汚染検査 / RIの使用・処理・除染

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汚染検査

サーベイメータ、測定機器

 (66.99、64.99、61.99)
・β線の表面汚染
広口GM計数管

・γ線の表面汚染
GM計数管、Si半導体検出器

・手足の汚染
ハンドフットクロスモニタ

・広範囲の測定
フロアモニタ

・管理区域の空間線量率測定
NaIシンチレーション式サーベイメータ

・漏洩線量測定
電離箱式サーベイメータ

水中の放射性核種の濃度測定

(1)測定法(69pm98、61.99)
・排水を直接「液体・プラスチックシンチレータ(最適)」や「GM計測管」で測定する方法
・サンプリングした試料を「ウェル型シンチレーション」や「液体シンチレーション」で測定する方法
・イオン交換樹脂でRIを吸着して測定する方法

(2)希釈法による排水 (69am100)
 放射能が排水中の濃度限度を下回るようにする
 また複数の核種が存在する場合、各核種の濃度と濃度限度の比を足し合わせ、この総和が1を下回るようにする
 (核種Aの濃度/核種Aの濃度限度)+(核種Bの濃度/核種Bの濃度限度) <1

表面汚染の濃度測定

 (69pm99、68am99、65.101、64.101)
(1)汚染の種類
 「固着性汚染」と「遊離性汚染
 遊離性汚染は体内汚染につながる恐れがある

(2)測定法
・直接法 (71pm80、70am99、65.100)
 固着・遊離性汚染に有効
 サーベイメータによって汚染表面を直接測定する
 表面汚染密度 = (N-Nb) ÷ (ε1×W×εs)
 N:測定した計数率 
 Nb:バックグラウンドの計数率
 ε1:検出効率 
 W:測定器の有効面積
 εs:汚染の線源効率

*直接法は以下の場合には適用できない
 「線源自体の汚染
 「高バックグラウンドでの汚染

・間接法(スミア法) (71am99、63.102)
 遊離性汚染かつ、ふき取り表面が非浸透性の場合に有効
 表面汚染個所をろ紙で拭き、このろ紙を測定する
 表面汚染密度 = (N-Nb) ÷ (ε1×F×S×εs)
 F:ふき取り効率
 S:ふき取り面積(100cm2
 α線、β線も測定可能

(3)表面汚染限度 
 α線放出核種:4Bq/cm2 
 非α線放出核種:40Bq/cm2
 

空中の放射性核種の濃度測定

・粒状性放射性物質の測定
 ろ紙とダストサンプラが合わさったダストモニタを使用する

・放射性ヨウ素の測定
 活性炭カートリッジを使用する

・ガス状放射性物質の測定
 プラスチックシンチレータ、NaI(Tl)で検出

・トリチウムの測定
 コールドトラップによる水蒸気凝縮
 モレキュラーシーブまたはシリカゲルでの捕集
 水にバブルして捕集

*バックグラウンドの影響
 ダストを捕集して測定する場合、ラドン、トロンの影響がある

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内部被ばくモニタリング

 (71pm100、64.65、60.99)
・内部被ばくの恐れがある場合は遅滞なく測定しなけらばならない
 内部被ばく実効線量=放射性物質摂取量(Bq) × 実効線量係数(Sv/Bq)

  ★体外計測法 バイオアッセイ法 空気放射性物質濃度からの算定法
摂取量 =放射能量÷残留率  =1日当たりの排泄量÷排泄量   
測定対象核種  γ線

60Co」「137Cs」「131I」「54Mn」
α、β、γ線

238U」「235U」「239Pu」「90Sr」「3H」 
測定器が適切ならば制限なし
測定装置等 ホールボディカウンタ
(肺モニタを含む)
分析設備・機器
測定装置
空気サンプリング装置
ダストモニタ
測定・評価  放射性物質の体内量を直接測定できる  3H等を除き、化学分析走査に時間を要する 空気濃度から個人摂取量を推定すると不確定要素が多い
被検者の協力  短時間測定だが、被検者を拘束する  排泄物試料摂取に協力が必要 必要ない
性能 高感度検出器と

十分な遮蔽が必要
微量放射性物質の検出が可能 濃度の精度は良いが

摂取量の精度は低い
線量評価特徴 体内分布、時間的変化の追跡調査も可能  体内汚染があったことの確実な情報を得られる 濃度と摂取量の倍数を一義的に決定しにくい
人手の必要
評価強度

RIの使用・廃棄処理の仕方

(68pm99、67am25、66.101、65am49、64am49、63.49、62.49、60am49.pm102)
・管理区域
飲食は禁止され、専用の履物、白衣を使用し、入退出には汚染検査を必要とする

・気圧の管理
:RIの存在する側(管理区域、フード内、バイアル内など)は陰圧にしてRIの飛散を防ぐ

・使用物品
 ポリエチレンろ紙:ろ紙側を上にして使用し、液がポリろ紙の下に浸透しないようにする
 ゴム手袋:RI使用時に着用し、汚染する可能性のある操作ごとに交換する
 注射器:RIを注射器で使用する場合、遮へい筒を装着してからの使用が望まれる

・廃棄方法
 RI廃棄物には可燃(紙など)、難燃(ゴムや樹脂など)、不燃(金属など)の分別がある

*減衰法
 :核医学等で使用される短半減期核種は放射能が無くなるまで保管して破棄する

*PET廃棄物
18Fは5TBq、11C,13N,15Oは1TBq以下で、7日間保管したものは廃棄可能

*RIを人体に投与した場合、管理区域内のトイレを使用する

除染について

 (66.101、64.101、62.101、60.101)
・除染処理
:汚染個所を明示し、汚染個所の外側から中心部へ、汚染レベルの低い方から高い方へ除染する

・内部被ばく防止のため、湿式除染を行う

・皮膚の除染
 中性洗剤・キレート形成剤など化学的に非活性なものを用いて温流水で流す
 有機溶媒は使用しない

・粘膜傷口
 出血を促して、多量の温流水で洗い流す

放射線事故時の応急措置

 (70am100、65.102)
「人命優先・安全保持」
 → 「通報
  → 「拡大防止
    → 「過大評価

線源の交換

 (67am97、62.102)
・放射能A(半減期t)の減衰 
(1/3に減衰する時間Tを求める場合)

 1/3 = (1/2)^(t/T)
 → t/T = log23 = loge3/ loge2
  → t = T×1.5858

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