専門分野

エックス線撮影機器学

散乱X線除去用グリッド

散乱X線除去用グリッド・定義 (77am83、69am84) X線受像面に入射する散乱X線の量を減少させることにより、X線像のコントラストを改善する 受像面の前に置く・散乱X線の性質 散乱X線含有率は照射野の大きさと被写体の厚さに依存する 高管電圧ほど高グリッドが必要・構造 (65.16)  薄い鉛箔とX線吸収の少ない中間物質(アルミ)の薄い板を交互に配置 散乱線除去用グリッドの中間物質はX線吸収の少ないものを使う → アルミニウム、紙、木、合成樹脂 ・種類1、直線グリッド:箔を長手方向に平行になるように構成 2、平行グリッド:箔の延長が互いに平行で入射面に垂直 →  集束距離は無限大   集束型よりもカットオフが多い3、集束グリッド:箔の面の延長が1つの直線に集束4、クロスグリッド:2枚の直線グリッドをそれらの箔の方向がある角度を持つように一体形成したもの5、運動グリッド:ブッキーブレンデともいう※病室撮影ではグリッドに対してX線が斜入する可能性が高いため 低格子比のグリッドがよい・幾何学的性能(77pm77、75pm5、73pm8、72am11、68pm10、67pm7、63.13...
エックス線撮影機器学

JIS規格、装置管理

JIS規格・JIS Z 4701  X線管焦点皮膚間距離 (73am9、71am13.14、64.28、62.28、60.28)↓WEB版PDFリンクJIS Z 4701 医用X線装置通則  透視装置 手術中:20cm以上     その他::30cm以上 移動型及び携帯型X線装置:20cm以上 乳房撮影用X線装置:60cm以上 乳房撮影用(拡大撮影に限る)X線装置:20cm 循環器用撮影装置(拡大撮影に限る):30cm 歯科用パノラマ断層撮影装置:15cm以上 口こう外X線受像器をもち皮膚焦点間距離が短い歯科用撮影装置:6cm 公称最高管電圧60kVを超えるの歯科用X線装置:20cm以上 公称最高管電圧60k未満の歯科用X線装置:10cm以上 CT装置:15cm以上 拡大撮影で用いる患者支持器面での拡大率:2 以下 焦点外X線の制限 (76am6) 焦点から1m離れた平面で外側に15cmを超えない (乳房用及び立体撮影用を除く) X線装置の総ろ過 歯科用X線装置(70kV未満) :1.5mmAl当量以上  乳房用X線装置(50kV未満) :0.5mmAl当量以上  または0.03mmM...
対策ノート

入出力特性(コントラスト)

入出力特性(コントラスト)・コントラスト =フィルムコントラスト×被写体コントラスト・フィルムコントラスト:ガンマであり、特性曲線に依存する・被写体コントラスト:logE1-logE2 「管電圧」「被写体厚」「減弱係数」「照射野」に左右される・コントラスト分解能:デジタル系>増感紙フィルム系特性曲線(72am95pm46、63.88)・ディスプレイの特性曲線 縦軸:輝度 (単位:Cd/mm2) 横軸:画素値・オーバーオール特性曲線   縦軸:最終出力値(ディスプレイでは輝度)  横軸:相対X線強度の常用対数・検出器自体の特性曲線 縦軸:X線量   横軸:発光量または電圧など得られる情報 (69am47、64.92、63.95、60.93)1、最低濃度(Dmin:かぶり濃度+ベース濃度)2、フィルムコントラスト(ガンマ)   3、寛容度(ラチチュード) ≒ ダイナミックレンジ4、最高濃度(Dmax)平均       5、階調度(グラディエントG) 6、相対感度  *相対感度は二つの特性曲線より求める*コントラスト、ガンマ、階調度、グラディエントGはほぼ意味が同じで、寛容度によって相反する...
対策ノート

解像特性(鮮鋭度)

