的に照射する方法

○定位放射線照射(STI)・・・リニアック、サイバーナイフ、ガンマナイフなど

・ガンマナイフ:小さなCo線源を半球上に201個内蔵しビームコリメーションにより細いビームを作り,そのビームが1点で焦点を結ぶ。1度に高線量を正確に集中照射できる

対象:「頭蓋内病変

・ライナックサージャリ(リニアック) :照射野が小さいため、辺縁での線量降下が著しい

 

・特徴:多門照射であるため、皮膚表面線量の影響は小さい

    位置精度確認は技師医学物理士毎日行う

    3次元放射線治療計画システムが必要

    臓器の体内移動の制御:「CT-リニアックシステム」「照射中透視
               「呼吸同期装置」「動体追跡装置

・照射方法と定位放射線照射の定義

定義:頭蓋内小病変や体幹部小病変に対し4cm 以下の極小照射野を用いる定位的な放射線治療

照射法

SRT(Stereotactic Radiation Therapy)

SRS(Stereotactic Radiosurgery)

ガンマナイフ

固定方法

シェル(非侵襲的)

特殊フレーム(侵襲的)

特殊フレーム(侵襲的)

線量配分

分割照射

1

1

 

・頭蓋内病変適応 「転移性脳腫瘍」「聴神経腫瘍」「動静脈奇形」「神経鞘腫

 

・体幹部・定位()放射線照射(Stereotactic Irradiation:STI)

適応「肺癌早期肺癌転移性肺癌)」「肝臓癌」「リンパ節」「脊髄動静脈奇形

技術的問題点………「呼吸性移動」「精度 (2mm)」「線量分布の偏り」


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 その他放射線照射治療の手法
放射線治療の適応となる疾患
 「神経鞘腫」「甲状腺眼症(眼筋症)」「翼状片
 「ケロイド」「脳動静脈奇形

粒子線治療:陽子線・炭素線を主に使用する

RBE………陽子線:1.1、 炭素線:2.5 3.0

・重粒子線の半影(線源の大きさに依存する)X線より小さい

・高エネルギーほど深部でブラッグピークを形成する。幅は広くなる。

・核破砕反応(フラグメンテーション)によりブラッグピーク以降にも線量寄与がある

 

○ホウ素中性子補足療法(BNCT)あらかじめホウ素化合物静脈内投与し外部から熱中性子(原子炉より生成)を照射する。10B(n,α)7Liの反応を利用し、α線は飛程が短いため正常組織の損傷が小さい

対象:「悪性度の高い放射線抵抗性腫瘍」「多発性膠芽腫」「悪性黒色腫

 

○予防照射  
 適応:「乳房温存術後の乳腺」「術後乳癌の領域リンパ節」
    「(限局型)小細胞肺癌(全脳照射)」「白血病(全中枢神経照射)

 

○追加照射  
 Field in Field法:乳癌や頭頸部癌に対して追加照射を同時に行う方法

 

○緊急照射  
 適応:「脊髄圧迫」「上大静脈症候群」「気道狭窄」「脳転移

 

○緩和照射  
 適応:「緊急照射の適応」「転移性骨腫瘍」「出血」「食道閉鎖

 

○術前照射  
 適応:「子宮頚癌」「下咽頭癌」「喉頭癌」「肺癌」「膀胱癌」「食道癌

 

○術中照射  
 適応:「脳腫瘍」「胃癌」「膵癌」「膀胱癌」「前立腺癌
     「骨肉腫」「胆道癌」「直腸癌」「肛門癌

・一般に電子線を利用(骨肉腫にはX線を利用することも)

照射範囲直視下で確認できる.      1回大量照射(25~30Gy)

 

○術後照射  
 適応:「喉頭癌」「皮膚癌」「子宮頚癌」「子宮癌
    「網膜芽細胞腫」「乳癌」「甲状腺癌」「脳腫瘍

目的:残存腫瘍への照射、リンパ節予防照射

 

○全脳照射  
 適応:「転移性脳腫瘍

 

○全中枢神経照射(全脳脊髄照射)  
 適応:「髄芽種」「松果体腫瘍(胚芽腫)

・全脳脊髄照射を行う脳腫瘍の特徴

小児発生が多い、化学療法を併用する、脳脊髄液を介する播腫が多い

 

○化学療法併用  
 適応:「上咽頭癌」「食道癌」「小細胞癌」「上顎癌
    「進行性乳癌」「非小細胞癌
胸腺癌」「縦隔癌
    「
ホジキンリンパ腫」「膀胱がん」「横紋筋がん」「膠芽腫

3者併用療法
  適応:「上顎癌


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