各部位の超音波検査 / 所見(サイン)

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各部位の超音波検査

 (71pm15、70pm21、68am19、62.43)
・検査体位にほとんど制限はなく、立位・臥位・側臥位・坐位など様々な体位で行う

・プローブを押し当てるようにして使用し、体表との間に空間ができないようにする

・エコーゼリーを使用前に温めておき、プローブを当てる場所に付けて使用する

・頸部 

(72am23、63.39)
頸部動脈硬化症の診断(内中膜複合体厚の計測)


(72am23:プラーク像)

・甲状腺

(71am23、67pm24)

・右側腹部走査 

(75am22、65.37、63.40、61.46)
*絶食
:「胆のうの収縮防止」
 「腸管ガスの増加防止」

*胆のう
:胆石は体位変換によって隆起性病変との鑑別を行う 

*肝腫瘍
:造影剤を用いることもある

*肝硬変の所見
:肝右葉の萎縮、肝左葉の肥大肝縁の鈍化肝表面の凹凸不整脾腫門脈拡張腹水
(68pm24)

(74pm20、69am24、64.38)

*心窩部縦走査
(73am24、63.48)

*肝腎コントラスト
:通常では、肝臓と腎臓の輝度は腎臓がやや低めか場合により同程度
 脂肪肝の場合、肝臓が白く(信号)、腎臓がく(信号)描出される
(72pm20、69pm24、66.48、64.46)

・心臓の検査 

(74pm24、71pm16、68pm19、66.27)
*Mモードで弁の機能を評価する
*胸骨左縁左室長軸断層像
:左心房、右心室、僧帽弁、心室中隔の観察


(68pm19:心尖部四腔像) 

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・膵臓検査 

(74pm22、73am17、65.46)
 空腹時に行う

・乳房超音波検査

(74am16、72pm17、65.44、63.37、61.44、60.43)
 後背位で水平走査と矢状操作を行い、圧迫を加えることもある
*硬癌
:「不整形で縦横比のD/W比が大きい
 「境界不明瞭で、ハローを伴うことが多い

・子宮筋腫

 (64.45、60.43)

・骨盤内検査

 (60.47)
 蓄尿状態で行う

・膀胱検査

:排尿前に行うと壁が伸展して観察が容易になる

・卵巣検査

畜尿して検査

 超音波の所見 

・コメットサイン (75am19、64.40、62.46)
 多重反射によって粒子の後方に彗星のような尾を引いた像が出現する
 胆嚢の壁内結石微細なコレステロールポリープ胆嚢腺筋腫症などに見られる

・カメレオンサイン (63.38)
 肝血管腫で見られ、血管腫内部のエコーレベルやエコーパターンが体位によって変化する

・クラスターサイン
 転移性肝腫瘍で観察され、多数の腫瘤が集まって融合した状態で、腫瘤像自体が不鮮明になる

・ブルズアイサイン
 転移性肝腫瘍で観察され、ターゲットパターンとも呼ばれる
 腫瘍中心部がエコーで周辺部がエコーとなり牛の目のように見える

・ショットガンサイン
 肝外胆管拡張で現れ、門脈本管にそって拡張した総肝管から総胆管が並んでいる様子
 胆嚢の機能を失う胆嚢炎胆石症などで、肝内胆管の拡張を伴わず、肝外胆管のみが拡張することで起こる

・モザイクパターン
 肝細胞癌で認められる所見で、肝細胞癌内部の分葉構造がモザイク状に描出され、腫瘍内の隔壁や小さな腫瘍(ノジュールインノジュール)が確認できる

・ハローサイン
 腫瘤周辺部に生じる薄いリング状のエコー帯で、肝細胞がん腎細胞がんに特異的

・ハンプサイン
 腫瘤によって肝方面がこぶ状に膨らんだ像、肝細胞がんに特異的

コメント

  1. まるも より:

    すい臓の画像で「膵静脈」とありますが脾静脈では?

 

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・出題年数の見方
 例:(71pm72、67pm13.pm75、66.26)とある場合
 71pm72 → 第71回の午後72問
 67pm13pm75 → 第67回の午後13問と午後75問
 66.26 → 第66回のその教科がある方の26問
(放射化学から医用画像情報学までは午前、基礎医学大要から安全管理学までは午後)
*第66回までは午前午後で出題される科目が分かれていたため

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