第72回診療放射線技師国家試験 午前 1/2

 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております
 正答と発表されたものを黄色マーカーしてあります
 各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります
 当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください

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放射化学

1 ペーパークロマトグラフィに関係がないのはどれか。
1.Rf 値
2.原点
3.カラム
4.スポット
5.展開溶媒

インビトロ / 副作用と被曝線量
インビトロ インビトロ検査で用いる機材 ・ウェル型シンチレーションカウンタ  (67am28、65.58、62.57)  無機シンチレータを利用  γ線の測定に適しており、排水中の放射性同位元素濃度の測定などに使用される  幾何学的効率が良い(検出器内では一定とされる)  自己吸収の影響を受ける  マルチチャンネルアナライザを有しており、エネルギーウィンドウを設定しないで測定できる  計数率に影響する因子  :「液量」「核種」「分解時間」   「試験管の材料」「測定試料の位置」 ・液体シンチレーションカウンタ  (63.57)  低エネルギーβ線の測定に適しており、エネルギーが高いと計数効率が高い  自己吸収、外部吸収が無視できるが、クエンチングにより計数率が低下する  同時計数回路を用いる  検出効率  :3H(18.6keV)に対して60%前後    14C(156keV)に対して90%程度 ・遠心分離器      ・インキュベータ   ・検体自動分注器 Rf値  (72am1、66.51)  ペーパークロマトグラフィーや薄層クロマ...

 

2 核種について誤っているのはどれか。
1.68Gaは安定同位体である。
2.14Cと14N は同重体である。
3.123Iは放射性同位体である。
4.99mTc と99Tc は核異性体である。
5.133I と135Cs は同中性子体である。

 14C、14N、68Ga、99mTc、99Tc、123I、133I、135Cs
 全て既出

主なRIとその特徴
○主なRIとその特徴 (69pm1、67pm1、66.1、66.2、65.3、60.1) 核種 ★壊変方式 エネルギー(MeV) α・β線  γ線 半減期 その他 3H★ β- 0.02 12y β線のみ放出/天然RI/ 7Be EC   0.5 53d 中性子線源 11C★ β+   0.511 20m 14N(p,α)11C 14C★ β- 0.15   5.7×103 β線のみ放出/天然RI 13N★ β+   0.511 10m 16O(p,α)13N 15O★ β+   0.511 2m 14N(d,n)15O 18F★ β...

 

3 壊変図について正しいのはどれか。
1.縦に質量数を表す。
2.横にエネルギー準位を表す。
3.γ 壊変は右下方の矢印で表す。
4.β安壊変は左下方の矢印で表す。
5.分岐壊変を表すことができる。

 ここ10年間で壊変図についてここまで詳しく問われたのは初めて
 主任者試験では常連の問題でもあるので知って置いても損はないかと
 対策ノート非対応

 

4 溶媒抽出法で抽出率を求める式はどれか。
ただし、分配比(暗有機相中の放射性核種の全濃度/水相中の放射性核種の全濃度)をD、有機相の体積をVo 、水相の体積をVwとする。 
1.D/(D+Vo/Vw)
2.D/(D+Vw/Vo)
3.D・(1/D+Vo/Vw)
4.D・(1/D+Vw/Vo)
5.D/(D+1/(Vw・Vo))

RIの分離とその保存
○共沈法  (68am3、67am3、66.4、65.6、64.5、63.4) ・同位体担体:必要なRIの安定同位体の担体 ・非同位体担体:不必要なRIの安定同位体の担体 ・スカベンジャー:不必要なRIを沈殿させるための担体 ・保持担体:必要なRIを溶液に留めるための担体 ・捕集剤:必要なRIを沈殿させるための担体 ・溶解度積  共沈法では溶解度積の小さい反応が選ばれる  溶解度積   =「溶解した塩の濃度」×「溶解しなかった塩の濃度」 ・共沈法の実例 溶液中のRI 捕集剤 保持担体 沈殿物 140Laと140Ba Fe3+ Ba2+ 140La 90Yと90Sr Fe3+ Sr2+ 90Y 32Sと32P Fe3+ SO42- 32P *沈殿物は分離後、溶媒抽出することで無担体にできる ○溶媒抽出法 (72am4、65.7、64.4、61.4)  分離が(イオン交換等より)早く、トレーサ量からマクロ量まで対応が可能 ・分配比  水相を基準として有機相に何倍多く抽出...

