第74回診療放射線技師国家試験 午前 2/2

 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております
 正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます
 各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります
 当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください

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基礎医学大要

50 骨格筋でないのはどれか。
1.心筋
2.僧帽筋
3.大殿筋
4.胸鎖乳突筋
5.上腕二頭筋

正答

循環器系 正常解剖
脳血管(75pm16、72am18、70am23、69am23、69pm20、67am89、66.40、65.39、64.44、62.83、61.32、60.81)(67am89,65pm80,62pm83:頭部血管) Willis動脈輪(大脳動脈輪) 脳底部の動脈の吻合による輪状構造 視神経交叉・下垂体・乳頭体を取り囲み、外観はほぼ五角形である・構成:「内頚動脈」「前大脳動脈」 「前交通動脈」 「後大脳動脈」「後交通動脈」 「(中大脳動脈)」「(脳底動脈)」・この動脈輪を形成する動脈の分岐部は、壁が弱いため動脈瘤をつくりやすく、クモ膜下出血をきたしやすい頭部静脈(73am23)総頸動脈(70am61、69pm54、65.80)=内頸動脈(眼動脈+前大脳動脈+中大脳動脈+後交通動脈) + 外頸動脈 椎骨動脈(75am17、68am54)= 硬膜動脈 + 前後脊髄動脈 + 後下小脳動脈 + 脳底動脈(左右の前下小脳動脈+上小脳動脈+後大脳動脈)・脳幹の栄養血管:脳底動脈 (60.21)頸部動脈(73pm92、66.47、62.11)(75am57pm86m72am88、68pm93、67...

 

51 後腹膜臓器でないのはどれか。
1.胃
2.腎臓
3.膵臓
4.上行結腸
5.腹部大動脈

正答

消化器系 正常解剖
消化液とその作用(74pm61、71am60、65.7、64.20、62.2、61.9)消化液(pH)分泌腺作用場所★酵素名加水分解作用唾液(6~7)1~1.5L/day唾液腺口腔 プチアリン(アミラーゼ)デンプン→麦芽糖★胃液(1~2)3L/day 胃腺胃内因子、塩酸、ガストリン、レンニン、ペプシンリパーゼ、ペプシノーゲン蛋白質と脂肪の分解食物の殺菌、胃粘膜の保護★膵液(6.7~8)1.5L/day膵臓小腸トリプシン、マルターゼキモトリプシンペプチターゼステアプシン(リパーゼ)アミロプシン(アミラーゼ) ポリペプチドとアミノ酸脂肪、デンプン、デキストリン麦芽糖などの分解腸液(5~8)2.4L/day 腸腺十二指腸小腸ペプチターゼ(エレプシン)マルターゼ、サッカラーゼ、ラクターゼポリペプチドと麦芽糖、ショ糖、乳糖などの分解胆汁(6.9~8.6)0.5L/day 肝臓小腸 酵素なし脂肪を乳化してステアプシンの働きを受けやすくする脂肪酸と結合して吸収されやすくする蛋白質を凝固させ分解されやすくする 腹部臓器・腹腔内臓器:腹膜に覆われており、間膜を有する(66.3、63.7、61.25) 「...

 

52 脳神経でないのはどれか。
1.嗅神経
2.視神経
3.三叉神経
4.尺骨神経
5.舌下神経

正答

神経系 正常解剖
中枢神経系(75am56、71am63)・脳(前脳[大脳+間脳]+脳幹)+脊髄*脳:大人の脳の重量は約1300g(62.4)大脳半球の区分(74am53、73pm20pm89、69pm55、67pm21.22、66.41、62.3.48)・前頭葉 運動に関する中枢 人格にかかわる領域・頭頂葉 体性感覚中枢 視覚性言語中枢 知覚中枢・側頭葉 聴覚中枢 感覚性言語中枢 嗅覚中枢 味覚中枢・後頭葉 視覚中枢・島 外側溝の深部 島を覆う各葉を弁蓋という・辺縁葉・中心溝(ローランド裂)(61.15) 前頭葉と頭頂葉の境界・外側溝(シルビウス溝) 前頭葉と側頭葉の境界大脳基底核 (72pm52、64.11、60.12.pm82)・構成:「線条体(尾状核・被殻)」 「レンズ核(淡蒼球・被殻)」・役割:随意運動のコントロール 骨格筋の緊張度の調節 円滑な運動の遂行・傷害時の疾患:ハンチントン舞踏病 パーキンソン病脳幹:中脳・橋・延髄をまとめた名称・中脳:対光反射(瞳孔反射)などの視覚反射、聴覚反射の中枢 (1)黒質  :随意運動における筋緊張の調整に働く   パーキンソン病に関係する (2)赤質  :...

 

53 視覚野が存在するのはどれか。
1.小脳
2.後頭葉
3.前頭葉
4.側頭葉
5.頭頂葉

正答

神経系 正常解剖
中枢神経系(75am56、71am63)・脳(前脳[大脳+間脳]+脳幹)+脊髄*脳:大人の脳の重量は約1300g(62.4)大脳半球の区分(74am53、73pm20pm89、69pm55、67pm21.22、66.41、62.3.48)・前頭葉 運動に関する中枢 人格にかかわる領域・頭頂葉 体性感覚中枢 視覚性言語中枢 知覚中枢・側頭葉 聴覚中枢 感覚性言語中枢 嗅覚中枢 味覚中枢・後頭葉 視覚中枢・島 外側溝の深部 島を覆う各葉を弁蓋という・辺縁葉・中心溝(ローランド裂)(61.15) 前頭葉と頭頂葉の境界・外側溝(シルビウス溝) 前頭葉と側頭葉の境界大脳基底核 (72pm52、64.11、60.12.pm82)・構成:「線条体(尾状核・被殻)」 「レンズ核(淡蒼球・被殻)」・役割:随意運動のコントロール 骨格筋の緊張度の調節 円滑な運動の遂行・傷害時の疾患:ハンチントン舞踏病 パーキンソン病脳幹:中脳・橋・延髄をまとめた名称・中脳:対光反射(瞳孔反射)などの視覚反射、聴覚反射の中枢 (1)黒質  :随意運動における筋緊張の調整に働く   パーキンソン病に関係する (2)赤質  :...

 

54 副交感神経が興奮したときの作用はどれか。
1.散瞳
2.発汗
3.気管支拡張
4.心拍数減少
5.消化管運動低下

正答

自律神経 / リンパ / 血液 / 胎児・新生児
自律神経系(74am54、62.5、61.17、60.13) 交感神経 副交感神経神経伝達物質アセチルコリンノルアドレナリンアセチルコリン持続と興奮の伝達方法(神経節)中枢に近い器官に近い持続と興奮の伝達方法(起始) 胸腰髄脳幹、仙髄瞳孔拡大縮小涙腺 分泌抑制 分泌促進血管(皮膚)/血管(筋) 血管収縮 / 血管拡張血管拡張 / 血管収縮皮膚汗腺分泌汗腺抑制心臓運動促進運動抑制気管支拡張 収縮消化管運動抑制運動促進消化腺 分泌抑制分泌促進泌尿器尿分泌抑制尿分泌促進排尿筋拡張収縮*交感神経:節前神経のほとんどが交感神経幹に入る 交感神経、副交感神経 (66.13)・分布:ほぼ同じ内臓諸器官に分布(2重支配)・作用:拮抗作用(一方が器官の働きを促進すると、他方はそれを抑制するように働く)・中枢:間脳、視床下部で調節される骨(73pm54)・機能:造血(骨髄)・カルシウム貯蔵・知覚(骨膜)血液(73pm64、70pm50、67pm54)・構成:赤血球数(500万/mm3) 白血球数(5000~8000/mm3) 血小板(20~50万/mm3:止血に関与) ヘマトクリット値(40%) 血漿タン...

 

55 副腎から分泌されるのはどれか。
1.グルカゴン
2.カルシトニン
3.コルチゾール
4.バゾプレシン
5.トリヨードサイロニン

正答

内分泌系 正常解剖
胸管 (71am57、68pm54、66.10) 下半身と左上半身のリンパを集めるリンパ管(残りは右リンパ本管へ) 第二腰椎付近から始まり、左鎖骨下静脈と内頚静脈の合流点(左静脈角)で静脈に入る胸腺・重さ:思春期まで発育(30~40g)し、その後小さくなり、成人では大部分が脂肪組織に置き換わる・位置:胸腔内で、心臓の上前方、胸骨の後面に位置する・構造:左葉と右葉からなる(互いに癒着し単一器官のようにみえる)・働き:T細胞の分化・成熟の場であり、細胞性免疫に関与 T細胞の分化・成熟はサイモシンの内分泌による内分泌腺とホルモンの主な作用 (75pm61、74am55pm62、73am53、72am52、71am61pm59、70am60.pm56、69am55.56、68am50.am62.pm61、65.11、64.13、63.20、60.11.14)内分泌腺ホルモン主な作用脳下垂体前葉★成長ホルモン (STH、GH)★甲状腺刺激ホルモン(TSH)・成長促進(蛋白質合成促進、骨・筋肉・内臓の成長)・脂肪細胞分解・血糖値上昇・睡眠中に多く分泌 ・欠乏→「小人症」「シモンス病」・過剰→「末端...