解像特性(鮮鋭度)影響因子「焦点サイズ」:小さいほうが良い        「被写体フィルム距離」:短いほうが良い「X線入射角度」:小さいほうが良い       「焦点フィルム距離」:長いほうが良い「感度」:高感度増感紙では悪い「被写体コントラスト」:高いほうが良い*空間分解能 増感紙フィルム系>デジタル系MTFによる評価 (75pm94、74am48) MTF(Modulation Transfer function)とは点または線像強度分布をフーリエ変換の関係を用いて空間周波数領域に変換した関数で、ボケの度合いを表すことが出来る 「線形性」と「位置不変性」を満たしていることが条件となる デジタル系では「位置不変性」が成り立たない 鮮鋭度の評価には2cycle/mmを良く用いる・MTFへの影響因子 「散乱X線」 「サンプリング間隔 → エリアシング」・エリアシングの影響を含まないMTF 「プリサンプリングMTF」 「アパーチャMTF」 「X線検出器のMTF」 「ディスプレイMTF」 「画像処理フィルタのMTF」構成要素とそれぞれのMTF(76am93、73pm95、71am94、70p...
対策ノート

ノイズ特性(粒状性)

ノイズ特性(粒状性)粒状性(77am93、65.89、60.89) 低コントラスト分解能(低周波領域)に影響を及ぼす 粒状性悪:低コントラスト分解能悪・DR系のノイズ(76pm94、72am46、61.89)「X線量子モトル(量子ノイズ)」:最も大きな影響で入射X線量に依存する「光量子ノイズ(CR)」:入射X線量に依存する「システムノイズ」:構造モトルや電気系ノイズ   → 固定ノイズ「量子化ノイズ」・DR系のノイズへの影響因子「サンプリングアパーチャのMTF」「サンプリング間隔」「画像処理のMTF」「画像表示のMTF」ウィナースペクトル(WS):NPS(75am95、74am95、73am94、72am94、71am95、64.91、63.90、62.89、61.91) 面積の次元を持ち、ノイズ量を空間周波数ごとに示す 自己相関関数(濃度変動)をフーリエ変換する方法と、波形を直接フーリエ変換する方法がある $$ウィナースペクトルWS(u,v)=\frac { ⊿x×⊿y }{ N×M } ×{ |F(u,v)| }^{ 2 }$$ F(u,v):濃度変動のフーリエ変換   ⊿x⊿y:...
対策ノート

総合画像評価

ROC曲線解析(76pm95、75pm95、74pm95、73am95、68am95、67pm96、65.90、63.91.92、60.92) 主観的な総合画像評価法 ・ROC曲線を求める方法(1)評定手続き・評定確信度法:5段階のカテゴリーは良く用いられる・連続確信度法:カテゴリーを設けず、連続スケールで評価する(2)二段階評価手続き Yes or Noの二通りの評価を行う・読影者間の能力差を評価できる     ・異なるモダリティ間の解析にも使用可能・評定の難易度に影響されるROC曲線 (70am65)・縦軸:真陽性率(的中確率) ・横軸:偽陽性率(誤報確率)・ROC曲線下面積Az Az:0.5≦Az≦1.0    Azは大きいほど評価が良い 2択法では正答率と同等になる・刺激-反応行列 反応あり反応なし刺激ありTPFN刺激なしFPTN・評価の要素 (72pm94、71pm46.94、69pm95、68pm95、65.91、64.92、63am27、62.88、61am22.pm92) ※(1)+(4)=1  (2)+(3)=1 以下、判定点xにおけるそれぞれの確率(1)真陽性率(T...
計算ドリル

放射線安全管理学 計算ドリル

実効線量(71pm99)問1 乳房のみにX線が2mGy照射された場合の実効線量[mSv]はいくつか答え実効線量=Σ((等価線量)×(組織加重係数))等価線量=Σ((ある組織・臓器の一点における吸収線量)×(放射線加重係数))より実効線量[mSv]=2×1×0.12=0.24解説 実効線量の計算問題 式は非常に単純でかけていくだけだが、各係数を覚えておく必要があり、これは少し大変 しかし、組織加重係数、放射線加重係数ともに頻出問題であり、語呂合わせでも作って早々に覚えてしまったほうが楽 また、被ばく線量に関しては後述の不均等被ばくや実行線量率定数を用いた問題も多く出題されるのでそれぞれ混同しないように注意したい放射線の遮蔽(72am97)問1ある放射線に対する防護壁を設置する場合、放射線量を1/1000にするための厚さはいくつか ただし、線減弱係数を1.7cm-1、ln10=2.3、散乱線、ビルドアップを考慮しないものとする答え光子の強度I = I0×e-μx×B  I0:初期X線光子量   μ:線減弱係数(cm-1) x:物質の厚さ(cm) B:ビルドアップ係数より、I0を1とすると1...
その他重要知識