診療画像機器学

5 変圧器の等価回路を図に示す。
励磁アドミタンスY0を無視して二次側に換算したとき、二次側電圧V2を示す式はどれか。
ただし、a は巻線比とする。

交流電力 / 変圧器 / 時定数 / 鉄心 / 真空管
交流電力  (68pm76、67pm77、66.53、65.53、61.55)  一周期にわたる瞬時電力pの平均値を交流電力という ・交流電力P   P=VIcosθ[W]  VI:皮相電力  cosθ:力率 ・無効電力P   P=VIsinθ[W] ・実効値=最大値(瞬時値)/√2 ・平均値=2/π×最大値(瞬時値) ・消費電力P(電力の瞬時値の時間平均)  P=V×I×cosθ  V:実効値  I:実効値   cosθ:位相差 変圧器の原理  (72am5、70am77、69am77)  a= V2/V1   = N2/N1    = I1/I2  一次等価抵抗R1=r1+r2/a2  二次等価抵抗R2=r2+a2×r2  定格容量P=V2×I2=V1×I1 変圧器の損失  (72pm76) RC回路  (66.54、62.57) ・時定数T=C×R(sec)  初期値V0/Rに対して約36.8[%]の値 スイッチとコンデンサ  (71pm76、68pm76、60.55) ・スイッチを閉じて...

 

6 DRLs 2015 で誤っているのはどれか。
1.口内法X線撮影は患者入射線量で評価する。
2.マンモグラフィは平均乳腺線量で評価する。
3.CT はCTDIvolとDLP で評価する。
4.一般撮影は入射表面線量で評価する。
5.IVR はアイソセンタの空気カーマ率で評価する。

 DRLs 2015について
 診断参考レベルに関してここまで詳しく問われたのは初めて
 だが、予想され、今後も問われると考える
 対策ノート対応済み

ICRP勧告
1990年勧告 放射線防護の目標 ・便益をもたらす被ばくを伴う行為を、不当に制限することなく人の安全を確保する ・個人の確定的影響の発生を防止すること ・確率的影響の発生を容認できるレベルに抑えること 放射線防護体系 「行為」:被ばくを増加させる人間活動のこと 「介入」:被ばくを減少させる人間活動のこと 放射線防護の三原則とその順序(上から)  (67am94、66.93、65.93、64.93) ・行為の正当化   「行為」はそれによって生ずる放射線障害を相殺するに十分な便益が必要  → 十分な便益を伴う診療行為がこれにあたる ・防護の最適化 (71am9)  被ばく線量を潜在被ばくも含め、経済的・社会的要因を考慮した上で、合理的に達成できる限り低く抑える  *この原則はALARAの原則といわれる  → 被ばく低減の工夫がこれにあたる ・個人の線量限度  被ばくグループとその子孫が、最終的に被る害の全体の尺度をデトリメントという概念で表す  → 被ばくの管理がこれにあたる 被ばくの区分  (71am100、70am67、69am96.pm10...

 

7 CR に用いられる輝尽性蛍光プレートで正しいのはどれか。
1.400 ℃でアニーリングする。
2.600 nm付近の蛍光を発する。
3.400 nm付近の青紫色で励起発光させる。
4.温度が高いほどフェーディングが大きい。
5.プレートに蓄積された放射線情報は繰り返し測定できる。

その他検出器 / γ線スペクトル / 計数値の統計
その他検出器 化学線量計  (69am79) ・鉄線量計(フリッケ線量計)  (69pm80、67pm80、63.64)  酸化反応 を利用する  空気か酸素を飽和させて使用する  G値:15.5 ・セリウム線量計  還元反応 を利用する  G値:2.4 *G値 :溶液が100eVのエネルギーを吸収したときの原子の変化数  イオン濃度と線量率には影響されず、LETには依存する 熱量計(カロリーメータ)   (69pm82、68am80、62.59)  放射線による温度上昇によって放射能を測定する ・水の比熱:4.2 (J/g・K)  1℃=1K-273.15   飛程検出器 ・霧箱 (68am80、63.61)  過飽和状態のアルコール気体中に荷電粒子が走行し、その飛程に沿って電離が起こり、このイオンを核として、霧が生じ、その飛程を光で照らして観察を行う ・原子核乾板 (63.61、61.64)  ガラスに厚さ500μm程度にハロゲン化銀を湿布したもので、現像すると荷電粒子の飛程に沿って黒化像として記録される ・固体飛程検出器(CR-...

 

8 共振形インバータ式X線装置で正しいのはどれか。
1.並列共振形は大容量X線装置に適している。
2.大負荷になるほどインバータ周波数が高くなる。
3.スイッチング時の電力損失は非共振形より大きい。
4.直列共振形は負荷抵抗が大きいほど電流の変化が大きい。
5.並列共振形は負荷抵抗が小さいほど共振現象を利用しやすい。

