第72回診療放射線技師国家試験 午後 1/2

 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております
 正答と発表されたものを黄色マーカーしてあります
 各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります
 当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください

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放射化学

1 放射性核種の分離に関する組合せで正しいのはどれか。
1.電気泳動法:イオン化傾向
2.昇華・蒸留法:担体
3.電気化学的置換法:外部電源
4.ラジオコロイド法:粒子
5.カラムクロマトグラフィ:有機相

2放射化学的純度の検定で使われるのはどれか。2つ選べ。
1.電気泳動法
2.イオン交換法
3.放射化分析法
4.γ 線スペクトロメトリ
5.高速液体クロマトグラフィ

RIの分離とその保存
○共沈法  (68am3、67am3、66.4、65.6、64.5、63.4) ・同位体担体:必要なRIの安定同位体の担体 ・非同位体担体:不必要なRIの安定同位体の担体 ・スカベンジャー:不必要なRIを沈殿させるための担体 ・保持担体:必要なRIを溶液に留めるための担体 ・捕集剤:必要なRIを沈殿させるための担体 ・溶解度積  共沈法では溶解度積の小さい反応が選ばれる  溶解度積   =「溶解した塩の濃度」×「溶解しなかった塩の濃度」 ・共沈法の実例 溶液中のRI 捕集剤 保持担体 沈殿物 140Laと140Ba Fe3+ Ba2+ 140La 90Yと90Sr Fe3+ Sr2+ 90Y 32Sと32P Fe3+ SO42- 32P *沈殿物は分離後、溶媒抽出することで無担体にできる ○溶媒抽出法 (72am4、65.7、64.4、61.4)  分離が(イオン交換等より)早く、トレーサ量からマクロ量まで対応が可能 ・分配比  水相を基準として有機相に何倍多く抽出...

 

3 原子炉を利用する分析法はどれか。
1.PIXE 法
2.蛍光X 線分析法
3.光量子放射化分析法
4.中性子放射化分析法
5.オートラジオグラフィ

放射化分析 / 合成法,標識法
放射化分析  (72pm3、69pm4、68pm4、66.8、61.7) ○放射化分析の利点  「検出感度が良い」  「試薬などの汚染がない」  「核反応なので元素の化学的性質に影響されない」  「多元素同時分析ができる」  「非破壊分析ができる」 ○放射化分析の欠点  「精度が低い」  「副反応による妨害がある」  「自己遮蔽の影響がある」  「原子炉など中性子発生源が必要」 ○生成放射能の計算  (72pm4、64.8、60.7) ・試料を時間t照射して、直後に得られる放射能A  A = f×σ×N×(1-e-λt)    = f×σ×N×(1-(1/2)t/T)  f:照射粒子束密度(n/cm2・s)  σ:放射化断面積  N:試料の原子数   ・原子数N  N = θm/M × 6.02 × 1023  θ:存在比 m:試料質量 M:試料原子量  また、t<<Tの場合  A = f×σ×N×(0.693×t/T) ・照射終了後、時間d経過後の放射能Ad  Ad = A×e-λd =A×(1/2)d/T ・放射線計...

 

4 半減期10 分の核種を加速器で製造することとした。
10分間照射した生成放射能(A1)に対する20分間照射した生成放射能(A2)の比(A2/A1)はどれか。
1.0.50
2.0.67
3.1.50
4.2.00
5.2.55

放射化分析 / 合成法,標識法
放射化分析  (72pm3、69pm4、68pm4、66.8、61.7) ○放射化分析の利点  「検出感度が良い」  「試薬などの汚染がない」  「核反応なので元素の化学的性質に影響されない」  「多元素同時分析ができる」  「非破壊分析ができる」 ○放射化分析の欠点  「精度が低い」  「副反応による妨害がある」  「自己遮蔽の影響がある」  「原子炉など中性子発生源が必要」 ○生成放射能の計算  (72pm4、64.8、60.7) ・試料を時間t照射して、直後に得られる放射能A  A = f×σ×N×(1-e-λt)    = f×σ×N×(1-(1/2)t/T)  f:照射粒子束密度(n/cm2・s)  σ:放射化断面積  N:試料の原子数   ・原子数N  N = θm/M × 6.02 × 1023  θ:存在比 m:試料質量 M:試料原子量  また、t<<Tの場合  A = f×σ×N×(0.693×t/T) ・照射終了後、時間d経過後の放射能Ad  Ad = A×e-λd =A×(1/2)d/T ・放射線計...

 

診療画像機器学

5 X 線CT 装置のアーチファクトで装置の調整や整備が必要となるのはどれか。
1.メタルアーチファクト
2.リングアーチファクト
3.モーションアーチファクト
4.パーシャルボリュームアーチファクト
5.ステップアップ(階段状)アーチファクト

アーチファクト / CTの性能評価
アーチファクト  (70pm10、69pm10) 被写体に起因するもの  (67am10) ・ビームハードニングアーチファクト  カッピングアーチファクトやダークバンドアーチファクトとなる  対策:スライス厚を薄くする  MSCTではシングルスライスに比べ減少 ・メタルアーチファクト  造影剤も高濃度の場合アーチファクトとなる場合がある  低管電圧で顕著となる ・モーションアーチファクト ・エッジグラディエント効果 CT装置・撮影条件に起因するもの  (69am5) ・パーシャルボリューム(部分体積)効果  (70am88、69am87、67pm88)  スライス厚の中に複数のCT値が存在した場合、その割合によってCT値が変化すること  微細物質の描出や、組織境界においてCT値が不正確になる  対策はスライス厚を薄くする   MSCTではシングルスライスに比べ減少する ・低線量時のストリークアーチファクト ・ヘリカルアーチファクト  ピッチファクタが2を超えると目出つ ・ステアステップアーチファクト  (71am6、63pm...

 

6 超音波検査について誤っているのはどれか。
1.生体内における音速は組織によって異なる。
2.音響インピーダンスが異なる境界では反射を生ずる。
3.超音波のパルス幅が短いほど距離分解能は低下する。
4.探触子(プローブ)の周波数が高いほど深部の観察が困難となる。
5.伝播速度が異なる2つの媒質の境界に音波が斜めに入射すると透過波は屈折する。

超音波装置 / 分解能 / 表示モード
超音波画像診断装置の構成要素  (60.24.26)  「送信回路」「圧電素子」  「TVモニタ」「ビデオプリンタ」  プローブ→増幅器→位相検出器→デジタルコンバータ→モニタ プローブの構成  (68am9、64.23、62.26) ・プローブ内部の配置 :体表→音響レンズ→第2整合層→第1整合層→振動子→バッキング材 ①音響レンズ :スネルの法則に従いビームを収束させる  生体と音響インピーダンスはほぼ等しく、音速は遅い物質(シリコンなど)を使用する ②音響整合層(マッチング層) :振動子と生体の音響インピーダンスの差による体表面での反射を少なくし、送受信効率をあげる ③振動子 :電圧と音を相互変換する  0.1~1mmの微細な短冊状  材料はPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)     PVDF(ポリフッ化ビニリデン) ・凹面振動子:集束 ④バッキング材 :振動子後方に放射した音響エネルギーを速やかに消散し、振動を吸収することでパルス幅を短くする 電子走査方式のプローブ  (70pm13、69am14、64.24、62.24...

 

7 X線管装置について正しいのはどれか。
1.実効焦点面積は実焦点面積より大きい。
2.長時間許容負荷は焦点面の温度で制限される。
3.焦点外X 線の線質は焦点近傍で最も硬質である。
4.実焦点の大きさは低電圧で大電流ほど小さくなる。
5.X 線強度分布は陽極側に比べて陰極側の方が大きい。

X線源装置 ― X線管装置
○X線発生装置  ├― X線源装置 |  └―― X線管装置 + 照射野限定器 | ├― X線用高電圧ケーブル | └― X線高電圧装置    └―― 高電圧発生装置 + X線制御装置 X線源装置 ○X線管の構造 ・固定陽極X線管  陽極が固定された構造  →  熱容量が小さい  歯科用・携帯形などの小容量X線装置に使用され、焦点外X線の発生が少ない ・回転陽極X線管  陽極が回転する構造  → 熱容量が大きい ①ガラスバルブ :真空の維持、高電圧の絶縁と耐高温性材質  → 硼珪酸硬質ガラス ②陰極(フィラメント、集束電極) :加熱電流で高温にして熱電子を発生、熱電子を細いビームに絞る ③ターゲット :傘形で焦点面の材質はタングステン  →  高原子番号、高融点3450℃ ④陽極回転子(ロータ) :誘導電動機の原理でターゲットを高速回転させる ・格子制御系X線管  グリッド電極により高電圧型でX線を開閉できる  コンデンサ式X線装置と組み合わせて使用  管電流を制御する格子電極をもつ *暗電流...

