肩の撮影
・肩関節 正面
(72pm91、67am85、62.73)
・体位
:上腕は自然に下垂し、機能的基本肢位とする
手掌は軽度回内(内旋)する
・中心線
:頭尾方向に20°で入射
・肩正面・上腕骨 内(外)旋位撮影
鎖骨・肩峰・上腕骨の重なりが少なく描写する
・肩関節 尾頭方向軸位撮影
肩甲骨関節面がほぼ接線となり、上腕骨頭と関節面の関係が明瞭に観察できる
・中心線
:外側から体軸方向に30~45°で入射する
・肩関節 Yビュー撮影
肩峰角および上腕骨頭の観察
・中心線
:頭尾方向に20°で入射する
・肩鎖関節 前後方向撮影
・中心線
:尾頭方向に10°で入射する
・鎖骨 斜位撮影
・中心線
:頭尾方向か尾頭方向に20°で入射する
・ストライカー法(肩関節半軸位)
:反復性肩関節脱臼に見られるHill-sachs損傷の観察
・ウエストポイント法
・肩甲骨 軸位撮影
(73pm86:肩甲骨軸位撮影)
上腕の撮影
・上腕骨 正面撮影
・体位
:上腕は下垂させ、体側から離し、少し外転する
肘関節は伸展しカセッテに対し平行にし、前額面を正面にする
・上腕骨 側面撮影
・体位
:上腕骨は90°内旋し、肘関節を90°屈曲させ、ヒジテツの体勢とする
肘関節の撮影
(60.73)
・肘関節 正面撮影
(67pm91)
・体位
:肩関節は90°屈曲し、上腕は90°外旋し、肘関節を伸展し、上腕と前腕を水平にする
手掌は軽く回外
カセッテに垂直に入射
・肘関節 側面撮影
・体位
:肘関節90°屈曲して、手掌を垂直にする
・肘関節 軸位撮影
・体位
:肘関節最大屈曲
・肘関節 尺骨神経溝
・体位
:肘関節を最大屈曲し、前腕を外側に20°程度外側に倒し、手掌面を下方に向ける
(71pm84:撮影体位)
手の撮影
:手関節・手根骨の構成骨の観察 (60.74)
↓対策ノート:骨格系正常解剖

大腿の撮影
・大腿骨 正面撮影
・体位
:膝関節をやや内旋した中間位にする
股関節の撮影
・股関節 正面撮影
・体位
:膝関節、股関節を最大内旋、または中間位とする
上前腸骨棘、から大腿骨近位1/3までを投影する
・中心線
:上前腸骨棘と大転子下部の中点で正中線上に垂直入射
・股関節 ラウエンシュタインⅠ撮影法(側面)
(76am87、68am85、66.73、65.73、63.72、60.75)
・体位
:背臥位で、検側の大腿骨を45°外転し膝関節を軽度(90°)屈曲させる
検側股関節後面にカセッテをつける
・中心線
:鼠径線中点に垂直入射
・股関節 軸位撮影
・体位
:仰臥位で、検側の下肢は伸展、非検側の股関節、膝関節は90°屈曲させる
・中心線
:検側大腿部内側の鼠径線を股間部に延長した線上で、大腿部中央より2㎝前方に足側から斜入
・小児股関節
:撮影時にはプロテクタの使用が必要とされる
*小児股関節脱臼判定に用いる基準線
:「シェントン線」「Y軟骨」「オンブレダン線」
膝関節の撮影
・膝関節 正面撮影
・体位
:下肢を軽度の内旋する
カセッテに垂直に入射
・膝関節 軸位撮影
:膝蓋骨の観察
・膝関節 顆間窩撮影
(70am85)
・体位
:四つん這いになり膝の下にカセッテを置く
・ローゼンバーグ法(膝関節)
(64.77、62.74)
立位屈曲による最大荷重での関節間隙の変化を観察
・中心線
:頭尾方向に10°で入射する
足の撮影
・足部 正面撮影
(65.74、63.71)
ショパール関節、リスフランス関節の観察
・足関節 正面撮影
カセッテに垂直に入射
・アントンセン法
足部の距踵関節の観察
・アキレス腱撮影
(69am68)
低管電圧で足部側面を撮影し、アキレス腱の肥厚の観察を行う
・踵骨 軸位撮影
(74am88)
コメント