 

56 視交叉に解剖学的に最も近い部位はどれか。
1.眼球
2.小脳
3.下垂体
4.松果体
5.脳梁膨大部

正答

神経系 正常解剖
中枢神経系(75am56、71am63)・脳(前脳[大脳+間脳]+脳幹)+脊髄*脳:大人の脳の重量は約1300g(62.4)大脳半球の区分(74am53、73pm20pm89、69pm55、67pm21.22、66.41、62.3.48)・前頭葉 運動に関する中枢 人格にかかわる領域・頭頂葉 体性感覚中枢 視覚性言語中枢 知覚中枢・側頭葉 聴覚中枢 感覚性言語中枢 嗅覚中枢 味覚中枢・後頭葉 視覚中枢・島 外側溝の深部 島を覆う各葉を弁蓋という・辺縁葉・中心溝(ローランド裂)(61.15) 前頭葉と頭頂葉の境界・外側溝(シルビウス溝) 前頭葉と側頭葉の境界大脳基底核 (72pm52、64.11、60.12.pm82)・構成:「線条体(尾状核・被殻)」 「レンズ核(淡蒼球・被殻)」・役割:随意運動のコントロール 骨格筋の緊張度の調節 円滑な運動の遂行・傷害時の疾患:ハンチントン舞踏病 パーキンソン病脳幹:中脳・橋・延髄をまとめた名称・中脳:対光反射(瞳孔反射)などの視覚反射、聴覚反射の中枢 (1)黒質  :随意運動における筋緊張の調整に働く   パーキンソン病に関係する (2)赤質  :...

 

57 胎児期にみられる動脈管で大動脈と直接交通するのはどれか。
1.右心房
2.肺静脈
3.肺動脈
4.内胸動脈
5.肋間動脈

正答

自律神経 / リンパ / 血液 / 胎児・新生児
自律神経系(74am54、62.5、61.17、60.13) 交感神経 副交感神経神経伝達物質アセチルコリンノルアドレナリンアセチルコリン持続と興奮の伝達方法(神経節)中枢に近い器官に近い持続と興奮の伝達方法(起始) 胸腰髄脳幹、仙髄瞳孔拡大縮小涙腺 分泌抑制 分泌促進血管(皮膚)/血管(筋) 血管収縮 / 血管拡張血管拡張 / 血管収縮皮膚汗腺分泌汗腺抑制心臓運動促進運動抑制気管支拡張 収縮消化管運動抑制運動促進消化腺 分泌抑制分泌促進泌尿器尿分泌抑制尿分泌促進排尿筋拡張収縮*交感神経:節前神経のほとんどが交感神経幹に入る 交感神経、副交感神経 (66.13)・分布:ほぼ同じ内臓諸器官に分布(2重支配)・作用:拮抗作用(一方が器官の働きを促進すると、他方はそれを抑制するように働く)・中枢:間脳、視床下部で調節される骨(73pm54)・機能:造血(骨髄)・カルシウム貯蔵・知覚(骨膜)血液(73pm64、70pm50、67pm54)・構成:赤血球数(500万/mm3) 白血球数(5000~8000/mm3) 血小板(20~50万/mm3:止血に関与) ヘマトクリット値(40%) 血漿タン...

 

58 皮膚について正しいのはどれか。
1.構成成分に漿膜がある。
2.体温を調節する働きがある。
3.加齢とともに厚さが増加する。
4.真皮は角化扁平上皮からなる。
5.癌化する場合は腺癌の頻度が高い。

正答

皮膚に関する問題
放射線技師はなかなか皮膚には深くは関わらない、放射線治療領域ぐらいか
対策ノート未対応だが、常識の範囲内で解ける問題

 

59 癌性疼痛に対する医療用麻薬の使用について誤っているのはどれか。
1.経口投与を基本とする。
2.疼痛の強さに応じて投与する。
3.時間を決めて規則正しく投与する。
4.患者個人の特性に合わせて投与する。
5.使用量の増量には限度が設定されている。

正答

癌性疼痛に対する医療用麻薬に関する問題
解けなくていい
放射線技師に医療用麻薬の知識は求めないで欲しいし、少なくもと国家試験で出す問題ではない
とはいえ、例年基礎医学にはこういった問題はでるので気にしなくて良い

 

60 肝細胞癌で正しいのはどれか。
1.早期から黄疸が出現する。
2.肝硬変患者での発症が多い。
3.特異性の高い腫瘍マーカーはCEAである。
4.早期からリンパ節転移をきたすことが多い。
5.我が国ではB型肝炎ウイルスに起因するものが最も多い。

正答

消化器系 臨床病理
胃潰瘍 (68am60) 粘液の不足、胃液の過多で、自己消化により胃壁がびらん → 潰瘍となる「ヘリコバクターピロリ菌」が関連するメッケル憩室(73pm61) 胎生期の臍(へそ)腸管の腸管側が生後完全に閉鎖しないために生じる憩室 男性に多い 回腸に存在する肝炎 (72pm64、63.28) ・原因:ウイルス・アルコール・薬物・自己免疫ウイルス感染経路特徴A型 経口(飲料水・食物)予後良好で1度かかると生涯免疫ができるB型血液(輸血、入れ墨、針刺し事故など)、唾液・尿・便・体液(精液・膣液、性行為)、垂直感染 急性肝炎が慢性化することはないが、まれに劇症肝炎になる肝硬変、肝癌に進行することもある垂直感染に対するワクチンが存在C型血液(輸血、入れ墨、針刺し事故など)垂直感染(まれにおこる)慢性肝炎になることが多い肝硬変・肝癌に移行することが多い・肝硬変(74am60、64.19) 肝炎などの肝障害のために肝臓が何度もくり返してダメージを受けると、組織の線維化が生じて肝臓全体に広がり、肝臓の表面がでこぼこと変貌してしまう状態 肝臓癌のほとんどが肝硬変から発生する・原因:「慢性肝炎(C型肝炎に...

 

61 上行結腸を栄養する血管はどれか。
1.腎動脈
2.腹腔動脈
3.内腸骨動脈
4.下腸間膜動脈
5.上腸間膜動脈

正答

循環器系 正常解剖
脳血管(75pm16、72am18、70am23、69am23、69pm20、67am89、66.40、65.39、64.44、62.83、61.32、60.81)(67am89,65pm80,62pm83:頭部血管) Willis動脈輪(大脳動脈輪) 脳底部の動脈の吻合による輪状構造 視神経交叉・下垂体・乳頭体を取り囲み、外観はほぼ五角形である・構成:「内頚動脈」「前大脳動脈」 「前交通動脈」 「後大脳動脈」「後交通動脈」 「(中大脳動脈)」「(脳底動脈)」・この動脈輪を形成する動脈の分岐部は、壁が弱いため動脈瘤をつくりやすく、クモ膜下出血をきたしやすい頭部静脈(73am23)総頸動脈(70am61、69pm54、65.80)=内頸動脈(眼動脈+前大脳動脈+中大脳動脈+後交通動脈) + 外頸動脈 椎骨動脈(75am17、68am54)= 硬膜動脈 + 前後脊髄動脈 + 後下小脳動脈 + 脳底動脈(左右の前下小脳動脈+上小脳動脈+後大脳動脈)・脳幹の栄養血管:脳底動脈 (60.21)頸部動脈(73pm92、66.47、62.11)(75am57pm86m72am88、68pm93、67...

 

62 厚生労働省の令和2年(2020年)人口動態統計による日本人の死因の第2位はどれか。
1.肺炎
2.老衰
3.脳血管疾患
4.悪性新生物(腫瘍)
5.心疾患(高血圧性を除く)

正答

その他 臨床病理
褥瘡 (60.29) 患者が長期にわたり同じ体勢で寝たきりの場合、体とベッドの接触局所で血行不全となり周辺組織が壊死する主要死因別にみた死亡率(2019年)(74am62、73am62、69pm64、62.29、60.25)1位:悪性新生物 2位:心疾患 3位:老衰 4位:脳血管疾患5位:肺炎男性に多い病気:「血友病」「食道癌」 「心筋梗塞」「脳血管性認知症」アレルギー 無害な抗原に対して免疫系が過剰に反応し、種々の症状を起こすこと 一般にいうアレルギーは1と4Ⅰ型アレルギー(75pm60、73am57pm58、67pm65、68am57、61.28) IgE抗体の働きによる即時型のアレルギー  反応が激しく全身に起こる場合には、急激な血圧低下が見られショック状態(アナフィラキシーショック)になることもある・処置:「アドレナリン注入(即効性が高い)」 「気道確保」「高流量酸素投与」 「生理食塩水輸液」・例:「気管支喘息」「花粉症」 「食物アレルギー」「アレルギー性鼻炎」Ⅱ型アレルギー IgE、IgM、補体貪食細胞による細胞溶解反応・例:異常血液反応、自己免疫性溶血性貧血Ⅲ型アレルギー ...

 

63 MRI における安全性について正しいのはどれか。
1.人体の発熱は主に傾斜磁場により生じる。
2.脳動脈瘤のクリップは多くが磁性体である。
3.胎児や乳児に対する安全性は確立されている。
4.導電性ワイヤーを内在したカテーテルは、発熱の原因となる。
5.条件つきMRI対応ペースメーカは、撮影条件を遵守すればすべての施設で検査が可能である。

正答

安全管理
1、臨床用MRIが人体に及ぼす作用マグネットの力学的作用 (71am91pm19、65.35)・禁忌:「人工内耳」「ペースメーカ」 「強磁性体」「脳動脈クリップの一部」 「1970年以前の人工心臓弁」高周波による加温 (75pm24、74am63、73pm21、71am17pm19、70pm12、69am15、66.25、65.21、65.31.pm55) RFによって人体に生じた渦電流のジュール熱で、SAR(質量あたりの熱吸収比:W/kg)で評価する・SAR SAR∝(電気伝導度)×(半球)2×(静磁場強度)2×(フリップ角度)2×(RFパルス数)×(スライス枚数) SARの低減方法 :「低磁場」  「TRを大きくする」   「ETLを少なくする(高速SEのとき)」・QD型送信コイル:約1/2倍のSARで、√2倍のSNRとなる・火傷の危険性:リード線などの導電金属がループを作ると火傷する場合あり、同様に患者が手や足を組んで電流 ループができないようにする 入れ墨,金属を含む湿布なども注意する変動磁場による刺激と騒音(末梢神経,心臓)(74pm12、70am13、61.38) 高速撮像...