 

8 FPD について正しいのはどれか。
1.ゲイン補正はTFT パネルからの漏れ電荷を補正する。
2.画像の露出調整は出力された光量をアイリスで制御する。
3.欠損補正は欠損画素を周囲の正常画素により補間処理を行う。
4.直接変換方式の検出素子はアモルファスシリコンが用いられる。
5.オフセット補正は増幅回路からの出力信号のばらつきを補正する。

 難問
 いままでの国家試験に出た知識だけだと正答にたどり着けない
 FPDの補正に関して詳しく問われたのは初めて
 対策ノートほぼ対応済み

X線画像装置
CR装置 (72am7、71am12、67am8、66.14、64.16、61.92) ・CR装置の動作  IPをレーザービームで走査することで画像情報を蛍光として取り出し、蛍光を光電子増倍管で電気信号に変換しAD変換して画像処理を行う  リアルタイムでの観察はできない  撮影後のIPは自色光を当てて画像を消去できる  撮影時は遮光と保護のため専用カセッテに収納して使用  両面集光方式では発行の検出効率が向上する ・CR装置の読取り装置構成部品 (65.14、62.19) ・イメージングプレート ・輝尽性蛍光体(BaFX:Eu2+、X:Cl、Br、I):バリウムフロロハイド化合物  X線の照射によりエネルギーを蓄積した物質が、その後の可視光・赤色光(He –Neレーザ:633nm)の照射により、波長が短く放射線量に比例した光量で発光する蛍光体 ・二次励起光を照射すると青紫色に発光する ・消去光(白色光)によってくり返し使用可能 FPD装置  (62.20、61.19)  半導体を用いて人体透過X線を電気信号(電荷)に変換してX線画像を構築す...

 

9 CT 値が85 HUである組織のX線減弱係数μAと、CT 値が10 HUである組織のX線減弱係数μBの比μA/μBに最も近いのはどれか。
 ただし、μA、μBはいずれもCT装置で用いられるX 線に対する値とする。
1.1.01
2.1.07
3.1.68
4.6.00
5.7.82

CT画像 / 3D処理
CT画像  ・CT値  (72pm9、71pm74、70am11、69am10.pm8、67am86、66.78、65.50.pm77.pm83、64am19、64.pm50) $$CT値=\frac { μ_{ t }-μ_{ w } }{ μ_{ w } } ×1000$$  μt:組織の減弱係数     μw:水の減弱係数 臓器・組織 CT値 臓器・組織 CT値 骨(皮質) >250 灰白質 40 骨(髄質)  130 白質 25 甲状腺 70  脂肪 -90 肝 60 血液(凝固) 80 筋肉・脾・リンパ節 45  血液(静脈) 55 膵 40 血漿 27 腎   30  浸出液 >18 ・FOV  (66.22)  CT画像の持つ有効視野で、検出器に依存する  円形の場合は直径、正方形の場合は一辺の長さで表される ・ピクセルサイズ  CT画像ではマトリックスサイズがほぼ一定なため、FOV/512で計算される ・...

 

10 X線CT装置の自動露出機構について誤っているのはどれか。
1.患者被ばくの低減に寄与する。
2.部位や体型に応じて管電流を制御する。
3.骨盤部では中腹部よりも線量を多くする。
4.肺底部では肺尖部よりも線量を多くする。
5.位置決め用スキャンデータから照射する線量を求める。

 これも難問
 CTのAECに関しては言及されたことはあるがここまで詳しく問われたのは初めて
 対策ノートほぼ対応済み

自動露出機構(AEC)
自動露出機構(AEC)  被写体透過後のある領域のX線を検出、その量に応じて照射条件(管電圧・管電流・照射時間)を自動制御 ○制御対象  撮影:「照射時間」  透視:「管電流」「管電圧」  X線CT:「管電流」 ○X線量の検出方式 1)フォトタイマ方式 :蛍光体からの発光を電気信号に変え、光電流を検出する  X線制御は撮影時間で行う  バックアップタイマの設定が必要 2)イオンタイマ方式 :電離箱からの電離電流を検出する 3)半導体タイマ方式 :半導体検出器からの電離電流を検出する 4)I.I.方式 :I.I.  → X線TVカメラからの映像信号の大きさで制御する ※CT装置 :位置決め用スキャンデータから照射条件を決定する ※バックアップタイマ :自動露出機構の動作不良時に対応するための最大撮影時間  指定のX線負荷(負荷時間)に達した時、照射を終了させる ○X線検出部の位置  (72pm14、69am7、68pm7、61.12)  検出方法により管電圧に対する写真濃度への影響が異なる 1)前面検出方式 → 被写体...

 

11 超音波ドプラ法で血流エコーを主に生じているのはどれか。
1.血漿
2.血管壁
3.血小板
4.赤血球
5.白血球

 難問
 まぁ常識的に考えれば答えは一つしかないが、このような問は初めて
 対策ノート未対応

ドプラ法 / ハーモニックイメージ
カラーフローマッピング法(CFM) (72pm11)  一つの振動子でパルス波を送受信し、多数の点のそれぞれの平均速度を色で、Bモード画像に重ねて表示する  目的に応じた速度レンジの設定が必要で、折り返し現象が起きてしまう  複数の速度の血流を同時評価可能  プローブ表面に平行な(超音波ビームに直行)流れは着色できない ・ドプラ法の周波数  (72am9、69pm13)  受信した周波数F1  F1 = F0+ (2×v×cosθ)/c ×F0  v:流速 c:音速  θ:プローブと血流のなす角  (θ=90°でドプラ偏位周波数が0となり検出されない)    → ビームに直交な流れは検出できない ・カラードプラフィルタ :組織などの不要な信号を除き、血流の信号を描出する ・表示方法 ①速度表示 :腹部などの遅い血流の検査に用いる  プローブに近づく流れを赤系、プローブから遠のく流れを青系によって色相の変化で表す ②速度分散表示 :循環器検査(弁逆流など速い流れの異常)に用いる  プローブに近づく流れを赤系、プローブから遠のく流れを青系の明...

 

12 無散瞳眼底カメラについて被検眼からカメラまでの構造の順序で正しいのはどれか。
1.対物レンズ → 有孔ミラー → 撮影レンズ
2.有孔ミラー → 対物レンズ → 撮影レンズ
3.対物レンズ → 赤外光源ランプ → 撮影レンズ
4.赤外光源ランプ → 有孔ミラー → 撮影レンズ
5.赤外光源ランプ → 対物レンズ → 撮影レンズ

眼底検査
散瞳撮影法  (70am98、67pm99)  眼科医の施行のもとで散瞳剤を撮影の15分前に点眼で用いるため、放射線技師は撮影不可  眼底全域を観察できる  散瞳剤を用いるため、終了後5~6時間は車の運転ができない。 無散瞳撮影法 (72am20、71pm17、70am22、69am20、67am20、66.39、65.26.38、64.26.42、63.27.41、62.27、62.47、61.48、60.48)  自然散瞳を用いるため、暗室で瞳孔が開いた状態で検査を行う  眼底の後極部のみ観察可能で、眼底は血管を直接的に観察できる唯一の部位 眼底カメラの構造 (72pm12、68pm12、67am14、64.25、61.27) ・観察光 :赤外線を用いるため患者はまぶしさを感じない ・撮影光 :可視光によって撮影するため、連続撮影は不可能であったが、  CCD検出器を用いた装置における高感度化により撮影後待たずに反対側も撮影可能となった   ハロゲンランプから出た照明光は、リングスリットによりドーナツ状(リング状)となり、  穴あきミラーによっ...

 

13 直接撮影用X線装置の不変性試験(JIS Z 4752 – 2 – 11)において、正しいのはどれか。
1.X 線像全域の光学的濃度差は基礎値の±0.5 以内である。
2.表示された焦点受像器間距離は表示値の±10%以内である。
3.自動露出制御試験における受像面へのX線入力は基礎値の±50%以内である。
4.X 線照射野サイズの数値表示の正確さは焦点受像器間距離の±2%以内である。
5.マニュアル制御試験におけるX線源からのX線出力は基礎値の±50%以内である。

JIS規格、装置管理
JIS規格 ・JIS Z 4701 X線管焦点皮膚間距離  (71am13.14、64.28、62.28、60.28)  透視装置 手術中:20cm以上      その他::30cm以上  移動型及び携帯型X線装置:20cm以上  乳房撮影用(拡大撮影に限る)X線装置:20cm  循環器用撮影装置(拡大撮影に限る):30cm  歯科用パノラマ断層撮影装置:15cm以上  口こう外X線受像器をもち皮膚焦点間距離が短い歯科用撮影装置:6cm  公称最高管電圧70kV以上の歯科用X線装置:20cm以上  公称最高管電圧70kV以下の歯科用X線装置:15cm以上  CT装置:15cm以上 ・JIS Z 4702 各試験項目の誤差(許容差) (乳房用X線装置以外)  (70pm14)  管電圧:±10%以内  管電流:±20%以内  撮影時間の正確度:±(10%+1ms)以内  管電流時間積の正確度:±(10%+0.2mAs)以内  X線出力の再現性:変動係数0.05以下 ・JIS Z 4751-2-45 乳房用X線装置の各試験項目の誤差(許容差)  (...