X線高電圧装置 - インバータ式 / 制御装置
○X線発生装置  ├― X線源装置 |  └―― X線管装置 + 照射野限定器 | ├― X線用高電圧ケーブル | └― X線高電圧装置    └―― 高電圧発生装置 + X線制御装置 X線高電圧装置 インバータ式高電圧装置 ○インバータ式高電圧装置の分類  (61.9) ・変圧器形  据置形(出力30~100kW)  :電源設備からX線照射エネルギーを供給する ・エネルギー蓄積形  コンデンサエネルギー蓄積形  :胃部・胸部集団検診に用いる間接撮影用装置    電池エネルギー蓄積形(移動形)  :出力15kW程度 ○インバータ式高電圧装置の特徴 (72am8、71am10、70pm7、69am6、69pm6、68am5、67am6、64.13、64.14、63.9、62.13、60.14) 1,X線照射中に交流電力を直流電力に変換してから高周波交流電力に変換して、高電圧を得る → 出力の調節 2,単相電源でも3相(12ピーク形)装置と同等のX線出力が得られる  インバータ式装置では単相、3相、コンデンサ式、直流電源などに関わらず...

 

9 血流方向に対して60度で超音波を送信したところ、周波数が100 ppm ずれて受信された。
生体中の音速を1,500 m/sとしたとき、血流速度[cm/s]はどれか。
1. 5
2.10
3.15
4.20
5.25

 ドプラ法について
 周波数の計算はこれが初めてか
 対策ノート対応済み

ドプラ法 / ハーモニックイメージ
カラーフローマッピング法(CFM) (72pm11)  一つの振動子でパルス波を送受信し、多数の点のそれぞれの平均速度を色で、Bモード画像に重ねて表示する  目的に応じた速度レンジの設定が必要で、折り返し現象が起きてしまう  複数の速度の血流を同時評価可能  プローブ表面に平行な(超音波ビームに直行)流れは着色できない ・ドプラ法の周波数  (72am9、69pm13)  受信した周波数F1  F1 = F0+ (2×v×cosθ)/c ×F0  v:流速 c:音速  θ:プローブと血流のなす角  (θ=90°でドプラ偏位周波数が0となり検出されない)    → ビームに直交な流れは検出できない ・カラードプラフィルタ :組織などの不要な信号を除き、血流の信号を描出する ・表示方法 ①速度表示 :腹部などの遅い血流の検査に用いる  プローブに近づく流れを赤系、プローブから遠のく流れを青系によって色相の変化で表す ②速度分散表示 :循環器検査(弁逆流など速い流れの異常)に用いる  プローブに近づく流れを赤系、プローブから遠のく流れを青系の明...

 

10 MRI 装置について正しいのはどれか。
1.RF パルスは横磁化を減少させる。
2.スライス位置は受信バンド幅で決まる。
3.RF コイルは大電流によって強磁場を作る。
4.T1緩和時間は静磁場強度が強いほど短縮する。
5.スライス厚は傾斜磁場勾配を強くすると薄く設定できる。

信号の発生原理 / MRIの基本的なパラメータ
信号の発生原理 ○磁気モーメント (72pm74)  磁気双極子において、磁極の量と距離の積からなるベクトル  1Hは、全ての核種の中で最も核磁気モーメントが強い  原子・分子の陽子・中性子の数が同じかつ偶数だと磁気モーメントは生じない ○歳差運動と磁化および共鳴励起  (69am11、63.19.30、62.23、61.24、60.31) ・歳差運動 :自転軸が時間の経過に従いその中心軸が傾き、先端が円を描くようになるような運動    歳差運動の共鳴周波数f=(γ・B0)/2π             ω=γ・B0  γ:磁気回転比  B0:静磁場の強さ    磁束密度    コイルに流れる電流に比例して大きくなる ・MRIで主に用いられる核腫と共鳴周波数 核腫  1H  13C  19F 23F 31P 共鳴周波数 42.58 10.71 40.10 11.26  17.24 ○緩和時間:T1、T2 (71pm12、70pm11、69pm74、68pm74)  絶対的にT1値>...

 

11 散乱線除去グリッドの幾何学的性能で正しいのはどれか。
1.平行グリッドの集束距離は 2mである。
2.グリッド比が大きいほど散乱線除去効果は低下する。
3.平行方向による減弱は集束距離、グリッド密度、横方向のずれで表される。
4.グリッド密度は直線グリッドの中心部における1cm 当たりのはくの数である。
5.乳房撮影用グリッドの使用限界距離は一次X線透過率が60%となる距離である。

散乱X線除去用グリッド
 散乱X線除去用グリッド ・定義  (69am84)  X線受像面に入射する散乱X線の量を減少させることにより、X線像のコントラストを改善する  受像面の前に置く ・散乱X線の性質  散乱X線含有率は照射野の大きさと被写体の厚さに依存する  高管電圧ほど高グリッドが必要 ・構造  (65.16)   薄い鉛箔とX線吸収の少ない中間物質(アルミ)の薄い板を交互に配置  散乱線除去用グリッドの中間物質はX線吸収の少ないものを使う  → アルミニウム、紙、木、合成樹脂  ・種類 1、直線グリッド :箔を長手方向に平行になるように構成   2、平行グリッド :箔の延長が互いに平行で入射面に垂直  →  集束距離は無限大    集束型よりもカットオフが多い 3、集束グリッド :箔の面の延長が1つの直線に集束 4、クロスグリッド :2枚の直線グリッドをそれらの箔の方向がある角度を持つように一体形成したもの 5、運動グリッド :ブッキーブレンデともいう ※病室撮影ではグリッドに対してX線が斜入する可能性が高いため  低格子比のグリッ...