 

64 造影剤を逆行性に投与する検査はどれか。2つ選べ。
1.食道造影
2.注腸造影
3.冠動脈造影
4.子宮卵管造影
5.十二指腸造影

正答

造影検査とIVR
注腸造影(74am64、70pm89、68am87、67pm87、62.31):逆行的に造影剤を投与し、二重造影法が主流で、充満法、粘膜法、圧迫法も行われる Brown法が主流で、Fischer法、Welin法なども行われる Brown法では前日に低脂肪、低繊維食をとる 多量の水分を摂取する・前投薬:抗コリン薬*Applecoresign :大腸進行がんの代表的な悪性所見(67pm93:Applecoresign)消化管領域のIVR・拡張術(66.77) 胆管拡張術:ステントなどを用いる、胆がんなどが適応 ・ステント留置・イレウスチューブの挿入・内視鏡的結石除去術 (63.79) バスケットカテーテルを使用 :結石等を挟み込んで体外に排出する道具胆道・膵臓造影検査(73am84、72am85pm90)・PTC(Percutaneoustranshepaticcholangiography):経皮経肝胆道造影 PTCD(D:drainage)  :経皮経肝胆道ドレナージ・ERCP(Endoscopicretrogradecholangiopanceatography):内視鏡的胆管膵管造...

放射線生物学

65 放射線によるDNA損傷で細胞の致死作用が最も高いのはどれか。
1.架橋
2.塩基損傷
3.塩基の遊離
4.一本鎖切断
5.二本鎖切断

正答

細胞の感受性 / DNAの反応
ベルゴリー・トリボンドーの法則(75am67、72am68、71am66、70pm65、69pm67、68am68、67am65、62.35)・放射性感受性が高い細胞の特徴 分裂活発な(細胞周期の短い)細胞 将来長期にわたり細胞分裂を継続する細胞 未分化な細胞*高感受性の細胞はアポトーシスを起こしやすい幹細胞 (62.37) 分裂して自分と同じ細胞を作る能力と、別の種類の細胞に分化する能力を持ち、際限なく増殖できる細胞 → 高感受性細胞周期による感受性の変化(75pm67、73pm69、71pm66、69pm68、68am52.am65、66.39、64.3、63.39、62.39、61.31)・M期:分裂期・G期:間期・S期:合成期*最高感度はM期の最初*1細胞当たりのDNA量はG2期にかけて増え、M期で半分になる・分裂遅延:分裂を行っている細胞群に対して放射線が当たると最も早期に起こる 照射線量に比例して、G2期が長くなり、10Gyまでは1Gy当たり1時間遅れる・G0期:非常に長いG1期初期とも考えられ、正常細胞にも腫瘍細胞にもある・細胞周期チェックポイント・毛細血管拡張性運動失調...

 

66 骨髄に2Gy被ばくしたとき、末ï血の血球で最も早く減少するのはどれか。
1.血小板
2.好中球
3.赤血球
4.好塩基球
5.リンパ球

正答

耐用線量・閾値 / 血球・胎児・腫瘍の被ばく / 被ばくの統計
耐用線量・閾線量(75am68、74pm66、73am41、72am67pm39、71am42、70am43、69am66、67pm41、66.82、64.37、63.84.33、62.84、62.85.62、61.34)耐用線量と閾線量・閾線量:これを超えるとその障害が起こりうる ・耐用線量:TD5/5やTD50/5などが用いられる*TD5/5:5年間で5%に副作用を生ずる線量部位TD5/5 体積判定基準1/32/33/3★骨大腿骨--52Gy壊死下顎骨65Gy60Gy開口障害肋骨50Gy--病的骨折皮膚100cm350Gy毛細血管拡張 70Gy60Gy55Gy壊死、潰瘍頭部脳60Gy50Gy45Gy壊死、潰瘍脳幹60Gy53Gy50Gy壊死、潰瘍★視神経50Gy失明★視交叉50Gy失明★脊髄-10cm:50Gy20cm:47Gy 脊髄炎、壊死馬尾神経60Gy  神経損傷腕神経叢62Gy61Gy60Gy神経損傷★水晶体10Gy白内障網膜45Gy失明頭頚部内耳30Gy急性漿液性耳炎外耳55Gy慢性漿液性耳炎★耳下腺-32Gy口内乾燥症喉頭79Gy70Gy軟骨壊死-45Gy喉頭浮腫胸部★...

 

67 放射線治療で生じる皮膚症状の時間的経過で正しいのはどれか。
1.脱毛→表皮剝離→発赤→びらん
2.脱毛→発赤→表皮剝離→びらん
3.発赤→脱毛→表皮剝離→びらん
4.発赤→表皮剝離→脱毛→びらん
5.発赤→表皮剝離→びらん→脱毛

正答

耐用線量・閾値 / 血球・胎児・腫瘍の被ばく / 被ばくの統計
耐用線量・閾線量(75am68、74pm66、73am41、72am67pm39、71am42、70am43、69am66、67pm41、66.82、64.37、63.84.33、62.84、62.85.62、61.34)耐用線量と閾線量・閾線量:これを超えるとその障害が起こりうる ・耐用線量:TD5/5やTD50/5などが用いられる*TD5/5:5年間で5%に副作用を生ずる線量部位TD5/5 体積判定基準1/32/33/3★骨大腿骨--52Gy壊死下顎骨65Gy60Gy開口障害肋骨50Gy--病的骨折皮膚100cm350Gy毛細血管拡張 70Gy60Gy55Gy壊死、潰瘍頭部脳60Gy50Gy45Gy壊死、潰瘍脳幹60Gy53Gy50Gy壊死、潰瘍★視神経50Gy失明★視交叉50Gy失明★脊髄-10cm:50Gy20cm:47Gy 脊髄炎、壊死馬尾神経60Gy  神経損傷腕神経叢62Gy61Gy60Gy神経損傷★水晶体10Gy白内障網膜45Gy失明頭頚部内耳30Gy急性漿液性耳炎外耳55Gy慢性漿液性耳炎★耳下腺-32Gy口内乾燥症喉頭79Gy70Gy軟骨壊死-45Gy喉頭浮腫胸部★...

 

68 放射線による発がんで正しいのはどれか。
1.最も発生数が多いのは膵臓癌である。
2.最も発生率が高いのは白血病である。
3.年齢が高くなるほどリスクは高くなる。
4.固形がんの発生リスクは男性の方が高い。
5.固形がんは被ばく後10年以内に発生する。

正答

人体レベルの影響
放射線の影響の分類 (69pm66、64.35)影響閾値線量依存性防護目標例発生率重篤度確定的影響有有有防止下記以外確率的影響無有無防護発がんと遺伝的影響(遺伝子突然変異・染色体異常)確定的影響(63.37、62pm94) 発生率は線量に依存する 重症度は線量に依存する 閾値は存在する確率的影響(73pm67、71am69、64.36、63.93) 発生率は線量に依存する 重症度は線量に依存しない 閾値は存在しない・がん(75pm65、67pm68、64.34、61.38、60.36) 原爆被爆者で、発がんの増加が確認されている 白血病はLQモデル 他の固形がんはLモデルに適合・潜伏期:白血病では最小2年、ピークは6~7年 他の固形がんでは最小10年・リスク(74am68、72pm67、71pm65) 白血病は絶対リスク予測モデル(線量に比例) 他の固形がんは相対リスク予測モデル 絶対リスク:単位線量当たりの発生数 →相加予測モデル  年齢にかかわらず影響は一定  相対リスク:被ばく集団発生率÷コントロール集団発生率→相乗予測モデル 高齢で高リスク*過剰リスク:放射線被ばくに関連したあ...

 

69 LET について正しいのはどれか。
1.OER に比例する。
2.α線は低LET放射線である。
3.100 keV/mm 前後でRBEとの関係性が変化する。
4.LET を算出するための基準となる放射線はX 線やγ 線である。
5.放射線の種類やエネルギーによる生物学的影響の評価に用いられる。

正答

物理的・化学的レベルの影響
反応過程の時間的スケールまとめ(68pm65、66.31、65.31、62.33)・物理的過程 10-19~10-13秒照射~電離・励起~・化学的過程 10-12~10-4秒 ~ラジカル生成・反応~・生化学的過程 10-3~10-1秒  ~DNAの損傷~・生物学的過程 100~秒  ~DNAの修復~DNA損傷の種類・直接作用:DNAの構成原子が放射線に電離・励起され、直接DNA損傷を引き起こす作用・間接作用:水分子が放射線に電離・励起され、フリーラジカルが形成され、これによりDNA損傷が引き起こされる作用・OH(ヒドロキシラジカル)が間接作用で主な作用を示す(他には・Hなど)LET(LinearEnergyTransfer)線エネルギー付与(75am69pm68.69、74am69、73pm68、71pm68、70am65.am69、69am68、68pm69、67am64、65.40、62.32.40、61.39、60.31):放射縁が媒体中を通過する際に媒質に与える単位長さあたりのエネルギー 放射線の線質の違いを表す指標として用いられる・低LET放射線:「X・γ線」「β線」「電子線...

放射線物理学

70 静止していた電子を1MVの電位差で加速した。加速された電子の運動エネルギーEと電子の静止エネルギーE0 の比(E/E0)に最も近いのはどれか。
1.0.5
2.1.0
3.2.0
4.3.3
5.8.2

正答

放射線物理学 基礎
粒子としての挙動・運動量P P = M×V ・運動エネルギーT(74am73,62.41) T = 1/2×M×V2  (J=N・m=kg・m2・s-2)・粒子の加速 E(72am70.73、71am76、69am70) E = e×電位差V  =  1/2×M×V2   -光速度に近いとき-相対論的力学・運動量P$$P=\frac{M×V}{\sqrt{1-V^{2}/C^{2}}}$$・全エネルギー(70am74) 全エネルギー = T+MC2         = √(P2C2+M2C4) T:運動エネルギー  (一般的に放射線のエネルギーEとされるものと等しい)  MC2:静止エネルギー$$E={M′C}^{2}-{MC}^{2}={MC}^{2}×(\frac{1}{\sqrt{1-v^{2}/C^{2}}}-1)$$・相対論的質量m′$$P=\frac{M}{\sqrt{1-V^{2}/C^{2}}}$$ M:静止質量・相対論的速度v′$$v′=c×\sqrt{1-{(\frac{{Mc}^{2}}{E+{Mc}^{2}})}^{2}}$$・波長λ:ド・ブロイ波 = h/P ...

