第71回診療放射線技師国家試験 午後 1/2

 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております
 正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます
 各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります
 当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください

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放射化学

1 標識化合物と合成法の組合せで正しいのはどれか。
1.3H 標識化合物 ー Wilzbach(ウイルツバッハ)法
2.14C 標識化合物 ― クロラミン-T法
3.18F 標識化合物 ー Bolton-Hunter(ボルトン・ハンター)法
4.99mTc 標識化 ー 合物生合成法
5.125I標識化合物 - スズ還元法

正答

放射化分析 / 合成法,標識法
放射化分析 (75pm4、73pm34、72pm3、69pm4、68pm4、66.8、61.7)放射化分析の利点 「検出感度が良い」 「試薬などの汚染がない」 「核反応なので元素の化学的性質に影響されない」 「多元素同時分析ができる」 「非破壊分析ができる」放射化分析の欠点 「精度が低い」 「副反応による妨害がある」 「自己遮蔽の影響がある」 「原子炉など中性子発生源が必要」生成放射能の計算 (72pm4、64.8、60.7)・試料を時間t照射して、直後に得られる放射能A A = f×σ×N×(1-e-λt)   = f×σ×N×(1-(1/2)t/T) f:照射粒子束密度(n/cm2・s) σ:放射化断面積 N:試料の原子数 ・原子数N N=θm/M×6.02×1023 θ:存在比 m:試料質量 M:試料原子量 また、t<<Tの場合 A = f×σ×N×(0.693×t/T)・照射終了後、時間d経過後の放射能Ad Ad = A×e-λd =A×(1/2)d/T・放射線計測 「Ge(Li)」または「Ge」半導体検出器つき多重波高分析器を使用する  → γ線に対するエネルギー分解能が優れ...

 

2 ある放射性溶液に131Iが60 kBq、Na123Iが30 kBq、131IO2が10 kBq含まれていた。
131Iの放射性核種純度はどれか。
1. 50%
2. 60%
3. 70%
4. 86%
5.100%

正答

RIの分離とその保存
共沈法 (74am3、68am3、67am3、66.4、65.6、64.5、63.4)・同位体担体:必要なRIの安定同位体の担体・非同位体担体:不必要なRIの安定同位体の担体・スカベンジャー:不必要なRIを沈殿させるための担体・保持担体:必要なRIを溶液に留めるための担体・捕集剤:必要なRIを沈殿させるための担体・溶解度積 共沈法では溶解度積の小さい反応が選ばれる 溶解度積  =「溶解した塩の濃度」×「溶解しなかった塩の濃度」・共沈法の実例溶液中のRI捕集剤保持担体沈殿物140Laと140BaFe3+Ba2+140La90Yと90SrFe3+Sr2+90Y32Sと32PFe3+SO42-32P*沈殿物は分離後、溶媒抽出することで無担体にできる溶媒抽出法(72am4、65.7、64.4、61.4) 分離が(イオン交換等より)早く、トレーサ量からマクロ量まで対応が可能・分配比 水相を基準として有機相に何倍多く抽出されるかを表す 分配比D=Co/Cw Co:有機相のRI濃度   Cw:水相のRI濃度・抽出率 RIがどれほど有機相に抽出されたかを表す 抽出率E=D/(D+Vw/Vo) Vw:水...

 

3 放射性標識化合物の分解で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.放射線分解は比放射能に依存しない。
2.α線はβ 線よりも放射線分解を起こしやすい。
3.ラジカルが生成されると放射線分解が抑制される。
4.小分けして保存することで放射線分解を低減できる。
5.低温で保存するよりも常温で保存する方が放射線分解は起こりにくい。

正答

RIの分離とその保存
共沈法 (74am3、68am3、67am3、66.4、65.6、64.5、63.4)・同位体担体:必要なRIの安定同位体の担体・非同位体担体:不必要なRIの安定同位体の担体・スカベンジャー:不必要なRIを沈殿させるための担体・保持担体:必要なRIを溶液に留めるための担体・捕集剤:必要なRIを沈殿させるための担体・溶解度積 共沈法では溶解度積の小さい反応が選ばれる 溶解度積  =「溶解した塩の濃度」×「溶解しなかった塩の濃度」・共沈法の実例溶液中のRI捕集剤保持担体沈殿物140Laと140BaFe3+Ba2+140La90Yと90SrFe3+Sr2+90Y32Sと32PFe3+SO42-32P*沈殿物は分離後、溶媒抽出することで無担体にできる溶媒抽出法(72am4、65.7、64.4、61.4) 分離が(イオン交換等より)早く、トレーサ量からマクロ量まで対応が可能・分配比 水相を基準として有機相に何倍多く抽出されるかを表す 分配比D=Co/Cw Co:有機相のRI濃度   Cw:水相のRI濃度・抽出率 RIがどれほど有機相に抽出されたかを表す 抽出率E=D/(D+Vw/Vo) Vw:水...

 

4 放射分析法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.加速器による放射化を利用する。
2.放射滴定法は間接法に分類される。
3.短半減期核種で標識された化合物に有用である。
4.直接法は分析試料と標識化合物の反応で生成した沈殿物の放射能を測定する。
5.分析試料と標識化合物の反応によって沈殿物が生成されなくても分析可能である。

正答

 正答は3つあります
 解なしとかよりはまだましですが、このような受験生を無駄に悩ませる問題を出した出題者はしっぺするルール作ってほしい

放射化分析 / 合成法,標識法
放射化分析 (75pm4、73pm34、72pm3、69pm4、68pm4、66.8、61.7)放射化分析の利点 「検出感度が良い」 「試薬などの汚染がない」 「核反応なので元素の化学的性質に影響されない」 「多元素同時分析ができる」 「非破壊分析ができる」放射化分析の欠点 「精度が低い」 「副反応による妨害がある」 「自己遮蔽の影響がある」 「原子炉など中性子発生源が必要」生成放射能の計算 (72pm4、64.8、60.7)・試料を時間t照射して、直後に得られる放射能A A = f×σ×N×(1-e-λt)   = f×σ×N×(1-(1/2)t/T) f:照射粒子束密度(n/cm2・s) σ:放射化断面積 N:試料の原子数 ・原子数N N=θm/M×6.02×1023 θ:存在比 m:試料質量 M:試料原子量 また、t<<Tの場合 A = f×σ×N×(0.693×t/T)・照射終了後、時間d経過後の放射能Ad Ad = A×e-λd =A×(1/2)d/T・放射線計測 「Ge(Li)」または「Ge」半導体検出器つき多重波高分析器を使用する  → γ線に対するエネルギー分解能が優れ...

 

診療画像機器学

5 共振形インバータ方式の基本原理図を示す。
管電圧のフィードバック制御を行う箇所はどれか。

1.AC – DCコンバータ
2.平滑化回路
3.インバータ
4.共振回路
5.整流回路

正答

 模式図が出てきて少しびっくりしますが、内容は頻出です

X線高電圧装置 - インバータ式 / 制御装置
X線発生装置 ├― X線源装置|  └―― X線管装置 + 照射野限定器|├― X線用高電圧ケーブル|└― X線高電圧装置   └―― 高電圧発生装置 + X線制御装置X線高電圧装置インバータ式高電圧装置インバータ式高電圧装置の分類 (61.9)・変圧器形 据置形(出力30~100kW) :電源設備からX線照射エネルギーを供給する・エネルギー蓄積形 コンデンサエネルギー蓄積形 :胃部・胸部集団検診に用いる間接撮影用装置  電池エネルギー蓄積形(移動形) :出力15kW程度インバータ式高電圧装置の特徴(72am8、71am10、70pm7、69am6、69pm6、68am5、67am6、64.13、64.14、63.9、62.13、60.14)1,X線照射中に交流電力を直流電力に変換してから高周波交流電力に変換して、高電圧を得る→ 出力の調節2,単相電源でも3相(12ピーク形)装置と同等のX線出力が得られる インバータ式装置では単相、3相、コンデンサ式、直流電源などに関わらず、低いリプル百分率が得られる → 軟線成分が少なく、大出力のX線が得られる3,電源位相に関係なくX線を発生・遮断で...

 

6 X線CTで誤っているのはどれか。
1.造影効果を高めるには管電圧を低くする。
2.短時間で撮影するにはヘリカルピッチを大きくする。
3.金属アーチファクトを抑制するには管電圧を高くする。
4.仮想的な非造影画像を作成するためにはdual energyで撮影する。
5.1回転当たりの投影データ数を増加させるにはX 線管の回転速度を高める。

正答

 デュアルエナジーは大学病院クラスだと良く見ますが、一般病院に普通に導入されるようになるかどうかは微妙な気がしてます

X線CT装置の構成
X線CT装置の構成・高電圧発生装置 インバータ方式で、使用される管電圧は80~140kV程度 以下のような性能が必要とされる①管電圧はリプルが十分に小さく、  安定性、再現性が良好である②管電圧波形の立上り、立下り時間が十分に短いこと③管電流の安定性、再現性が良好であること④管電流の立上り、立下り時間が十分に短いこと⑤大出力X線の発生に対応可能であること・X線管(陽極:回転陽極)(1)陽極熱容量:大熱容量のX線管が必要で、近年では6.5~7.5MHUのものも開発されている(2)冷却率:X線管を冷却用のオイルに浸し、そのオイルを循環または二次冷却している(3)安定性   (4)耐遠心力性   (5)小型軽量化・補償フィルタ(ボウタイフィルタ) ≒ ウェッジフィルタ コリメータとX線管の前についており、中央部が薄く、周囲が厚い 低エネルギーX線の吸収とビーム強度の報償を目的とする・検出器 (60.16) シンチレータ+フォトダイオードが一般的  (1)X線検出効率 (2)エネルギー特性 (3)安定性 (4)ダイナミックレンジ(20ビット以上) (5)直線性 (6)パルス応答特性  (アフタ...