 

12 短時間負荷が100 kV、320 mA のとき、X 線管入力が30.4 kWであった。
管電圧のリプル百分率[%]に最も近いのはどれか。
1. 4
2. 8
3.12
4.30
5.40

X線源装置 ― X線管装置
○X線発生装置  ├― X線源装置 |  └―― X線管装置 + 照射野限定器 | ├― X線用高電圧ケーブル | └― X線高電圧装置    └―― 高電圧発生装置 + X線制御装置 X線源装置 ○X線管の構造 ・固定陽極X線管  陽極が固定された構造  →  熱容量が小さい  歯科用・携帯形などの小容量X線装置に使用され、焦点外X線の発生が少ない ・回転陽極X線管  陽極が回転する構造  → 熱容量が大きい ①ガラスバルブ :真空の維持、高電圧の絶縁と耐高温性材質  → 硼珪酸硬質ガラス ②陰極(フィラメント、集束電極) :加熱電流で高温にして熱電子を発生、熱電子を細いビームに絞る ③ターゲット :傘形で焦点面の材質はタングステン  →  高原子番号、高融点3450℃ ④陽極回転子(ロータ) :誘導電動機の原理でターゲットを高速回転させる ・格子制御系X線管  グリッド電極により高電圧型でX線を開閉できる  コンデンサ式X線装置と組み合わせて使用  管電流を制御する格子電極をもつ *暗電流...

 

13 X線高電圧装置について正しいのはどれか。 2つ選べ。
1.定電圧形のX 線の開閉はテトロード管で制御される。
2.非共振形インバータ式の管電圧制御はDC – DCコンバータで行われる。
3.三相全波整流方式1 ピーク3の管電圧脈動率の理論値は3.4%である。
4.三相全波整流方式112 ピーク3の高電圧変圧器の二次側はΔ – Δ 結線である。
5.共振形インバータ式における管電圧のフィードバック制御は、一次側の管電圧を検出して行われる。

 全般的に問われている
 テトロード管は初出だが、消去法で対応可能
 対策ノート対応済み

X線高電圧装置 - 変圧器 / 二、三相式 / コンデンサ式
○X線発生装置  ├― X線源装置 |  └―― X線管装置 + 照射野限定器 | ├― X線用高電圧ケーブル | └― X線高電圧装置    └―― 高電圧発生装置 + X線制御装置 X線高電圧装置 ○高電圧変圧器  (70pm5、65.12)  管電圧はピーク値、管電流は平均値を示すため換算して扱う   n2/n1 = a = V2/V1 =I1/I2   n1:コイルの一次側巻数     n2:コイルの二次側巻数     a:巻数比   V1:一次側の電圧(実効値で表示)   V2:二次側の管電圧(最大値で表示)   I1:一次側の電流(実効値で表示)   I2:二次側の管電流(平均値で表示) ・ピーク時、実効値、平均値の関係  → 管電圧波形(X線高電圧装置による)で変わる (1)インバータ式、定電圧形、三相12ピーク型   実効値≒ピーク値    かつ 実効値≒平均値 (2)三相6ピーク形   実効値=最大値×0.956    かつ 実効値≒平均値    かつ 最大値=平均値×π/3 (3)単相2ピーク形  ...

14 I. I. について正しいのはどれか。
1.空間分解能は中心と周辺で同じである。
2.出力面の輝度は視野が小さいほど高い。
3.視野の切り替えは電極電圧を変化させて行う。
4.変換係数とは中心輝度と周辺輝度の比である。
5.ベーリンググレア指数はコントラスト比の 乗で表される。

X線映像装置
○X線TV装置{イメージインテンシファイアを用いたもの} ・X線TV装置の構成  (67am7) ①イメージインテンシフアイア(I.I.) :人体透過X線を明るい可視像に変換 ②タンデムレンズ :I.I.の出力像を忠実にTVカメラに入力する光学レンズ ③撮像管・固体撮像素子(CCD) :I.I.の可視光(像)を電気信号に変換 ④映像回路 :電気信号から電子ビームを走査するための映像信号を作成 ⑤TVモニタ :映像信号により電子ビームを走査して動画像を表示 ・I.I.の構造  (72am14、66.13、64.15、61.91)    電圧を切り替えることによって入力視野を小さくすることにより、出力像を拡大表示できる  集東電極=フォーカス電極、陽極≒加速電極など、問題ごとに言い方が変化する ・内部 :高真空 ・入力窓 :硼珪酸ガラス,アルミニウム,チタニウム ・入力蛍光面 :CsIの微細柱状構造(厚み400μm)  横方向への光散乱防止  蛍光体にはCsI:Naを用いる ・出力蛍光面 :硫化亜鉛系(Zn、Cd...