 

14 X線自動露出制御装置(ホトタイマ)を用いた撮影で受像器入射線量が低下するのはどれか。
1.撮影時間の短縮
2.被写体厚の増加
3.後面検出方式における管電圧の低下
4.後面検出方式における管電流の増大
5.前面検出方式における管電圧の上昇

自動露出機構(AEC)
自動露出機構(AEC)  被写体透過後のある領域のX線を検出、その量に応じて照射条件(管電圧・管電流・照射時間)を自動制御 ○制御対象  撮影:「照射時間」  透視:「管電流」「管電圧」  X線CT:「管電流」 ○X線量の検出方式 1)フォトタイマ方式 :蛍光体からの発光を電気信号に変え、光電流を検出する  X線制御は撮影時間で行う  バックアップタイマの設定が必要 2)イオンタイマ方式 :電離箱からの電離電流を検出する 3)半導体タイマ方式 :半導体検出器からの電離電流を検出する 4)I.I.方式 :I.I.  → X線TVカメラからの映像信号の大きさで制御する ※CT装置 :位置決め用スキャンデータから照射条件を決定する ※バックアップタイマ :自動露出機構の動作不良時に対応するための最大撮影時間  指定のX線負荷(負荷時間)に達した時、照射を終了させる ○X線検出部の位置  (72pm14、69am7、68pm7、61.12)  検出方法により管電圧に対する写真濃度への影響が異なる 1)前面検出方式 → 被写体...

 

15 MRI に用いる造影剤について正しいのはどれか。2つ選べ。
1.Gd造影剤はT1 緩和時間を短縮する。
2.MRCP では造影剤を用いることはない。
3.Gd造影剤はT2 緩和時間に影響を与えない。
4.Gd – EOB – DTPA は肝腫瘍の診断に用いる。
5.Gd造影剤による重篤な副作用は知られていない。

造影剤
*陽性造影剤とはT1短縮で信号強度を大きくする *陰性造影剤とはT2短縮で信号強度を小さくする 1. Gd-DTPA造影剤(常磁性体) (72pm15、71pm18、71am91、70pm18、67am17、61.34.36.41、60.37)  「経血管注射造影剤」  「陽性造影剤」  「高濃度で陰性造影剤」 ・ガドリニウムは重金属イオンで毒性が高いため、キレートを形成し毒性を軽減させたもの ・静脈内投与により正常脳脊髄では血液脳関門を通過できないが,腫瘍などの病変部には入り込む ・通常の濃度での投与によりT1値短縮が優位となり、T1強調画像で信号強度は強くなる ・濃度を増加させるとT2値短縮が優位となり,信号強度は小さくなる ・Gd-DTPA造影剤の濃度と信号強度は比例しない ・投与により病変部が高信号になると、脂肪との識別が困難になるため、脂肪抑制撮像法を併用して撮像 ・排泄:尿 ガドリニウム系造影剤の副作用について  ヨード系造影剤に比べて副作用の発現率が少ないが、重篤な合併症を引き起こすこともある ・禁忌 :過敏症をもつ患者 ・原則...

診療画像検査学

16 左膝関節MR 像のT2強調像Aとプロトン密度強調像Bを別に示す。
誤っているのはどれか。
1.A には膝蓋骨が描出されている。
2.A には外側半月板が描出されている。
3.B には前十字靱帯が描出されている。
4.B には内側側副靱帯が描出されている。
5.A、B いずれにおいても大腿骨骨髄の信号は正常である。

骨格系正常解剖
頭蓋骨  (71am56、69am53、60.3) 眼窩  (70am52) ・構成 「前頭骨」「頬骨」「篩骨」 「蝶形骨」「涙骨」 「上顎骨」「口蓋骨」 副鼻腔  (71pm91、65pm79、60.5、61.81) ・構成 「前頭洞」「し骨洞」 「上顎洞」「蝶形骨洞」  脊椎  (70pm22、68pm90、67am90、66.42、63.4、60.4) ○頸椎(第一、二頸椎) ・横突孔には椎骨動脈と椎骨静脈が通る ・第1頸椎(環椎) :椎体と棘突起を欠き,輪状形態をなす  上関節窩は後頭骨の後頭窩と関節をなし, うなずき運動に働く ・第2頸椎(軸椎) :歯突起を特徴とする  火葬の際にノドボトケとしてあつかわれる  歯突起を軸として頭蓋を回旋する ○頸椎(第三~七頸椎) ・椎体が小さい ・横突孔には椎骨動脈と椎骨静脈が通る ・第5頚椎 :喉頭隆起がある ・第7頸椎 :頸を前方へ屈曲したとき,棘突起が皮膚の上から触る  隆椎という ○胸椎 ・第3胸椎 :「胸骨角」 ...

 

17 乳房X線写真と比較したときの乳腺超音波像の特徴について正しいのはどれか。
1.空間分解能が高い。
2.全体像を把握しにくい。
3.アーチファクトが少ない。
4.微細石灰化の描出に優れる。
5.術者の技術の差による影響が少ない。

18 超音波像のエコー信号が表しているのはどれか。
1.拡散
2.吸収
3.屈折
4.反射
5.密度

超音波検査の概要 / 物理的性質
超音波検査の概要  (61.42) ・特徴 「被曝がなく非侵襲的なので繰り返し行える」 「リアルタイムに観測が可能」 「比較的小型・安価であり、移動も可能」 「ドプラ法で血流の評価が可能」 「断層面を自由に選択できる」 「術者の技量による影響が大きい」 ・超音波とMRIの比較  (63.31)  超音波で検査可能な部位は侵襲度や簡便性から超音波検査が薦められる ・使用されている周波数  (71pm13、67am19、63.26)  3.5~5MHzが多く、用途に応じて1~20MHz程度を用いる  乳房:5~10MHz    体表:7.5~10MHz  腹部:5~10MHz ・超音波の発生原理  (63.24)  圧電効果(ピエゾ効果)を利用し、極性を切り替えて送受信を行う   → 圧電物質に外力が加わることで、その表面に歪みが生じて表面に正負の電気が生じること  振動子の近傍では平面波で、遠くでは球面波となる 物理的性質  (72am21.74、71pm72、70pm74、69am19、67pm13.pm75、66.26、64.49、61...

 

19 後方エコーの増強について誤っているのはどれか。
1.囊胞の後方にみられる。
2.腫瘤内での減衰の程度を反映する。
3.超音波のビーム軸に平行に発生する。
4.超音波の周波数によらず認められる。
5.腫瘤を透過する前のエコー信号と比較する。

 難問
 後方エコーの増強に関してここまで詳しく問われたのは初めて
 対策ノートほぼ対応済み

アーチファクト / 日常の保守管理
アーチファクト (72am16.pm19、70am21、69pm19、67pm19、67pm23、61.26、66.37、64.37、63.29、62.44) ①多重反射 :胆石など高吸収なもの  → コメット様エコー(コメットサイン)   探触子から放射されたパルスが組織境界で反射され、振動子の接触面や他の組織の境界を何度も往復して反射が繰り返される現象反射体が小さくても、周囲組織との音響インピーダンスの差が大きいと多重反射を起こす ・対策  「圧迫の強さを変える」  「ビーム角度を変える」  ②サイドローブ :胆のう頸部(十二指腸ガス)  サイドローブ内に強い反射体が存在した場合に、そこからの反射が探触子に戻り画像を作る現象 ③ミラー(鏡面)効果、ミラージュ現象 :横隔膜など  斜めに平滑な反射体で反射することで、同じ経路で探触子に戻り、ビームの延長線上に虚像を作る現象 ④レンズ効果 :腹直筋と脂肪組織の混在部  屈折したビームが強い反射体で反射して、同じ経路を通って探触子に戻り、ビームが放射された方向に虚像を作る現象 ⑤断面像の厚み ...

 

20 右上腹部の超音波像を別に示す。
正しいのはどれか。
1.脂肪肝である。
2.腎臓に腫瘤を認める。
3.腹水は認められない。
4.肝臓の腫瘤は無エコーである。
5.肝臓の腫瘤には音響陰影が認められる。

 これまた難問
 本年度の画像機器検査学は結構難しいかも
 「認められない」を正答にするのは性格悪いと思う
 ただし、内容的には正答の腹水以外はすべて既出なので解けないことはない
 対策ノート対応済み

各部位の超音波検査 / 所見(サイン)
各部位の超音波検査  (71pm15、70pm21、68am19、62.43) ・検査体位にほとんど制限はなく、立位・臥位・側臥位・坐位など様々な体位で行う ・プローブを押し当てるようにして使用し、体表との間に空間ができないようにする ・エコーゼリーを使用前に温めておき、プローブを当てる場所に付けて使用する ・頸部  (72am23、63.39)  頸部動脈硬化症の診断(内中膜複合体厚の計測) (72am23:プラーク像) ・甲状腺 (71am23、67pm24) ・右側腹部走査  (65.37、63.40、61.46) *絶食 :「胆のうの収縮防止」  「腸管ガスの増加防止」 *胆のう :胆石は体位変換によって隆起性病変との鑑別を行う  *肝腎コントラスト :通常では、肝臓と腎臓の輝度は腎臓がやや低めか場合により同程度  脂肪肝の場合、肝臓が白く(高信号)、腎臓が黒く(低信号)描出される *肝腫瘍 :造影剤を用いることもある *肝硬変の所見 :肝右葉の萎縮、肝左葉の肥大、肝縁の鈍化、肝表面の凹凸不整、脾腫...