 

7 マルチスライスCT装置で、ビーム幅40 mm、ピッチ係数(ピッチファクタ)0.8としたとき、ガントリ1回転当たりのテーブル移動距離(mm)はどれか。
1.16
2.24
3.32
4.40
5.50

正答

CT画像 / 3D処理
CT画像 ・CT値 (72pm9、71pm74、70am11、69am10.pm8、67am86、66.78、65.50.pm77.pm83、64am19、64.pm50)$$CT値=\frac{μ_{t}-μ_{w}}{μ_{w}}×1000$$ μt:組織の減弱係数    μw:水の減弱係数臓器・組織CT値臓器・組織CT値骨(皮質)>250灰白質40骨(髄質) 130白質25甲状腺70 脂肪-90肝60血液(凝固)80筋肉・脾・リンパ節45 血液(静脈)55膵40血漿27腎30 浸出液>18・FOV (66.22) CT画像の持つ有効視野で、検出器に依存する 円形の場合は直径、正方形の場合は一辺の長さで表される・ピクセルサイズ CT画像ではマトリックスサイズがほぼ一定なため、FOV/512で計算される・ウィンドウ機能 一般的な階調数は256階調(8bit)(1)ウィンドウ幅(WW):表示するCT値の幅 広い → 小さなCT値差の観察が困難 狭い → 濃淡表示できるCT値の幅が狭い(2)ウィンドウレベル(WL):ウィンドウの中央値 高い → CT画像は黒っぽくなる        低い...

 

8 乳房用X線装置等の規格1JIS Z 4751 – 2 – 453で定められた事項として誤っているのはどれか。
1.半価層測定では圧迫板を加える。
2.防護壁の減弱当量は0.08 mmPb 以上とする。
3.圧迫板を除いたX線ビームの総ろ過は0.5 mmAl以上にする。
4.剰余放射線の空気カーマは1回の照射当たり1μGy以下とする。
5.X 線照射野は胸壁側の患者支持器の縁から2mmを超えてはいけない。

正答

X線特殊撮影装置:乳房撮影用 / 集団検診用 / 歯科用 / 可搬形 / 断層撮影
乳房撮影用X線管 (75am83pm91、74pm10、71am14、70am6.am72、67am9、67pm8、66.18、65.10、64.18、62.15.pm70、61.14、60.15)1、軟部組織の撮影のために必要な軟X線を発生させる低管電圧用X線管(30kV)を用いる2、X線放射口(窓):発生X線を低減するためにベリリウムを使用3、ターゲット(焦点部分):主にMoを用いる 特性X線を利用のためMoフィルタと組み合わせる4、付加フィルタ:乳房の大きさや乳腺の状態に合わせて以下のような組み合わせを用いるターゲットMoRhWKα17.420.259Kβ19.6 22.767K吸収端20.023.2  *W:最近利用され始めた・付加フィルタの組み合わせ「Rh陽極+Rhフィルタ」「W陽極+Rhフィルタ」「Mo陽極+Moフィルタ」「Mo陽極+Rhフィルタ」 *乳腺含有率の高い場合、乳房圧の厚い場合:Rhフィルタを使用する5、電極間距離:管電圧が低いため以下のことが起こる エミッション特性が悪く、小焦点を実現するため、電極間距離は一般撮影より短い(約10mm以下) 片側接地でも用いる...

 

9 X 線CT において、特定の検出器素子の感度異常によって生じるのはどれか。
1.部分体積効果
2.リングアーチファクト
3.モーションアーチファクト
4.ウィンドミルアーチファクト
5.ビームハードニングアーチファクト

正答

アーチファクト / CTの性能評価
アーチファクト (70pm10、69pm10)被写体に起因するもの (75pm14、73am5、67am10)・(1)ビームハードニングアーチファクト カッピングアーチファクトやダークバンドアーチファクトとなる カッピング:中心のCT値が低下 キャッピング:中心のCT値が増加 ダークバンド:バンド状にCT値が低下*対策:スライス厚を薄くする MSCTではシングルスライスに比べ減少・メタルアーチファクト 造影剤も高濃度の場合アーチファクトとなる場合がある 低管電圧で顕著となる・モーションアーチファクト・エッジグラディエント効果CT装置・撮影条件に起因するもの (69am5)・パーシャルボリューム(部分体積)効果 (73pm13、70am88、69am87、67pm88) スライス厚の中に複数のCT値が存在した場合、その割合によってCT値が変化すること 微細物質の描出や、組織境界においてCT値が不正確になる 対策はスライス厚を薄くする  MSCTではシングルスライスに比べ減少する・低線量時のストリークアーチファクト・ヘリカルアーチファクト ピッチファクタが2を超えると目出つ・ステアステップ...

 

10 MRA について正しいのはどれか。
1.Dixon 法が用いられる。
2.PC 法では脂肪組織が血管描出の妨げとなる。
3.TOF 法では流速と流れの方向が測定できる。
4.非造影MRAは造影MRAに比べ乱流の影響を受けにくい。
5.造影MRAでは目的血管に合わせて撮影タイミングが決定される。

正答

MRA
*基本的に閉塞部、狭窄部はより低信号(flowgap)、磁化率効果で低信号となる(71pm10、70am17pm16、68am16、62.37、60.34)タイムオブフライト(TOF:timeofflight)法  GRE法を用いて流入(インフロー)効果を利用する TRごとにαパルスを与えると、新しくその部分に入る血液は、縦磁化はずっと回復した状態と同じとみなせ、これを短いTRにて画像にすると血管だけを強調できる 得られた画像は,MIP処理され三次元的に観察される・利点「静磁場への均一性への依存度が低い」「傾斜磁場の直線性への依存度が低い」「画像再構成時間が短い」「PC法よりもS/N比が高い」・欠点「T1が短い組織を高信号に描出」「断面(FOV)に平行な流れは描出困難」「過流と乱流によって血管内の信号は低下する(特に冠状断ではインフロー効果が得にくい)」・2D-TOF法:薄いスライス厚で撮像し,静脈などの比較的遅い血流の信号も描出できる スライス面に対し垂直に流入する血流ほど高信号となり,平行に走る血管は低信号となる 動脈のみ描出する場合、静脈の流入側に飽和パルス(プリサチュレーション...

 

11 MRIのパルスシーケンスで正しいのはどれか。
1.高速SE 法ではT2*効果が強調される。
2.SE法の信号はマジックアングルで最大となる。
3.GRE 法でスポイラグラディエントを加えるとT2*強調像が得られる。
4.GRE 法の信号強度が最大となるフリップ角をErnst(エルンスト)角という。
5.EPI法での化学シフトアーチファクトは位相方向よりも周波数方向に強くみられる。

正答

 パルスシーケンスに関して詳しく問われたのは初?
 個人的にはいい傾向かと
 内容的には難問だが、対策ノート対応済み

撮像の原理(パルスシーケンス)
スピンエコー法(SpinEcho:SE法) (65.40) TR、TEを調整することでT1強調画像、T2強調画像、プロトン密度強調画像などを得る方法 以下に基本的シーケンスを示す1、静磁場に被写体が入る -プロトンの周波数は揃っており、位相は分散している2、Gzを加えながら、90°パルスを与える Gz:Gzが加えられながら(位相がさらに分散)、90°パルスによって位相が揃い、  加えられ続けているGzによってまた位相がGzにそってずれる  Gzはその後逆向きになり、Gzの位相は再収束する Gy、Gx:90°パルスでそれぞれそろった状態になる3、Gyを強度を変えながら加えていく Gy:加えられた強度ごとにずれた状態になる(3.1、Gxを加える)4、Gzを加えながら、180°パルスを与える Gz:Gzを加えられながら(位相がGzにそってずれ)、180°パルスで位相が反転、加えられ続けているGzによって再収束する Gy、Gx:180°パルスでそれぞれ反転状態になる  5、Gxを加えながら(位相がそろった状態で)エコー収集を行う -3.1を行っていない場合は5で加えるのとは逆のGxを5の前に与...

 

12 MRIにおいて、ある物質のT1、T2、T2*の値の関係として正しいのはどれか。
1.T1>T2 >T2*
2.T1>T2*>T2
3.T2>T1 >T2*
4.T2>T2*>T1
5.T2*> T2>T1

正答

 丸暗記ではなく、原理的にこうなるってことを理解した方が良い問題

信号の発生原理 / MRIの基本的なパラメータ
信号の発生原理磁気モーメント(72pm74) 磁気双極子において、磁極の量と距離の積からなるベクトル 1Hは、全ての核種の中で最も核磁気モーメントが強い 原子・分子の陽子・中性子の数が同じかつ偶数だと磁気モーメントは生じない歳差運動と磁化および共鳴励起(75am74、74am74、73am74、69am11、63.19.30、62.23、61.24、60.31)・歳差運動:自転軸が時間の経過に従いその中心軸が傾き、先端が円を描くようになるような運動  歳差運動の共鳴周波数f=(γ・B0)/2π            ω=γ・B0 γ:磁気回転比 B0:静磁場の強さ   磁束密度   コイルに流れる電流に比例して大きくなる・MRIで主に用いられる核腫と共鳴周波数核腫 1H 13C 19F23Na31P共鳴周波数42.5810.7140.1011.2617.24緩和時間:T1、T2(71pm12、70pm11、69pm74、68pm74) 絶対的にT1値>T2値>T2*値となる(純水のみ同じ)・T1緩和 縦緩和、90°パルスによる励起後の縦磁化は0となり、時間tと共に初期の磁化に回復してい...

 

13 腹部の体外式超音波検査で用いられる周波数(MHz)に最も近いのはどれか。
1. 0.5
2. 5
3.12
4.20
5.30

正答

超音波検査の概要 / 物理的性質
超音波検査の概要 (75am18、61.42)・特徴「被曝がなく非侵襲的なので繰り返し行える」「リアルタイムに観測が可能」「比較的小型・安価であり、移動も可能」「ドプラ法で血流の評価が可能」「断層面を自由に選択できる」「術者の技量による影響が大きい」・超音波とMRIの比較 (63.31) 超音波で検査可能な部位は侵襲度や簡便性から超音波検査が薦められる・使用されている周波数 (71pm13、67am19、63.26) 3.5~5MHzが多く、用途に応じて1~20MHz程度を用いる 乳房:5~10MHz   体表:7.5~10MHz 腹部:5~10MHz・超音波の発生原理 (63.24) 圧電効果(ピエゾ効果)を利用し、極性を切り替えて送受信を行う  → 圧電物質に外力が加わることで、その表面に歪みが生じて表面に正負の電気が生じること 振動子の近傍では平面波で、遠くでは球面波となる物理的性質(75pm73、74pm74、73pm12pm74、72am21.74、71pm72、70pm74、69am19、67pm13.pm75、66.26、64.49、61.25、63.50、62.50、6...