 

診療画像検査学

15 FSE 法によって撮影されたT2強調像について正しいのはどれか。2つ選べ。
1.骨皮質は高信号である。
2.脂肪髄は高信号である。
3.関節の靱帯は高信号である。
4.眼球の硝子体は高信号である。
5.脳の灰白質は白質よりも低信号である。

 本年度一発目の(ほぼ)無理ゲー問題
 一応骨、人体、脳実質に関しては既出なので消去法で対応可能

撮像の原理(パルスシーケンス)
撮像の原理(パルスシーケンス) スピンエコー法(Spin Echo:SE法)  (65.40)  TR、TEを調整することでT1強調画像、T2強調画像、プロトン密度強調画像などを得る方法  以下に基本的シーケンスを示す 1、静磁場に被写体が入る  -プロトンの周波数は揃っており、位相は分散している 2、Gzを加えながら、90°パルスを与える  Gz:Gzが加えられながら(位相がさらに分散)、90°パルスによって位相が揃い、   加えられ続けているGzによってまた位相がGzにそってずれる   Gzはその後逆向きになり、Gzの位相は再収束する  Gy、Gx:90°パルスでそれぞれそろった状態になる 3、Gyを強度を変えながら加えていく  Gy:加えられた強度ごとにずれた状態になる (3.1、Gxを加える) 4、Gzを加えながら、180°パルスを与える  Gz:Gzを加えられながら(位相がGzにそってずれ)、180°パルスで位相が反転、加えられ続けているGzによって再収束する  Gy、Gx:180°パルスでそれぞれ反転状態になる    5、Gxを加え...

 

16 右頸動脈の超音波像を別に示す。
この画像に認められるアーチファクトを低減するための方法として正しいのはどれか。 2つ選べ。
1.送信周波数を下げる。
2.パルス繰り返し周波数を上げる。
3.方位分解能の高い探触子(プローブ)に交換する。
4.サイドローブの少ない探触子(プローブ)に交換する。
5.超音波ビームの方向と血流方向のなす角度を小さくする。

 右頸動脈の超音波像(折り返しアーチファクト)について
 たぶん初出
 対策ノート対応済み

アーチファクト / 日常の保守管理
アーチファクト (72am16.pm19、70am21、69pm19、67pm19、67pm23、61.26、66.37、64.37、63.29、62.44) ①多重反射 :胆石など高吸収なもの  → コメット様エコー(コメットサイン)   探触子から放射されたパルスが組織境界で反射され、振動子の接触面や他の組織の境界を何度も往復して反射が繰り返される現象反射体が小さくても、周囲組織との音響インピーダンスの差が大きいと多重反射を起こす ・対策  「圧迫の強さを変える」  「ビーム角度を変える」  ②サイドローブ :胆のう頸部(十二指腸ガス)  サイドローブ内に強い反射体が存在した場合に、そこからの反射が探触子に戻り画像を作る現象 ③ミラー(鏡面)効果、ミラージュ現象 :横隔膜など  斜めに平滑な反射体で反射することで、同じ経路で探触子に戻り、ビームの延長線上に虚像を作る現象 ④レンズ効果 :腹直筋と脂肪組織の混在部  屈折したビームが強い反射体で反射して、同じ経路を通って探触子に戻り、ビームが放射された方向に虚像を作る現象 ⑤断面像の厚み ...

 

17 上腹部の超音波横断像を別に示す。
誤っている組合せはどれか。
1.ア上腸間膜静脈
2.イ腹部大動脈
3.ウ脾静脈
4.エ膵体部
5.オ膵頭部

各部位の超音波検査 / 所見(サイン)
各部位の超音波検査  (71pm15、70pm21、68am19、62.43) ・検査体位にほとんど制限はなく、立位・臥位・側臥位・坐位など様々な体位で行う ・プローブを押し当てるようにして使用し、体表との間に空間ができないようにする ・エコーゼリーを使用前に温めておき、プローブを当てる場所に付けて使用する ・頸部  (72am23、63.39)  頸部動脈硬化症の診断(内中膜複合体厚の計測) (72am23:プラーク像) ・甲状腺 (71am23、67pm24) ・右側腹部走査  (65.37、63.40、61.46) *絶食 :「胆のうの収縮防止」  「腸管ガスの増加防止」 *胆のう :胆石は体位変換によって隆起性病変との鑑別を行う  *肝腎コントラスト :通常では、肝臓と腎臓の輝度は腎臓がやや低めか場合により同程度  脂肪肝の場合、肝臓が白く(高信号)、腎臓が黒く(低信号)描出される *肝腫瘍 :造影剤を用いることもある *肝硬変の所見 :肝右葉の萎縮、肝左葉の肥大、肝縁の鈍化、肝表面の凹凸不整、脾腫...

