計算ドリル

Ⅰ.放射化学

放射化学 計算ドリル 

半減期の計算 (72am71、66.44) 問1  ある放射性同位元素の放射能を測定したところ1時間後に測定開始時の1/10 となった  この放射性同位元素の半減期Tはいくつか  ただし、log102=0.30とする 答え半減期Tで放射能は1/2になり、1時間後に1/10となるので 1/10 = (1/2)60/T T = 60 log102=18 解説単位に注意 1時間→60min logの計算はちょいちょい出てくるので基礎的な計算はできるようになっておきたい   問2  N個の放射性同位元素の放射能をAとしたときに、半減期Tの式を示せ 答えA = λ×N λ = loge2/T T = (N×loge2)/A   解説計算問題ではないが、これらの式の関係を把握しておく必要があるので載せておく 各項に数字を与えられたときに計算できるように   放射化分析の計算 (72pm4) 問  半減期10分の核種を加速器で製造した  10分間照射した生成放射能(A1)に対する20分間照射した生成放射能(A2)の比(A2/A1)はいくつか 答え試料を時間t照射して,直後に得られる放射能A A=f×...
Ⅴ.放射線治療技術学

放射線治療 計算ドリル 

MU値の計算  (74am43,73pm39,72am43,71pm37,70am38,69pm40,67pm37,66.76) 問1  ウェッジフィルタを使用した接線照射で標的に2Gy照射するとき、1門当たりのMU値はいくつか  ただし、線量比はすべて同等、TMR0.92、ウェッジ係数0.70、出力係数0.95、モニタ校正値1.02cGy/MUとする 答え 接線照射は2門で行い、2Gyを1:1で分けて照射するため1門あたりの照射は1Gy=100cGyとなる  1門あたりのMU値 =100/(0.92×0.7×0.95×1.02) ≒160   解説   基本的に上記の式のみで完結する問題  分子に来るのは処方線量だけなので、式も覚えやすい  処方線量が2GyとGy単位で書かれていることが多く、校正値はcGy/MUで書かれていることが多いので単位を揃えるのを忘れないようにすること  この問いのように門数でなく、照射方法で書いてある場合もあり、接線照射が2門で行われることを知っていないと解けない問題もある 問2  標的に対して電子線を80%線量域に3Gy照射する場合にMU値はいくつか  ...
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