ドプラ法 / ハーモニックイメージ

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カラーフローマッピング法(CFM)

(72pm11)
 一つ
の振動子でパルス波を送受信し、多数の点のそれぞれの平均速度を色で、Bモード画像に重ねて表示する
 目的に応じた速度レンジの設定が必要で、折り返し現象が起きてしまう
 複数の速度の血流を同時評価可能
 プローブ表面に平行な(超音波ビームに直行)流れは着色できない

・ドプラ法の周波数

(74pm13、72am9、69pm13)
 受信した周波数F1
 F1 = F0+ (2×v×cosθ)/c ×F0
 v:流速 c:音速   Fd:ドプラシフト周波数
 θ:プローブと血流のなす角
 (θ=90°でドプラ偏位周波数が0となり検出されない)  
 → ビームに直交な流れは検出できない

超音波装置 計算ドリル
ドプラ法(72am9,69pm13)問1 5MHzの超音波が生体組織を伝播するときの波長[mm]はいくつか ただし、生体組織の伝播速度は1500m/sとする答え 波長[mm]=1500m/s÷(5×106s-1)=0.3mm 解説 基本的な超音波の伝播に関する問題 特に公式等が必要なわけでもなく、問題中に出てきているものの単位を揃えるだけで答えにたどり着ける 唯一あるとすればHzの単位がs-1であることさえ分かれば良い問2 ドプラ法において、送信周波数5MHz、ドプラシフト周波数1kHz、音速1500m/s、超音波入射方向と血管走行方向のなす角度が60度の時の血流速度[cm/s]はどれか答え受信した周波数F1F1 = F0 + Fdv:流速 c:音速  Fd:ドプラシフト周波数θ:プローブと血流のなす角v=(Fd/F0)×c/2cosθ =(1/5000)×1500 =0.3m/s =30cm/s解説ドプラ法における血流速度を求める計算式の変換が面倒で、かつ式も多少複雑余裕があれば覚えておいても良いか問3 血流方向に対して60度で超音波を送信すると、100ppmずれて周波数が受信された...

・カラードプラフィルタ

:組織などの不要な信号を除き、血流の信号を描出する

・表示方法

(75am7)

①速度表示
:腹部などの遅い血流の検査に用いる
 プローブに近づく流れを赤系、プローブから遠のく流れを青系によって色相の変化で表す

②速度分散表示
:循環器検査(弁逆流など速い流れの異常)に用いる
 プローブに近づく流れを赤系、プローブから遠のく流れを青系の明るさ(明度)で表す
 速度成分の乱れ(分散)を緑で加色する

③パワー表示(パワードプラ法)
:腹部などの血管の存在や走行の観察に用いる
 信号の強さを赤系色の色相や色の明度または、彩度の変化で表す
 流れの方向を表示する場合と、しない場合がある
 速度成分は表示していない
 角度依存性が少なく、直角に近くとも表示できる。
 遅い血流でも明るく表示される。

・特徴
:「折り返しがない」
 「Bモードと重ねて表示できる」
 「ドプラ信号強度がわかる」
 「感度:パワードプラカラードプラ
 「角度依存性:カラードプラパワードプラ

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非線形信号映像法

:高調波(Harmonic)成分を分離して映像化する手法

・ティッシュハーモニックイメージング(Tissue harmonic imaging:THI)

 基本波成分をフィルタなどで除去し、ハーモニック成分の中で最も強度のある2次高調波を使用する
 ビームの中心部分を用いて映像化することになるため、細いビームによる画像ができる
 サイドローブの影響が少ない画像が得られ、肋骨などのアーチファクトが軽減する

・コントラストハーモニックイメージング(Contrast harmonic imaging:CHI)

 (68pm18、60.33)
 超音波造影剤からの散乱信号に含まれる高調波成分を検出し映像化する手法
 造影剤は気泡を含有し、その気泡からは強い反射エコーが得られるので、信号を増強する効果がある
 超音波によって気泡が破壊されるとさらに強い高調波が発生する
 造影効果は気泡が通過可能な血管において見られる

*造影剤の特性
:「人体に無害」
 「十分な信号強度を得られる程度の音波の散乱を起こす」
 「肺や毛細血管を容易に通過し、特定臓器に溜まっても安定する」
 「血管内での寿命が超音波に十分な時間である」

・低音圧系造影剤の撮像

 (73am18、63.36、61.45)
 主に肝臓、乳腺で使用

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・出題年数の見方
 例:(71pm72、67pm13.pm75、66.26)とある場合
 71pm72 → 第71回の午後72問
 67pm13pm75 → 第67回の午後13問と午後75問
 66.26 → 第66回のその教科がある方の26問
(放射化学から医用画像情報学までは午前、基礎医学大要から安全管理学までは午後)
*第66回までは午前午後で出題される科目が分かれていたため

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