 

71 ニュートリノの放出を伴うのはどれか。2つ選べ。
1.β-壊変
2.β+壊変
3.内部転換
4.核異性体転移
5.軌道電子捕獲

正答

放射線の分類 / 壊変形式
放射線の分類(75pm74、73am65、72am70、71am65.70.74、70am70.pm83、68am65、65.41、64.41、61.42.43、60.42)・非電離放射線:電波、紫外線、可視光、(紫外線)など・電離放射線 ― 直接電離放射線:荷電粒子  ― 間接電離放射線:光子、中性子、(紫外線)・電磁放射線:光子線(γ線*1、特性X線*1、制動X線*2、消滅X線*1)・粒子放射線:α線*1 β線*2 電子線*2(オージェ電子*1、内部転換電子*1) 陽電子線*2 陽子線*2 重粒子線*2 中性子線*2*1:単一スペクトル放射線 *2:連続スペクトル放射線 放射性同位体の壊変形式(74am71、71pm71、70am1、68am1、67am1、61.1)α壊変 (67pm72) (A,Z) → (A-4,Z-2) + α・親核種からα粒子が飛び出す・壊変条件:Q>0 Q値={M親-(m娘+α)}×C2 M親:親核種の質量  m娘:娘核種の質量 C:光速・α粒子のエネルギーEα Eα=m娘/(m娘+mα)×Q→α線は線スペクトルのエネルギーをもつ →Eαはトンネル効果(...

 

72 電子線のエネルギーが12 MeVのとき、アルミニウム中の飛程[cm]に最も近いのはどれか。ただし、アルミニウムの密度は2.7 g/cm3とする。
1.1.1
2.2.2
3.3.3
4.4.7
5.5.9

正答

荷電粒子と物質の相互作用
相互作用の種類 (72pm72、71am78)相互作用 相互作用の相手電子のエネルギー発生するもの弾性散乱原子(核)不変なし衝突損失(電離,励起)軌道電子減少 特性X線,オージェ電子放射損失原子核減少制動X線チェレンコフ効果原子減少 青色光・弾性散乱 衝突によって相手粒子の内部エネルギーを変化させない散乱*ラザフォード散乱:ごくまれな確率で原子核と衝突しておこす大角度の散乱・非弾性散乱 衝突によって相手粒子を励起状態にする場合の散乱・制動放射 (63.45) 荷電粒子が原子核の電場により制動を受け、そのエネルギーを光子として放出する現象・電子対消滅 (67am72) 陽電子と電子が対消滅し、その全静止エネルギー(1.022MeV)を180度対向に放出される2つの光子のエネルギー(0.511MeV)として放出する現象・チェレンコフ放射 (68pm73、63.47、60.48) 荷電粒子が透明な誘電物質中(屈折率n)を通過するとき、物質中での光の速度(c/n)を超えた速度(v)で移動した場合に、分極によって位相が重なり、可視光(青色)が放出される現象 屈折率nの大きい物質で発生する 発生時...

 

73 0.025 eVの中性子の速度[m/s]に最も近いのはどれか。ただし、中性子の質量は1.67×10-27 kg、1eV=1.60×10-19 Jとする。
1.2.2 ×103
2.2.2 ×105
3.2.2 ×106
4.2.2 ×109
5.2.2 ×1012

正答

放射線物理学 基礎
粒子としての挙動・運動量P P = M×V ・運動エネルギーT(74am73,62.41) T = 1/2×M×V2  (J=N・m=kg・m2・s-2)・粒子の加速 E(72am70.73、71am76、69am70) E = e×電位差V  =  1/2×M×V2   -光速度に近いとき-相対論的力学・運動量P$$P=\frac{M×V}{\sqrt{1-V^{2}/C^{2}}}$$・全エネルギー(70am74) 全エネルギー = T+MC2         = √(P2C2+M2C4) T:運動エネルギー  (一般的に放射線のエネルギーEとされるものと等しい)  MC2:静止エネルギー$$E={M′C}^{2}-{MC}^{2}={MC}^{2}×(\frac{1}{\sqrt{1-v^{2}/C^{2}}}-1)$$・相対論的質量m′$$P=\frac{M}{\sqrt{1-V^{2}/C^{2}}}$$ M:静止質量・相対論的速度v′$$v′=c×\sqrt{1-{(\frac{{Mc}^{2}}{E+{Mc}^{2}})}^{2}}$$・波長λ:ド・ブロイ波 = h/P ...

 

74 Larmor(ラーモア)周波数を表す式はどれか。ただし、γ は磁気回転比、B0は磁束密度である。
1.2πγB0
2.2π/γB0
3.2πγ/B0
4.B0/2πγ
5.γB0/2π

正答

信号の発生原理 / MRIの基本的なパラメータ
信号の発生原理磁気モーメント(72pm74) 磁気双極子において、磁極の量と距離の積からなるベクトル 1Hは、全ての核種の中で最も核磁気モーメントが強い 原子・分子の陽子・中性子の数が同じかつ偶数だと磁気モーメントは生じない歳差運動と磁化および共鳴励起(75am74、74am74、73am74、69am11、63.19.30、62.23、61.24、60.31)・歳差運動:自転軸が時間の経過に従いその中心軸が傾き、先端が円を描くようになるような運動  歳差運動の共鳴周波数f=(γ・B0)/2π            ω=γ・B0 γ:磁気回転比 B0:静磁場の強さ   磁束密度   コイルに流れる電流に比例して大きくなる・MRIで主に用いられる核腫と共鳴周波数核腫 1H 13C 19F23Na31P共鳴周波数42.5810.7140.1011.2617.24緩和時間:T1、T2(71pm12、70pm11、69pm74、68pm74) 絶対的にT1値>T2値>T2*値となる(純水のみ同じ)・T1緩和 縦緩和、90°パルスによる励起後の縦磁化は0となり、時間tと共に初期の磁化に回復してい...
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医用工学

75 図Aの回路に図Bのような波形の正弦波交流電圧vLVMを抵抗R暗10 Ωに加え
たとき、流れる電流の瞬時値LAMを表す式はどれか。
ただし、電流の周波数を100 Hz とする。

1.10sin(200πt-π/6)
2.10sin(200πt+π/6)
3.10√2 sin(100πt+π/6)
4.(10/√2)×sin(100πt-π/6)
5.(10/√2)×sin(200πt+π/6)

正答

交流電力 / 変圧器 / 時定数 / 鉄心 / 真空管
交流電力(74am75、73pm75、68pm76、67pm77、66.53、65.53、61.55) 一周期にわたる瞬時電力pの平均値を交流電力という・交流電力P  P=VIcosθ[W] VI:皮相電力 cosθ:力率・無効電力P  P=VIsinθ[W]・実効値=最大値(瞬時値)/√2・平均値=2/π×最大値(瞬時値)・消費電力P(電力の瞬時値の時間平均) P=V×I×cosθ V:実効値 I:実効値  cosθ:位相差変圧器の原理 (72am5、70am77、69am77) a= V2/V1  = N2/N1   = I1/I2 一次等価抵抗R1=r1+r2/a2 二次等価抵抗R2=r2+a2×r2 定格容量P=V2×I2=V1×I1変圧器の損失(73pm76、72pm76)・損失W W=鉄損+銅損  鉄損=銅損:変圧器の最大効率1,無負荷損(鉄損):鉄心に生じる損失 1-1,ヒステリシス損 1-2,うず電流損2,負荷損(銅損):負荷電流による巻線の抵抗損 銅損=R×I2,負荷,負荷率の二乗に比例 2-1,一次銅損 2-2,二次銅損鉄心 (66.55、60.51)・磁気を帯びて...

 

76 図の回路でa-b間の電位差[V]はどれか。

1.0
2.1
3.3
4.5
5.6

正答

抵抗・コンデンサ・コイル / 直流回路 / 並列回路
抵抗・コンデンサ・コイル抵抗R (72am75、65.56、64.52、63.53、62.55) 単位:Ω(オーム)=1/S(ジーメンス) 電流の流れにくさを表す 電流の流れやすさはコンダクタンスという 抵抗R=ρ×長さl[m]÷断面積S[m2]    ρ:抵抗率(比抵抗)[Ω・m]*倍率器(73pm77)コンデンサ・静電誘導  導体外部からの電界により電荷が導体表面に移動する現象・静電容量(74pm77、71am75、70pm75、69pm75、68pm76、67am74、61.51) 単位:F(ファラド) 二つの導体(コンデンサ)に電圧Vを印加すると+q、-qの電界が誘起される 静電容量C = q/V[F=A・s/V=C/V] 蓄積されるエネルギーW = CV2×1/2・平行平板コンデンサの静電容量C[F] (72am77) C[F]=ε×S[m2]÷d[m] ε:誘電率・交流回路では電圧Vの位相は、電流Iに対して90°遅れる Vc = 1/wc × I0 × sin(wt-π/2)コイルL・電磁誘導 コイル内の磁束の変化によって起電力が誘導される現象・レンツの法則 (68am75...