 

14 心エコー検査用のセクタ型プローブについて正しいのはどれか。
1.機械走査を用いている。
2.B モードとM モードの同時施行はできない。
3.狭いエコーウィンドウからの観察に適している。
4.体表近くよりも深部の方が空間分解能が向上する。
5.B モードとDoppler(ドプラ)法の同時施行はできない。

正答

超音波装置 / 分解能 / 表示モード
超音波画像診断装置の構成要素 (60.24.26) 「送信回路」「圧電素子」 「TVモニタ」「ビデオプリンタ」 プローブ→増幅器→位相検出器→デジタルコンバータ→モニタプローブの構成 (68am9、64.23、62.26)・プローブ内部の配置:体表→音響レンズ→第2整合層→第1整合層→振動子→バッキング材①音響レンズ:スネルの法則に従いビームを収束させる 生体と音響インピーダンスはほぼ等しく、音速は遅い物質(シリコンなど)を使用する②音響整合層(マッチング層):振動子と生体の音響インピーダンスの差による体表面での反射を少なくし、送受信効率をあげる③振動子:電圧と音を相互変換する 0.1~1mmの微細な短冊状 材料はPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)    PVDF(ポリフッ化ビニリデン)・凹面振動子:集束④バッキング材:振動子後方に放射した音響エネルギーを速やかに消散し、振動を吸収することでパルス幅を短くする電子走査方式のプローブ(75am23pm6、73pm14、70pm13、69am14、64.24、62.24、65.36.45、60.46)・電子リニア走査方式 「表在臓器(乳腺組織な...

 

15 超音波検査について正しいのはどれか。
1.立位では行わない。
2.探触子による圧迫は禁忌である。
3.臥位に加え側臥位や半坐位でも行う。
4.骨盤部検査では直前に排尿させてから行う。
5.エコーゼリーは使用前によく攪拌してから用いる。

正答

 立位でやる超音波検査なんて一つぐらいしか知らない

超音波検査の概要 / 物理的性質
超音波検査の概要 (75am18、61.42)・特徴「被曝がなく非侵襲的なので繰り返し行える」「リアルタイムに観測が可能」「比較的小型・安価であり、移動も可能」「ドプラ法で血流の評価が可能」「断層面を自由に選択できる」「術者の技量による影響が大きい」・超音波とMRIの比較 (63.31) 超音波で検査可能な部位は侵襲度や簡便性から超音波検査が薦められる・使用されている周波数 (71pm13、67am19、63.26) 3.5~5MHzが多く、用途に応じて1~20MHz程度を用いる 乳房:5~10MHz   体表:7.5~10MHz 腹部:5~10MHz・超音波の発生原理 (63.24) 圧電効果(ピエゾ効果)を利用し、極性を切り替えて送受信を行う  → 圧電物質に外力が加わることで、その表面に歪みが生じて表面に正負の電気が生じること 振動子の近傍では平面波で、遠くでは球面波となる物理的性質(75pm73、74pm74、73pm12pm74、72am21.74、71pm72、70pm74、69am19、67pm13.pm75、66.26、64.49、61.25、63.50、62.50、6...

 

診療画像検査学

16 心エコーの胸骨左縁左室長軸断層像で描出されにくいのはどれか。
1.左心房
2.右心室
3.僧帽弁
4.上大静脈
5.心室中隔

正答

難問かな

各部位の超音波検査 / 所見(サイン)
各部位の超音波検査 (71pm15、70pm21、68am19、62.43)・検査体位にほとんど制限はなく、立位・臥位・側臥位・坐位など様々な体位で行う・プローブを押し当てるようにして使用し、体表との間に空間ができないようにする・エコーゼリーを使用前に温めておき、プローブを当てる場所に付けて使用する・頸部 (72am23、63.39)頸部動脈硬化症の診断(内中膜複合体厚の計測)(72am23:プラーク像)・甲状腺(71am23、67pm24)・右側腹部走査 (75am22、65.37、63.40、61.46)*絶食:「胆のうの収縮防止」 「腸管ガスの増加防止」*胆のう:胆石は体位変換によって隆起性病変との鑑別を行う *肝腫瘍:造影剤を用いることもある*肝硬変の所見:肝右葉の萎縮、肝左葉の肥大、肝縁の鈍化、肝表面の凹凸不整、脾腫、門脈拡張、腹水(68pm24)(74pm20、69am24、64.38)*心窩部縦走査(73am24、63.48)*肝腎コントラスト:通常では、肝臓と腎臓の輝度は腎臓がやや低めか場合により同程度 脂肪肝の場合、肝臓が白く(高信号)、腎臓が黒く(低信号)描出される...

 

17 無散瞳眼底写真撮影装置で正しいのはどれか。
1.観察光は白色光である。
2.撮影画角は75 度である。
3.照明光はリング状である。
4.被検眼に最も近いレンズは接眼レンズである。
5.レッドフリー画像は白内障の診断に用いられる。

正答

眼底検査
散瞳撮影法 (70am98、67pm99) 眼科医の施行のもとで散瞳剤を撮影の15分前に点眼で用いるため、放射線技師は撮影不可 眼底全域を観察できる 散瞳剤を用いるため、終了後5~6時間は車の運転ができない。無散瞳撮影法(73am20、72am20、71pm17、70am22、69am20、67am20、66.39、65.26.38、64.26.42、63.27.41、62.27、62.47、61.48、60.48) 自然散瞳を用いるため、暗室で瞳孔が開いた状態で検査を行う 眼底の後極部のみ観察可能で、眼底は血管を直接的に観察できる唯一の部位眼底カメラの構造(72pm12、68pm12、67am14、64.25、61.27)・観察光:赤外線を用いるため患者はまぶしさを感じない・撮影光:可視光によって撮影するため、連続撮影は不可能であったが、 CCD検出器を用いた装置における高感度化により撮影後待たずに反対側も撮影可能となった  ハロゲンランプから出た照明光は、リングスリットによりドーナツ状(リング状)となり、 穴あきミラーによって曲げられ、対物レンズを通して眼底に投影される(間接的照明...

 

18 MRI造影剤について正しいのはどれか。
1.致死的副作用はない。
2.細胞外液性造影剤はT2 緩和時間を短縮しない。
3.SPIOはT2強調像もしくはT2*強調像で評価する。
4.MRCP では消化管造影剤は陽性造影剤として用いられる。
5.Gd – EOB – DTPA は投与後15 分前後から肝細胞に移行する。

正答

造影剤
MRI造影剤の種類1.Gd(-DTPA,-DOTA,etc.)系造影剤(73pm19,72pm15,71pm18,71am91,70pm18,67am17,61.34.36.41,60.37):常磁性の細胞外液性造影剤 ガドリニウムは重金属イオンで毒性が高いため,キレートを形成し毒性を軽減させたもの 経血管注射造影剤であり、静脈内投与により全身性に分布する 正常脳脊髄では血液脳関門を通過できないが,BBBが破壊されている腫瘍などの病変部には入り込む・陽性造影剤,高濃度で陰性造影剤となる 通常の濃度での投与によりT1値短縮が優位となり,T1強調画像で信号強度は強くなる 濃度を増加させるとT2値短縮が優位となり,信号強度は小さくなる 造影剤の濃度と信号強度は比例しない・投与により病変部が高信号になると,脂肪との識別が困難になるため,脂肪抑制撮像法を併用して撮像・排泄:尿・ガドリニウム系造影剤の副作用 ヨード系造影剤に比べて副作用の発現率が少ないが,重篤な合併症を引き起こすこともある 禁忌:造影剤に過敏症をもつ患者 原則禁忌:気管支喘息や重度の肝・腎障害をもつ患者 慎重投与:アレルギー体質の...

 

19 膝のMRI 検査前の準備として適切なのはどれか。
1.患者の両手は腹部で組んだ状態とする。
2.膝用コイルのケーブルが長い場合はループ状に配置する。
3.膝以外の場所に湿布薬を貼っている場合は剝がさずに検査する。
4.両側の大腿が直接接触しそうな場合は間にクッションをはさむ。
5.条件付きMRI 対応ペースメーカを植え込んでいる場合は制限なく検査を行ってもよい。

正答

 難問
 膝のMRI検査についてしっかり問われたのは初
 ただし、検査上の注意点という意味では既出

安全管理
1、臨床用MRIが人体に及ぼす作用マグネットの力学的作用 (71am91pm19、65.35)・禁忌:「人工内耳」「ペースメーカ」 「強磁性体」「脳動脈クリップの一部」 「1970年以前の人工心臓弁」高周波による加温 (75pm24、74am63、73pm21、71am17pm19、70pm12、69am15、66.25、65.21、65.31.pm55) RFによって人体に生じた渦電流のジュール熱で、SAR(質量あたりの熱吸収比:W/kg)で評価する・SAR SAR∝(電気伝導度)×(半球)2×(静磁場強度)2×(フリップ角度)2×(RFパルス数)×(スライス枚数) SARの低減方法 :「低磁場」  「TRを大きくする」   「ETLを少なくする(高速SEのとき)」・QD型送信コイル:約1/2倍のSARで、√2倍のSNRとなる・火傷の危険性:リード線などの導電金属がループを作ると火傷する場合あり、同様に患者が手や足を組んで電流 ループができないようにする 入れ墨,金属を含む湿布なども注意する変動磁場による刺激と騒音(末梢神経,心臓)(74pm12、70am13、61.38) 高速撮像...

 

20 3T MRI 装置における脂肪と水の共鳴周波数差(Hz)に最も近いのはどれか。
ただし、1Hの磁気回転比は42.6 MHz・T-1とする。
1. 36.5
2. 49.7
3.149
4.224
5.447

正答

撮像時間短縮方法 / 脂肪抑制方法
撮像時間を短くする手法 (71am15、70am15、69pm15、67am15、66.30)・撮像時間 撮像時間=TR×N×撮像加算回数÷ETL TR:繰り返し時間 ETL:エコーの数(Echotrainlength)    → SE法のときのみ N:位相エンコード数 撮像加算回数:信号雑音比を上げるため同信号を取り出す回数*GRE法ではTRの短縮、高速SE法ではETLに応じて撮像時間を短縮する*TR,ETLを変更すると、画像コントラストが変わってしまう*位相エンコード数を減らすと空間分解能を劣化させるか位相エンコード方向撮像視野を限定する必要がある・高速シーケンス1.高速スピンエコー (74pm21、72am15、67pm16) 撮像時間が短く、T2強調画像を得るための方法として主流 磁化率効果が減少する 脂肪信号が上昇する 脳実質のコントラストが低下する 眼球の硝子体は高信号になる2.EPI 一回のくり返し時間で必要とするk空間の位相エンコードラインの情報をすべてとっている 読取の傾斜磁場をジグザグにして、位相エンコードをその隙間にいれて、繰り返し時間を1回しかしない 磁化率効果...

