小児腫瘍
・集学的治療(手術、化学療法、放射線治療)を行う
・小児好発がん
(70am58、69am61、68am61、66.25)
「白血病」
「脳腫瘍(神経膠腫、髄芽腫、頭蓋咽頭腫、胚細胞腫瘍、上衣腫)」
「神経芽腫」
「リンパ腫」
「腎腫瘍(腎芽腫、ウィルムス腫瘍)」
「骨肉腫」
小児白血病
:予防的頭蓋照射、脊髄移植のための全身照射を行う
ウイルムス腫瘍
(69pm61)
・集学的治療
手術療法
:早期の外科手術
原発巣とリンパ節の廓清
進行病期の決定
放射線療法
:術後照射
ただし、晩期に側弯症が起こる可能性がある
化学療法
:ACT-D、VCR、ADMなどがある
横紋筋肉腫
・集学的治療
手術療法
:早期の外科手術
原発巣とリンパ節の廓清
病期の決定
放射線治療:術後照射
化学療法:VAC療法など
神経芽細胞腫
・集学的治療
完全摘出(+JAMES法(軽い化学療法)のみ)
不完全摘出(+術後照射+強い化学療法+骨髄移植)
*集学的治療があまり効かないが1歳未満での発症は予後良好
網膜芽細胞腫
悪性リンパ腫
・化学療法が主である
・TNM分類はあまり使用されず、WHO分類を用いる
ホジキンリンパ腫
化学療法:MOPP、COPP、ABVD
放射線治療:マントル照射、逆Y照射
近年は二次発癌の懸念からInvolved Fieldが用いられる
非ホジキンリンパ腫
化学療法:CHOPが基本、B細胞型の場合R-CHOPなども用いられる
白血病
(61.20)
・成人T細胞白血病:ウィルスが発がんに関係する
・免疫力が低下し、日和見感染を起こしやすい
(65.13)
乳がん
疫学
・疫学
:男性にも乳がんはあり、予後不良である
・成因
:高齢、遺伝、高齢初産、ピル内服
・発生区分
(74pm50,71pm85,70pm87)
A=内側上方 22%
B=内側下方 7%
C=外側上方 49%
D=外側下方 12%
E=乳頭 5%
全体に及ぶもの 5%
・乳腺の量と乳がんの比率は比例
・発生率:乳管>小葉
・罹患率:40代後半がピーク
放射線治療
(73am44、72pm38、71am44、70pm42、68pm40、67.43、66.71、63.88、62.86、60.84)
・接線対向二門照射
:根治的乳房切除術後/乳房温存手術後
術後照射は局所再発を予防する(1/3)が、生存率の改善に寄与しない
左乳房の場合、心臓を照射野からはずす
切除断片陽性では追加照射(全乳房照射)が必要
腋下リンパ節、傍胸骨リンパ節は無理に照射範囲に含める必要はない
・ブースト照射
腫瘍床の総線量を60〜66 Gyとするように電子線、またはX線を用いて照射野を絞って治療する
内分泌療法
:ER又はPgR陽性でTamoxifenが有効
化学療法
:CMF、AF
予後
・急性有害事象
:放射線皮膚炎、食道炎(鎖骨上下リンパ節領域へ照射した場合)
・亜急性期有害事象
:放射性肺炎
・晩期性有害事象
:皮膚色素沈着・脱失、毛細血管拡張、上肢浮腫、肋骨骨折、心膜炎、腕神経業障害
皮膚がん
(72am38、63.13)
・代表
:基底細胞癌、有棘細胞癌、悪性黒色腫、乳房外パジェット病
・主な発生要因
:過度の紫外線により、細胞の遺伝子が傷つくこと
悪性黒色腫(メラノーマ)
放射線治療ではX線、電子線が効きづらく、粒子線が適応となる
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