 

77 二極真空管の空間電荷制限領域で、陽極電圧25 V、陽極電流100 mAのとき、陽極電圧を 9Vとすると陽極電流[mA]に最も近いのはどれか。
1. 4.7
2.13.0
3.21.6
4.36.0
5.50.6

正答

交流電力 / 変圧器 / 時定数 / 鉄心 / 真空管
交流電力(74am75、73pm75、68pm76、67pm77、66.53、65.53、61.55) 一周期にわたる瞬時電力pの平均値を交流電力という・交流電力P  P=VIcosθ[W] VI:皮相電力 cosθ:力率・無効電力P  P=VIsinθ[W]・実効値=最大値(瞬時値)/√2・平均値=2/π×最大値(瞬時値)・消費電力P(電力の瞬時値の時間平均) P=V×I×cosθ V:実効値 I:実効値  cosθ:位相差変圧器の原理 (72am5、70am77、69am77) a= V2/V1  = N2/N1   = I1/I2 一次等価抵抗R1=r1+r2/a2 二次等価抵抗R2=r2+a2×r2 定格容量P=V2×I2=V1×I1変圧器の損失(73pm76、72pm76)・損失W W=鉄損+銅損  鉄損=銅損:変圧器の最大効率1,無負荷損(鉄損):鉄心に生じる損失 1-1,ヒステリシス損 1-2,うず電流損2,負荷損(銅損):負荷電流による巻線の抵抗損 銅損=R×I2,負荷,負荷率の二乗に比例 2-1,一次銅損 2-2,二次銅損鉄心 (66.55、60.51)・磁気を帯びて...

放射線計測学

78 W値の定義で正しいのはどれか。
1.電離箱中で生成される全電荷
2.断面積daの球に入射する粒子の数
3.質量dmの物体に付与された平均エネルギー
4.粒子フルエンスϕ中の物質との相互作用の確率
5.気体中で1イオン対を生成するときに消費される平均エネルギー

正答

原子と原子核
原子と原子核の大きさ(74pm70、69pm70、67am70、66.43)・原子の直径:10-10m・原子核の半径R:10-15~10-14m R=r0×(質量数)1/3  r0:1.2~1.4×10-15・原子番号が大きくなるにつれて、中性子が過剰の状態で原子核は安定する・同位体:同一原子番号で,中性子数が異なる核種の関係・安定同位体:放射性壊変を起こさない同位体・放射性同位体:放射性壊変を起こす同位体・同重体:質量数が互いに等しい関係・核異性体:原子核が一時的に励起した状態を保っている状態・同素体:同一元素の単体で,原子の配列(結晶構造)や結合様式の関係が異なるもの原子核モデル(69pm70)・液滴模型量子数(65.42、64.42、63.42、62.42、60.41)主量子数(n)方位量子数磁気量子数スピン配置可能電子数1(K殻)00(s)×222(L殻)00(s)×280、11(p)=-1、0、1 3(M殻)00(s)×2180、11(p)=-1、0、1 0、1、22(d)=-2、-1、0、1、2素粒子(73am70pm70、67am70、66.43、64.48、63.41)...

 

79 蛍光ガラス線量計について正しいのはどれか。
1.積算型の線量計である。
2.繰り返し読取ができない。
3.プレヒートで蛍光中心が消去できる。
4.TLD と比較してフェーディングの影響が大きい。
5.フィルタなしの素子はエネルギーが1MV以上のX線に対して高感度である。

正答

中性子 / α線の検出器 / 個人線量計
中性子の検出器・熱中性子の検出(1)核反応を利用したもの   (2)核分裂を利用したもの (3)放射化を利用したもの     ・高速中性子の検出(1)反跳陽子を利用したもの 1H(n,n`)    (2)放射化を利用したもの  (3)半導体を利用したもの (4)核分裂を利用したもの ・減速型線量当量計(レムカウンタ)  (68pm80、67am79) 熱中性子検出器をポリエチレン製減速材で覆ったもので、線量当量値が直読みできる   ・ホニャックボタンα線の検出器 (65.65)  放射能測定エネルギー測定★シリコン表面障壁型半導体検出器(SSBD)可能可能★4πガスフロー比例計数管可能 ZnS(Ag) CsI(Tl) 無機シンチレータ可能可能液体シンチレータ可能可能★グリッド付電離箱 ? 可能? 可能固体飛程検出器可能? ★イメージングプレート×? フィルムバッチ×? 個人線量計(74am79、73pm82、72am96pm79pm98、71am82、70am79、69am81.pm80、68am68pm80、66.64、63.64.pm100、62.61.66.pm98、60.64)...

 

80 倍数と接頭語の組合せで誤っているのはどれか。
1.102   cセンチ
2.103   kキロ
3.106   Mメガ
4.109   Gギガ
5.1012   Tテラ

正答

常識問題

 

81 物理量と放射線の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1.カーマ    中性子線
2.吸収線量   陽子線
3.質量減弱係数 電子線
4.照射線量   電子線
5.阻止能    光子線

正答

放射線基本量の単位 / 検出効率
放射線基本量の単位(75am81、74am81、73am78.80、72am81、71am79、70am78.pm79、69am78.pm79、68am78、67am78.pm44、66.60.65、65.58.59.64、64.58.59、63.59.60.65、61.41、62.58.60、61.58.59、60.58.59)名称単位定義★フルエンスm-2単位断面積当たりの球内に入射する粒子数★フルエンス率m-2・s-1単位時間当たりのフルエンスの増加分★エネルギーフルエンス率J・m-2・s-1単位時間当たりのある断面積の球内に入射した放射エネルギー★断面積m2入射した荷電粒子あるいは非荷電粒子によって生じた特定の相互作用に対するターゲット物質そのものの断面積=(1個のターゲット物質との相互作用を起こす確率)÷(フルエンス)線減弱係数m-1 ★質量減弱係数m2・kg-1非荷電粒子がある密度の物質中のある距離を通過する間、作用を起こす割合★質量エネルギー転移係数m2・kg-1非荷電粒子が、ある密度の物質中のある距離を通過する間、相互作用により荷電粒子(二次電子)の運動エネルギーに付与...

 

82 標準計測法12 の空洞電離箱の温度気圧補正係数の式で正しいのはどれか。ただし、測定時の温度をT[℃]、気圧をP[kPa]とする。
1.(273.2+T)/(273.2 +22.0)・101.33/P
2.(273.2 +22.0)/(273.2+T)・1013.3/P
3.(273.2+T)/(273.2 +22.0)・P/1013.3
4.(273.2 +20.0)/(273.2+T)・P/101.33
5.(273.2+T)/(273.2 +20.0)・1013.3/P

正答

線量計測 / 標準計測法12
線量測定の種類・絶対(線量)測定:その位置に与えられる吸収線量をGy単位で測定する・相対(線量)測定:基準となる吸収線量値もしくは電離量(最大値)の比率として測定される絶対線量測定で用いる線量計指頭型(円筒型、ファーマー型)電離箱検出器 (71am41pm36、70am37、69pm38、68am82)  X線の測定に用いられる ファーマー型(0.6㏄)は絶対線量測定に用いられる 電子線の場合、深さにより全擾乱補正係数の変化の影響を受ける (小型円筒形の場合は無視できる?)・測定点(1)X線の絶対測定:幾何学中心を測定深とする(2)X線のTMR等の相対測定:幾何学中心から線源よりに0.6cylずらした位置(実効中心)を測定深とする (半径変位法)(3)電子線の絶対と相対測定:幾何学中心から線源よりに0.5cylずらした位置(実効中心)を測定深とする (半径変位法) 平行平板形電離箱検出器 (71pm83) 電子線の絶対線量測定に用いられ、特に10MeV以下の電子線には平行平板型の使用が推奨される 電子線の測定の場合、全擾乱補正係数Pqが変化しないとされている・測定点 電子線の絶対測定 ...

X線撮影技術学

83 乳房X線撮影において被ばくの低減につながるのはどれか。
1.管電圧を下げる。
2.mAs 値を上げる。
3.グリッドの格子比を高くする。
4.乳房トモシンセシスを併用する。
5.フィルタをモリブデンからロジウムに変更する。

正答

X線撮影の基礎
写真効果、撮影条件計算・X線強度(蛍光量)E (72pm88、66.70、65.69、63.69)$$E=\frac{「管電圧」^{2}×「管電流」×「照射時間」}{「撮影距離」^{2}}$$・半影と拡大率 (75am90、74am93、73pm85、71am85、67pm86、61.69) 半影の大きさH H = (M-1)×f   M:拡大率 f:焦点の大きさ 拡大率M  M = (a+b)/a   = 1+b/a a:焦点被写体間距離 b:被写体受像面間距離 a+b:撮影距離・重積効果 (72am83) 2つ以上の構造が重なって存在する場合、それらの減弱係数の相違によって、画像として描出が不可能な場合がある・接線効果 被写体の隣り合う構造にその境界面を挟んであるレベル以上の減弱係数の差がある場合、その境界面に接点を持つようにエックス線速が入射されるとその構造の輪郭が明瞭に描出される効果被曝と散乱線 ・散乱線の多くなる因子 (68am84)「被写体の減弱係数:高い」「被写体の厚さ:厚い」「照射面積:広い」「管電圧:高い」「被写体-検出器間距離:短い」・被曝の低減方法(74am83、...

 

84 左肘関節側面のX線写真を示す。矢印で示す部位と名称の組合せで正しいのはどれか。

1.ア橈骨
2.イ滑車
3.ウ鈎状突起
4.エ尺骨
5.オ肘頭

正答

骨格系正常解剖
頭蓋骨(73am87、71am56、69am53、60.3)眼窩 (70am52)・構成「前頭骨」「頬骨」「篩骨」「蝶形骨」「涙骨」「上顎骨」「口蓋骨」副鼻腔(75pm51、71pm91、65pm79、60.5、61.81)・構成「前頭洞」「し骨洞」「上顎洞」「蝶形骨洞」 脊椎(70pm22、68pm90、67am90、66.42、63.4、60.4)頸椎(第一、二頸椎)・横突孔には椎骨動脈と椎骨静脈が通る・第1頸椎(環椎):椎体と棘突起を欠き,輪状形態をなす 上関節窩は後頭骨の後頭窩と関節をなし,うなずき運動に働く・第2頸椎(軸椎):歯突起を特徴とする 火葬の際にノドボトケとしてあつかわれる 歯突起を軸として頭蓋を回旋する頸椎(第三~七頸椎)(74pm88)・椎体が小さい・横突孔には椎骨動脈と椎骨静脈が通る・ルシュカ関節:椎体上部外側の縁が上方に突出して上部頸椎と形成する関節・第5頚椎:喉頭隆起がある・第7頸椎:頸を前方へ屈曲したとき,棘突起が皮膚の上から触る 隆椎という胸椎・第3胸椎:「胸骨角」・第10胸椎:「剣状突起」・上肋骨、下肋骨窩、横突肋骨窩で肋骨と連結・大きさ:頸椎より大...