 

18 頭部MRA像を別に示す。
正しい組合せはどれか。
1.A 内頸動脈
2.B 脳底脳脈
3.C 前大脳動脈
4.D 中大脳動脈
5.E 椎骨動脈

循環器系 正常解剖
脳血管 (72am18、70am23、69am23、69pm20、67am89、66.40、65.39、64.44、62.83、61.32、60.81)   ・Willis動脈輪(大脳動脈輪)  脳底部の動脈の吻合による輪状構造  視神経交叉・下垂体・乳頭体を取り囲み、外観はほぼ五角形である ・構成 :「内頚動脈」「前大脳動脈」  「前交通動脈」  「後大脳動脈」「後交通動脈」  「(中大脳動脈)」「(脳底動脈)」 ・この動脈輪を形成する動脈の分岐部は、壁が弱いため動脈瘤をつくりやすく、クモ膜下出血をきたしやすい 総頸動脈 (70am61、69pm54、65.80) =内頸動脈(眼動脈+前大脳動脈+中大脳動脈+後交通動脈)  + 外頸動脈  椎骨動脈 (68am54) = 硬膜動脈 + 前後脊髄動脈  + 後下小脳動脈 + 脳底動脈 (左右の前下小脳動脈+上小脳動脈+後大脳動脈) ・脳幹の栄養血管 :脳底動脈 (60.21) 頸部動脈 (66.47、62.11) (72am88、68pm93、67am91) 心臓 ...

 

19 無散瞳眼底写真を別に示す。
中心窩はどれか。
1.A
2.B
3.C
4.D
5.E

20 眼底撮影における診療放射線技師の業務で正しいのはどれか。
1.患者に散瞳薬を点眼する。
2.可視光によって眼底観察を行う。
3.蛍光眼底造影剤を静脈内投与する。
4.自然散瞳のため、患者を暗室に誘導する。
5.スクリーニングではパノラマ眼底写真を得る。

眼底検査
散瞳撮影法  (70am98、67pm99)  眼科医の施行のもとで散瞳剤を撮影の15分前に点眼で用いるため、放射線技師は撮影不可  眼底全域を観察できる  散瞳剤を用いるため、終了後5~6時間は車の運転ができない。 無散瞳撮影法 (72am20、71pm17、70am22、69am20、67am20、66.39、65.26.38、64.26.42、63.27.41、62.27、62.47、61.48、60.48)  自然散瞳を用いるため、暗室で瞳孔が開いた状態で検査を行う  眼底の後極部のみ観察可能で、眼底は血管を直接的に観察できる唯一の部位 眼底カメラの構造 (72pm12、68pm12、67am14、64.25、61.27) ・観察光 :赤外線を用いるため患者はまぶしさを感じない ・撮影光 :可視光によって撮影するため、連続撮影は不可能であったが、  CCD検出器を用いた装置における高感度化により撮影後待たずに反対側も撮影可能となった   ハロゲンランプから出た照明光は、リングスリットによりドーナツ状(リング状)となり、  穴あきミラーによっ...

 

21 超音波画像診断装置で正しいのはどれか。
1.超音波周波数が高いほど空間分解能は低い。
2.体内において超音波の伝播速度は一定である。
3.超音波周波数が高いほど超音波の減衰は大きい。
4.血流速度を測定するにはSnell(スネル)の法則が利用される。
5.音響インピーダンスは媒質の密度と伝播速度の和で表される。

超音波検査の概要 / 物理的性質
超音波検査の概要  (61.42) ・特徴 「被曝がなく非侵襲的なので繰り返し行える」 「リアルタイムに観測が可能」 「比較的小型・安価であり、移動も可能」 「ドプラ法で血流の評価が可能」 「断層面を自由に選択できる」 「術者の技量による影響が大きい」 ・超音波とMRIの比較  (63.31)  超音波で検査可能な部位は侵襲度や簡便性から超音波検査が薦められる ・使用されている周波数  (71pm13、67am19、63.26)  3.5~5MHzが多く、用途に応じて1~20MHz程度を用いる  乳房:5~10MHz    体表:7.5~10MHz  腹部:5~10MHz ・超音波の発生原理  (63.24)  圧電効果(ピエゾ効果)を利用し、極性を切り替えて送受信を行う   → 圧電物質に外力が加わることで、その表面に歪みが生じて表面に正負の電気が生じること  振動子の近傍では平面波で、遠くでは球面波となる 物理的性質  (72am21.74、71pm72、70pm74、69am19、67pm13.pm75、66.26、64.49、61...