 

21 MRIの撮影法でBOLD(blood oxygenation level dependent)効果に最も鋭敏なのはどれか。
1.EPI
2.FLAIR
3.FSE
4.SE
5.STIR

拡散強調 / fMRI / MRS / DTI / SWI / 潅流 / プロトン密度強調 / CPMG
拡散強調画像(ディフュージョン:DWI) (72pm22、71pm22、70am16、66.31、61.40) ・EPI法で撮像  ・組織の水分子のブラウン運動の強さを強い一対の傾斜磁場(MPG:motion proving gradient)を用いることで水分子の拡散の大きさの違いを信号強度として画像化する ・水分子の拡散が低下すると高信号(脳梗塞部位など)になる ・基本的にDWIはT2強調画像であり、T2WIで高信号な部位は同様に高信号となる  → T2shine through ・b値 :MPGを印加する強さ  b値が大きければ拡散強調が強くなり、SN比は小さくなる  拡散の大きいもの(水)は信号が小さくなる ・ADCmap :b値の異なる2画像からT2shine throughの影響を除外した見かけの拡散係数画像  拡散が低いものはADCmapで低信号となる ・アーチファクトが出やすく、パラレルイメージングの使用、TEの短縮、脂肪抑制など工夫が必要 ・拡散強調画像は細胞性浮腫を呈する発症6時間以内の急性期脳梗塞の診断に使用する  高b値の画像で高...

 

22 脳卒中の急性期に撮影された頭部MRIの拡散強調像を別に示す。
矢印の高信号が反映している病態として正しいのはどれか。
1.血液の貯留
2.血管原性浮腫
3.細胞障害性(細胞毒性)浮腫
4.脳室の拡大
5.脳の萎縮

 画像問題として出題されたのは初?

拡散強調 / fMRI / MRS / DTI / SWI / 潅流 / プロトン密度強調 / CPMG
拡散強調画像(ディフュージョン:DWI) (72pm22、71pm22、70am16、66.31、61.40) ・EPI法で撮像  ・組織の水分子のブラウン運動の強さを強い一対の傾斜磁場(MPG:motion proving gradient)を用いることで水分子の拡散の大きさの違いを信号強度として画像化する ・水分子の拡散が低下すると高信号(脳梗塞部位など)になる ・基本的にDWIはT2強調画像であり、T2WIで高信号な部位は同様に高信号となる  → T2shine through ・b値 :MPGを印加する強さ  b値が大きければ拡散強調が強くなり、SN比は小さくなる  拡散の大きいもの(水)は信号が小さくなる ・ADCmap :b値の異なる2画像からT2shine throughの影響を除外した見かけの拡散係数画像  拡散が低いものはADCmapで低信号となる ・アーチファクトが出やすく、パラレルイメージングの使用、TEの短縮、脂肪抑制など工夫が必要 ・拡散強調画像は細胞性浮腫を呈する発症6時間以内の急性期脳梗塞の診断に使用する  高b値の画像で高...

 

23 MR 像を別に示す。
正しいのはどれか。
1.A は子宮である。
2.T1強調像である。
3.B は大転子である。
4.大腿骨頭は両側とも正常である。
5.脂肪抑制パルスが付加されている。

泌尿器・生殖器系 正常解剖 / 臨床病理
泌尿器・生殖器系 正常解剖 腎臓 ・腎臓の構成  (72pm50、66.2)  皮質+髄質(腎錐体)+小腎杯+大腎杯+腎盤(腎盂)+(尿管へ)  ・皮質 :腎小体(ボーマン嚢+糸球体)+近位尿細管 ・髄質 :ヘレンループ+遠位尿細管+集合管 ・ネフロン :腎小体と尿細管で構成  腎臓の構造上・機能上の単位 ・機能(64.10) :「血圧・体液量・塩酸基平衡の調整」  「老廃物排出」  ・位置:右が下、左が上 ・重さ:130g×2 ・尿の生成 (67am55、68pm55、62.16、60.10)  腎動脈  :腎静脈の後方に位置する    ↓ 腎血流量:1200ml/min   ↓   腎小体(糸球体からボーマン嚢へ)  :血液をろ過し原尿にする   ↓(血液から血球や高分子蛋白を除いたもの)   ↓ 原尿:100~150ml/min   ↓    150L/day   ↓                  近位尿細管(毛細血管へ)  :ブドウ糖(100%)と水分・無機塩類の大部分の再吸収   ↓...

 

24 脳のファンクショナルMRIで正しいのはどれか。
1.造影剤を使用する。
2.データ取得にFSE法を用いる。
3.データ処理に最大値投影法を用いる。
4.運動野を描出するために光刺激を行う。
5.神経の活動に伴う血流変化を画像化している。

拡散強調 / fMRI / MRS / DTI / SWI / 潅流 / プロトン密度強調 / CPMG
拡散強調画像(ディフュージョン:DWI) (72pm22、71pm22、70am16、66.31、61.40) ・EPI法で撮像  ・組織の水分子のブラウン運動の強さを強い一対の傾斜磁場(MPG:motion proving gradient)を用いることで水分子の拡散の大きさの違いを信号強度として画像化する ・水分子の拡散が低下すると高信号(脳梗塞部位など)になる ・基本的にDWIはT2強調画像であり、T2WIで高信号な部位は同様に高信号となる  → T2shine through ・b値 :MPGを印加する強さ  b値が大きければ拡散強調が強くなり、SN比は小さくなる  拡散の大きいもの(水)は信号が小さくなる ・ADCmap :b値の異なる2画像からT2shine throughの影響を除外した見かけの拡散係数画像  拡散が低いものはADCmapで低信号となる ・アーチファクトが出やすく、パラレルイメージングの使用、TEの短縮、脂肪抑制など工夫が必要 ・拡散強調画像は細胞性浮腫を呈する発症6時間以内の急性期脳梗塞の診断に使用する  高b値の画像で高...

 

核医学検査技術学

25 脳SPECT 像を別に示す。
使用された放射性医薬品はどれか。
1.99mTc – ECD
2.99mTc – HMPAO
3.123I – IMP
4.123I – イオフルパン
5.123I – イオマゼニル

 難問
 イオフルパンについて詳しく問われたのも初めて?だし、ましてや画像だけ見て判断するのは難しいかと
 まぁ昨今の核医学の動向から、各薬剤の衰勢を鑑みるにこうした問題は増えるかも
 反面、知らなくても良い薬剤が今後増えると良いが
 対策ノート対応済み

中枢神経系のシンチグラフィ
脳循環動態(rCBF)と脳血流  (65.51、63.61、62.6)   123I-IMP 99mTc-HMPAO 99mTc-ECD 131Xe*1 トレーサーの型 蓄積型 蓄積型 蓄積型  拡散性 解析方法 (絶対的定量法)  Microsphere法*2 ARG法*2  Patlak plot法  Patlak plot法 内頚動脈注入法 吸入法 前処置 安眠 甲状腺ブロック 安眠 安眠 安眠 血液脳分配係数 極めて高い  低い 中間  低い 脳内での代謝 代謝(脂溶性のまま)  早く水溶性に代謝 早く水溶性に代謝 無 *1:脳循環動態(rCBF)のみ測定可能 *2:採血が必要 ・薬剤の集積機序  (68pm30、64.61、61.52)  BBBを自由に通過する拡散型と、通過後に脳組織に留まる蓄積型に分けられる  高集積部位として灰白質や基底核、視床、小脳がある ・Patlak plot法  (69am31、68am28、6...

 

26 核医学検査に用いられる放射性医薬品で正しいのはどれか。
1.急性放射線障害が10%程度生じる。
2.副作用はヨード造影剤の投与時より発現頻度は高い。
3.123I – IMP 投与時に苦味感や金属臭がすることがある。
4.放射性医薬品の副作用は主に薬理作用によるものである。
5.131I – アドステロールの副作用の頻度は123I – MIBG によるものより多い。

 複合問題
 ちょっと難しいかもしれないが解けなくはない

放射性医薬品まとめ
診療用放射線医薬品の特徴  (72pm26、71am28、70am4、67am26、61.50、60.50) ① 放射性医薬品の有効性は、半減期(短いのもが良い)とともに減少するため、  一般の医薬品と比較して短い ② 特定の臓器や病巣に集積の有無、排泄や停滞など、医薬品として特異性を有する ③ 放射性医薬品は、物質量としてはきわめて微量であるため薬理作用はほとんど無い ④ 副作用はまれにしか発生せず、その発生率は0.003%未満である ⑤ 非密封の放射性物質を含むため、被検者や術者が被曝する インビトロ検査に使用されるRI 核種 半減期 崩壊方式 γ線エネルギー 主な製造法 3H 12y β― - 原子炉:6Li(n、α)3H 14C 5730y β― - 原子炉:14N(n、p)14C 125I 60d EC 28keV 原子炉:124X...

 

27 甲状腺シンチグラフィで使用される放射性医薬品はどれか。2つ選べ。
1.99mTcO4
2.99mTc – MIBI
3.99mTc – テトロホスミン
4.111In – DTPA
5.Na123I

泌尿器系、内分泌系シンチグラフィ
腎静態シンチグラフィ  (69pm33、68pm33、67pm31、60.65) ・薬剤:「99mTc-DMSA」 ・集積機序  大部分が血漿蛋白と結合し、周囲の毛細血管から近位尿細管の上皮細胞に直接取り込まれ、そこに長時間留まる   一部は糸球体より濾過された後に尿細管で再吸収されて集積する  正常では静注2時間後に片腎で投与量の20~25%、両腎で40~50%が集積  尿中排泄は、2時間で8~17%と極めて少なく、腎に長く保持される 腎動態シンチグラフィ  (71pm28、70pm33) ・薬剤:99mTc-DTPA  (68am25)  血漿および細胞外液に分布し、細胞内には取り込まない  24時間までにほぼ100%が糸球体から濾過される  糸球体濾過率(GFR)が算出できる ・薬剤:99mTc-MAG3  (72pm29、71pm28、69am26、66.53、66.65.67、64.66、62.66)  血漿タンパクとの結合が90%と高いため、糸球体濾過によって排泄されるのは2%である  そのため、血漿クリアランス(血漿からの洗い出...