 

85 胸部X線写真を示す。認められる所見はどれか。

1.気胸
2.結節影
3.肺気腫
4.肺ブラ
5.すりガラス様陰影

正答

呼吸器系 臨床病理
肺塞栓症 (70am59、68pm59、66.27、64.17) 長期臥床や長距離旅行によって生じた下肢深部静脈血栓による塞栓 ・治療法:「血栓溶解術」 「下大静脈フィルター」慢性閉塞性肺疾患 (67am59) 肺気腫、気管支喘息、慢性気管支炎などのこと・肺気腫(63.45、66.28) 慢性閉塞性肺疾患の1つ 胸部X線写真において透過性の亢進 気管支や肺胞の組織が破壊され、肺胞どうしがくっつき合い、肺胞嚢が異常に大きくなった状態 肺の弾力性がなくなり、吸気はできるが呼気が十分にできないため肺の中に空気が残り、肺が持続的に膨らんでいる状態・原因:「喫煙」 「大気汚染」・診断:「吸気と呼気相における胸部単純X線画像を用いる」 → 所見:「横隔膜が下がる」無気肺:肺の含気量の減少により肺容量が減少した状態 (66.19)・原因:「気道の閉塞(肺癌など)」 「肺の周囲からの圧迫(肺癌、胸水、気胸など)」肺水腫:肺胞内に水がたまってしまった状態 肺水腫の患者は起座呼吸するようになる・原因:肺炎・刺激性ガスの吸入・尿毒症・心臓疾患水胸・血胸・気胸・膿胸:何らかの原因で胸腔内に水分・血液・空気・膿...

 

86 チーム医療で正しいのはどれか。
1.患者情報は共有しない。
2.国家資格を持つ者で構成される。
3.平常時の役割分担は明確化しない。
4.メンバーで総合的に意思決定をする。
5.院内横断的に単一のチームを組織する。

正答

常識問題

 

87 腹部の血管造影写真を示す。矢印で示すのはどれか。

1.脾動脈
2.総肝動脈
3.左胃動脈
4.腹腔動脈
5.右胃動脈

正答

難問
腹部大動脈の分岐の解剖は頻出だが今回は少しマイナーなものが分かりずらいアンギオの画像で出題されたため

循環器系 正常解剖
脳血管(75pm16、72am18、70am23、69am23、69pm20、67am89、66.40、65.39、64.44、62.83、61.32、60.81)(67am89,65pm80,62pm83:頭部血管) Willis動脈輪(大脳動脈輪) 脳底部の動脈の吻合による輪状構造 視神経交叉・下垂体・乳頭体を取り囲み、外観はほぼ五角形である・構成:「内頚動脈」「前大脳動脈」 「前交通動脈」 「後大脳動脈」「後交通動脈」 「(中大脳動脈)」「(脳底動脈)」・この動脈輪を形成する動脈の分岐部は、壁が弱いため動脈瘤をつくりやすく、クモ膜下出血をきたしやすい頭部静脈(73am23)総頸動脈(70am61、69pm54、65.80)=内頸動脈(眼動脈+前大脳動脈+中大脳動脈+後交通動脈) + 外頸動脈 椎骨動脈(75am17、68am54)= 硬膜動脈 + 前後脊髄動脈 + 後下小脳動脈 + 脳底動脈(左右の前下小脳動脈+上小脳動脈+後大脳動脈)・脳幹の栄養血管:脳底動脈 (60.21)頸部動脈(73pm92、66.47、62.11)(75am57pm86m72am88、68pm93、67...

 

88 X線撮影の体位を示す。観察部位はどれか。

1.踵骨
2.舟状骨
3.足関節
4.立方骨
5.Lisfranc[リスフラン]関節

正答

四肢の単純撮影法
肩の撮影・肩関節 正面 (72pm91、67am85、62.73)・体位:上腕は自然に下垂し、機能的基本肢位とする 手掌は軽度回内(内旋)する・中心線:頭尾方向に20°で入射・肩正面・上腕骨 内(外)旋位撮影 鎖骨・肩峰・上腕骨の重なりが少なく描写する・肩関節 尾頭方向軸位撮影 肩甲骨関節面がほぼ接線となり、上腕骨頭と関節面の関係が明瞭に観察できる・中心線:外側から体軸方向に30~45°で入射する・肩関節 Yビュー撮影 肩峰角および上腕骨頭の観察・中心線:頭尾方向に20°で入射する・肩鎖関節 前後方向撮影・中心線:尾頭方向に10°で入射する・鎖骨 斜位撮影・中心線:頭尾方向か尾頭方向に20°で入射する・ストライカー法(肩関節半軸位):反復性肩関節脱臼に見られるHill-sachs損傷の観察・ウエストポイント法・肩甲骨 軸位撮影 (73pm86:肩甲骨軸位撮影)上腕の撮影・上腕骨 正面撮影・体位:上腕は下垂させ、体側から離し、少し外転する 肘関節は伸展しカセッテに対し平行にし、前額面を正面にする・上腕骨 側面撮影・体位:上腕骨は90°内旋し、肘関節を90°屈曲させ、ヒジテツの体勢とする肘...

 

89 腹部のダイナミックCTを示す。時相の順番として正しいのはどれか。

1.A-B-C-D
2.C-A-B-D
3.C-B-D-A
4.D-B-A-C
5.D-C-A-B

正答

消化器系 正常解剖
消化液とその作用(74pm61、71am60、65.7、64.20、62.2、61.9)消化液(pH)分泌腺作用場所★酵素名加水分解作用唾液(6~7)1~1.5L/day唾液腺口腔 プチアリン(アミラーゼ)デンプン→麦芽糖★胃液(1~2)3L/day 胃腺胃内因子、塩酸、ガストリン、レンニン、ペプシンリパーゼ、ペプシノーゲン蛋白質と脂肪の分解食物の殺菌、胃粘膜の保護★膵液(6.7~8)1.5L/day膵臓小腸トリプシン、マルターゼキモトリプシンペプチターゼステアプシン(リパーゼ)アミロプシン(アミラーゼ) ポリペプチドとアミノ酸脂肪、デンプン、デキストリン麦芽糖などの分解腸液(5~8)2.4L/day 腸腺十二指腸小腸ペプチターゼ(エレプシン)マルターゼ、サッカラーゼ、ラクターゼポリペプチドと麦芽糖、ショ糖、乳糖などの分解胆汁(6.9~8.6)0.5L/day 肝臓小腸 酵素なし脂肪を乳化してステアプシンの働きを受けやすくする脂肪酸と結合して吸収されやすくする蛋白質を凝固させ分解されやすくする 腹部臓器・腹腔内臓器:腹膜に覆われており、間膜を有する(66.3、63.7、61.25) 「...

 

90 体表基準と脊椎の位置との組合せで正しいのはどれか。
1.喉頭隆起  第2頸椎レベル
2.胸骨柄上縁 第1胸椎レベル
3.剣状突起  第12胸椎レベル
4.肋骨弓下縁 第3腰椎レベル
5.腸骨稜   第2仙椎レベル

正答

X線撮影の基礎
写真効果、撮影条件計算・X線強度(蛍光量)E (72pm88、66.70、65.69、63.69)$$E=\frac{「管電圧」^{2}×「管電流」×「照射時間」}{「撮影距離」^{2}}$$・半影と拡大率 (75am90、74am93、73pm85、71am85、67pm86、61.69) 半影の大きさH H = (M-1)×f   M:拡大率 f:焦点の大きさ 拡大率M  M = (a+b)/a   = 1+b/a a:焦点被写体間距離 b:被写体受像面間距離 a+b:撮影距離・重積効果 (72am83) 2つ以上の構造が重なって存在する場合、それらの減弱係数の相違によって、画像として描出が不可能な場合がある・接線効果 被写体の隣り合う構造にその境界面を挟んであるレベル以上の減弱係数の差がある場合、その境界面に接点を持つようにエックス線速が入射されるとその構造の輪郭が明瞭に描出される効果被曝と散乱線 ・散乱線の多くなる因子 (68am84)「被写体の減弱係数:高い」「被写体の厚さ:厚い」「照射面積:広い」「管電圧:高い」「被写体-検出器間距離:短い」・被曝の低減方法(74am83、...

 

91 X線写真を示す。造影されているのはどこか。
1.回腸
2.子宮
3.直腸
4.膀胱
5.前立腺

正答

泌尿器・生殖器系 正常解剖 / 臨床病理
泌尿器・生殖器系 正常解剖腎臓・腎臓の構成(73pm16、72pm50、66.2) 皮質+髄質(腎錐体)+小腎杯+大腎杯+腎盤(腎盂)+(尿管へ) ・皮質:腎小体(ボーマン嚢+糸球体)+近位尿細管・髄質:ヘレンループ+遠位尿細管+集合管・ネフロン:腎小体と尿細管で構成 腎臓の構造上・機能上の単位・機能(64.10):「血圧・体液量・塩酸基平衡の調整」 「老廃物排出」 ・位置:右が下、左が上・重さ:130g×2・尿の生成(67am55、68pm55、62.16、60.10) 腎動脈 :腎静脈の後方に位置する   ↓ 腎血流量:1200ml/min  ↓  腎小体(糸球体からボーマン嚢へ) :血液をろ過し原尿にする  ↓(血液から血球や高分子蛋白を除いたもの)  ↓ 原尿:100~150ml/min  ↓    150L/day  ↓                 近位尿細管(毛細血管へ) :ブドウ糖(100%)と水分・無機塩類の大部分の再吸収  ↓ (能動輸送)  ↓             ヘレンループ(毛細血管へ) :水分(10~20%)の再吸収  ↓ (能動輸送)   ↓    ...