 

21 SE法によってTR 400ms、TE 10msで撮影された頭部MR 像について正しいのはどれか。
1.脂肪は低信号で描出される。
2.脳梗塞は高信号で描出される。
3.脳脊髄液は高信号で描出される。
4.脳下垂体後葉は高信号で描出される。
5.灰白質は白質よりも高信号で描出される。

正答

 難問
 まずはこのTRとTEで撮像するとどんな画が出てくるかを理解してる必要がある
 TRとTEが指定されてて、コントラストを問う問題は初だと思われる
 対策ノートは以前から対応済み

撮像の原理(パルスシーケンス)
スピンエコー法(SpinEcho:SE法) (65.40) TR、TEを調整することでT1強調画像、T2強調画像、プロトン密度強調画像などを得る方法 以下に基本的シーケンスを示す1、静磁場に被写体が入る -プロトンの周波数は揃っており、位相は分散している2、Gzを加えながら、90°パルスを与える Gz:Gzが加えられながら(位相がさらに分散)、90°パルスによって位相が揃い、  加えられ続けているGzによってまた位相がGzにそってずれる  Gzはその後逆向きになり、Gzの位相は再収束する Gy、Gx:90°パルスでそれぞれそろった状態になる3、Gyを強度を変えながら加えていく Gy:加えられた強度ごとにずれた状態になる(3.1、Gxを加える)4、Gzを加えながら、180°パルスを与える Gz:Gzを加えられながら(位相がGzにそってずれ)、180°パルスで位相が反転、加えられ続けているGzによって再収束する Gy、Gx:180°パルスでそれぞれ反転状態になる  5、Gxを加えながら(位相がそろった状態で)エコー収集を行う -3.1を行っていない場合は5で加えるのとは逆のGxを5の前に与...

 

22 拡散強調像について正しいのはどれか。2つ選べ。
1.真の拡散係数が得られる。
2.脂肪抑制法が併用される。
3.組織のT2値の影響を受ける。
4.急性期脳梗塞は低信号に描出される。
5.撮影には一般的にSE法が用いられる。

正答

 こちらも難問かと
 対策ノート対応済み
 ただし、丸暗記ではなく拡散強調→EPI→脂肪抑制が必要というふうに思考を繋げられると良いか

拡散強調 / fMRI / MRS / DTI / SWI / 潅流 / プロトン密度強調 / CPMG
拡散強調画像(ディフュージョン:DWI)(75pm20、72pm22、71pm22、70am16、66.31、61.40)・EPI法で撮像 ・組織の水分子のブラウン運動の強さを強い一対の傾斜磁場(MPG:motionprovinggradient)を用いることで水分子の拡散の大きさの違いを信号強度として画像化する・水分子の拡散が低下すると高信号(脳梗塞部位など)になる・基本的にDWIはT2強調画像であり、T2WIで高信号な部位は同様に高信号となる → T2shinethrough・b値:MPGを印加する強さ b値が大きければ拡散強調が強くなり、SN比は小さくなる 拡散の大きいもの(水)は信号が小さくなる・ADCmap:b値の異なる2画像からT2shinethroughの影響を除外した見かけの拡散係数画像 拡散が低いものはADCmapで低信号となる・アーチファクトが出やすく、パラレルイメージングの使用、TEの短縮、脂肪抑制など工夫が必要・拡散強調画像は細胞性浮腫を呈する発症6時間以内の急性期脳梗塞の診断に使用する 高b値の画像で高信号(白)+ADCマップで低信号(黒) → 脳梗塞  脳梗...

 

23 腰椎MRI の矢状断像で呼吸性アーチファクトを軽減する方法として正しいのはどれか。
1.TE を長くする。
2.フリップ角を大きくする。
3.位相エンコード方向を頭尾方向にする。
4.腰椎にサチュレーションパルスを付加する。
5.MT(magnetization transfer)パルスを付加する。

正答

 消去法かつ腰椎の撮影(Saggital)はどこが見たいかを考えれば良い
 本年のMRIの問題は全体的にひと捻りしてあって個人的には好きだが、難易度は高めだと思う

アーチファクト
折り返しによるアーチファクト (64.33、62.36)・被写体がFOVよりも大きい時に発生、FOVより外の組織が位相エンコード方向に折り返してしまう・対策:「位相エンコード数を増やす」 「FOV外側への飽和パルス(プリサチュレーションパルス)の印加」 「FOVを広げる」 「SENSEアルゴリズム(パラレルイメージング)法」 「オーバサンプリング」 「表面コイルの使用」モーションアーチファクト・ゴーストアーチファクト(75pm22、74am21、71pm23、67am18、67pm18、65.33)・原因:患者の体動(眼球や嚥下運動)、呼吸運動、血管・脳脊髄液・心臓の拍動、腸管運動・位相エンコード方向に等間隔で見られる・対策:「呼吸同期法」「心拍同期法」 「流れ補正用の傾斜磁場を追加する(リフェーズ用の傾斜磁場)」 「飽和パルス(プリサチュレーションパルス)の印加」 「位相エンコード方向を変える」 「信号加算数を増加する」 「撮像時間の短縮」データ打切によるアーチファクト(トランケーションアーチファクト)(71am19、69am18、64.29、60.45)・2次元フーリエ変換時に、信...

 

24 ファンクショナルMRIで正しいのはどれか。
1.造影剤を使用する。
2.データ取得にSE 法を用いる。
3.脳実質の動きを画像化している。
4.データ処理に最大値投影法を用いる。
5.運動野を描出するためには指先の運動を行う。

正答

拡散強調 / fMRI / MRS / DTI / SWI / 潅流 / プロトン密度強調 / CPMG
拡散強調画像(ディフュージョン:DWI)(75pm20、72pm22、71pm22、70am16、66.31、61.40)・EPI法で撮像 ・組織の水分子のブラウン運動の強さを強い一対の傾斜磁場(MPG:motionprovinggradient)を用いることで水分子の拡散の大きさの違いを信号強度として画像化する・水分子の拡散が低下すると高信号(脳梗塞部位など)になる・基本的にDWIはT2強調画像であり、T2WIで高信号な部位は同様に高信号となる → T2shinethrough・b値:MPGを印加する強さ b値が大きければ拡散強調が強くなり、SN比は小さくなる 拡散の大きいもの(水)は信号が小さくなる・ADCmap:b値の異なる2画像からT2shinethroughの影響を除外した見かけの拡散係数画像 拡散が低いものはADCmapで低信号となる・アーチファクトが出やすく、パラレルイメージングの使用、TEの短縮、脂肪抑制など工夫が必要・拡散強調画像は細胞性浮腫を呈する発症6時間以内の急性期脳梗塞の診断に使用する 高b値の画像で高信号(白)+ADCマップで低信号(黒) → 脳梗塞  脳梗...
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核医学検査技術学

25 99mTc – MIBIを用いた副甲状腺シンチグラフィで正しいのはどれか。
1.心臓が描出される。
2.甲状腺ブロックを行う。
3.正常の副甲状腺が描出される。
4.デキサメタゾン抑制試験が有用である。
5.甲状腺描出は早期像よりも後期像が強い。

正答

心臓・循環系シンチグラフィ
心筋血流シンチグラフィ (75am27、74pm30、71pm25、67pm26) タリウム201TlCl 99mTcMIBI99mTcTetrofosmin集積機序 能動輸送(Na-Kイオン交換) 受動拡散、膜電位受動拡散、膜電位前処置絶食絶食、投与後に摂食絶食、投与後に摂食投与量 74MBq総計1110MBq総計1110MBq特徴99mTc製剤より被ばくが多い副作用(苦味、金属臭、ショック)  ・SPECT断面像(67am32、65.64、63.63、61.63、60.63)・断面像:左室の短軸・長軸像を再構成する 左前下行枝(LAD)領域:「前壁」            「中隔」            「心尖部」 左回旋枝(LCX)領域:「側壁」 右冠動脈(RCA)領域:「後壁」          「下壁」・観察方法:心筋血流量の低下を視覚的に観察する 狭心症、虚血、狭窄:再分布が見られる 心筋梗塞:再分布は無い 血流低下部位:洗い出しの遅れ・負荷方法 (75am28、71pm26)・負荷薬剤:「ジピリダモール  (冠血管拡張による虚血の評価)」 「アデノシン」・運動負荷:「トレ...

 

26 201Tl -塩化タリウムを用いた心筋シンチグラフィで正しいのはどれか。
1.投与量は740 MBq である。
2.心筋梗塞部位が高集積となる。
3.心筋脂肪酸代謝評価が行える。
4.心/縦隔比評価が心不全評価に有用である。
5.運動負荷検査では軽度負荷から徐々に負荷を増す。

正答

 昔に比べて投与量を問う問題が増えたのはDRLsがちゃんと出てきたからですか?

心臓・循環系シンチグラフィ
心筋血流シンチグラフィ (75am27、74pm30、71pm25、67pm26) タリウム201TlCl 99mTcMIBI99mTcTetrofosmin集積機序 能動輸送(Na-Kイオン交換) 受動拡散、膜電位受動拡散、膜電位前処置絶食絶食、投与後に摂食絶食、投与後に摂食投与量 74MBq総計1110MBq総計1110MBq特徴99mTc製剤より被ばくが多い副作用(苦味、金属臭、ショック)  ・SPECT断面像(67am32、65.64、63.63、61.63、60.63)・断面像:左室の短軸・長軸像を再構成する 左前下行枝(LAD)領域:「前壁」            「中隔」            「心尖部」 左回旋枝(LCX)領域:「側壁」 右冠動脈(RCA)領域:「後壁」          「下壁」・観察方法:心筋血流量の低下を視覚的に観察する 狭心症、虚血、狭窄:再分布が見られる 心筋梗塞:再分布は無い 血流低下部位:洗い出しの遅れ・負荷方法 (75am28、71pm26)・負荷薬剤:「ジピリダモール  (冠血管拡張による虚血の評価)」 「アデノシン」・運動負荷:「トレ...

