神経系 正常解剖

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中枢神経系




(75am56、71am63)
・脳(前脳[大脳+間脳]+脳幹[中脳+橋+小脳])+脊髄

*脳:大人の脳の重量は約1300g(62.4)

 

大脳半球の区分

(74am53、73pm20pm89、69pm55、67pm21.22、66.41、62.3.48)
前頭葉
 運動に関する中枢
 人格にかかわる領域

・頭頂葉
 体性感覚中枢
 視覚性言語中枢
 知覚中枢

・側頭葉
 聴覚中枢
 感覚性言語中枢
 嗅覚中枢
 味覚中枢

・後頭葉
 視覚中枢

・島
 外側溝の深部
 島を覆う各葉を弁蓋という

・辺縁葉

・中心溝(ローランド裂)(61.15)
 前頭葉と頭頂葉の境界

・外側溝(シルビウス溝
 前頭葉と側頭葉の境界

大脳基底核 

(72pm52、64.11、60.12.pm82)
・構成
:「線条体(尾状核・被殻)
 「レンズ核(淡蒼球・被殻)

・役割
随意運動のコントロール
 骨格筋の緊張度の調節
 円滑な運動の遂行

・傷害時の疾患
ハンチントン舞踏
 パーキンソン病

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脳幹

中脳・橋・延髄をまとめた名称

・中脳

:対光反射(瞳孔反射)などの視覚反射聴覚反射の中枢
 (1)黒質
  :随意運動における筋緊張の調整に働く
   パーキンソン病に関係する

 (2)赤質
  :小脳と脊髄を中継し、運動調節に働く

・橋

第4脳室の底をなす
 角膜反射、排尿の中枢、呼吸調整の中枢

・延髄

呼吸、循環、嘔吐、嚥下、唾液分泌、味覚、前庭反射、咽頭反射、がいそう反射、血管収縮拡張の中枢

小脳

 (70pm55、69pm55)
:大脳・小脳連関により、運動の熟練や円滑化に関与する
 平衡機能、随意運動の調整

間脳 

(69am22)
視床と視床下部をまとめた名称

・視床 

(74am56、70am54)
:左右で一対となり、間脳の上部を占め、第3脳室を形成する
 嗅覚を除く感覚の中継点

・視床下部

:視床および第3脳室の下にある部分で、下垂体、乳頭体、灰白隆起、漏斗、視交叉より構成される
 恒常性維持の中枢(自律神経系および内分泌系の機能調節による)
 食欲・生殖・情動などに密接に関係する

脳脊髄液の流れ

(74am22pm17、73am21、72am56、67am21、63.9、61.16)

・側脳室(脈絡業) → 室間孔(モンロー孔) →
 → 第3脳室 → 中脳水道
  → 第4脳室 → くも膜下腔
    → くも膜顆粒 → 静脈洞

頭の膜

 (65.9)
・外側 → 硬膜外板 →
  → 硬膜静脈洞 → 硬膜内板
   → くも膜 → 軟膜
    → 内側

内耳

(75pm56、73pm56、70am57、68pm57、67pm57、66.6)

・構成
蝸牛、前庭、三半規管(半規管)

・音の伝わり
:外耳道 → 鼓膜 →
  → 耳小骨(ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨)
  → 蝸牛 → 聴神経

外眼筋 

(72pm53、67am57)

名称上直筋下直筋内側直筋★外側直筋上斜筋下斜筋
動作上内側下内側内側外側下外側上外側
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脳神経の種類と機能

(75am61、74pm19.53、72pm51、71pm50、70am56、69am57.pm56、68pm56、67pm56、64.12、63.10)

