消化器系腫瘍 / 肺癌

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食道がん

・発生部位
 頸部食道:5%  
 胸部食道:90
     (上部:10%、中部:55%、下部:25%)  
 腹部食道:5

・成因
生活習慣(タバコ、酒)や身体的要因(バレット食道、アジア人)

・組織型
扁平上皮癌   

・予後
非常に不良

治療方法

 主に化学療法と放射線療法

・手術療法
根治的治療法として第一選択である
 食道抜去術+リンパ節三領域隔清

・放射線治療 (66.79)
(1)放射線治療単独(手術が困難な人対象)
:5年生存率は10%以下

(2)腔内照射併用
:早期がんを対象として、RALSを使用する
  高線量率(HDR)小線源治療

(3)化学療法併用
CDDP+5Fuの同時併用が、現在の食道がん治療の主流である

胃がん

・発生要因
:食事内容、ヘリコバクターピロリ菌の感染、遺伝

・治療
外科的療法が第一選択

大腸がん

・発生部位
:結腸癌と直腸癌に分類
 (直腸>S状結腸>上行結腸の順に多い)

・発生要因
:繊維成分が少なく脂肪の多い食生活(80%以上)、APC癌抑制遺伝子、p53癌抑制遺伝子

・治療
:結腸では外科療法
 直腸では放射線・化学療法

*直腸病変
 → 遺瘍性大腸炎の頻度が高い

肝臓がん 

(61.20、60.20)
・疫学
肝硬変と関係が深い

・肝細胞癌の85%はB型またはC型の肝炎ウイルスに感染(特にC型が多い)

膵臓がん

・発生要因
肉食の増加・喫煙

・放射線治療では3D-CRTが適応

 

↓消化器系の解剖はこちら

消化器系 正常解剖
消化液とその作用(74pm61、71am60、65.7、64.20、62.2、61.9)消化液(pH)分泌腺作用場所★酵素名加水分解作用唾液(6~7)1~1.5L/day唾液腺口腔 プチアリン(アミラーゼ)デンプン→麦芽糖★胃液(1~2)3L/day 胃腺胃内因子、塩酸、ガストリン、レンニン、ペプシンリパーゼ、ペプシノーゲン蛋白質と脂肪の分解食物の殺菌、胃粘膜の保護★膵液(6.7~8)1.5L/day膵臓小腸トリプシン、マルターゼキモトリプシンペプチターゼステアプシン(リパーゼ)アミロプシン(アミラーゼ) ポリペプチドとアミノ酸脂肪、デンプン、デキストリン麦芽糖などの分解腸液(5~8)2.4L/day 腸腺十二指腸小腸ペプチターゼ(エレプシン)マルターゼ、サッカラーゼ、ラクターゼポリペプチドと麦芽糖、ショ糖、乳糖などの分解胆汁(6.9~8.6)0.5L/day 肝臓小腸 酵素なし脂肪を乳化してステアプシンの働きを受けやすくする脂肪酸と結合して吸収されやすくする蛋白質を凝固させ分解されやすくする 腹部臓器・腹腔内臓器:腹膜に覆われており、間膜を有する(66.3、63.7、61.25) 「...
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肺がん

 (63.14、62.28)

疫学

 男の方が3倍ほど罹患率が高い
 死亡率が高い
 石綿肺との合併が多い

成因

 (69am52)
 タバコ(リスクは約6倍、扁平上皮、小細胞癌は関係が濃厚で、腺癌は希薄)
  環境的要因
 遺伝子変化
 職業的要因(放射線、ニッケル、重クロム酸、アスベスト、ヒ素)
 大気汚染

病理組織型

 治療のための組織型では小細胞癌と非小細胞癌にわけて考える

・腺癌
50%ほどをしめが、女性では70%をしめる。

・扁平上皮癌
30%ほどをしめる。

・大細胞癌    

・小細胞癌(15%)

治療

(75pm41、73am43pm44,72pm37)
・非小細胞癌

 治療の第一選択は手術
 末梢型Ⅰ期例に対しては定位放射線治療が適応
 手術不能で根治的胸部放射線治療が可能な局所進行非小細胞肺癌
  → 化学(シスプラチン)放射線療法が適応
 局所進行癌:術前照射が適応

・小細胞癌
 (LD:限局型 ED:進展型)
(1)手術可能なI 期症例を除くLD-SCLC
  :化学放射線療法(一日多分割照射)が適応だが、再燃もあり予後不良である

(2)初期治療でCR が得られた症例
 :予防的全脳照射(PCI)が適応

胸腺腫

Ⅰ~Ⅲ期までは手術が第一選択
Ⅱ~Ⅲ期は術後照射

胸腺癌

胸腺腫がより悪性になったもので、集学的治療で行う

中皮腫

 (65.19、62.28、60.30)
 胸膜・腹膜などの中皮から発生するまれな腫瘍
 肺がんと合併が多く、発生率は1%ほど

・発生因子
アスベスト

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 例:(71pm72、67pm13.pm75、66.26)とある場合
 71pm72 → 第71回の午後72問
 67pm13pm75 → 第67回の午後13問と午後75問
 66.26 → 第66回のその教科がある方の26問
(放射化学から医用画像情報学までは午前、基礎医学大要から安全管理学までは午後)
*第66回までは午前午後で出題される科目が分かれていたため

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