 

28 心臓サルコイドーシスの18F – FDG PETで正しいのはどれか。
1.アミノ酸代謝を反映する。
2.運動負荷をすることが多い。
3.18F – FDG 投与直後に撮影する。
4.20 時間程度の絶食が必要である。
5.18F – FDG 投与量は通常37 MBqである。

 難問
 FDGのサルコイドーシスへの適応に関しては既出だが、詳細に関しては初出
 一応対策ノート対応済みだが、ここまで知らなくとも良い(捨て問)気がする
 今後の動向に注目

PET・内用療法
18F- FDGによる腫瘍シンチグラフィとてんかんと虚血性心疾患の検査 ・生理的集積  (71am26、69pm26、67pm33、66.66、62.53、60.68) ★脳 :継時的に変化、投与後45~60分で最高値となりその後減少する ★縦隔 :比較的高く、特に早い時間の撮像で描出される *乳房 :軽度集積、特に授乳期の場合は強く集積 ★筋肉 :緊張が強い部分や運動した部位へ集積する ★胃・肝臓・腸管 :中程度であり、よく認められる  人工肛門周囲では腸管への集積の亢進がみられる ★腎臓 :投与後2時間で約15%が尿中に排泄されるため、尿路系の腫瘍には注意が必要である *膀胱 :高度のFDGが排泄、貯留され、膀胱近隣病変がストリークアーチファクトの出現で描出されにくい *睾丸 :中程度、体外に位置するので、比較的わかりやすく、集積は加齢により減少する *子宮 :若干集積・生理中の子宮への集積は高い場合があるので注意が必要である *66.66:左鎖骨付近、縦隔部、右鼠径部に異常集積 ・生理的集積以外で1...

 

29 腎動態シンチグラフィで正しいのはどれか。
1.99mTc – DTPA は尿細管から排泄される。
2.99mTc – DTPA ではレノグラム解析ができない。
3.99mTc – DTPA では移植腎の腎機能評価ができない。
4.99mTc – MAG3 では糸球体濾過率(GFR)を求めることができる。
5.99mTc – MAG3 では有効腎血漿流量(ERPF)を求めることができる。

泌尿器系、内分泌系シンチグラフィ
腎静態シンチグラフィ  (69pm33、68pm33、67pm31、60.65) ・薬剤:「99mTc-DMSA」 ・集積機序  大部分が血漿蛋白と結合し、周囲の毛細血管から近位尿細管の上皮細胞に直接取り込まれ、そこに長時間留まる   一部は糸球体より濾過された後に尿細管で再吸収されて集積する  正常では静注2時間後に片腎で投与量の20~25%、両腎で40~50%が集積  尿中排泄は、2時間で8~17%と極めて少なく、腎に長く保持される 腎動態シンチグラフィ  (71pm28、70pm33) ・薬剤:99mTc-DTPA  (68am25)  血漿および細胞外液に分布し、細胞内には取り込まない  24時間までにほぼ100%が糸球体から濾過される  糸球体濾過率(GFR)が算出できる ・薬剤:99mTc-MAG3  (72pm29、71pm28、69am26、66.53、66.65.67、64.66、62.66)  血漿タンパクとの結合が90%と高いため、糸球体濾過によって排泄されるのは2%である  そのため、血漿クリアランス(血漿からの洗い出...

 

30 骨シンチグラフィで正しいのはどれか。
1.小児では関節部の集積が高い。
2.骨粗鬆症の診断に有用である。
3.腎臓が描出されるのは異常である。
4.ペースメーカは集積亢進像をつくる。
5.放射性医薬品投与1時間後から撮影する。

骨・造血系、腫瘍・炎症系シンチグラフィ
骨シンチグラフィ   (71am71pm30、70am34、68am33、63.65、62.68) ・薬剤:「99mTc-MDP」     「99mTc-HMDP」 ・集積機序 :薬剤は血流を介して移動し、細胞外液腔を通過して骨結晶の表面に至り、イオン交換によって  ハイドロキシアパタイトのカルシウムへのホスホン酸塩に化学的吸着する ・撮像法(67am34、66.67、61.67、60.52)  前面と後面の二方向を撮像し、必要に応じSpot撮像する  MIP処理を行う  収集ウィンドウ:±7~10%  スキャンスピード:15~20cm/min  コリメータ:低エネルギー高分解能コリメータ ・mergedSPECT :全身を5分割してSPECTを撮像する方法 ・前処置 :血中クリアランスを早めるために静注後水分を摂取させ、検査開始前に排尿させる(被曝の低減にも寄与) ・診断  (72pm30、65.68、60.66)  びまん性骨転移:体幹骨に異常に集積する          両腎の集積が低い  溶骨性転移:反応性変化があると集積するが、...

 

31 ガンマカメラについて正しいのはどれか。
1.シンチレータはCsI:Tlが主流である。
2.検出素子として半導体を搭載した装置がある。
3.光電子増倍管は検出器当たり1,000 本程度である。
4.位置信号はエネルギー信号で乗算することで正規化される。
5.光電ピークに30〜50%のエネルギーウィンドウを設定する。

 古い(あまり改訂されていない)教科書等では近年の装置に対応できてない場合が多いので教科書をあまり信じすぎないことが大事かと

ガンマカメラ
ガンマカメラの構成 ①:コリメータ   ②:シンチレータ ③:ライトガイド  ④:光電子増倍管 ⑤:安定高電圧電源 ⑥:プリアンプ ⑦:ADC      ⑧:波高分析器 ⑨:位置演算回路  ⑩:画像処理装置 コリメータ ・目的 :「γ線の入射方向の限定」  「散乱線の除去」 ・コリメータのエネルギーによる分類  (71am29、64.55、60.67) コリメータの種類 エネルギー範囲 対象各種 特徴 低エネルギー用(LE)  ~160(140)keV以下 99mTc、123I、133Xe、201Tl 汎用、高分解能、高感度 低中エネルギー用(LME)  ~250(190)keV以下  123I、67Ga    中エネルギー用(ME)  ~300kev以下 67Ga、111In、(123I)、81mKr  高分解能 高エネルギー用(HE)  ~450keV以下  131I   ・コリメータの視野による分類  (70pm26、68pm26、66.54、63...

 

32 PET 装置の二次元収集に対する三次元収集の特徴で正しいのはどれか。
1.感度は変わらない。
2.検査時間を短縮できる。
3.減弱補正の精度が向上する。
4.偶発同時計数の影響を軽減できる。
5.頭尾方向の感度差が均てん化する。

SPECT / PET
SPECT SPECTのデータ収集  (72am25、68am27.pm27、66.55、62.55、60.58) ・収集機構  感度:連続回転収集>ステップ収集  円軌道回転:  体近接起動収集:空間分解能が良い ・収集角度 :360°が基本で定量性が高い   サンプリング間隔は5~6° ・マトリクスサイズ :小さいほど空間分解能は向上し、コントラストは低下し、SN比は低下する ・ピクセルサイズ(マトリクスサイズ) (62.55)  十分なカウントを収集できる場合、ピクセルサイズはシステム分解能の半値幅(FWHM)の1/3~1/4が最適とされる  ピクセルサイズ:小   → SN比:「低下」     空間分解能:「高」     コントラスト:「低下」 SPECTとPETの比較  (71pm32、65.55) 性能 SPECT  PET 定量性 良 優 空間分解能  低い(15~20mm)  高い(3~5mm) 吸収補正 やや難(Sorenson,Chang,CT法など)  容易...

 

33 副腎腫瘍の診断に用いられる放射性医薬品はどれか。2つ選べ。
1.123I – MIBG
2.99mTc – ECD
3.99mTc – MIBI
4.123I – BMIPP
5.131I – アドステロール

泌尿器系、内分泌系シンチグラフィ
腎静態シンチグラフィ  (69pm33、68pm33、67pm31、60.65) ・薬剤:「99mTc-DMSA」 ・集積機序  大部分が血漿蛋白と結合し、周囲の毛細血管から近位尿細管の上皮細胞に直接取り込まれ、そこに長時間留まる   一部は糸球体より濾過された後に尿細管で再吸収されて集積する  正常では静注2時間後に片腎で投与量の20~25%、両腎で40~50%が集積  尿中排泄は、2時間で8~17%と極めて少なく、腎に長く保持される 腎動態シンチグラフィ  (71pm28、70pm33) ・薬剤:99mTc-DTPA  (68am25)  血漿および細胞外液に分布し、細胞内には取り込まない  24時間までにほぼ100%が糸球体から濾過される  糸球体濾過率(GFR)が算出できる ・薬剤:99mTc-MAG3  (72pm29、71pm28、69am26、66.53、66.65.67、64.66、62.66)  血漿タンパクとの結合が90%と高いため、糸球体濾過によって排泄されるのは2%である  そのため、血漿クリアランス(血漿からの洗い出...