1.嗅神経

・頭蓋骨出入口:篩骨篩板
・ 神経の出る場所:大脳

・ 機能と性質
嗅覚をつかさどる感覚神経

2.視神経

・頭蓋骨出入口:視神経管
・ 神経の出る場所: 大脳 

・ 機能と性質
視覚をつかさどる感覚神経

3.動眼神経

・頭蓋骨出入口:上眼窩裂
・ 神経の出る場所: 中脳

・ 機能と性質
:眼球運動(上直筋,下直筋,内側直筋,下斜筋)を支配する
 上眼瞼挙筋を支配する
 副交感神経作用

4.滑車神経

・頭蓋骨出入口:上眼窩裂
・ 神経の出る場所: 中脳

・ 機能と性質
眼球運動を支配する運動神経
 → 上斜筋の運動を支配

5.三叉神経

5-1.眼神経 ・頭蓋骨出入口:上眼窩裂
5-2.上顎神経 ・頭蓋骨出入口:正円孔
5-3.下顎神経 ・頭蓋骨出入口:卵円孔
・ 神経の出る場所:

・ 機能と性質
最も太い脳神経
 橋から出るとすぐ3つに分かれる
 頭部の大部分の皮膚感覚を担う

6.外転神経

・頭蓋骨出入口:上眼窩裂
・神経の出る場所:

・ 機能と性質
眼球運動を支配する運動神経
 → 外側直筋の運動を支配

7.顔面神経

・頭蓋骨出入口:茎乳突孔
・神経の出る場所:

・ 機能と性質
顔面の表情筋を支配する運動神経
 知覚性線維と副交感性神経が含まれている
 副交感神経作用
 内耳神経とともに内耳道に入る

8.内耳神経

・頭蓋骨出入口:出入りしない
・神経の出る場所:

・ 機能と性質
顔面神経とともに内耳道に入る
 内耳道の底で前庭神経と蝸牛神経に分かれる
 前庭神経:平衡覚をつかさどる
 蝸牛神経:聴覚をつかさどる

9.舌咽神経

・頭蓋骨出入口:頚静脈孔
・神経の出る場所:延髄

・ 機能と性質
舌の後1/3の味覚を支配する
 咽頭粘膜の知覚と、咽頭筋の運動をつかさどる
 唾液の分泌に関与
 副交感神経作用

10.迷走神経

・頭蓋骨出入口:頚静脈孔
・神経の出る場所:延髄

・ 機能と性質
:副交感神経作用
 嚥下反射
 分岐した反回神経は声帯を支配する
 脳神経の中で唯一腹部に到達し、各臓器の運動神経と知覚神経を支配する

11.副神経

・頭蓋骨出入口:頚静脈孔
・神経の出る場所:延髄

・ 機能と性質
胸鎖乳突筋と僧帽筋を支配する運動神経

12.舌下神経

・頭蓋骨出入口:舌下神経管
・神経の出る場所:延髄

・ 機能と性質
舌筋群の運動を支配する運動神経

場所(61.14)神経・動脈
前頭蓋窩a.篩骨篩板Ⅰ嗅神経
b.視神経管Ⅱ視神経、眼動脈
中頭蓋窩c.上眼窩裂Ⅲ動眼神経、Ⅳ滑車神経、Ⅴ三叉神経(眼神経) 、Ⅵ外転神経 、上眼静脈
d.正円孔Ⅴ三叉神経(上顎神経)
e.卵円孔Ⅴ三叉神経(下顎神経)
f.棘孔中硬膜動静脈
g.破裂孔★頚動脈、交感神経
後頭蓋窩h.内耳孔Ⅶ顔面神経、Ⅷ内耳神経
i.頚静脈孔Ⅸ舌咽神経、Ⅹ迷走神経、Ⅺ副神経、内頚静脈
j.舌下神経管Ⅻ舌下神経
k.大後頭孔椎骨動脈

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 例:(71pm72、67pm13.pm75、66.26)とある場合
 71pm72 → 第71回の午後72問
 67pm13pm75 → 第67回の午後13問と午後75問
 66.26 → 第66回のその教科がある方の26問
(放射化学から医用画像情報学までは午前、基礎医学大要から安全管理学までは午後)
*第66回までは午前午後で出題される科目が分かれていたため

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