 

92 頭部単純CT像を示す。矢印で示すのはどれか。

1.骨
2.梗塞
3.出血
4.腫瘍
5.アーチファクト

正答

CT検査
CTの副作用 心臓ペースメーカの誤作動 (64pm69、62.69、60.68) 造影検査(70am88、65pm77、63.34、62pm81、60pm80)・造影剤注入方法(1)固定法(2)テストインジェクション法(3)ボーラストラッキング法 :ROIのCT値が閾値を超えた時点より撮影を開始する方法  時間濃度曲線を作成して行う・穿刺部位:第一選択は肘静脈・前処置:検査当日の朝から絶食・投与量:体重当たりの造影剤の量を固定し、注入速度を変更するのが望ましい・造影剤投与後に静脈内への造影剤の残中を防ぐため、生理食塩水をボーラス注入する場合がある↓造影剤についてはこちら「対策ノート:造影剤」腹部ダイナミックCT(74am89、66pm76.86、65pm87) ボーラス投与(急速静注)で、複数回呼吸停止を行う 多相撮影を行う 単純相動脈相静脈相遅延相・肝臓ダイナミックCT (69pm90、65pm87、63.87、60pm84)・IVR-CT (CTAP、CTHA)           CTAP:経動脈性門脈造影CT                   上腸間膜動脈 → 腸の動脈 → ...

 

93 血管造影検査で焦点寸法が0.3 mmのX線管を用いて焦点受像器間距離を100cmとしてX線撮影を行った。造影目的の血管が受像器から20 cm焦点側にあるとき、この血管の幾何学的不鋭(半影)の大きさ[μm]に最も近いのはどれか。
1.15
2.25
3.35
4.50
5.75

正答

X線撮影の基礎
写真効果、撮影条件計算・X線強度(蛍光量)E (72pm88、66.70、65.69、63.69)$$E=\frac{「管電圧」^{2}×「管電流」×「照射時間」}{「撮影距離」^{2}}$$・半影と拡大率 (75am90、74am93、73pm85、71am85、67pm86、61.69) 半影の大きさH H = (M-1)×f   M:拡大率 f:焦点の大きさ 拡大率M  M = (a+b)/a   = 1+b/a a:焦点被写体間距離 b:被写体受像面間距離 a+b:撮影距離・重積効果 (72am83) 2つ以上の構造が重なって存在する場合、それらの減弱係数の相違によって、画像として描出が不可能な場合がある・接線効果 被写体の隣り合う構造にその境界面を挟んであるレベル以上の減弱係数の差がある場合、その境界面に接点を持つようにエックス線速が入射されるとその構造の輪郭が明瞭に描出される効果被曝と散乱線 ・散乱線の多くなる因子 (68am84)「被写体の減弱係数:高い」「被写体の厚さ:厚い」「照射面積:広い」「管電圧:高い」「被写体-検出器間距離:短い」・被曝の低減方法(74am83、...

画像工学

94 空間周波数2cycles/mmのMTF が0.4 である画像システムがある。
このシステムに空間周波数2cycles/mm で平均10、振幅3の正弦波が入力されたとき、出力される平均10の正弦波の振幅はどれか。
1.0.4
2.0.8
3.1.0
4.1.2
5.2.0

正答

MTFが1の時にどうなるかが分かっていれば余裕

解像特性(鮮鋭度)
解像特性(鮮鋭度)影響因子「焦点サイズ」:小さいほうが良い        「被写体フィルム距離」:短いほうが良い「X線入射角度」:小さいほうが良い       「焦点フィルム距離」:長いほうが良い「感度」:高感度増感紙では悪い「被写体コントラスト」:高いほうが良い*空間分解能 増感紙フィルム系>デジタル系MTFによる評価 (75pm94、74am48) MTF(ModulationTransferfunction)とは点または線像強度分布をフーリエ変換の関係を用いて空間周波数領域に変換した関数で、ボケの度合いを表すことが出来る 「線形性」と「位置不変性」を満たしていることが条件となる デジタル系では「位置不変性」が成り立たない 鮮鋭度の評価には2cycle/mmを良く用いる・MTFへの影響因子 「散乱X線」 「サンプリング間隔 → エリアシング」・エリアシングの影響を含まないMTF 「プリサンプリングMTF」 「アパーチャMTF」 「X線検出器のMTF」 「ディスプレイMTF」 「画像処理フィルタのMTF」構成要素とそれぞれのMTF(73pm95、71am94、70pm94、64.90...

 

95 図に検出器システムA〜E のMTF とWiener(ウィナー)スペクトルを示す。
階調度が一定のとき、高周波領域のNEQが最も高いのはどれか。

1.A
2.B
3.C
4.D
5.E

正答

総合画像評価
ROC曲線解析(75pm95、74pm95、73am95、68am95、67pm96、65.90、63.91.92、60.92) 主観的な総合画像評価法 ・ROC曲線を求める方法(1)評定手続き・評定確信度法:5段階のカテゴリーは良く用いられる・連続確信度法:カテゴリーを設けず、連続スケールで評価する(2)二段階評価手続き YesorNoの二通りの評価を行う・読影者間の能力差を評価できる     ・異なるモダリティ間の解析にも使用可能・評定の難易度に影響されるROC曲線 (70am65)・縦軸:真陽性率(的中確率) ・横軸:偽陽性率(誤報確率)・ROC曲線下面積Az Az:0.5≦Az≦1.0    Azは大きいほど評価が良い 2択法では正答率と同等になる・刺激-反応行列 反応あり反応なし刺激ありTPFFNF刺激なしFPFTNF・評価の要素 (72pm94、71pm46.94、69pm95、68pm95、65.91、64.92、63am27、62.88、61am22.pm92) ※(1)+(4)=1  (2)+(3)=1 以下、判定点xにおけるそれぞれの確率(1)真陽性率(TPF、感度...

放射線安全管理学

96 DRL に最も関係するのはどれか。
1.介入
2.行為の正当化
3.線量限度
4.等価線量
5.防護の最適化

正答

ICRP勧告
1990年勧告放射線防護の目標・便益をもたらす被ばくを伴う行為を、不当に制限することなく人の安全を確保する・個人の確定的影響の発生を防止すること・確率的影響の発生を容認できるレベルに抑えること放射線防護体系「行為」:被ばくを増加させる人間活動のこと「介入」:被ばくを減少させる人間活動のこと放射線防護の三原則とその順序(上から)(73pm99、67am94、66.93、65.93、64.93)・行為の正当化  「行為」はそれによって生ずる放射線障害を相殺するに十分な便益が必要 → 十分な便益を伴う診療行為がこれにあたる・防護の最適化 (71am9) 被ばく線量を潜在被ばくも含め、経済的・社会的要因を考慮した上で、合理的に達成できる限り低く抑える *この原則はALARAの原則といわれる → 被ばく低減の工夫がこれにあたる・個人の線量限度 被ばくグループとその子孫が、最終的に被る害の全体の尺度をデトリメントという概念で表す → 被ばくの管理がこれにあたる被ばくの区分 (71am100、70am67、69am96.pm100、61.93)・医療被ばく (67am89) 直接の医療行為以外にも「...

 

97 公衆被ばくを低減させるのはどれか。
1.原子力発電従事者の個人被ばく線量計着用
2.航空機客室乗務員の乗務時間管理
3.自動露出制御(AEC)を使用した胸部CT
4.小児X線撮影介助者の放射線防護衣着用
5.放射性医薬品を投与された患者の退室制限

正答

ICRP勧告
1990年勧告放射線防護の目標・便益をもたらす被ばくを伴う行為を、不当に制限することなく人の安全を確保する・個人の確定的影響の発生を防止すること・確率的影響の発生を容認できるレベルに抑えること放射線防護体系「行為」:被ばくを増加させる人間活動のこと「介入」:被ばくを減少させる人間活動のこと放射線防護の三原則とその順序(上から)(73pm99、67am94、66.93、65.93、64.93)・行為の正当化  「行為」はそれによって生ずる放射線障害を相殺するに十分な便益が必要 → 十分な便益を伴う診療行為がこれにあたる・防護の最適化 (71am9) 被ばく線量を潜在被ばくも含め、経済的・社会的要因を考慮した上で、合理的に達成できる限り低く抑える *この原則はALARAの原則といわれる → 被ばく低減の工夫がこれにあたる・個人の線量限度 被ばくグループとその子孫が、最終的に被る害の全体の尺度をデトリメントという概念で表す → 被ばくの管理がこれにあたる被ばくの区分 (71am100、70am67、69am96.pm100、61.93)・医療被ばく (67am89) 直接の医療行為以外にも「...

