腫瘍学 

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腫瘍概論

腫瘍の概論 ・腫瘍の分類    上皮性 非上皮性 良性  腺腫、乳頭腫 筋腫、脂肪腫、軟骨腫、血管腫 悪性 癌腫 肉腫、白血病 *肉芽腫は腫瘍ではなく、炎症反応 ・主な良性疾患  (65.14) 「脂肪腫」「平滑筋腫(代表:子宮筋腫)」 「血管腫」「腺腫(代表:甲状腺腫・下垂体腫)」 「嚢腫(代表:卵巣嚢腫)」「骨腫(類骨腫・骨軟骨腫)」 「神経線維腫」「神経鞘腫」 ・主な悪性腫瘍 「骨髄腫」「神経芽腫」 「ホジキンリンパ腫」「Wilms腫瘍」 「精上皮腫」「子宮体内膜腺上皮癌」 「骨肉腫」「神経膠芽腫」 ・骨転移しやすい癌  (68pm58、61.86) 「肺癌」「乳癌」 「前立腺癌」「甲状腺癌」 「胃癌」「腎細胞癌」  前立腺癌と一部の乳癌(20%)は造骨性が多く、他は溶骨性が多い ・脳転移しやすい癌  (71pm35、61.26) 「肺癌」>「乳癌」>「消化器癌」 ・ホルモン療法が有効な腫瘍 「前立腺癌」「乳癌」「子宮体癌」 ・化学療法と放射線療法の同時併用する腫瘍  (...
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腫瘍治療概論 

腫瘍治療概論  (60.78)  治療可能比(TR)  TR=腫瘍組織の障害/正常組織の障害   =正常組織の耐容線量(TD)/腫瘍制御線量(TCD)   治療可能比が1以上ならば治療可能  線量の集中性を高めることで正常組織にはTD以下, がん組織にはTCD以上を与えることができる可能性もある ・腫瘍制御量(TCD)に影響する因子 :組織型と腫瘍体積(細胞数) ・正常組織耐用線量(TD) :TCD同様に組織の種類と大きさに依存する。  通常TD5/5の値を用いる 放射線治療の障害  → リスク臓器 ・早期反応:「粘膜」「皮膚」「腸管」「骨髄」 ・晩期反応:「脊髄」「中枢神経」「肝臓」 放射線治療に対する臓器の反応  (71pm44、68pm44、66.88) ・並列臓器:「肺」「肝臓」「腎臓」     → 照射される体積が重要になる ・直列臓器:「心臓」「脊髄」「肺門部」「肝門部」「腸管」     → 照射される最大線量が重要になる 放射線治療の禁忌 :「妊婦」(68am36) 局所制御率・奏効率  (61.70)   下記...
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脳腫瘍 / 頭頚部腫瘍

脳腫瘍 脳腫瘍とは ・悪性原発性脳腫瘍 :神経膠腫の一部(膠芽腫、退形成星細胞腫など) ・良性脳腫瘍 :下垂体腫瘍, 神経鞘腫(聴神経腫瘍), 髄膜腫,頭蓋咽頭腫,神経膠腫の一部(上衣腫など) *TNM分類はあまり使用されない 治療方法 ・手術療法 :開頭手術は腫瘍体積を減らし、頭蓋内圧を低下させる  各種神経症状の改善  定位的手術、径蝶形骨手術 ・放射線治療 :転移性脳腫瘍は3cm以内であれば局所制御が期待できる   感受性が高い:胚芽腫、髄芽腫  感受性が低い:膠芽腫 (1)術後照射 (2)化学療法剤(ACNU)との併用 (3)定位放射線照射(SRS、SRT) 髄膜腫  (70am61) ・脳腫瘍の25%を占める  ほとんどは良性腫瘍  女性の罹患率が2倍  頭蓋内ではなく、硬膜から発生する腫瘍   → 外頸動脈から血流を受ける 神経膠腫(グリオーマ) ・脳腫瘍の25%を占める  基本的に悪性で放射線抵抗性 ・悪性度(低い順) :毛様細胞性星細胞腫  → びまん性星細胞腫、乏突起神経膠腫   ...
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消化器系腫瘍 / 肺癌