 

27 核医学検査と使用される放射性医薬品の組合せで正しいのはどれか。
1.唾液腺シンチグラフィ : 99mTc – フチン酸
2.肝胆道シンチグラフィ : 99mTc – ECD
3.肝受容体シンチグラフィ : 99mTc – GSA
4.消化管出血シンチグラフィ : 99mTc – PYP
5.異所性胃粘膜シンチグラフィ : 99mTc – PMT

正答

放射性医薬品まとめ
診療用放射線医薬品の特徴(74am31、73pm30、72pm26、71am28、70am4、67am26、61.50、60.50)①放射性医薬品の有効性は、半減期(短いのもが良い)とともに減少するため、 一般の医薬品と比較して短い②特定の臓器や病巣に集積の有無、排泄や停滞など、医薬品として特異性を有する③放射性医薬品は、物質量としてはきわめて微量であるため薬理作用はほとんど無い④副作用はまれにしか発生せず、その発生率は0.003%未満である (血管迷走神経反射が多い)⑤非密封の放射性物質を含むため、被検者や術者が被曝するインビトロ検査に用いられる主な核種核種半減期崩壊方式γ線エネルギー主な製造法3H12yβ―-原子炉:6Li(n、α)3H14C5730yβ―-原子炉:14N(n、p)14C125I60dEC28keV原子炉:124Xe(n、γ)125Xe→125Iインビボ診断用放射線医薬品に用いられる主な核種・ポジトロン放出核種(PET用)(74am25、73pm1、71pm33、65pm44、64.58、60pm43)核種半減期崩壊様式最大β+エネルギー主な製造方法11C20mβ+...

 

28 腎動態シンチグラフィで正しいのはどれか。
1.移植腎の評価に適さない。
2.検査前に食事制限を行う。
3.負荷検査ではアセタゾラミドを使用する。
4.放射性医薬品投与後約30分で撮影を開始する。
5.99mTc – MAG3は有効腎血漿流量(ERPF)の算出に適する。

正答

泌尿器系、内分泌系シンチグラフィ
腎静態シンチグラフィ(75pm28、73am28、69pm33、68pm33、67pm31、60.65)・薬剤:「99mTc-DMSA」(73am28:腎静態シンチ)・集積機序 大部分が血漿蛋白と結合し、周囲の毛細血管から近位尿細管の上皮細胞に直接取り込まれ、そこに長時間留まる  一部は糸球体より濾過された後に尿細管で再吸収されて集積する 正常では静注2時間後に片腎で投与量の20~25%、両腎で40~50%が集積 尿中排泄は、2時間で8~17%と極めて少なく、腎に長く保持される腎動態シンチグラフィ(74am34、71pm28、70pm33)・薬剤:99mTc-DTPA (68am25) 血漿および細胞外液に分布し、細胞内には取り込まない 24時間までにほぼ100%が糸球体から濾過される 糸球体濾過率(GFR)が算出できる・薬剤:99mTc-MAG3 (72pm29、71pm28、69am26、66.53、66.65.67、64.66、62.66) 血漿タンパクとの結合が90%と高いため、糸球体濾過によって排泄されるのは2%である そのため、血漿クリアランス(血漿からの洗い出し)は、その...

 

29 センチネルリンパ節シンチグラフィの適応となるのはどれか。
1.肺癌
2.悪性黒色腫
3.転移性肝癌
4.悪性リンパ腫
5.転移性骨腫瘍

正答

 最近出題が増加傾向なセンチネルリンパ節シンチ
 今後もしっかり対策した方が良いと思う

骨・造血系、腫瘍・炎症系シンチグラフィ
骨シンチグラフィ (75am29、74pm31、71am71pm30、70am34、68am33、63.65、62.68)・薬剤:「99mTc-MDP」    「99mTc-HMDP」・集積機序:薬剤は血流を介して移動し、細胞外液腔を通過して骨結晶の表面に至り、イオン交換によって ハイドロキシアパタイトのカルシウムへのホスホン酸塩に化学的吸着する・撮像法(67am34、66.67、61.67、60.52) 前面と後面の二方向を撮像し、必要に応じSpot撮像する MIP処理を行う 収集ウィンドウ:±7~10% スキャンスピード:15~20cm/min コリメータ:低エネルギー高分解能コリメータ・mergedSPECT:全身を5分割してSPECTを撮像する方法・前処置:血中クリアランスを早めるために静注後水分を摂取させ、検査開始前に排尿させる(被曝の低減にも寄与)・診断(73pm29、72pm30、65.68、60.66)びまん性骨転移:体幹骨に異常に集積する 両腎の集積が低い溶骨性転移:反応性変化があると集積するが、無ければしない骨転移性悪性腫瘍(原発が甲状腺がんと腎細胞がん):集積欠損...

 

30 骨シンチグラフィで正しいのはどれか。
1.膀胱は描出されないことが多い。
2.疲労骨折の検出感度は単純X 線検査より高い。
3.放射性医薬品投与後約30分で撮影を開始する。
4.溶骨性骨転移では造骨性骨転移より高集積になりやすい。
5.人工股関節に緩みがある場合は先端部が低集積になりやすい。

正答

骨・造血系、腫瘍・炎症系シンチグラフィ
骨シンチグラフィ (75am29、74pm31、71am71pm30、70am34、68am33、63.65、62.68)・薬剤:「99mTc-MDP」    「99mTc-HMDP」・集積機序:薬剤は血流を介して移動し、細胞外液腔を通過して骨結晶の表面に至り、イオン交換によって ハイドロキシアパタイトのカルシウムへのホスホン酸塩に化学的吸着する・撮像法(67am34、66.67、61.67、60.52) 前面と後面の二方向を撮像し、必要に応じSpot撮像する MIP処理を行う 収集ウィンドウ:±7~10% スキャンスピード:15~20cm/min コリメータ:低エネルギー高分解能コリメータ・mergedSPECT:全身を5分割してSPECTを撮像する方法・前処置:血中クリアランスを早めるために静注後水分を摂取させ、検査開始前に排尿させる(被曝の低減にも寄与)・診断(73pm29、72pm30、65.68、60.66)びまん性骨転移:体幹骨に異常に集積する 両腎の集積が低い溶骨性転移:反応性変化があると集積するが、無ければしない骨転移性悪性腫瘍(原発が甲状腺がんと腎細胞がん):集積欠損...

 

31 健常成人で67Ga – クエン酸ガリウム投与72時間後像で描出される頻度が最も低いのはどれか。
1.涙腺
2.肝臓
3.膵臓
4.脾臓
5.唾液腺

正答

骨・造血系、腫瘍・炎症系シンチグラフィ
骨シンチグラフィ (75am29、74pm31、71am71pm30、70am34、68am33、63.65、62.68)・薬剤:「99mTc-MDP」    「99mTc-HMDP」・集積機序:薬剤は血流を介して移動し、細胞外液腔を通過して骨結晶の表面に至り、イオン交換によって ハイドロキシアパタイトのカルシウムへのホスホン酸塩に化学的吸着する・撮像法(67am34、66.67、61.67、60.52) 前面と後面の二方向を撮像し、必要に応じSpot撮像する MIP処理を行う 収集ウィンドウ:±7~10% スキャンスピード:15~20cm/min コリメータ:低エネルギー高分解能コリメータ・mergedSPECT:全身を5分割してSPECTを撮像する方法・前処置:血中クリアランスを早めるために静注後水分を摂取させ、検査開始前に排尿させる(被曝の低減にも寄与)・診断(73pm29、72pm30、65.68、60.66)びまん性骨転移:体幹骨に異常に集積する 両腎の集積が低い溶骨性転移:反応性変化があると集積するが、無ければしない骨転移性悪性腫瘍(原発が甲状腺がんと腎細胞がん):集積欠損...

 

32 SPECT がPETより優れている点はどれか。2つ選べ。
1.定量性が高い。
2.空間分解能が高い。
3.減弱補正が容易である。
4.2核種同時収集が可能である。
5.検査室の遮へいが容易である。

正答

SPECT / PET
SPECTSPECTのデータ収集 (75pm32、74am34、73pm33、72am25、68am27.pm27、66.55、62.55、60.58)・収集機構 感度:連続回転収集>ステップ収集 円軌道回転: 体近接起動収集:空間分解能が良い・収集角度:360°が基本で定量性が高い  サンプリング間隔は5~6°・マトリクスサイズ:小さいほど空間分解能は向上し、コントラストは低下し、SN比は低下する・ピクセルサイズ(マトリクスサイズ) (62.55) 十分なカウントを収集できる場合、ピクセルサイズはシステム分解能の半値幅(FWHM)の1/3~1/4が最適とされる ピクセルサイズ:小  → SN比:「低下」    空間分解能:「高」    コントラスト:「低下」SPECTとPETの比較 (71pm32、65.55)性能SPECT PET定量性良優空間分解能 低い(15~20mm) 高い(3~5mm)吸収補正やや難(Sorenson,Chang,CT法など) 容易(ブランクスキャン&トランスミッションスキャン)2核種同時収集可能不可能(511keV一定)検査室の遮蔽容易(低いガンマ線のエネ...

