消化管造影検査

スポンサーリンク

○胃の造影検査(上部消化管造影)

・蠕動運動と胃液分泌の抑制のため鎮痙攣剤(抗コリン薬:副交感神経遮断のため)を筋肉注射する

・胃泡には消泡剤を使用する

・体位変換の目的
:「胃粘液の除去
 「造影剤付着の向上
 「造影剤を広く薄く広げる

・撮影後処置
:「水分を多量に取らせる

・胃の解剖学的構造

*ポイント

 上部が背側方向
 下部が腹側方向に傾いている
 胃角部で下端となる

・粘膜法(レリーフ法)

粘膜壁凹凸集中所見を描出
 量の造影剤を薄く均等に付着させる

・充満法

:胃角部(小湾、大湾)(立位)、十二指腸球部の観察(腹臥位)

・充満法立位正面
胃角部(小湾、大湾)の観察

・充満法腹臥位正面
十二指腸球部の観察

スポンサーリンク

・二重造影法

:発泡剤(性造影剤)により胃壁を進展させる。

・二重造影背臥位正面法
胃角部前庭部後壁幽門部の観察

・二重造影腹臥位正面法
胃角部前庭部前壁の観察

・二重造影背臥位第一斜位
胃体中下部胃角部前庭部十二指腸球部の観察

・二重造影背臥位第二斜位
:造影剤を弓隆部前庭部に振り分け、胃体部小湾大湾を観察

・二重造影腹臥位頭低位第二斜位
:胃上部の描出では半立位、胃下部の描出では頭低位で撮影

・二重造影半立位第二斜位 (Schatzki位)
噴門部穹窿部の観察

・圧迫法

胃角部前壁後壁
 穹窿部より出口側の部位(穹窿部は無理)における凹凸病変を圧迫して撮影する方法
 隆起性病変や陥凹病変の形態を観察

*国家試験の解き方

・造影剤の位置の確認
 造影剤が充満しているところは辺縁しか観察できない

・左手で弧の字を作りながら「腹臥位or背臥位」と「半立位or頭低位」を考えれば解ける

○注腸造影

:二重造影法が主流で、充満法、粘膜法、圧迫法も行われる
 Brown法が主流で、Fischer法、Welin法なども行われる
 Brown法では前日に低脂肪低繊維食をとる
 多量の水分を摂取する

・前投薬:抗コリン薬

*Apple core sign
:大腸進行がんの代表的な悪性所見

○肝臓系造影CT検査

・CTAP:経動脈性門脈造影下CT
上腸間膜動脈から造影を行う

・CTHA
肝動脈造影下CT

コメント