性能評価方法 (JESRA規格)
(66.58、61.53)
固有:点線源を用いて、コリメータを外す、20kcps以下
総合:コリメータをつける
・(固有/総合:面線源/SPECT:円柱線源)
感度均一性
99mTc核種
有効視野サイズの窓をもつ鉛マスク
10kカウント以上
総合では30kcps以下
*相対的雑音σ
:S/N比の逆数
Planerの方がSPECTより小さい
・SPECT再構成後の総合容積感度
99mTc核種の円柱線源
10kcps以下
・(固有:99mTc核種/散乱体の{あり/なし}総合:コリメータごとの核種の線線源)
空間分解能
(68am26、65.54.59、60.54)
格子状鉛スリットファントムを使用
FWHMで表す
総合では20kcps以下
ウィンドウ幅、ピクセルサイズなどに依存する
・SPECT再構成後の総合空間分解能
(散乱体無し:点線源/あり:線線源)
(70pm27)
99mTcまたは57Co核種
20kcps以下
FWHMで評価
・固有エネルギー分解能
99mTcおよび57Co核種
有効視野サイズの窓をもつ鉛マスクを付ける
10kカウント以上
エネルギースペクトルを求めて、光電ピークのFWHMで表す
通常分布スペクトルの半値幅ΔEまたは、これを放射線のエネルギーEで割ったΔE×100/E
・(固有/散乱体のある総合:面線源)
計数率特性
(64.54)
99mTc核種
有効視野サイズの窓をもつ鉛マスク
4kcps以下になるまで測定する(線源減弱法)
・固有空間直線性
(61.53)
99mTc核種
格子状鉛スリットファントムを使用
・高計数率時の固有分解能/均一性
75kcp以上で測定する
・(目視のみ)回転中心試験
(70pm27、63.54)
点線源
サイノグラムで測定する
・複数ウィンドウの像のずれ
コリメータ使用しない
67Ga核種
・その他
:「遮へい能力」
「ホールボディ測定画像の総合空間分解能」
「検出器-検出器間感度偏差」
「システムアライメント」
「X線CT組合せSPECT装置における画像重ね合わせ精度」
SPECTの日常点検(毎日行う)
・すべて目視
「均一性」
:20kcps以下でBKGか面線源かシリンジ等を使用する
「SPECT回転中心」
:中心軸から10cmほどずらした場所で点線源を使用する
「エネルギーピークの確認」
:20kcps以下で使用する線源ごとに測定する
SPECTの定期点検
(74am25)
「固有均一性(微分値/積分地)」:頻度毎月
「SPECT回転中心ずれ」:頻度毎月
「SPECT均一性」(目視でアーチファクトの確認):頻度6か月
PET装置の性能評価
(73am26、65.56)
(1)空間分解能
:点線源を使用する、NEMA規格
(2)計数率特性(散乱フラクション・計数損失・雑音等価計数率)
:線線源を使用する、NEMA規格
(3)感度
:線線源を使用するNEMA規格
(4)減弱・散乱補正の精度
:溶液線源を使用する、NEMA規格
(5)計数損失および偶発同時計数補正の精度
:線線源を使用する、NEMA規格
(6) 画像濃度の均一性
(7)画像の位置合わせ精度
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