 

33 PET で誤っているのはどれか。
1.68Ge – 68Gaは減弱補正用の外部線源として用いられる。
2.陽電子の飛程が長い方が得られる画像の空間分解能は高い。
3.数え落としがないとすると真の同時計数は放射能濃度に比例する。
4.同時計数には真の同時計数、偶発同時計数および散乱同時計数がある。
5.多数の結晶に複数の光電子増倍管を配列したブロック検出器が最も用いられている。

正答

定量性改善法 / アーチファクト
定量性改善法散乱補正法 (69pm27)・DEW法:サブウィンドウ設定して、メインウィンドウに対して散乱線を補正する・TEW法:高エネルギー側と低エネルギー側の二つのサブウィンドウを設定して、散乱線を補正する・コンボリューション-サブトラクション(CS)法:散乱関数の畳込みから推定し散乱補正を行う・TDCS法:各画素における散乱の割合を回転角度ごとに求め、散乱補正を行う(CS法の一種)・シミュレーション法・コンプトンウィンドウ減算法(CW法)SPECTの吸収(減弱)補正法 (70am30)・均一な吸収体に対する補正法 (63.55)(1)ソレンソン法:各投影データに対して補正する前処置法 均一な減弱係数分布を仮定した減弱補正法(2)Chang法:再構成後の断層像に対して行う後処置法 簡便だが、過補正や補正不足などが起こりうる・不均一な吸収体に対する補正法 (63.56、61.54) 減弱係数分布は透過型CT(TCT)スキャンより得られ、次のようなものがある(1)外部線源法:校正用外部線源(68Ge-68Ga(β+)) 241Amなどを用いて測定時間15~20分(2)137Cs(661k...

 

34 分化型甲状腺癌の遠隔転移巣に選択性が高いのはどれか。
1.18F – FDG
2.67Ga – クエン酸ガリウム
3.99mTc – PMT
4.131I – ヨウ化ナトリウム
5.201Tl -塩化タリウム

正答

放射性医薬品まとめ
診療用放射線医薬品の特徴(74am31、73pm30、72pm26、71am28、70am4、67am26、61.50、60.50)①放射性医薬品の有効性は、半減期(短いのもが良い)とともに減少するため、 一般の医薬品と比較して短い②特定の臓器や病巣に集積の有無、排泄や停滞など、医薬品として特異性を有する③放射性医薬品は、物質量としてはきわめて微量であるため薬理作用はほとんど無い④副作用はまれにしか発生せず、その発生率は0.003%未満である (血管迷走神経反射が多い)⑤非密封の放射性物質を含むため、被検者や術者が被曝するインビトロ検査に用いられる主な核種核種半減期崩壊方式γ線エネルギー主な製造法3H12yβ―-原子炉:6Li(n、α)3H14C5730yβ―-原子炉:14N(n、p)14C125I60dEC28keV原子炉:124Xe(n、γ)125Xe→125Iインビボ診断用放射線医薬品に用いられる主な核種・ポジトロン放出核種(PET用)(74am25、73pm1、71pm33、65pm44、64.58、60pm43)核種半減期崩壊様式最大β+エネルギー主な製造方法11C20mβ+...

 

放射線治療技術学

35 転移性脳腫瘍の原発巣で最も多いのはどれか。
1.胃癌
2.肺癌
3.子宮癌
4.大腸癌
5.前立腺癌

正答

腫瘍学概論
腫瘍の概論(75am59)・腫瘍の分類  上皮性非上皮性良性腺腫、乳頭腫筋腫、脂肪腫、軟骨腫、血管腫悪性癌腫肉腫、白血病*肉芽腫は腫瘍ではなく、炎症反応・腫瘍:自律増殖する細胞群をいい,上皮性,非上皮性,良性,悪性の総てを含む・上皮細胞:体の表面や管腔臓器(消化器,呼吸器,泌尿器・生殖器,乳房など)の表面を覆う細胞・非上皮性:皮細胞以外の体の組織(筋肉,脂肪,血管,骨・軟骨,血液など)を構成する細胞・良性:自律増殖はするものの,周囲組織への浸潤や離れた臓器への転移をしない・悪性:周囲組織への浸潤や離れた臓器への転移をする性質ないし状態のこと・がん:上皮性,非上皮性を問わず,悪性の腫瘍のこと・主な良性疾患 (65.14)「脂肪腫」「平滑筋腫(代表:子宮筋腫)」「血管腫」「腺腫(代表:甲状腺腫・下垂体腫)」「嚢腫(代表:卵巣嚢腫)」「骨腫(類骨腫・骨軟骨腫)」「神経線維腫」「神経鞘腫」・主な悪性腫瘍「骨髄腫」「神経芽腫」「ホジキンリンパ腫」「Wilms腫瘍」「精上皮腫」「子宮体内膜腺上皮癌」「骨肉腫」「神経膠芽腫」・骨転移しやすい癌 (68pm58、61.86)「肺癌」「乳癌」「前立腺癌」...

 

36 標準計測法12に基づく光子線の電離箱線量計を用いた基準条件における水吸収線量評価について正しいのはどれか。
ただし、温度・気圧は標準条件とする。
1.SSDが長くなると、過大評価となる。
2.気圧を高く読み間違えると、過大評価となる。
3.温度を高く読み間違えると、過大評価となる。
4.電離箱を深い位置に誤設置した場合、過大評価となる。
5.Farmer(ファーマ)形電離箱の実効中心をアイソセンタに誤設置した場合、過大評価となる。

正答

 計算式さえ覚えていれば、代入で簡単に分かる

線量計測 / 標準計測法12
線量測定の種類・絶対(線量)測定:その位置に与えられる吸収線量をGy単位で測定する・相対(線量)測定:基準となる吸収線量値もしくは電離量(最大値)の比率として測定される絶対線量測定で用いる線量計指頭型(円筒型、ファーマー型)電離箱検出器 (71am41pm36、70am37、69pm38、68am82)  X線の測定に用いられる ファーマー型(0.6㏄)は絶対線量測定に用いられる 電子線の場合、深さにより全擾乱補正係数の変化の影響を受ける (小型円筒形の場合は無視できる?)・測定点(1)X線の絶対測定:幾何学中心を測定深とする(2)X線のTMR等の相対測定:幾何学中心から線源よりに0.6cylずらした位置(実効中心)を測定深とする (半径変位法)(3)電子線の絶対と相対測定:幾何学中心から線源よりに0.5cylずらした位置(実効中心)を測定深とする (半径変位法) 平行平板形電離箱検出器 (71pm83) 電子線の絶対線量測定に用いられ、特に10MeV以下の電子線には平行平板型の使用が推奨される 電子線の測定の場合、全擾乱補正係数Pqが変化しないとされている・測定点 電子線の絶対測定 ...

 

37 対向2門照射法で標的に200 cGy照射した場合のMU値に最も近いのはどれか。
 ただし、ビームウエイトは均等とし、組織最大線量比0.872、出力係数1.017、モニタ校正値1.01 cGy・MU-1とする。
1. 85
2. 89
3.112
4.114
5.115

正答

線量測定の幾何学的用語 / モニタ線量計
線量測定に関わる幾何学的用語・最大深dp:測定により得られた水中で線量が最大となる深さ・基準深dr:基準となる深さで、水中で線量が最大となる深さ 最大深が測定できていれば最大深=基準深で、不明な場合X線では約MV/4cm(≦10MV)・校正深dc:モニタ線量校正などの測定に用いる深さ・PDI:深さによる電離量百分率の変化・PDD:percentagedepthdose深部量百分率(74pm43.79、73am40、72pm43、68am40、65.80、62.77、61.80) SSD(Source-SurfaceDistance)一定とし、表面での照射野をA0とする ビーム中心軸上の水中の深さdを変えながら測定した線量をD(d、A0)としたとき、D(d、A0)の最大値(もしくは基準深drでの線量)をDmax(dp,A0)としたとき以下の式で表されるPDD(d,A0)=100×D(d,A0)÷Dmax(dp,A0)・特性 距離依存性(Mayneordの法則) → SSDが大きくなると、PDDも大きくなる・X線のPDD:深部電離百分率曲線≒深部量百分率・電子線のPDD 電子線はファントム...

 

38 標準計測法12に基づく電子線におけるフィールド電離箱の相互校正で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.リファレンス電離箱は平行平板形電離箱である。
2.Pwallの不確かさが60Co γ 線校正より低減できる。
3.相互校正した電離箱の線質変換係数にはkQ,Qintを用いる。
4.外部モニタ電離箱は、校正深dc の設置が推奨されている。
5.相互校正の基準線質はR50>10 g・cm-2 が推奨されている。

正答

 難問
 特に擾乱補正係数に関しては去年初出題で、今年はより詳しく問われた
 よって今後も問われうるので対策した方が良いかも
 対策ノート対応済み

線量計測 / 標準計測法12
線量測定の種類・絶対(線量)測定:その位置に与えられる吸収線量をGy単位で測定する・相対(線量)測定:基準となる吸収線量値もしくは電離量(最大値)の比率として測定される絶対線量測定で用いる線量計指頭型(円筒型、ファーマー型)電離箱検出器 (71am41pm36、70am37、69pm38、68am82)  X線の測定に用いられる ファーマー型(0.6㏄)は絶対線量測定に用いられる 電子線の場合、深さにより全擾乱補正係数の変化の影響を受ける (小型円筒形の場合は無視できる?)・測定点(1)X線の絶対測定:幾何学中心を測定深とする(2)X線のTMR等の相対測定:幾何学中心から線源よりに0.6cylずらした位置(実効中心)を測定深とする (半径変位法)(3)電子線の絶対と相対測定:幾何学中心から線源よりに0.5cylずらした位置(実効中心)を測定深とする (半径変位法) 平行平板形電離箱検出器 (71pm83) 電子線の絶対線量測定に用いられ、特に10MeV以下の電子線には平行平板型の使用が推奨される 電子線の測定の場合、全擾乱補正係数Pqが変化しないとされている・測定点 電子線の絶対測定 ...

 

39 強度変調放射線治療(IMRT)で誤っているのはどれか。
1.回転照射で使用できる。
2.金属フィルタを用いる場合もある。
3.マルチリーフコリメータが使用される。
4.フォワードプランにより計画を立案する。
5.内側にくびれた凹形の線量分布が作成できる。

正答

IMRTと定位照射の定義は覚えておいて損はないと思います

分割照射 / IMRT / 定位照射
分割照射・標準的分割法(通常分割法):1回2Gyを週に5回・一回大線量小分割法:1回4Gy、週に2~3回・1日多分割照射法(過分割照射法)(75am44、74pm65、73am43、72am69、70pm40、69pm69、68am69.pm68、67pm70、64.84、61.81) 1日2回(6時間以上あける) 週に10回、1.2Gy:過分割照射法 週に10回、1.5Gy:急速過分割照射法*正常組織と腫瘍組織とのわずかな感受性の差と回復力の差を利用し、その差を拡大させる 正常組織の急性障害はやや強く出るが、晩発障害の減少と腫瘍抑制の向上が期待できる  → 治療可能比を高めることが出来る*全照射期間を長くすると腫瘍細胞で加速増殖が起こる・寡分割照射法 (74am35) 通常分割と比較して1回線量を増やし照射回数を少なくした照射・対象:「前立腺癌」「乳癌」    「骨転移」「頭頚部腫瘍(一部)」・分割照射における生物学的等価量(70pm66)  LQモデル:S/S0=exp(-αD-βD2) 早期反応(腫瘍)のα/β=10Gy    晩期反応のα/β=3Gy 生物学的等価量 BED B...