 

34 18F – FDG腫瘍PETでSUVを計算で求めるために必要なのはどれか。2つ選べ。
1.体重
2.血糖値
3.血中の放射能量
4.投与薬剤の容量
5.投与薬剤の放射能量

PET・内用療法
18F- FDGによる腫瘍シンチグラフィとてんかんと虚血性心疾患の検査 ・生理的集積  (71am26、69pm26、67pm33、66.66、62.53、60.68) ★脳 :継時的に変化、投与後45~60分で最高値となりその後減少する ★縦隔 :比較的高く、特に早い時間の撮像で描出される *乳房 :軽度集積、特に授乳期の場合は強く集積 ★筋肉 :緊張が強い部分や運動した部位へ集積する ★胃・肝臓・腸管 :中程度であり、よく認められる  人工肛門周囲では腸管への集積の亢進がみられる ★腎臓 :投与後2時間で約15%が尿中に排泄されるため、尿路系の腫瘍には注意が必要である *膀胱 :高度のFDGが排泄、貯留され、膀胱近隣病変がストリークアーチファクトの出現で描出されにくい *睾丸 :中程度、体外に位置するので、比較的わかりやすく、集積は加齢により減少する *子宮 :若干集積・生理中の子宮への集積は高い場合があるので注意が必要である *66.66:左鎖骨付近、縦隔部、右鼠径部に異常集積 ・生理的集積以外で1...

 

放射線治療技術学

35 国際対がん連合(UICC)によるTNM分類で正しいのはどれか。
1.T因子は画像所見のみで決定する。
2.pTNMは術後病理組織学的分類である。
3.T1 かT2 の判断に迷うときにはT2とする。
4.PS(全身状態)が4であれば臨床病期はⅣ期とする。
5.T因子の進行度は全ての悪性腫瘍において共通である。

腫瘍治療概論 
腫瘍治療概論  (60.78)  治療可能比(TR)  TR=腫瘍組織の障害/正常組織の障害   =正常組織の耐容線量(TD)/腫瘍制御線量(TCD)   治療可能比が1以上ならば治療可能  線量の集中性を高めることで正常組織にはTD以下, がん組織にはTCD以上を与えることができる可能性もある ・腫瘍制御量(TCD)に影響する因子 :組織型と腫瘍体積(細胞数) ・正常組織耐用線量(TD) :TCD同様に組織の種類と大きさに依存する。  通常TD5/5の値を用いる 放射線治療の障害  ↓ リスク臓器について 「対策ノート:耐用線量」 ・早期反応 :「粘膜」「皮膚」「腸管」「骨髄」 ・晩期反応 :「脊髄」「中枢神経」「肝臓」 放射線治療に対する臓器の反応  (71pm44、68pm44、66.88) ・並列臓器 :「肺」「肝臓」「腎臓」  → 照射される体積が重要になる ・直列臓器 :「心臓」「脊髄」「肺門部」「肝門部」「腸管」  → 照射される最大線量が重要になる 放射線治療の禁忌 :「妊婦」(68am36) ...

 

36 放射線治療の適応判断から治療開始までの医療行為の順序で最も適切なのはどれか。
1.患者への説明と同意の取得→固定具の作成→治療計画用CT撮影
2.患者への説明と同意の取得→治療計画用CT撮影→固定具の作成
3.固定具の作成→患者への説明と同意の取得→治療計画用CT撮影
4.治療計画用CT撮影→患者への説明と同意の取得→固定具の作成
5.治療計画用CT撮影→固定具の作成→患者への説明と同意の取得

 初出題
 計画CTに関しては今までなぜかあまり触れられてこなかったが、近年出題されるようになったので要対策
 ただ、常識的に考えればわかる問題なので特に難問でも無理ゲーでもない

様々な治療装置 / 粒子線照射装置 / 治療計画CTと計画装置
コバルト60遠隔治療装置  RI(60Co:半減期5.26年)を使用した装置 ・γ線エネルギー :1.17/1.33MeV(平均1.22MeV)    ・β線:カプセルで吸収される ・半影が大きい ベータトロン  X線と電子線を発生する(電子線治療に最適) ・加速管 : ドーナツ管  電磁石で真空管の加速管(ドーナツ管)をはさみ、 電子は磁場の変化により円運動で加速される ・交流磁場により発生する電界で、円運動(軌道半径一定)と加速を行う電子専用加速器 ・加速エネルギーは4~30MeV マイクロトロン  直流磁場(一定)で電子を円運動させて加速する ・円軌道半径は増大 ・X線・電子線の治療に用いる サイクロトロン  (70pm35、69am37、62.51、60.75)  ディー(dee)電極の間に高周波電圧をかけて、直流磁場(強度一定)を発生させ、荷電粒子(主に陽子)を加速する ・高周波電圧の周波数(周波数は不変)により半周ごとに極性が変わり、回転軌道半径が増大しながら加速される ・陽子や重荷電粒子の加速に適する ・AV...
放射線技師としての・・・問題
(72am53.89pm85、71am83.92、71am25、70am25.pm84、69am25.83.pm84、68am83、67am83、66.68.am49、65am65pm68、64pm68.am49.69、63am49、62.68、61.68) 検査の流れ ・患者確認 :検査前に、自ら名乗ってもらう   名乗れない場合は患者タグやネームバンドで確認をする ・検査説明 :介護者にも説明 ・CTでは該当部位の金属、X線撮影時には+プラスチックなどを外す ・MRでは禁忌チェックを行う 検査実施  医師の指示に基づいて撮影を行う  ポジショニングは体表ポイントを参考にする  病室でのポータブルは対象以外の人は可能な限り移動させる  外傷部位を触らずにポジショニング、頸椎損傷ネックカラーは外さずに検査  放射線技師による穿刺、造影剤などの薬剤投与、ゾンデの使用は禁止  検査中に急変があった場合は医師の指示を受ける  移動の介助等も行う 感染・清潔操作  検査前に情報確認する  感染患者への対応はマスク、手袋、エプロンを着用し、その前...

 

37 根治治療として化学放射線療法が行われるのはどれか。
1.乳癌
2.肺癌
3.肝臓癌
4.甲状腺癌
5.前立腺癌

消化器系腫瘍 / 肺癌
食道がん ・発生部位  頸部食道:5%    胸部食道:90%      (上部:10%、中部:55%、下部:25%)    腹部食道:5% ・成因 :生活習慣(タバコ、酒)や身体的要因(バレット食道、アジア人) ・組織型 :扁平上皮癌    ・予後 :非常に不良 治療方法  主に化学療法と放射線療法 ・手術療法 :根治的治療法として第一選択である  食道抜去術+リンパ節三領域隔清 ・放射線治療 (66.79) (1)放射線治療単独(手術が困難な人対象) :5年生存率は10%以下 (2)腔内照射併用 :早期がんを対象として、RALSを使用する   高線量率(HDR)小線源治療 (3)化学療法併用 :CDDP+5Fuの同時併用が、現在の食道がん治療の主流である 胃がん ・発生要因 :食事内容、ヘリコバクターピロリ菌の感染、遺伝 ・治療 :外科的療法が第一選択 大腸がん ・発生部位 :結腸癌と直腸癌に分類  (直腸>S状結腸>上行結腸の順に多い) ・発生要因 :繊維成分が少なく脂肪の多...

 

38 乳房温存療法の放射線治療計画で正しいのはどれか。
1.10 MV以上のX 線を選択する。
2.患側全乳房を臨床標的体積とする。
3.前後対向2門照射が一般的である。
4.治療計画用CTは側臥位で撮影する。
5.治療計画用CTは最大呼気の息止めで撮影する。

 72pm36同様、計画用CTに関して食い込んできてる問題
 今までの乳がん治療の問題から考えたら難問か
 正答がCTVなのも厄介で、有名な腫瘍でもCTVやPTVのとり方を問われるようになると厳しい
 今後はもう「接線照射」だけで乗り越えるのは無理か
 あと、10MX以上を選択する場合もある

小児腫瘍 / リンパ腫・白血病 / 乳がん / 皮膚がん
小児腫瘍 ・集学的治療(手術、化学療法、放射線治療)を行う ・小児好発がん  (70am58、69am61、68am61、66.25)  「白血病」  「脳腫瘍(神経膠腫、髄芽腫、頭蓋咽頭腫、胚細胞腫瘍、上衣腫)」  「神経芽腫」  「リンパ腫」  「腎腫瘍(腎芽腫、ウィルムス腫瘍)」  「骨肉腫」 小児白血病 :予防的頭蓋照射、脊髄移植のための全身照射を行う ウイルムス腫瘍  (69pm61) ・集学的治療  手術療法  :早期の外科手術   原発巣とリンパ節の廓清   進行病期の決定    放射線療法  :術後照射   ただし、晩期に側弯症が起こる可能性がある    化学療法  :ACT-D、VCR、ADMなどがある 横紋筋肉腫 ・集学的治療  手術療法  :早期の外科手術   原発巣とリンパ節の廓清   病期の決定    放射線治療:術後照射  化学療法:VAC療法など 神経芽細胞腫 ・集学的治療  完全摘出(+JAMES法(軽い化学療法)のみ)  不完全摘出(+術後照射+強い化学療法+骨髄移植) ...