 

22 深さによる超音波の減衰を補正する目的で使用する調整項目として正しいのはど
れか。
1.受信ゲイン
2.コントラスト
3.ブライトネス
4.フレームレート
5.STC(sensitivity time control)

超音波装置 / 分解能 / 表示モード
超音波画像診断装置の構成要素  (60.24.26)  「送信回路」「圧電素子」  「TVモニタ」「ビデオプリンタ」  プローブ→増幅器→位相検出器→デジタルコンバータ→モニタ プローブの構成  (68am9、64.23、62.26) ・プローブ内部の配置 :体表→音響レンズ→第2整合層→第1整合層→振動子→バッキング材 ①音響レンズ :スネルの法則に従いビームを収束させる  生体と音響インピーダンスはほぼ等しく、音速は遅い物質(シリコンなど)を使用する ②音響整合層(マッチング層) :振動子と生体の音響インピーダンスの差による体表面での反射を少なくし、送受信効率をあげる ③振動子 :電圧と音を相互変換する  0.1~1mmの微細な短冊状  材料はPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)     PVDF(ポリフッ化ビニリデン) ・凹面振動子:集束 ④バッキング材 :振動子後方に放射した音響エネルギーを速やかに消散し、振動を吸収することでパルス幅を短くする 電子走査方式のプローブ  (70pm13、69am14、64.24、62.24...

 

23 頸動脈超音波像を別に示す。
正しいのはどれか。
1.頸動脈プラークがある。
2.M モードで撮影されている。
3.超音波周波数は10 kHz 程度である。
4.Doppler(ドプラ)法が併用されている。
5.セクタ形探触子(プローブ)が使用されている。

 画像問題と思いきや、これは正答以外の4択を削って導く文章問題
 別にプラーク像なんか知らなくても解ける

診療画像機器・検査学 超音波 / 眼底 トップページ
・超音波検査の概要 / 物理的性質 ・超音波装置 / 分解能 / 表示モード ・ドプラ法 / ハーモニックイメージ ・各部位の超音波検査 / 所見(サイン) ・アーチファクト / 日常の保守管理 ・眼底検査  診療画像機器学、診療画像検査学のうち、超音波 / 眼底についてまとめたページになります  超音波に関しては、MRIと同じく画像問題が多く出題されるので専門書等で画像になれておくといいと思います  眼底検査はそうとう決まりきったものしか問われないので、確実に答えられるようにしましょう 「オフラインでも対策ノートが見たい」 「広告が邪魔」 という声にお応えしたく、 電子書籍版(Kindle)の対策ノートを 用意しました!  診療画像機器検査学 『超音波・眼底検査』 対策ノート Kindle版 対策ノートの使い方 ・オレンジ色の場所を覚える ・★マーク:特に重要な箇所 ・出題年数の見方  例:(71pm72、67pm13.pm75、66.26)  71pm72 → 第71回の午後72問  67pm13.pm75 → 第67回の午後...

 

24 Gd – EOB – DTPAで正しいのはどれか。
1.経口投与する。
2.鉄を含有する。
3.尿中には排泄されない。
4.高齢者への投与は禁忌である。
5.肝細胞に特異的に取り込まれる。

造影剤
*陽性造影剤とはT1短縮で信号強度を大きくする *陰性造影剤とはT2短縮で信号強度を小さくする 1. Gd-DTPA造影剤(常磁性体) (72pm15、71pm18、71am91、70pm18、67am17、61.34.36.41、60.37)  「経血管注射造影剤」  「陽性造影剤」  「高濃度で陰性造影剤」 ・ガドリニウムは重金属イオンで毒性が高いため、キレートを形成し毒性を軽減させたもの ・静脈内投与により正常脳脊髄では血液脳関門を通過できないが,腫瘍などの病変部には入り込む ・通常の濃度での投与によりT1値短縮が優位となり、T1強調画像で信号強度は強くなる ・濃度を増加させるとT2値短縮が優位となり,信号強度は小さくなる ・Gd-DTPA造影剤の濃度と信号強度は比例しない ・投与により病変部が高信号になると、脂肪との識別が困難になるため、脂肪抑制撮像法を併用して撮像 ・排泄:尿 ガドリニウム系造影剤の副作用について  ヨード系造影剤に比べて副作用の発現率が少ないが、重篤な合併症を引き起こすこともある ・禁忌 :過敏症をもつ患者 ・原則...