 

40 治療計画用CT装置で不要なのはどれか。
1.平板寝台
2.レーザーポインタ
3.DICOM 規格対応
4.広いガントリ開口径
5.ガントリのチルト機構

正答

 治療計画CTに関して詳しく問われたのは初
「広いガントリ開口径」ですが、最近のCTは全部ガントリ開口径広いですね

様々な治療装置 / 粒子線照射装置 / 治療計画CTと計画装置
コバルト60遠隔治療装置 RI(60Co:半減期5.26年)を使用した装置・γ線エネルギー:1.17/1.33MeV(平均1.22MeV)   ・β線:カプセルで吸収される・半影が大きいベータトロン X線と電子線を発生する(電子線治療に最適)・加速管:ドーナツ管 電磁石で真空管の加速管(ドーナツ管)をはさみ、電子は磁場の変化により円運動で加速される・交流磁場により発生する電界で、円運動(軌道半径一定)と加速を行う電子専用加速器・加速エネルギーは4~30MeVマイクロトロン 直流磁場(一定)で電子を円運動させて加速する・円軌道半径は増大・X線・電子線の治療に用いるサイクロトロン (70pm35、69am37、62.51、60.75) ディー(dee)電極の間に高周波電圧をかけて、直流磁場(強度一定)を発生させ、荷電粒子(主に陽子)を加速する・高周波電圧の周波数(周波数は不変)により半周ごとに極性が変わり、回転軌道半径が増大しながら加速される・陽子や重荷電粒子の加速に適する・AVFサイクロトロン:強収束の原理を用いている*サイクロトロンに関する物理式・ローレンツ力(電荷q×磁束密度B×速度...

 

41小線源治療の対象となるのはどれか。2つ選べ。
1.喉頭癌
2.卵巣癌
3.子宮頸癌
4.前立腺癌
5.悪性リンパ腫

正答

小線源治療
小線源治療の利点・欠点 (63.83)・比較的短時間に沢山の線量を照射できる・腫瘍の中心に高線量を照射できること・距離が離れることによって隣接した正常組織の障害を軽減できること・術者による効果の差が大きい小線源に用いられる核種(74pm40、72pm41、71am39、70pm36、69pm37、68am38、66.75、65.74、63.74、62.71.81、61.40)核種★半減期★線量率★装置期間★使用法★平均エネルギー(MeV)形192Ir 74.0日高・低一時組織内、表面、腔内0.38シード137Cs 30.1年低 一時組織内、表面、腔内0.66針・管60Co5.27年高一時腔内 1.25針・管198Au 2.69日低 永久組織内0.41グレイン125I59.4日低 永久組織内0.027シード252Cf中性子線原90Sr(-90Y)線源:90Yからのβ線(2.28MeV)を用いた翼状片(良性疾患)の治療に用いられる線量率の分類分類 海外での線量率範囲日本での線量率範囲 線源高線量率(HDR:highdoserate)約1-3Gy/min12Gy/h以上60Co、192Ir中...

 

42 放射線治療において電子線を用いた1門照射を行うのはどれか。
1.下垂体腺腫
2.甲状腺眼症
3.真性ケロイド
4.聴神経腫瘍
5.脳動静脈奇形

正答

X線・電子線による外部照射 / 固定照射 / 運動照射
X線による外部照射X線の特徴(72pm42、68pm39、64.80、62.78)・ビルドアップ効果のため皮膚障害の軽減が図れる エネルギーが高いほどビルドアップは深くなる  → 皮膚表面線量が小さくなる・組織間の吸収の差が小さくなり、線量分布が均等になる・深部でのPDDが大きく、深部の腫瘍に対して十分な線量を照射できる・側方散乱が少ない・骨や肺などの影響が少ない・10MV以上のエネルギーでは光核反応による中性子の防護に考慮が必要電子線照射電子線の特徴 (75pm40、71am37、67am39.am40、62.75)・ある深さで急激に線量が低下するため、表面付近の腫瘍または術中照射に適す・局所障害が少なく回復が早い・側方散乱は多いが遮へいが容易であり、周囲の健常組織が簡単に防護できる・照射筒を使用するため照射野は照射筒の大きさになり、表面位置での照射野となる・スキャッタリングフォイル(散乱箔)によりビームを拡散し照射野内の線量分布の平坦化を行う・治療可能深さ  (70pm37、65.80、62.75)      入射平均エネルギーE0実用飛程Rp治療に有効な深さ表面線量 表面近傍の線...

 

43 上咽頭癌の放射線治療計画における計画標的体積(PTV)[実線]と耳下腺[点線]の線量体積ヒストグラムを図に示す。
 PTVのD95%(Gy)と耳下腺のV24Gyの組合せで正しいのはどれか。

 PTV D95%  - 耳下腺V24Gy
1. 67  - 10%
2. 67  - 19%
3. 70  - 19%
4. 98  - 10%
5. 98  - 19%

正答

 しっかりDVHが図として出たのは近年初

標的体積 / 線量指標
標的体積の種類(75am37、73pm41、69am38、67am42、62.88) 放射線治療に関わるボリュームの定義で、ICRUreport50およびreport62にて定義された・GTV(肉眼的腫瘍体積):「原発巣」 「治療の対象なら転移性リンパ節腫脹や遠隔転移」 画像や触診,視診で確認できる腫瘍体積 原発巣,リンパ節転移,あるいは遠隔転移巣が含まれる 術後照射や予防的照射の場合は,GTVがないということもありえる・CTV(臨床標的体積):「所属リンパ節」 GTVおよびその周辺の顕微鏡的な進展範囲,あるいは所属リンパ節領域を含んだ照射すべき標的体積・ITV(内部標的体積) CTVに呼吸,嚥下,心拍動,蠕動などの体内臓器の動きによる影響をインターナルマージン(IM;internalmargin)として含めた標的体積 ITVは咽喉頭および胸部・腹部臓器などほぼ全ての部位で注意が必要・PTV(計画標的体積) TVにさらに毎回の照射における設定誤差(SM;set-upmargin)を含めた標的体積・TV(治療体積) 治療の目的を達するのに最適であると決められたPTVの最小線量と同じ等線量...

 

44 放射線治療において早期有害事象の発生頻度と照射体積の関係が最も強い臓器はどれか。
1.肺
2.骨
3.心臓
4.腎臓
5.皮膚

正答

耐用線量・閾値 / 血球・胎児・腫瘍の被ばく / 被ばくの統計
耐用線量・閾線量(75am68、74pm66、73am41、72am67pm39、71am42、70am43、69am66、67pm41、66.82、64.37、63.84.33、62.84、62.85.62、61.34)耐用線量と閾線量・閾線量:これを超えるとその障害が起こりうる ・耐用線量:TD5/5やTD50/5などが用いられる*TD5/5:5年間で5%に副作用を生ずる線量部位TD5/5 体積判定基準1/32/33/3★骨大腿骨--52Gy壊死下顎骨65Gy60Gy開口障害肋骨50Gy--病的骨折皮膚100cm350Gy毛細血管拡張 70Gy60Gy55Gy壊死、潰瘍頭部脳60Gy50Gy45Gy壊死、潰瘍脳幹60Gy53Gy50Gy壊死、潰瘍★視神経50Gy失明★視交叉50Gy失明★脊髄-10cm:50Gy20cm:47Gy 脊髄炎、壊死馬尾神経60Gy  神経損傷腕神経叢62Gy61Gy60Gy神経損傷★水晶体10Gy白内障網膜45Gy失明頭頚部内耳30Gy急性漿液性耳炎外耳55Gy慢性漿液性耳炎★耳下腺-32Gy口内乾燥症喉頭79Gy70Gy軟骨壊死-45Gy喉頭浮腫胸部★...

 

医用画像情報学

45 Fourier(フーリエ)変換で正しいのはどれか。
1.偶関数のFourier変換は虚数になる。
2.Fourier変換で得られる周波数成分には虚部と実部がある。
3.画像のパワースペクトルを逆Fourier変換すると元の画像になる。
4.畳み込み積分のFourier変換はそれぞれのFourier変換の和に等しい。
5.Fourier変換で得られるスペクトルの絶対値をパワースペクトルという。

正答

論理回路 / フーリエ変換
論理回路論理回路とドモルガンの法則 (75pm46、74am45、72am45、71am46、69pm45、68pm45、67am46、66.90、65.90、64.90)・NOT:否定 ・OR:論理和 ・AND:論理積 ・XOR:排他的論理和・NOR:否定論理和 ・NAND:否定論理積 ・ドモルガンの法則 (70pm45、61.57、60.57) 論理和の否定は、否定の論理積に等しい   論理積の否定は、否定の論理和に等しい 2進法、10進法、16進法(75pm47、72pm45、70am45、69am45、68am45、67am45、66.89、65.89、64.89、63.57、61.98)・16進法 → 10進法  10進法で0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15に対応するのが 16進法で0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,E,F つまり10→A、11→B、12→C、13→D、14→E、15→Fとなる  16進法でABCD  → 10(A)×163+11(B)×162+12(C)×161+13(D)×160    = 40...