 

39 通常分割照射での放射線治療において、脊髄の耐容線量(Gy)に最も近いのはどれか。
1. 10
2. 30
3. 50
4. 70
5.100

耐用線量・閾値 / 血球・胎児・腫瘍の被ばく / 被ばくの統計
耐用線量 (リスク臓器)  (72am67pm39、71am42、70am43、69am66、67pm41、66.82、64.37、63.84.33、62.84、62.85.62、61.34) TD5/5 判定基準 体積 1/3 2/3 3/3 ★骨 大腿骨 - 52Gy 壊死 下顎骨 65Gy 60Gy 開口障害 肋骨 50Gy - 病的骨折 皮膚 100cm3 50Gy 毛細血管拡張 70Gy 60Gy 55Gy 壊死、潰瘍 脳神経 脳 60Gy 50Gy 45Gy 壊死、潰瘍 脳幹 60Gy 53Gy ...

 

40 定位放射線治療(SRT)で誤っているのはどれか。
1.多門照射で行う
2.分割照射で行う。
3.体幹部の照射を行う。
4.定位的手術枠を用いる。
5.ノンコプラナ照射で行う。

分割照射 / IMRT / 定位照射
分割照射 ○標準的分割法(通常分割法) :1回2Gyを週に5回 ○一回大線量小分割法 :1回4Gy、週に2~3回 ○1日多分割照射法(過分割照射法) (72am69、70pm40、69pm69、68am69.pm68、67pm70、64.84、61.81)  1日2回(6時間以上あける)  週に10回、1.2Gy:過分割照射法  週に10回、1.5Gy:急速過分割照射法 *正常組織と腫瘍組織とのわずかな感受性の差と回復力の差を利用し、その差を拡大させる  正常組織の急性障害はやや強く出るが、晩発障害の減少と腫瘍抑制の向上が期待できる   → 治療可能比を高めることが出来る *全照射期間を長くすると腫瘍細胞で加速増殖が起こる ○分割照射における生物学的等価量 (70pm66、69pm65)   LQモデル:S/S0=exp(-αD-βD2)  早期反応(腫瘍)のα/β=10Gy     晩期反応のα/β=3Gy  生物学的等価量 BED  BED(E/α)=D×(1+d/(α/β))  d:分割線量   D:総線量 ↓α/βについて詳しく...

 

41 密封小線源治療の核種で、半減期が短い順に並んでいるのはどれか。
1.198Au < 125I < 192Ir
2.198Au < 192Ir < 125I
3.125I < 192Ir < 198Au
4.125I < 198Au < 192Ir
5.192Ir < 198Au < 125I

小線源治療
小線源治療の利点・欠点  (63.83) ・比較的短時間に沢山の線量を照射できる ・腫瘍の中心に高線量を照射できること ・距離が離れることによって隣接した正常組織の障害を軽減できること ・術者による効果の差が大きい 小線源に用いられる核種 (72pm41、71am39、70pm36、69pm37、68am38、66.75、65.74、63.74、62.71.81、61.40) 核種 ★半減期  ★線量率 ★装置期間 ★使用法 ★平均エネルギー (MeV) 形 192Ir  74.0日 高・低  一時   組織内、表面、腔内  0.38  シード 137Cs  30.1年 低   一時  組織内、表面、腔内  0.66  針・管 60Co  5.27年 高   一時  腔内  1.25  針・管 198Au  2.69日 低   永久  組織内  0.41  グレイン 125I  59.4日 低  永久  組織内  0.027  シー...

 

42 高エネルギーX 線照射法で正しいのはどれか。
1.2門以上は多門照射法である。
2.固定照射法はSSD 法を用いる。
3.原体照射法は補償フィルタを用いる。
4.回転照射法の回転角度は360 度である。
5.振子照射法の振子角度は1度から180 度である。

 選択肢に不適切があるため採点対象から除外

X線・電子線による外部照射 / 固定照射 / 運動照射
X線による外部照射 ○X線の特徴 (72pm42、68pm39、64.80、62.78) ・ビルドアップ効果のため皮膚障害の軽減が図れる  エネルギーが高いほどビルドアップは深くなる   → 皮膚表面線量が小さくなる ・組織間の吸収の差が小さくなり、線量分布が均等になる ・深部でのPDDが大きく、深部の腫瘍に対して十分な線量を照射できる ・側方散乱が少ない ・骨や肺などの影響が少ない ・10MV以上のエネルギーでは光核反応による中性子の防護に考慮が必要 電子線照射 ○電子線の特徴  (71am37、67am39.am40、62.75) ・ある深さで急激に線量が低下するため、表面付近の腫瘍または術中照射に適す ・局所障害が少なく回復が早い ・側方散乱は多いが遮へいが容易であり、周囲の健常組織が簡単に防護できる ・照射筒を使用するため照射野は照射筒の大きさになり、表面位置での照射野となる ・スキャッタリングフォイル(散乱箔)によりビームを拡散し照射野内の線量分布の平坦化を行う ・治療可能深さ    (70pm37、65.80、...

 

43 電子線の複数のPDDデータを別に示す。
変更した計測条件パラメータはどれか。
1.SSD
2.照射野
3.線量率
4.電離箱印加電圧
5.ビームエネルギー

 画像として問われたのは初?
 文章問題としては既出なので、過去問を理解していれば解ける

線量測定の幾何学的用語 / モニタ線量計
線量測定に関わる幾何学的用語 ・最大深 dp :測定により得られた水中で線量が最大となる深さ ・基準深 dr : 基準となる深さで水中で線量が最大となる深さ  最大深が測定できていれば最大深=基準深で、不明な場合X線では約MV/4 cm (≦10MV) ・校正深 dc :モニタ線量校正などの測定に用いる深さ ・PDI :深さによる電離量百分率の変化 ・PDD: percentage depth dose 深部量百分率 (72pm43、68am40、65.80、62.77、61.80)  SSD (Source-Surface Distance) 一定とし、表面での照射野をA0とする  ビーム中心軸上の水中の深さdを変えながら測定した線量をD(d、A0) としたとき、D(d、A0)の最大値(もしくは基準深drでの線量) をDr(A0) としたとき以下の式で表される ・特性  距離依存性(Mayneordの法則)  → SSDが大きくなると、PDDも大きくなる ・X線のPDD :深部電離百分率曲線≒深部量百分率 ・電子線のPDD  電子線...

 

44 粒子線治療装置のWobbler(ワブラー)散乱体法における照射系機器でないのはどれか。
1.散乱体
2.電磁石
3.レンジシフタ
4.リッジフィルタ
5.フラットニングフィルタ

様々な治療装置 / 粒子線照射装置 / 治療計画CTと計画装置
コバルト60遠隔治療装置  RI(60Co:半減期5.26年)を使用した装置 ・γ線エネルギー :1.17/1.33MeV(平均1.22MeV)    ・β線:カプセルで吸収される ・半影が大きい ベータトロン  X線と電子線を発生する(電子線治療に最適) ・加速管 : ドーナツ管  電磁石で真空管の加速管(ドーナツ管)をはさみ、 電子は磁場の変化により円運動で加速される ・交流磁場により発生する電界で、円運動(軌道半径一定)と加速を行う電子専用加速器 ・加速エネルギーは4~30MeV マイクロトロン  直流磁場(一定)で電子を円運動させて加速する ・円軌道半径は増大 ・X線・電子線の治療に用いる サイクロトロン  (70pm35、69am37、62.51、60.75)  ディー(dee)電極の間に高周波電圧をかけて、直流磁場(強度一定)を発生させ、荷電粒子(主に陽子)を加速する ・高周波電圧の周波数(周波数は不変)により半周ごとに極性が変わり、回転軌道半径が増大しながら加速される ・陽子や重荷電粒子の加速に適する ・AV...

 

医用画像情報学

45 2進数1010 と0111の積で正しいのはどれか。
1.00001011
2.00001101
3.01000110
4.11010010
5.11010101

論理回路 / フーリエ変換
論理回路 ○論理回路とドモルガンの法則  (72am45、71am46、69pm45、68pm45、67am46、66.90、65.90、64.90) ・NOT:否定  ・OR:論理和  ・AND:論理積  ・XOR:排他的論理和 ・NOR:否定論理和  ・NAND:否定論理積  ・ドモルガンの法則 (70pm45、61.57、60.57)  論理和の否定は、否定の論理積に等しい      論理積の否定は、否定の論理和に等しい   ○2進法、10進法、16進法 (72pm45、70am45、69am45、68am45、67am45、66.89、65.89、64.89、63.57、61.98) ・16進法 → 10進法   10進法で0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15に対応するのが  16進法で0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,E,F  つまり10→A、11→B、12→C、13→D、14→E、15→Fとなる    16進法でABCD   → 10...