 

98 非密封放射性同位元素の汚染箇所に対してスミアろ紙を用いたふき取りを行いGM管式サーベイメータで測定をしたところ、総計数率が1,200,100 cpm、バックグラウンド計数率が100 cpm であった。間接法による表面汚染密度(kBq/cm2)として正しいのはどれか。
ただし、ふき取り効率を0.1、ふき取り面積を100 cm2、検出器の計数効率を0.4、ふき取り試料の線源効率を0.2 とする。
1.2.5
2.2.5 ×10
3.1.5 ×102
4.2.5 ×102
5.1.5 ×103

正答

汚染検査 / RIの使用・処理・除染
汚染検査サーベイメータ、測定機器(74pm98、66.99、64.99、61.99)・β線の表面汚染:広口GM計数管・γ線の表面汚染:GM計数管、Si半導体検出器・手足の汚染:ハンドフットクロスモニタ・広範囲の測定:フロアモニタ・管理区域の空間線量率測定:NaIシンチレーション式サーベイメータ・漏洩線量測定:電離箱式サーベイメータ水中の放射性核種の濃度測定(1)測定法(72pm99、69pm98、61.99)・排水を直接「液体・プラスチックシンチレータ(最適)」や「GM計測管」で測定する方法・サンプリングした試料を「ウェル型シンチレーション」や「液体シンチレーション」で測定する方法・イオン交換樹脂でRIを吸着して測定する方法(2)希釈法による排水 (72pm100、69am100) 放射能が排水中の濃度限度を下回るようにする また複数の核種が存在する場合、各核種の濃度と濃度限度の比を足し合わせ、この総和が1を下回るようにする (核種Aの濃度/核種Aの濃度限度)+(核種Bの濃度/核種Bの濃度限度) <1表面汚染の濃度測定 (72am98、69pm99、68am99、65.101、64.1...

 

99 放射線測定器と測定用途の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1.CR-39  252Cf外部被ばく
2.アルベド線量計 223Ra 排水濃度
3.ホールボディカウンタ 90Sr 内部被ばく
4.電離箱式サーベイメータ 125I 表面汚染密度
5.液体シンチレーションカウンタ(バイオアッセイ法) 3H内部被ばく

正答

汚染検査 / RIの使用・処理・除染
汚染検査サーベイメータ、測定機器(74pm98、66.99、64.99、61.99)・β線の表面汚染:広口GM計数管・γ線の表面汚染:GM計数管、Si半導体検出器・手足の汚染:ハンドフットクロスモニタ・広範囲の測定:フロアモニタ・管理区域の空間線量率測定:NaIシンチレーション式サーベイメータ・漏洩線量測定:電離箱式サーベイメータ水中の放射性核種の濃度測定(1)測定法(72pm99、69pm98、61.99)・排水を直接「液体・プラスチックシンチレータ(最適)」や「GM計測管」で測定する方法・サンプリングした試料を「ウェル型シンチレーション」や「液体シンチレーション」で測定する方法・イオン交換樹脂でRIを吸着して測定する方法(2)希釈法による排水 (72pm100、69am100) 放射能が排水中の濃度限度を下回るようにする また複数の核種が存在する場合、各核種の濃度と濃度限度の比を足し合わせ、この総和が1を下回るようにする (核種Aの濃度/核種Aの濃度限度)+(核種Bの濃度/核種Bの濃度限度) <1表面汚染の濃度測定 (72am98、69pm99、68am99、65.101、64.1...

 

100 放射性同位元素等の規制に関する法令が規定する放射性同位元素による汚染状況の測定場所について正しいのはどれか。2つ選べ。
1.管理区域の境界
2.事業所等の境界
3.廃棄作業室
4.廃棄物貯蔵施設
5.廃棄物詰替施設

正答

線量限度、線量測定 / 健康診断
医療法施行規則・RI規制法装備等及び場所の測定項目、測定対象及び回数のまとめ(74am100、70pm97)項目測定場所測定時期放射線の量「使用施設」「詰替施設」「(廃棄物)貯蔵施設」「廃棄施設」「管理区域境界」「事業所内の居住区域」「事業所の境界」(1)作業開始前(2)作業開始後 ①1か月以内に1回 ②密封RIまたは発生装置を固定し、  遮へい物が一定の場合は6か月に1回 ③下限数量1000倍以下の密封RI  のみの場合は6か月に1回汚染の状況「作業室」「廃棄作業室」「汚染検査室」「管理区域境界」場所の線量限度、濃度限度、密度限度(75am96、68am99pm97、66.97、63.97、62.96、61.96) 外部線量(実効線量) 空気・排気中濃度排水中濃度表面密度使用施設内の居住区域(人が常時立ち入る所)≦1mSv/週一週間平均濃度≦空気中濃度限度 ≦表面密度限度管理区域の境界≒管理区域の定義≦1.3mSv/3か月3ヵ月平均濃度≦1/10空気中濃度限度 ≦1/10表面密度限度病室≦1.3mSv/3か月   病院・診療所の居住区域≦250μSv/3か月   病院・診療所の敷地の...

以上、第74回診療放射線技師国家試験 午前 2/2

 

 難問題無理問題不適切問題
午前1/25問0問3問
午前2/22問
1問
1問
午後1/22問0問 0問
午後2/25問1問0問
14問2問4問 

*当サイト調べ

第74回診療放射線技師国家試験の目標点数は
180点前後
それ以上は取れなくて良い!

続きはこちら↓

第74回診療放射線技師国家試験 午前 1/2

第74回診療放射線技師国家試験 午前 1/2
 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております 正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます 各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります 当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください放射化学1元素記号と元素名の組合せで正しいのはどれか。1.Cu  クロム2.Ge  ガリウム3.Ce  セレン4.Lu  ルテチウム5.Ta  タリウム正答2放射性壊変について正しいのはどれか。1.α壊変では原子番号が変化しない。2.β+壊変では質量数が1つ減少する。3.β-壊変では原子番号が変化しない。4.軌道電子捕獲では質量数が変化しない。5.核異性体転移では原子番号が1つ増加する。正答3放射性核種の分離で正しいのはどれか。1.補集剤は担体の一種である。2.同位体担体は化学的に分離できる。3.保持担体は共沈させるために加える。4.スカベンジャは目的核種を沈殿させる。5.トレーサ量では担体を加える必要はない。正答補集剤×→捕集剤○4標識化合物の生合成法で正しいのはどれか。1.比放射能の制御が容易である。2.標識位置の特定が容易である。3....

第74回診療放射線技師国家試験 午前 2/2

第74回診療放射線技師国家試験 午前 2/2
 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております 正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます 各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります 当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください基礎医学大要50骨格筋でないのはどれか。1.心筋2.僧帽筋3.大殿筋4.胸鎖乳突筋5.上腕二頭筋正答51後腹膜臓器でないのはどれか。1.胃2.腎臓3.膵臓4.上行結腸5.腹部大動脈正答52脳神経でないのはどれか。1.嗅神経2.視神経3.三叉神経4.尺骨神経5.舌下神経正答53視覚野が存在するのはどれか。1.小脳2.後頭葉3.前頭葉4.側頭葉5.頭頂葉正答54副交感神経が興奮したときの作用はどれか。1.散瞳2.発汗3.気管支拡張4.心拍数減少5.消化管運動低下正答55副腎から分泌されるのはどれか。1.グルカゴン2.カルシトニン3.コルチゾール4.バゾプレシン5.トリヨードサイロニン正答56視交叉に解剖学的に最も近い部位はどれか。1.眼球2.小脳3.下垂体4.松果体5.脳梁膨大部正答57胎児期にみられる動脈管で大動脈と直接交通するのはどれか。1...

第74回診療放射線技師国家試験 午後 1/2

第74回診療放射線技師国家試験 午後 1/2
 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております 正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます 各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります 当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください放射化学1物理的半減期の最も短い核種はどれか。1.3H2.90Sr3.131I4.133Xe5.137Cs正答2核分裂反応について誤っているのはどれか。1.252Cfは自発核分裂を起こす。2.核分裂片はβ+壊変するものが多い。3.235Uは熱中性子により核分裂を起こす。4.核分裂収率曲線は核分裂収率と質量数の関係を表す。5.入射粒子によって誘起されるものを誘導核分裂と呼ぶ。正答399Mo-99mTcジェネレータについて正しいのはどれか。2つ選べ。1.99mTcは生理食塩水で抽出する。2.コレクティングバイアルは陽圧である。3.99Moはアルミナカラムに吸着している。4.99mTcの半減期は99Moの半減期よりも長い。5.ミルキング後約66時間で99mTcの生成曲線が極大となる。正答4放射性同位体を利用した同位体希釈分析法で正しいのはどれか。...

第74回診療放射線技師国家試験 午後 2/2

第74回診療放射線技師国家試験 午後 2/2
 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております 正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます 各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります 当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください基礎医学大要50左乳房の区分を示す。C区域を示すのはどれか。1.ア2.イ3.ウ4.エ5.オ正答51腹腔内で最も尾側にあるのはどれか。1.横隔下腔2.傍結腸溝3.膀胱上窩4.Douglas(ダグラス)窩5.肝腎陥凹(Morison(モリソン)窩)正答52細胞内小器官はどれか。1.DNA2.腱鞘3.血小板4.コラーゲン5.ミトコンドリア正答53内耳孔を通過する神経はどれか。1.嗅神経2.滑車神経3.三叉神経4.顔面神経5.舌咽神経正答脳神経の問題2つめ54空気感染するのはどれか。1.結核菌2.コレラ菌3.黄色ブドウ球菌4.C型肝炎ウイルス5.ヒト免疫不全ウイルス正答55日本人で脳出血の発生頻度が高い部位はどこか。2つ選べ。1.橋2.視床3.小脳4.被殻5.下垂体正答56春に出現するアレルギー性鼻炎について正しいのはどれか。1.嗅覚障害はない。2...

コメント

  1. たろうちゃん より:

    62.63の答え間違ってると思います。

    • 対策ノートの人 より:

      ご連絡ありがとうございます
      訂正させて頂きましたので、ご確認のほど、よろしくお願い致します

 

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 例:(71pm72、67pm13.pm75、66.26)とある場合
 71pm72 → 第71回の午後72問
 67pm13pm75 → 第67回の午後13問と午後75問
 66.26 → 第66回のその教科がある方の26問
(放射化学から医用画像情報学までは午前、基礎医学大要から安全管理学までは午後)
*第66回までは午前午後で出題される科目が分かれていたため

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