自律神経系
(74am54、62.5、61.17、60.13)
交感神経 | 副交感神経 | |
神経伝達物質 | アセチルコリン ノルアドレナリン |
アセチルコリン |
持続と興奮の伝達方法 (神経節) |
中枢に近い | 器官に近い |
持続と興奮の伝達方法 (起始) |
胸腰髄 | 脳幹、仙髄 |
瞳孔 | 拡大 | 縮小 |
涙腺 | 分泌抑制 | 分泌促進 |
血管(皮膚)/血管(筋) | 血管収縮 / 血管拡張 | 血管拡張 / 血管収縮 |
皮膚 | 汗腺分泌 | 汗腺抑制 |
心臓 | 運動促進 | 運動抑制 |
気管支 | 拡張 | 収縮 |
消化管 | 運動抑制 | 運動促進 |
消化腺 | 分泌抑制 | 分泌促進 |
泌尿器 | 尿分泌抑制 | 尿分泌促進 |
排尿筋 | 拡張 | 収縮 |
*交感神経:節前神経のほとんどが交感神経幹に入る
交感神経、副交感神経
(66.13)
・分布
:ほぼ同じ内臓諸器官に分布(2重支配)
・作用
:拮抗作用(一方が器官の働きを促進すると、他方はそれを抑制するように働く)
・中枢
:間脳、視床下部で調節される
骨
(73pm54)
・機能
:造血(骨髄)・カルシウム貯蔵・知覚(骨膜)
血液
(73pm64、70pm50、67pm54)
・構成
:赤血球数(500万/mm3)
白血球数(5000~8000/mm3)
血小板(20~50万/mm3:止血に関与)
ヘマトクリット値(40%)
血漿タンパク質(7% (うちアルブミン56%))
pH7.4
・概要
:体重の8%を占める
リンパ組織
(72pm57、71am53pm51、68pm52、65.3.6、64.4、63.2、62.18、61.11、60.9)
・一次的(中枢性)リンパ組織(器官)
:「胸腺」「骨髄」
→ リンパ球の増殖分化の場
・二次的(末梢性)リンパ組織(器官)
:「リンパ節」「扁桃」「脾臓」「腸管」「リンパ組織」
→ 抗原に対する免疫返答の場
・リンパ球
:白血球の1種で、リンパとともに全身をめぐり、感染症などに対する免疫機構の中で働いている
多 能 性 幹 細 胞 |
→ | リンパ系幹細胞 | → | Tリンパ球 | ||||||
→ | Bリンパ球 | |||||||||
→ |
骨髄系幹細胞 |
→ | 巨核芽球 | → | 巨核球 | → | 血小板 | |||
→ | 骨髄芽球 | → | 骨髄球 | → | かん状核球 | → | 好塩基球 | |||
好酸球 | ||||||||||
好中球 | ||||||||||
→ | 単芽球 | → | 前単球 | → | 単球 | → | マクロファージ |
★Bリンパ球
:骨髄で成熟する
体液性免疫で働く
分化して形質細胞となり抗体を産生する
・Tリンパ球
:サイモシンの内分泌により胸腺で成熟する
細胞性免疫で働く(移植免疫など)
・ヘルパーT細胞
:B細胞・キラーT細胞・マクロファージを活性化させる
・ナチュラルキラー細胞
:細胞性免疫を担当する
・好塩基球
:ヒスタミン不活性化、アレルギー反応に関係
・好酸球
:貪食能
アレルギー疾患で増加
ヒスタミン遊離
★好中球
:「病原体の貪食」
「細菌感染で増加」
「急性期の膿瘍内部で増加」
★マクロファージ
:「病原体の貪食」
*リンパ管
:血管と違い、蠕動、骨格筋収縮によっておこる流速は遅く、逆流防止の弁がある
胸管に関してはこちら↓

胎児・新生児
特徴
(74am57、69pm57、67pm55、62.10、61.12、60.16)
・胎児と胎盤は、中に2本の臍動脈と1本の臍静脈が通るへその緒(肝臓などにつながる)でつながっている
・臍動脈
:胎盤に静脈血(CO2と老廃物の排泄)を輸送する
・臍静脈
:胎児に動脈血(O2と栄養素)を輸送する
・動脈管(Botallo管)
:肺動脈と大動脈をつなぐ
・静脈管(Arantius管)
:臍静脈と下大静脈をつなぐ
・卵円孔
→ 右心房と左心房を交通する
・新生児は体温調節が未発達
・胎児期の遺残物
:ボタロ靭帯
・ガス交換
:胎盤にある絨毛間血液洞で行う
・母体との間には血液関門が存在する
・小児特有の構造物
:骨端軟骨
・肥厚性幽門狭窄症
:幽門筋が肥厚し、ミルクが十二指腸まで運ばれない病気
↓小児腫瘍・白血病に関してはこちら

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