XⅢ.画像工学

XⅢ.画像工学

入出力特性(コントラスト)

入出力特性(コントラスト)・コントラスト =フィルムコントラスト×被写体コントラスト・フィルムコントラスト:ガンマであり、特性曲線に依存する・被写体コントラスト:logE1-logE2 「管電圧」「被写体厚」「減弱係数」「照射野」に左右される・コントラスト分解能:デジタル系>増感紙フィルム系特性曲線(72am95pm46、63.88)・ディスプレイの特性曲線 縦軸:輝度 (単位:Cd/mm2) 横軸:画素値・オーバーオール特性曲線   縦軸:最終出力値(ディスプレイでは輝度)  横軸:相対X線強度の常用対数・検出器自体の特性曲線 縦軸:X線量   横軸:発光量または電圧など得られる情報 (69am47、64.92、63.95、60.93)1、最低濃度(Dmin:かぶり濃度+ベース濃度)2、フィルムコントラスト(ガンマ)   3、寛容度(ラチチュード) ≒ ダイナミックレンジ4、最高濃度(Dmax)平均       5、階調度(グラディエントG)6、相対感度  *相対感度は二つの特性曲線より求める*コントラスト、ガンマ、階調度、グラディエントGはほぼ意味が同じで、寛容度によって相反する・...
XⅢ.画像工学

解像特性(鮮鋭度)

解像特性(鮮鋭度)影響因子「焦点サイズ」:小さいほうが良い        「被写体フィルム距離」:短いほうが良い「X線入射角度」:小さいほうが良い       「焦点フィルム距離」:長いほうが良い「感度」:高感度増感紙では悪い「被写体コントラスト」:高いほうが良い*空間分解能 増感紙フィルム系>デジタル系MTFによる評価 (75pm94、74am48) MTF(ModulationTransferfunction)とは点または線像強度分布をフーリエ変換の関係を用いて空間周波数領域に変換した関数で、ボケの度合いを表すことが出来る 「線形性」と「位置不変性」を満たしていることが条件となる デジタル系では「位置不変性」が成り立たない 鮮鋭度の評価には2cycle/mmを良く用いる・MTFへの影響因子 「散乱X線」 「サンプリング間隔 → エリアシング」・エリアシングの影響を含まないMTF 「プリサンプリングMTF」 「アパーチャMTF」 「X線検出器のMTF」 「ディスプレイMTF」 「画像処理フィルタのMTF」構成要素とそれぞれのMTF(73pm95、71am94、70pm94、64.90...
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ノイズ特性(粒状性)

ノイズ特性(粒状性)粒状性(65.89、60.89) 低コントラスト分解能(低周波領域)に影響を及ぼす 粒状性悪:低コントラスト分解能悪・DR系のノイズ(72am46、61.89)「X線量子モトル(量子ノイズ)」:最も大きな影響で入射X線量に依存する「光量子ノイズ(CR)」:入射X線量に依存する「システムノイズ」:構造モトルや電気系ノイズ → 固定ノイズ「量子化ノイズ」・DR系のノイズへの影響因子「サンプリングアパーチャのMTF」「サンプリング間隔」「画像処理のMTF」「画像表示のMTF」ウィナースペクトル(WS):NPS(75am95、74am95、73am94、72am94、71am95、64.91、63.90、62.89、61.91) 面積の次元を持ち、ノイズ量を空間周波数ごとに示す 自己相関関数(濃度変動)をフーリエ変換する方法と、波形を直接フーリエ変換する方法がある $$ウィナースペクトルWS(u,v)=\frac{⊿x×⊿y}{N×M}×{|F(u,v)|}^{2}$$ F(u,v):濃度変動のフーリエ変換   ⊿x⊿y:x,y方向のサンプリング間隔 N,M:横、縦のマトリ...
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総合画像評価

ROC曲線解析(75pm95、74pm95、73am95、68am95、67pm96、65.90、63.91.92、60.92) 主観的な総合画像評価法 ・ROC曲線を求める方法(1)評定手続き・評定確信度法:5段階のカテゴリーは良く用いられる・連続確信度法:カテゴリーを設けず、連続スケールで評価する(2)二段階評価手続き YesorNoの二通りの評価を行う・読影者間の能力差を評価できる     ・異なるモダリティ間の解析にも使用可能・評定の難易度に影響されるROC曲線 (70am65)・縦軸:真陽性率(的中確率) ・横軸:偽陽性率(誤報確率)・ROC曲線下面積Az Az:0.5≦Az≦1.0    Azは大きいほど評価が良い 2択法では正答率と同等になる・刺激-反応行列 反応あり反応なし刺激ありTPFFNF刺激なしFPFTNF・評価の要素 (72pm94、71pm46.94、69pm95、68pm95、65.91、64.92、63am27、62.88、61am22.pm92) ※(1)+(4)=1  (2)+(3)=1 以下、判定点xにおけるそれぞれの確率(1)真陽性率(TPF、感度...
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