消化器系シンチグラフィ

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肝シンチグラフィ 

(61.65、61.67)
・薬剤
:「99mTc-フチン酸
 「99mTc-スズコロイド

・集積機序
:異常は基本的に陰像として描出
 コロイド状の放射性医薬品は、血中に投与されると正常肝細胞に存在するKupffer細胞のほか、脾臓や骨髄のRES(際網内皮系、網内系)内の貪食細胞に摂取される

・診断
:限局性肝疾患:肝細胞がん、転移性肝がん、肝限局性結節性過形成など
 慢性肝疾患:肝硬変など

肝受容体(機能)シンチグラフィ

・薬剤:「99mTc-GSA
(71pm27、62.51.52、60.64)

・集積機序
:異常は基本的に陰性像として描出
 正常肝細胞は、アシアロ糖タンパクのガラクトース残基を認識して特異的に摂取する
 GSAは天然のASGPと生理的に等価にASGP受容体に取り込まれ、正常肝細胞以外には集積しない

・コリメータ:「LEHR」「LEGP

・前処置
:「安静」「検査六時間前より絶食

・解析方法―肝集積量指標 (65.65、64.65)
1) 血中停滞率指標(HH15)
  HH15=H15/H3(Normal:0.537±0.037)
  肝機能が良ければ数値が下がる

2) 肝摂取率指標(LHL15)
  LHL15=L15/(L15+H15)(Normal:0.914±0.017)
  肝機能が良ければ数値が上がる
 
 H15:心臓の15分後の値
 L15:肝臓の15分後の値

肝胆道シンチグラフィ(肝臓、胆のう、胆道) 

(70am33、68pm32、66.53、63.64)
・薬剤:「99mTc-PMT

・集積機序 (62.52)
:肝細胞に取り込まれた後、胆汁として胆道系に移行する。

・洗い出しの速度:PMT>GSA

・撮像
 コリメータ:「LEHR」「LEGP
 ダイナミック撮像:Matrix128×128

・前処置食事制限

・解析法
肝臓全体に関心領域を設定
 時間放射能曲線ヘパトグラム)を算出(集積から排泄までの動態)

・負荷試験
:胆嚢収縮機能検査でダイアン顆粒セオスニンにて胆汁排泄の評価する

・診断
:肝細胞の胆汁排泄機能
 胆道の開存状態(急性胆嚢炎、黄疸、先天的胆管異常などとの肝炎との鑑別)

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唾液腺(耳下腺と顎下腺)シンチグラフィ・機能評価(洗い出しの評価) 

 (70pm32、65.66、64.52)
・薬剤:「99mTcO4-

・集積機序
:唾液腺の活動性上皮細胞には陰イオンを摂取、濃縮する作用があり、99mTcO4-も摂取される
 正常集積で唾液腺のほかにも甲状腺、副甲状腺、粘膜などに集積

・負荷試験
クエン酸やレモンを刺激酸として薬品投与後15分で投与する

・前処置検査前1時間の絶飲食

・診断シェーグレン症候群の診断に有効
 腫瘍は基本的に陰性像だが、ワルチン腫瘍のみ99mTcO4-を過剰に摂取する
 負荷により明瞭になる(性像)

その他消化管系のシンチグラフィ検査

 (67pm30、66.64、65.52)

  薬剤 集積機序  特徴
消化管出血 99mTc-RBC

99mTc-HSA

99mTc-HSAD 
全身の血液プール像(陽性像)  血液の血管外漏出評価

前処置:可能であれば絶食

検出能は血管造影より10倍程度高い
Meckel憩室 99mTcO4-  粘液産生性細胞へ集積  投与方法:静注

異所性胃粘膜を限局性陽性像で描出

陰性であっても存在を否定できない
胃排泄 99mTc-DTPA

99mTc-コロイド 
 消化管で吸収されない薬剤 投与方法:経口投与

 

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