診療放射線技師 国家試験について

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診療放射線技師とは

 医療機関において、主に放射線を用いた検査及び治療業務これらの業務に必要な機器やシステムの管理などを行う技術者
 特に、『人体への放射線照射』に関しては、明確な業務独占資格*1であり、放射線技師でしかその業務を行うことが出来ない
 この点において、その他の医療技術職(理学・作業・検査技師など)の名称独占資格と差別化される
*1:医師・歯科医師を除く

資格取得の方法

 資格取得には診療放射線技師養成所において、3年以上診療放射線技師として必要な知識及び技能の修習し、診療放射線技師国家試験の受験資格を得た後に、国家試験に合格する必要がある
 診療放射線技師養成所は大学が約40校、専門学校が約15校存在する
 国家試験は年に一回、2月下旬に行われる

国家試験について

受験資格

(1)診療放射線技師養成所において、3年以上診療放射線技師として必要な知識及び技能の修習を終えたもの
 (当該年度までに修業し、又は卒業する見込みの者を含む)

(2)外国の診療放射線技術に関する学校若しくは養成所を卒業し、又は外国で規定による免許に相当する免許を受けた者であって、厚生労働大臣が(1)に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有するものと認めたもの

試験期日

 例年:2月中旬~下旬

試験地

 例年:北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県

試験科目

試験科目 問題数 試験科目 問題数
放射化学 8問 基礎医学大要 30問
診療画像機器学 20問 放射線生物学 10問
診療画像検査学 20問 放射線物理学 10問
核医学検査技術学 20問 医用工学 7問
放射線治療技術学 20問 放射線計測学 10問
医用画像情報学 10問 画像工学 5問
    エックス線撮影技術学 20問
    放射線安全管理学 10問

 *2014年(第66回)までは午前に表の左側、午後に右側の科目が分けられて出題されていた
  2016年(第68回)からすべての科目が半分ずつ、午前と午後に分けて出題されている

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受験手続

・提出書類等
 受験願書、写真、返信用封筒、
 修業証明書若しくは修業見込証明書又は卒業証明書若しくは卒業見込証明書

・提出期日
 例年:12月中旬~1月上旬

・試験手数料
 11,400円

・受験票の交付
 例年:1月下旬

合格基準

 配点を1問1点、合計200点満点とし、次の基準を満たした者を合格とする
・総得点:120点以上 / 200点
・0点の試験科目:1科目以下

「全体で6割以上」かつ「すべての科目で1点以上」取れれば間違いない
 本サイト『診療放射線技師国家試験 対策ノート』は、この基準を安全圏で越えられるように設計しています
 合格基準を考慮すれば、全ての科目で満点を取る必要など全くなく、全ての科目で7.5割程度を安定して取れれば十分です
 つまり、解けなくても良い問題は必ず存在するので、難問については早々に放棄して、必ず解けなければならない知識を効率よく学習することが合格への道です

ただし、2科目で0点を取ると6割を取っていても合格基準を満たさないため、出題される問題数が少なく、難問が出題されやすい『医用工学』『画像工学』には注意が必要です
 例年、この2科目でも簡単な問題は必ず1問は出題されるようになっていますが、これを落とすと厳しい状況になります

 また、毎年不適問題が必ずあり、合格基準が6割以上ジャストとはならず、さらに、明らかな悪問も存在するため、そもそも解くのがほぼ不可能な問題もあります
 そのため、6割ギリギリだと非常に危うい状況となりやすいため、7.5割程度を目指すのが良いでしょう

合格発表

 例年:3月下旬

コメント

  1. らいおんくん より:

    任意の科目で0点が1科目以下で「合格」だと思います。つまり0点が2科目以上あれば不合格ですね。1科目までならセーフです。(変わってたらごめんなさい)

    • 対策ノートの人 より:

      ご指摘ありがとうございます
      今年度の基準はまだ示されていないようですが、例年はおっしゃる通りです
      記載に関して訂正させて頂きましたので、ご確認頂けると幸いです

 

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・出題年数の見方
 例:(71pm72、67pm13.pm75、66.26)とある場合
 71pm72 → 第71回の午後72問
 67pm13pm75 → 第67回の午後13問と午後75問
 66.26 → 第66回のその教科がある方の26問
(放射化学から医用画像情報学までは午前、基礎医学大要から安全管理学までは午後)
*第66回までは午前午後で出題される科目が分かれていたため

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