Ⅴ.放射線治療技術学

Ⅴ.放射線治療技術学

品質管理

外部放射線治療装置の品質保証QA、品質管理QC(75am38、74pm42,72am41,65.77)・引渡試験(受け入れ試験:アクセプタンス):業者が主体で行う装置の性能と安全性の確認をする試験 試験結果は、今後の装置の基準データとなる・コミッショニング:ユーザーが定期的に行う品質の担保 受入れ試験に引き続いて、臨床利用に必要なデータ取得、計画装置への入力、登録データ確認などを行う一連の作業行程・QAプログラム:ガイドラインを参考に施設ごとに決める 技師,物理士,管理士等が行うことが推奨される・リニアックの主な点検項目期間(74am41、68am39、64.73、61.74)(1)毎日のQA 「X線、電子線出力不変性」:3% 「レーザー位置」 「アイソセンタ位置での距離計表示」 「コリメータサイズ表示」 「ドア、インターロック、照射灯など」(2)毎月のQA 「不変性:★X線・電子線の出力・プロファイル、★バックアップモニタ線量計、電子線エネルギー、代表的な線量率における出力」 「幾何学的管理:★光/放射線照射野の一致、レーザー指示制度確認機器の指示位置とフロントポインタ指示位置の距離...
Ⅴ.放射線治療技術学

放射線治療 計算ドリル 

MU値の計算 (74am43,73pm39,72am43,71pm37,70am38,69pm40,67pm37,66.76)問1 ウェッジフィルタを使用した接線照射で標的に2Gy照射するとき、1門当たりのMU値はいくつか ただし、線量比はすべて同等、TMR0.92、ウェッジ係数0.70、出力係数0.95、モニタ校正値1.02cGy/MUとする答え 接線照射は2門で行い、2Gyを1:1で分けて照射するため1門あたりの照射は1Gy=100cGyとなる 1門あたりのMU値=100/(0.92×0.7×0.95×1.02)≒160 解説  基本的に上記の式のみで完結する問題 分子に来るのは処方線量だけなので、式も覚えやすい 処方線量が2GyとGy単位で書かれていることが多く、校正値はcGy/MUで書かれていることが多いので単位を揃えるのを忘れないようにすること この問いのように門数でなく、照射方法で書いてある場合もあり、接線照射が2門で行われることを知っていないと解けない問題もある問2 標的に対して電子線を80%線量域に3Gy照射する場合にMU値はいくつか ただし、出力係数0.900、モニタ...
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