法改正について

診療放射線技師法 平成26年に「診療放射線技師法」の一部改正があり、これらを基に今後、過去問では対応できないであろう出題が予想されます 詳しくはこちら↓医療法施行規則 平成32年4月1日(令和2年)より、診療用放射線に係る安全管理について、医療法施行規則の一部を改正する省令が施行される・医療法施行規則 第1条の11 管理者が確保すべき安全管理の体制- 診療放射線に係る安全管理 (77pm97) ①診療用放射線の安全利用のための指針の策定 ②放射線診療に従事する者に対する診療用放射線の安全利用のための研修の実施  ③放射線診療を受ける者の当該放射線による被ばく線量の管理及び記録その他の診療用放射線の安全利用のための方策の実施 ③として以下の二つが規定される Ⅰ.医療被ばくの線量管理 Ⅱ.医療被ばくの線量記録 対象となる放射線診療機器等・CTエックス線装置・血管造影検査に用いる透視用エックス線装置・診療用放射性同位元素・陽電子断層撮影診療用放射性同位元素 線量管理については以下のことが求められる○関連学会等の策定したガイドライン等を参考に、被ばく線量の評価及び線量の適正化○医療被ばくの線量...
エックス線撮影技術学

X線撮影技術学 計算ドリル

撮影条件(72pm88,70pm85,66.70)問1 管電圧70kV、管電流100mA、撮影時間0.5s、SID100cmの撮影条件を管電圧及び画像処理条件を変化させずに、管電流150mA、SID150cmにした場合、同一濃度を得る撮影時間[s]はいくつか答えX線強度(蛍光量)E より、撮影時間の係数xは100/1002=x×150/1502x=3/2撮影時間は0.5×3/2=0.75s 解説 X線強度に関する問題 この問題では同一濃度を求める形にしてあり、これが蛍光量であったり、または偏差指標DIであったりする場合もあるが、基本的に解き方に変わりはないので冷静に対処したい 似た問題で、被ばく量や鮮鋭度、コントラストなどが出題対象となる場合もあり、こちらに関しては     各指標に影響する因子をそれぞれ覚えておく必要があるので混同しないように注意しておきたい焦点(74am93, 67pm86)問1 2倍の拡大撮影時の半影が0.1mmであったとき、その他条件を変化させず、3倍で拡大撮影を行った場合の半影[mm]はいくつか答え半影の大きさH = (M-1)×fM:拡大率  f:焦点の大き...
計算ドリル

画像情報学 計算ドリル

論理回路とドモルガンの法則(72am45,71am46,69pm45,68pm45,67am46,66.90)問1 以下に示す語句に対応する論理記号とその論理式を示せ また、下記の式の右辺を埋めよ・NOT:否定・OR:論理和・AND:論理積・XOR:排他的論理和・NOR:否定論理和・NAND:否定論理積・・答え・NOT:否定・OR:論理和・AND:論理積・XOR:排他的論理和・NOR:否定論理和・NAND:否定論理積論理和の否定は,否定の論理積に等しい論理積の否定は,否定の論理和に等しい 解説 計算問題というよりは暗記の確認問題 論理式に関して、計算は難しくないので、記号と式を間違えずに覚えることが大事問2次の論理回路に対応する論理演算式を示せ答え解説 そのまま論理演算式を作っていく問題 否定が入る場合の丸ちょぼだったりを見逃さずに冷静にやれば間違えない この式にドモルガンの法則を入れ込んだ場合でも解けるようにしておきたい2進法,10進法,16進法 (73am45,72pm45,70am45,69am45,68am45,67am45,66.89,65.89,64.89,63.57,61...
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