頸椎撮影
(72pm92)
・頸椎 正面撮影
(74pm88、66.82、65.71)
3~7頸椎と椎間の形状、ルシュカ関節の観察
・体位
:下顎骨と後頭結節が重なり合うように顎を上げる
・中心線
:X線は水平から尾頭方向へ10~15°射入させる
(74pm88)
・頸椎 開口撮影
(65.71)
環椎-軸椎の観察
・体位
:上顎の前歯と後頭結節を結ぶ線をフィルムに垂直にする
・頚椎 側面撮影(中間位、前・後屈位)
(65.71)
1~7頸椎と椎間の形状観察、機能撮影
後縦靭帯骨化症や圧迫骨折、アライメント(椎体配置)の観察
・頚椎 斜位撮影
(65.71、63.74、61.82)
椎間孔、ルシュカ関節などの観察
・体位
:非検側をフィルムに対して前額面を50°斜位、軽度上方を向かせる。
・中心線
:尾頭方向に10°で斜入
胸椎撮影
・上位胸椎側面撮影(スイマー法)
:椎体骨と椎間の形状観察
腰椎・仙椎・尾骨撮影
(61.74、60.72)
基本的に呼気撮影
中心は腸骨稜上縁(第三腰椎)
カセッテに対して垂直に入射
*生殖器の防護
:男は可能、女は仙骨が見えなくなるため不可
・腰椎 正面撮影
第12胸椎から腰仙椎移行部が投影されて、腰筋線および仙腸関節が投影されていること
・体位
:軽くひざを屈曲(湾曲と体動の安定性のため)
・腰椎 斜位撮影
(73am91、67pm85)
椎体に椎弓根、椎間関節、上下関節突起間部、ドッグライン(スコッチテリア像)が観察できる
・体位
:非検側をカセッテ面から離す方向に前額面を45°上げる
(73am91:ドッグライン)
・腰椎 側面後屈撮影
屈曲することによる椎体の不安定性などの観察(機能撮影法)
・仙椎 正面撮影
・体位・中心線
: 下肢伸展:男性15°、女性25°(尾頭方向)
下肢屈曲:男性5°、女性15°(尾頭方向)
・尾骨 正面撮影
・中心線
:垂直より頭尾方向20°斜入
頭部・顔面撮影
・頭蓋骨正面撮影法
眼窩内に錘体上縁や内耳道を描出
その他、顔面骨、中耳、副鼻腔、ラムダ縫合など
・頭蓋骨側面撮影法
トルコ鞍、蝶形骨洞、後頭環椎接合部などを描出
・中心点
:トルコ鞍部
・頭蓋骨軸位(頭蓋底)撮影法
卵円孔、棘孔、破裂孔を描出
・中心線
:両側外耳孔を結ぶ線に、頭尾方向に10°斜入
・タウン法(頭蓋骨半軸位撮影法)
後頭骨、トルコ鞍、錐体、大後頭骨、顎関節を描出
・中心線
:両側外耳孔を結ぶ線に、頭尾方向に30~40°斜入
・シューラー法
(72am86、70pm86)
平衡聴器、外耳道と内耳道(重なる)、顎関節、乳突蜂巣を描出し、頭部の側面像となる
(72am86:シュラー法)
・中心線
:頭尾方向に25°斜入
・ステンバース法
(69pm86、66.73)
平衡聴器(骨半規管)、顎関節、内耳道、耳小骨、錘体を描出
・体位
:正中矢状面を検側へ45°傾斜し、顎を引いて12°頭側へ傾ける
・コールドウェル法
副鼻腔(前頭洞、し骨洞、蝶形骨洞)、正円孔を描出
・中心線
:頭尾方向に20°入射
・ウォータース法
(74pm85、63.83、62.72、61.70、60.69)
副鼻腔(前頭洞、特に上顎洞)、正円孔を描出
・レーゼ・ゴールウィン法(戸塚法)
:視神経管を眼窩内に描出する
・ゾンネンカルプ法
:聴器や錐体、乳様突起
・マイヤー法
:耳鼻科領域
・顔面骨 頬骨弓軸位撮影
(70am91)
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