食道がん ・発生部位  頸部食道:5%    胸部食道:90%(上部:10%、中部:55%、下部:25%)    腹部食道:5% ・成因 :生活習慣(タバコ、酒)や身体的要因(バレット食道、アジア人) ・組織型 :扁平上皮癌    ・予後 :非常に不良 治療方法 :主に化学療法と放射線療法 ・手術療法 :根治的治療法として第一選択である  食道抜去術+リンパ節三領域隔清 ・放射線治療 (66.79) (1)放射線治療単独(手術が困難な人対象)  :5年生存率は10%以下 (2)腔内照射併用  :早期がんを対象として、RALSを使用する   高線量率(HDR)小線源治療 (3)化学療法併用 :CDDP+5Fuの同時併用が、現在の食道がん治療の主流である 胃がん ・発生要因 :食事内容、ヘリコバクターピロリ菌の感染、遺伝 ・治療 :外科的療法が第一選択 大腸がん ・発生部位 :結腸癌と直腸癌に分類  (直腸>S状結腸>上行結腸の順に多い) ・発生要因 :繊維成分が少なく脂肪の多い食生活(...
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前立腺癌 / 子宮頸癌 / 泌尿器系腫瘍

前立腺癌 前立腺癌とは ・成因 :内分泌環境因子(男性ホルモン血中濃度)  動物性脂質摂取 診断  (69pm36、62.20) ・病期分類:95%が腺癌 ・分化度(Gleason score):予後に関係 ・進行性でない場合、病理解剖時に初めて発見される場合がある 治療  (66.84) ・手術療法 :早期がん症例では放射線治療と治療成績は同じ ・放射線治療  (71pm41、70am42、70pm44、68pm42、66.86.26、65.81、62.70、61.88)  手術療法と並んで根治療法の一つ 「3D-Conformal RT (3次元原体照射):4門以上が望まれる」 「粒子線治療」 「密封小線源治療:125-I による永久刺入法」 「HDR組織内照射」 「IMRT (強度変調放射線治療)」 ※骨転移の際には除痛効果が得られる *晩期障害:直腸出血 ・内分泌療法とホルモン療法 :遠隔転移で第一選択  手術や放射線治療の補助療法としても使用される。 「女性ホルモン(DES)」 「estramustine phospha...
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小児腫瘍 / リンパ腫・白血病 / 乳がん / 皮膚がん

小児腫瘍 ・集学的治療(手術、化学療法、放射線治療)を行う ・小児好発がん (70am58、69am61、68am61、66.25) 「白血病」 「脳腫瘍(神経膠腫、髄芽腫、頭蓋咽頭腫、胚細胞腫瘍、上衣腫)」 「神経芽腫」 「リンパ腫」 「腎腫瘍(腎芽腫、ウィルムス腫瘍)」 「骨肉腫」 小児白血病 :予防的頭蓋照射、脊髄移植のための全身照射を行う ウイルムス腫瘍  (69pm61) ・集学的治療  手術療法:早期の外科手術       原発巣とリンパ節の廓清       進行病期の決定    放射線療法:術後照射        ただし、晩期に側弯症が起こる可能性がある    化学療法:ACT-D、VCR、ADMなどがある 横紋筋肉腫 ・集学的治療  手術療法:早期の外科手術       原発巣とリンパ節の廓清       病期の決定  放射線治療:術後照射  化学療法:VAC療法など 神経芽細胞腫 ・集学的治療  完全摘出(+JAMES法(軽い化学療法)のみ)  不完全摘出(+術後照射+強い化学療法+骨髄移植) *集...
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