 

46 CAD について誤っているのはどれか。
1.病変検出率と偽陽性率は反比例する。
2.マンモグラフィの微小石灰化検出に使用される。
3.テンプレートマッチングは画像認識で利用される。
4.人工ニューラルネットワークは脳の情報処理を模擬する。
5.畳み込みニューラルネットワークはディープラーニングに利用される。

正答

 CADって書いておいて内容はROC曲線

デジタル装置の機能 / CAD
コンピュータの基本構成 (74am47、70am46、69am46、65.92、64.91、63.91)・入力:マウス    キーボード・出力:LCD(液晶モニター)    プリンタ    ディスプレイ・記憶:ROM    補助記憶装置(HDD、DVD、SSD)    RAM    USBメモリ・演算:CPU・制御:CPU*ASCIIコード:コンピュータは二進数しか扱えないため、 文字データを二進数として処理するために割り当ててあるコード液晶モニタ、CRTモニタ (63.98) 残像視野角消費電力動画特性液晶モニタ多い狭い小さい劣るCRTモニタ少ない 広い大きい優れる医用モニタの品質管理 受入試験と不変性試験(JIST625631)(75pm49、74am46、73am49,72pm49、71am8、69pm49、68am49、67pm48、66.97、64.98)・JESRA:医用画像表示モニタの品質管理に関するガイドライン方法★分類★テストパターン/測定器仕様解像度[受のみ]  ★目視で測定全体評価TG18-QC基準臨床画像幾何学的歪み[受のみ] TG18-QCグレースケールTG1...

 

47 医用画像表示システムの規格(JIS T 62563 – 1)で規定されている性能評価項目で誤っているのはどれか。
1.色度
2.ノイズ
3.輝度応答
4.視野角特性
5.輝度不均一性

正答

デジタル装置の機能 / CAD
コンピュータの基本構成 (74am47、70am46、69am46、65.92、64.91、63.91)・入力:マウス    キーボード・出力:LCD(液晶モニター)    プリンタ    ディスプレイ・記憶:ROM    補助記憶装置(HDD、DVD、SSD)    RAM    USBメモリ・演算:CPU・制御:CPU*ASCIIコード:コンピュータは二進数しか扱えないため、 文字データを二進数として処理するために割り当ててあるコード液晶モニタ、CRTモニタ (63.98) 残像視野角消費電力動画特性液晶モニタ多い狭い小さい劣るCRTモニタ少ない 広い大きい優れる医用モニタの品質管理 受入試験と不変性試験(JIST625631)(75pm49、74am46、73am49,72pm49、71am8、69pm49、68am49、67pm48、66.97、64.98)・JESRA:医用画像表示モニタの品質管理に関するガイドライン方法★分類★テストパターン/測定器仕様解像度[受のみ]  ★目視で測定全体評価TG18-QC基準臨床画像幾何学的歪み[受のみ] TG18-QCグレースケールTG1...

 

48 PACSについて正しいのはどれか。2つ選べ。
1.動画像の保管はできない。
2.カラー画像の保管はできない。
3.過去画像との比較が容易である。
4.画像の保管期間は1年間である。
5.複数の電子カルテ端末で同時に画像を参照することができる。

正答

デジタル情報の通信、管理
電子カルテ(EMR) (65.97)・医用画像の電子保存(74am47、70am49、69am49、68am48、67pm47、66.96、65.97、64.96.97、62.98、61.96)1,真正性:作成された記録に対し、書き換え・消去などが防止されていること 記録作成の責任の所在が明確なこと2,見読性:記録がただちにはっきり読めること3,保存性:記録された情報が、法令などで定められた期間にわたって、真正性と見読性を保つこと*医用画像は永久保存の義務がある・情報セキュリティの三大要素 (71am49)1,完全性2,機密性3,可用性・対策方法:「生体認証」 「アクセスログの定期監視」・ICD-10(74am49):疾病および関連保健問題の国際統計分類の規格・オーダリングシステム:発生源入力 コストは電子カルテより安いが、電子化のメリットが少ないSOAP記載(73am47)病院情報システム (74am49、68pm49、66.98、61.97)                       ・DICOM(75pm48、74am46、73pm46、72am49、71am47、70pm49...

 

49 IHE のPDI に準拠したCD 等の可搬型媒体による他医療機関からの診療画像情報の提供について正しいのはどれか。
1.匿名化を行う。
2.DICOM 画像を使用する。
3.画像表示ソフトを添付しなければならない。
4.CD であればコンピュータウイルスによる感染はない。
5.送付された病院は自院のPACSに画像を保存する義務がある。

正答

 ちょっと書き方は難しいが、要は他院への画像情報提供はどうやるの?ってこと
 常識で考えれば大丈夫

デジタル情報の通信、管理
電子カルテ(EMR) (65.97)・医用画像の電子保存(74am47、70am49、69am49、68am48、67pm47、66.96、65.97、64.96.97、62.98、61.96)1,真正性:作成された記録に対し、書き換え・消去などが防止されていること 記録作成の責任の所在が明確なこと2,見読性:記録がただちにはっきり読めること3,保存性:記録された情報が、法令などで定められた期間にわたって、真正性と見読性を保つこと*医用画像は永久保存の義務がある・情報セキュリティの三大要素 (71am49)1,完全性2,機密性3,可用性・対策方法:「生体認証」 「アクセスログの定期監視」・ICD-10(74am49):疾病および関連保健問題の国際統計分類の規格・オーダリングシステム:発生源入力 コストは電子カルテより安いが、電子化のメリットが少ないSOAP記載(73am47)病院情報システム (74am49、68pm49、66.98、61.97)                       ・DICOM(75pm48、74am46、73pm46、72am49、71am47、70pm49...

 

以上、第71回診療放射線技師国家試験 午前 2/2

 

 難問無理ゲー不適切問題
午前1/23問3問0問
午前2/26問
4問
1問
午後1/24問0問 2問
午後2/26問3問0問
19問10問3問 

*当サイト調べ

第71回診療放射線技師国家試験の目標点数は
168点前後
それ以上は取れなくて良い!

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第71回診療放射線技師国家試験 午前 1/2

第71回診療放射線技師国家試験 午前 1/2
 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております 正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます 各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります 当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください放射化学1元素記号と元素名の組合せで正しいのはどれか。1.Ce:セシウム2.La:ランタン3.Pd:鉛4.Pu:プロメチウム5.Ra:ラドン正答2天然放射性核種はどれか。1.19F2.31P3.40K4.59Co5.99mTc正答3核反応における原子番号の変化と質量数の変化との組合せで正しいのはどれか。 核反応:原子番号の変化:質量数の変化1.(n,p):-1:02.(γ,n):0:+13.(n,γ):0:+14.(p,n):0:-15.(d,n):+1:0 正答4クロマトグラフィで正しいのはどれか。1.薄層クロマトグラフィはカラムを用いる。2.ガスクロマトグラフィはカラムに固定相を充塡する。3.ペーパークロマトグラフィは吸着剤にアルミナを用いる。4.イオン交換クロマトグラフィは固定相にシリカゲルを用いる。5.ペーパークロマトグラフィは薄層...

第71回診療放射線技師国家試験 午前 2/2

第71回診療放射線技師国家試験 午前 2/2
 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております 正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます 各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります 当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください基礎医学大要50細胞内でATPを産生するのはどれか。1.核小体2.ゴルジ体3.リボソーム4.リソソーム5.ミトコンドリア正答51後腹膜腔に含まれるのはどれか。1.肝下腔2.腎周囲腔3.傍結腸溝4.横隔膜下腔5.Douglas(ダグラス)窩正答 臓器ではなく腔自体を問われたのは初 後腹膜臓器を覚えていればわかるが難問としても良いか52内腔の粘膜上皮が円柱上皮でないのはどれか。1.胃2.小腸3.大腸4.胆管5.尿管正答 割と頻出問題だが、こういったことを技師の国家試験に入れ込むの本当にやめてほしい53リンパ球となる前駆細胞が分化・成熟するのはどれか。1.下垂体2.肝臓3.胸腺4.腎臓5.副腎正答54扁平骨に分類されるのはどれか。1.腸骨2.上腕骨3.舟状骨4.大腿骨5.膝蓋骨正答 基礎医学の答えられなくて別に良いシリーズその155構成要素として...

第71回診療放射線技師国家試験 午後 1/2

第71回診療放射線技師国家試験 午後 1/2
 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております 正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます 各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります 当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください放射化学1標識化合物と合成法の組合せで正しいのはどれか。1.3H標識化合物 ー Wilzbach(ウイルツバッハ)法2.14C標識化合物 ― クロラミン-T法3.18F標識化合物 ー Bolton-Hunter(ボルトン・ハンター)法4.99mTc標識化 ー 合物生合成法5.125I標識化合物 - スズ還元法正答2ある放射性溶液に131I-が60kBq、Na123Iが30kBq、131IO2-が10kBq含まれていた。131Iの放射性核種純度はどれか。1.50%2.60%3.70%4.86%5.100%正答3放射性標識化合物の分解で正しいのはどれか。2つ選べ。1.放射線分解は比放射能に依存しない。2.α線はβ線よりも放射線分解を起こしやすい。3.ラジカルが生成されると放射線分解が抑制される。4.小分けして保存することで放射線分解を低減できる...

第71回診療放射線技師国家試験 午後 2/2

第71回診療放射線技師国家試験 午後 2/2
 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております 正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます 各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります 当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください基礎医学大要50胸部を走行する神経はどれか。つ選べ。1.顔面神経2.三叉神経3.舌下神経4.反回神経5.迷走神経正答51急性期の膿瘍内部に主に観察されるのはどれか。1.好酸球2.好中球3.形質細胞4.好塩基球5.リンパ球正答一応難問認定対策ノート対応済み52原因がウイルスでないのはどれか。1.梅毒2.風疹3.麻疹4.C型肝炎5.帯状疱疹正答 細菌性なのかウィルス性なのか寄生虫なのかってどうでも良くないですか と思う現役技師53癌とそれに関連する腫瘍マーカーの組合せで正しいのはどれか。1.大腸癌 ― AFP2.卵巣癌 ― PSA3.子宮体癌 ― SCC4.前立腺癌 ― CEA5.肝細胞癌 ― PIVKA-Ⅱ正答54膝関節痛の原因とならないのはどれか。1.腱板断裂2.半月板損傷3.変形性膝関節症4.前十字靱帯損傷5.内側側副靱帯損傷正答 無理...

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・出題年数の見方
 例:(71pm72、67pm13.pm75、66.26)とある場合
 71pm72 → 第71回の午後72問
 67pm13pm75 → 第67回の午後13問と午後75問
 66.26 → 第66回のその教科がある方の26問
(放射化学から医用画像情報学までは午前、基礎医学大要から安全管理学までは午後)
*第66回までは午前午後で出題される科目が分かれていたため

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