自動露出機構(AEC)

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自動露出機構(AEC)

 被写体透過後のある領域のX線を検出、その量に応じて照射条件(管電圧・管電流・照射時間)を自動制御

制御対象

 撮影:「照射時間
 透視:「管電流」「管電圧
 X線CT:「管電流

X線量の検出方式

1)フォトタイマ方式
:蛍光体からの発光を電気信号に変え、光電流を検出する
 X線制御は撮影時間で行う
 バックアップタイマの設定が必要

2)イオンタイマ方式
:電離箱からの電離電流を検出する

3)半導体タイマ方式
:半導体検出器からの電離電流を検出する

4)I.I.方式
:I.I.
 → X線TVカメラからの映像信号の大きさで制御する


※CT装置

:位置決め用スキャンデータから照射条件を決定する

※バックアップタイマ
:自動露出機構の動作不良時に対応するための最大撮影時間
 指定のX線負荷(負荷時間)に達した時、照射を終了させる

X線検出部の位置

 (72pm14、69am7、68pm7、61.12)

 検出方法により管電圧に対する写真濃度への影響が異なる
1)前面検出方式
→ 被写体 → [X線検出部] → カセッテ
 フィルム透過前のX線を検出するため、X線検出部自身の自己吸収や厚みによる影響がある
 管電圧が低いほど写真濃度は低下


2)後面検出方式(乳房撮影)

→ 被写体 → カセッテ → [X線検出部]
 カセッテの自己吸収の影響が大きい
 管電圧が低いほど写真濃度は上昇

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重要な特性

 (69am7、68pm7、63.10、62.11)

1) 被写体厚特性
 被写体厚が厚いほど撮影時間は長い・画像が暗い
 短時間撮影領域では悪い

2)管電圧特性
 X線検出方法に影響される
 管電圧が低いほどフィルム濃度に影響を与える
 X線検出部用の蛍光体の線質依存性は写真濃度に影響する

3)散乱線特性
 散乱線の含有量による影響
 一般に写真濃度が低下する

4)応答時間(照射開始からX線管への電力供給が停止するまでの時間)特性
 最短応答時間(X線斜断信号を出せる最短時間)と
 応答遅れ時間(実際にX線が斜断されるまでの動作遅れ時間)で決まる
 応答時間は一定のため、撮影時間が短いほど写真濃度は上昇する
 主回路開閉器の応答に左右される
 被写体厚の薄い所で影響が大きい
 (ただし、現在はサイリスタを使用しているため、ほとんど影響は無い) 

5)被覆特性
 採光野に占める高吸収体(造影剤や厚い被写体)の占有面積が大きくなると、検出器に入射する線量率が極端に小さくなり、適正な線量が得られない

採光野

 X線検出部の採光野は撮影部位に左右される
 検出器の採光野の位置や面積や大きさはフィルム濃度に影響する

センサ

 被写体透過後のX線を検出する
 センサの大きさは、フィルム濃度に依存する

公称最短撮影時間 

(60.11)
 AECにおいて濃度を均一にする最短時間

コメント

 

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対策ノートの使い方

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*赤シートはこちらの商品ような下敷きタイプの大きいものがお勧め

・★マーク:特に重要な箇所


・出題年数の見方
 例:(71pm72、67pm13.pm75、66.26)とある場合
 71pm72 → 第71回の午後72問
 67pm13pm75 → 第67回の午後13問と午後75問
 66.26 → 第66回のその教科がある方の26問
(放射化学から医用画像情報学までは午前、基礎医学大要から安全管理学までは午後)
*第66回までは午前午後で出題される科目が分かれていたため

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