 

46 増感紙・フィルムのセンシトメトリで正しいのはどれか。
1.相反則が成り立つのでタイムスケール法を用いる。
2.ブーツストラップ法には矩形波チャートを用いる。
3.現像処理温度が高いと特性曲線は右側にシフトする。
4.焦点- フィルム間距離が2倍になればX 線強度は4倍になる。
5.感度が高い増感紙・フィルムの方が特性曲線は左側に位置する。

入出力特性(コントラスト)
入出力特性(コントラスト) ・コントラスト  =フィルムコントラスト×被写体コントラスト ・フィルムコントラスト :ガンマであり、特性曲線に依存する ・被写体コントラスト :logE1-logE2  「管電圧」「被写体厚」「減弱係数」「照射野」に左右される ・コントラスト分解能 :デジタル系>増感紙フィルム系 特性曲線 (72am95pm46、63.88) ・ディスプレイの特性曲線  縦軸:輝度 (単位:Cd/mm2)  横軸:画素値 ・オーバーオール特性曲線    縦軸:最終出力値(ディスプレイでは輝度)   横軸:相対X線強度の常用対数 ・検出器自体の特性曲線  縦軸:X線量    横軸:発光量または電圧など 得られる情報  (69am47、64.92、63.95、60.93) 1、最低濃度(Dmin:かぶり濃度+ベース濃度) 2、フィルムコントラスト(ガンマ)    3、寛容度(ラチチュード)  ≒ ダイナミックレンジ 4、最高濃度(Dmax)平均        5、階調度(グラディエントG) 6、相対感...

 

47 二次元画像の画素値を図に示す。
 この画像に平均値フィルタを用いた重み係数1のアンシャープマスク処理をしたとき、座標(1,1)における出力値で正しいのはどれか。

1.-3
2.-2
3. 1
4. 2
5. 4

デジタル画像処理
・積分処理  複数の画像の画素値の総和を計算する処理  $$g(x,y)=\sum _{ k=1 }^{ n }{ f_{ k }(x,y) } $$ ・ボケマスク処理(アンシャープマスク処理)  (72pm47、69pm48、66.95、63.94、61.94)  高周波成分を強調し、エッジ強調をする  g(x,y)=f(x,y)+k    fa(x,y):原画像の平滑化画像  k:強調係数 ・ダイナミックレンジ圧縮処理  (67pm45、63.94)  高濃度や低濃度の領域を圧縮、モニタに表示できる濃度範囲を広げる局所的な階調処理  g(x,y)=o(x,y)+f(o_u (x,y))      Ou (x,y):原画像を平滑化した画像  f:処理関数 ・継時的サブトラクション  (70am48)  撮影時間の異なる同一被写体の画像間で引き算を行う処理 ・ワ―ピング処理(非線形処理) :位置ずれの補正に使用 ・エネルギーサブトラクション  同一の被写体を異なる管電圧で撮影し、画像間で引き算を行う処理 空間フィルタ処理  (68p...

 

48 HL7 の特徴について正しいのはどれか。
1.放射線画像の伝送規格を定めている。
2.医療情報交換のための標準規格である。
3.放射線情報システムに特化したものである。
4.データ交換のトランザクションを規定していない。
5.OSI 参照モデルのプレゼンテーション層に対応している。

デジタル情報の通信、管理
電子カルテ(EMR)  (65.97) ・医用画像の電子保存  (70am49、69am49、68am48、67pm47、66.96、65.97、64.96.97、62.98、61.96) 1,真正性 :作成された記録に対し、書き換え・消去などが防止されていること  記録作成の責任の所在が明確なこと 2,見読性 :記録がただちにはっきり読めること 3,保存性 :記録された情報が、法令などで定められた期間にわたって、真正性と見読性を保つこと *医用画像は永久保存の義務がある ・情報セキュリティの三大要素  (71am49) 1,完全性 2,機密性 3,可用性 ・対策方法 :「生体認証」  「アクセスログの定期監視」 ・ICD-10 :疾病および関連保健問題の国際統計分類の規格 ・オーダリングシステム :発生源入力  コストは電子カルテより安いが、電子化のメリットが少ない 病院情報システム  (68pm49、66.98、61.97)                          ・DICOM  (72am49...

 

49 モニタの品質管理項目と使用するものの組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1.輝度応答評価:TG 18 – CT テストパターン
2.輝度均一性評価:ANGテストパターン
3.視野角特性評価:GDテストパターン
4.全般的画質評価:TG 18 – QC テストパターン
5.幾何学的ひずみ評価:TG 18 – MPテストパターン

 モニターの品質管理に関して、年々問題の難易度が上がっている
 この傾向が続くのだろうか
 対策ノート対応済み

デジタル装置の機能 / CAD
コンピュータの基本構成  (70am46、69am46、65.92、64.91、63.91) ・入力:マウス     キーボード ・出力:LCD     プリンタ     ディスプレイ ・記憶 :ROM     補助記憶装置(HDD、DVD、SSD)     RAM     USBメモリ ・演算:CPU ・制御:CPU *ASCIIコード :コンピュータは二進数しか扱えないため、  文字データを二進数として処理するために割り当ててあるコード 液晶モニタ、CRTモニタ  (63.98)   残像 視野角 消費電力 動画特性 液晶モニタ 多い 狭い 小さい 劣る CRTモニタ 少ない  広い 大きい 優れる 医用モニタの品質管理  受入試験と不変性試験(JIS T 62563 1)  (72pm49、71am8、69pm49、68am49、67pm48、66.97、64.98) ・JESRA :医用画像表示モニタの品質管理に関するガイドライン ...

 

以上、第72回診療放射線技師国家試験 午後 1/2

 難問無理ゲー不適切問題
午前1/28問3問2問
午前2/23問
4問
2問
午後1/2 10問0問  1問
午後2/2 3問 2問 0問
 24問 9問5問 

*当サイト調べ

第72回診療放射線技師国家試験の目標点数は
160点前後
それ以上は取れなくて良い!

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第72回診療放射線技師国家試験 午前 1/2

第72回診療放射線技師国家試験 午前 1/2
 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております  正答と発表されたものを黄色マーカーしてあります  各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります  当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください 放射化学 1 ペーパークロマトグラフィに関係がないのはどれか。 1.Rf 値 2.原点 3.カラム 4.スポット 5.展開溶媒 2 核種について誤っているのはどれか。 1.68Gaは安定同位体である。 2.14Cと14N は同重体である。 3.123Iは放射性同位体である。 4.99mTc と99Tc は核異性体である。 5.133I と135Cs は同中性子体である。  14C、14N、68Ga、99mTc、99Tc、123I、133I、135Cs  全て既出 3 壊変図について正しいのはどれか。 1.縦に質量数を表す。 2.横にエネルギー準位を表す。 3.γ 壊変は右下方の矢印で表す。 4.β安壊変は左下方の矢印で表す。 5.分岐壊変を表すこと...

第72回診療放射線技師国家試験 午前 2/2

第72回診療放射線技師国家試験 午前 2/2
 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております  正答と発表されたものを黄色マーカーしてあります  各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります  当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください 基礎医学大要 50 性ホルモンが腫瘍の増殖に関わるのはどれか。2つ選べ。 1.腟癌 2.陰茎癌 3.尿道癌 4.子宮体癌 5.前立腺癌 51 永久塞栓物質はどれか。 1.金属コイル 2.自家凝血塊 3.油性造影剤 4.ゼラチンスポンジ 5.高濃度ヨード造影剤 52 副腎が産生するホルモンはどれか。 1.アンジオテンシン 2.インスリン 3.グルカゴン 4.ノルアドレナリン 5.レニン 53 診療放射線技師の業務として正しいのはどれか。 1.造影CT において静脈路を確保した。 2.造影CT において静脈路と造影剤注入装置を接続した。 3.造影CT開始前に静脈路が閉塞していたので生理食塩液を注入し開通させ た。 4.下部消化管...

第72回診療放射線技師国家試験 午後 1/2

第72回診療放射線技師国家試験 午後 1/2
 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております  正答と発表されたものを黄色マーカーしてあります  各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります  当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください 放射化学 1 放射性核種の分離に関する組合せで正しいのはどれか。 1.電気泳動法:イオン化傾向 2.昇華・蒸留法:担体 3.電気化学的置換法:外部電源 4.ラジオコロイド法:粒子 5.カラムクロマトグラフィ:有機相 2 放射化学的純度の検定で使われるのはどれか。2つ選べ。 1.電気泳動法 2.イオン交換法 3.放射化分析法 4.γ 線スペクトロメトリ 5.高速液体クロマトグラフィ 3 原子炉を利用する分析法はどれか。 1.PIXE 法 2.蛍光X 線分析法 3.光量子放射化分析法 4.中性子放射化分析法 5.オートラジオグラフィ 4 半減期10 分の核種を加速器で製造することとした。 10分間照射した生成放射能(A1)に対する20分間照射し...

第72回診療放射線技師国家試験 午後 2/2

第72回診療放射線技師国家試験 午後 2/2
 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております  正答と発表されたものを黄色マーカーしてあります  各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります  当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください 基礎医学大要 50 腎臓の解剖について正しいのはどれか。 1.腹腔内臓器である。 2.皮質は主に集合管からなる。 3.髄質は主に糸球体からなる。 4.髄質は皮質の外側に位置する。 5.右側は左側よりも低位であることが多い。 51 卵円孔を走行するのはどれか。 1.眼神経 2.下顎神経 3.滑車神経 4.上顎神経 5.動眼神経 52 線条体を構成するのはどれか。2つ選べ。 1.視床 2.被殻 3.尾状核 4. 桃体 5.視床下部 53 眼球運動に関係するのはどれか。 1.眼輪筋 2.外側広筋 3.内側広筋 4.下斜筋 5.上頭斜筋 54 Basedow(バセドウ)病において正しいのはどれか。 1.GRH が...

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