原子と原子核

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原子と原子核の大きさ

(76am70、74pm70、69pm70、67am70、66.43)
・原子の直径:10-10m
・原子核の半径R:10-15~10-14m
 R=r0×(質量数)1/3 
 r0:1.2~1.4×10-15

・原子核の体積 = (4π/3)R3 = 質量数×(4π/3) r03

・原子番号が大きくなるにつれて、中性子が過剰の状態で原子核は安定する

・同位体
同一原子番号で,中性子数が異なる核種の関係

・安定同位体
放射性壊変を起こさない同位体

・放射性同位体
放射性壊変を起こす同位体

・同重体
質量数が互いに等しい関係

・核異性体
原子核が一時的に励起した状態を保っている状態

・同素体
:同一元素の単体で,原子の配列(結晶構造)や結合様式の関係が異なるもの

原子核モデル

(69pm70)
・液滴模型

量子数

(76pm70、65.42、64.42、63.42、62.42、60.41)

主量子数(n) 方位量子数 磁気量子数 スピン 配置可能電子数
1(K殻) 0 0(s) ×2 2
2(L殻) 0 0(s) ×2 8
0、1 1(p)=-1、0、1 
3(M殻) 0 0(s) ×2 18
0、1 1(p)=-1、0、1 
0、1、2 2(d)=-2、-1、0、1、2

素粒子

(76pm72、73am70pm70、67am70、66.43、64.48、63.41)

名称  電荷  スピン  質量  原子質量/静止エネルギー クォーク構成
陽子  +1 1/2 1 mp=1.007u/ mpC2=938MeV uud
中性子 0 1/2 1.001 mn=1.008u/ mnC2=939MeV udd
電子  -1 1/2 0.0005 me=0.0005u/ meC2=0.511MeV
フォトン 1 0 0

*u:アップクォーク
 d:ダウンクォーク

・原子質量
:1u=1.66×10-27kg
   =931MeV
 12Cの原子1つを12u、1原子質量をその1/12と定義

・重陽子
:水素の安定同位体である重水素の原子核をいい、陽子と中性子の2個の核子で構成されている

・三重陽子(トリトン)
:陽子1個と中性子2個で構成される

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4つの力

 (71am3、69am70、66.43)

・電磁相互作用
 相対強度:~10-2
 作用距離:∞ 1/距離^2に働く)
 例:クーロン力

・重力
 相対強度:~10-39
 作用距離:∞ 1/距離^2に働く)
 例:引力

・弱い相互作用
 相対強度:~10-13
 作用距離:ほぼゼロ 
 例:β壊変μ粒子崩壊

・強い相互作用
 相対強度:1
 作用距離:近接~10-15m 
 例:核力

結合エネルギー

(75am70、72pm70、69pm70、68pm70、66.43)

核力(強い相互作用)によって生じる
 → 距離が離れると効果がない

・原子核の質量は構成核子の質量の和より小さい
 → 質量欠損で核子間の結合エネルギーに消費

・質量60Feくらい)近くで最大となる
 → Feの結合エネルギー:8.8MeV

・核子当たりの平均結合エネルギーは1~9MeV
・陽子-陽子間にはクーロン力も働く
・α粒子は極大値を取り、約7MeV

電離・励起

・W値 (74am78)
1イオン対を生成するのに必要なエネルギー
 電離エネルギーの約2
 放射線の種類に依らない値
 原子番号が大きい → W値が小さい

*空気のW値=34eV
 水素のイオン化エネルギー=13.6eV

核反応式

 (73pm4,71am3, 65.49,63.43,62.2)
 A(x,y)B
 A:標的原子核 
 x:入射粒子
 y:放出粒子
 B:反跳原子核

Q値

(76pm74、75am2、64.43)
核反応前後の質量欠損をエネルギーに換算した値
Q = (MA+Mx)×C2-(MB+My)×C2

発熱反応
:Q値0
 閾エネルギーはない

吸熱反応
:Q値0
 閾エネルギーはある

・閾値Emin
 Emin= -Q×(MA+Mx)÷MA

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・出題年数の見方
 例:(71pm72、67pm13.pm75、66.26)とある場合
 71pm72 → 第71回の午後72問
 67pm13pm75 → 第67回の午後13問と午後75問
 66.26 → 第66回のその教科がある方の26問
(放射化学から医用画像情報学までは午前、基礎医学大要から安全管理学までは午後)
*第66回までは午前午後で出題される科目が分かれていたため

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