 

核医学検査技術学

25 SPECT装置で正しいのはどれか。
1.3検出器型は頭部専用装置である。
2.同時計数対応型はシンチレータにBGOを用いる。
3.2検出器型では回転半径は空間分解能に影響しない。
4.1検出器型で心筋SPECT は180 度収集が可能である。
5.ステップ収集では検出器の回転中にデータサンプリングを行う。

SPECT / PET
SPECT SPECTのデータ収集  (72am25、68am27.pm27、66.55、62.55、60.58) ・収集機構  感度:連続回転収集>ステップ収集  円軌道回転:  体近接起動収集:空間分解能が良い ・収集角度 :360°が基本で定量性が高い   サンプリング間隔は5~6° ・マトリクスサイズ :小さいほど空間分解能は向上し、コントラストは低下し、SN比は低下する ・ピクセルサイズ(マトリクスサイズ) (62.55)  十分なカウントを収集できる場合、ピクセルサイズはシステム分解能の半値幅(FWHM)の1/3~1/4が最適とされる  ピクセルサイズ:小   → SN比:「低下」     空間分解能:「高」     コントラスト:「低下」 SPECTとPETの比較  (71pm32、65.55) 性能 SPECT  PET 定量性 良 優 空間分解能  低い(15~20mm)  高い(3~5mm) 吸収補正 やや難(Sorenson,Chang,CT法など)  容易...

 

26 心臓核医学検査における心電図同期撮影法で正しいのはどれか。
1.R 波とR波の間を128 等分する。
2.左室駆出率を求めることができる。
3.リストモードで撮影する必要がある。
4.1フレームの画素数を多くすると収集時間を短縮できる。
5.使用するコリメータは感度よりも空間分解能を優先する。

心臓・循環系シンチグラフィ
心筋血流シンチグラフィ  (71pm25、67pm26)   タリウム201TlCl  99mTc MIBI 99mTc Tetrofosmin 集積機序  能動輸送(Na-Kイオン交換)  受動拡散、膜電位 受動拡散、膜電位 前処置 絶食 絶食、投与後に摂食 絶食、投与後に摂食 投与量  74MBq 総計1110MBq 総計1110MBq 特徴 99mTc製剤より被ばくが多い 副作用 (苦味、金属臭、ショック)    ・SPECT断面像  (67am32、65.64、63.63、61.63、60.63) ・断面像 :左室の短軸・長軸像を再構成する  左前下行枝(LAD)領域:「前壁」             「中隔」             「心尖部」  左回旋枝(LCX)領域:「側壁」  右冠動脈(RCA)領域:「後壁」           「下壁」 ・観察方法:心筋血流量の低下を視覚的に観察する  狭心症、虚血、狭窄:再分布が見られる  心筋梗塞:...

 

27 経口投与する放射性医薬品はどれか。
1.81mKr
2.99mTc – GSA
3.111In – DTPA
4.Na131I
5.131I – アドステロール

放射性医薬品まとめ
診療用放射線医薬品の特徴  (72pm26、71am28、70am4、67am26、61.50、60.50) ① 放射性医薬品の有効性は、半減期(短いのもが良い)とともに減少するため、  一般の医薬品と比較して短い ② 特定の臓器や病巣に集積の有無、排泄や停滞など、医薬品として特異性を有する ③ 放射性医薬品は、物質量としてはきわめて微量であるため薬理作用はほとんど無い ④ 副作用はまれにしか発生せず、その発生率は0.003%未満である ⑤ 非密封の放射性物質を含むため、被検者や術者が被曝する インビトロ検査に使用されるRI 核種 半減期 崩壊方式 γ線エネルギー 主な製造法 3H 12y β― - 原子炉:6Li(n、α)3H 14C 5730y β― - 原子炉:14N(n、p)14C 125I 60d EC 28keV 原子炉:124X...

 

28 放射性医薬品の集積機序でカテコラミンと関係するのはどれか。
1.123I – IMP
2.123I – MIBG
3.123I – BMIPP
4.123I -イオフルパン
5.123I -イオマゼニル

 割と難問
 複数解が認められているので問題作成者も間違えてるわけで
 まずカテコラミンが何かを知らないと解くのは難しい
 そしてそこに関連する薬剤を把握している必要がある
 

中枢神経系のシンチグラフィ
脳循環動態(rCBF)と脳血流  (65.51、63.61、62.6)   123I-IMP 99mTc-HMPAO 99mTc-ECD 131Xe*1 トレーサーの型 蓄積型 蓄積型 蓄積型  拡散性 解析方法 (絶対的定量法)  Microsphere法*2 ARG法*2  Patlak plot法  Patlak plot法 内頚動脈注入法 吸入法 前処置 安眠 甲状腺ブロック 安眠 安眠 安眠 血液脳分配係数 極めて高い  低い 中間  低い 脳内での代謝 代謝(脂溶性のまま)  早く水溶性に代謝 早く水溶性に代謝 無 *1:脳循環動態(rCBF)のみ測定可能 *2:採血が必要 ・薬剤の集積機序  (68pm30、64.61、61.52)  BBBを自由に通過する拡散型と、通過後に脳組織に留まる蓄積型に分けられる  高集積部位として灰白質や基底核、視床、小脳がある ・Patlak plot法  (69am31、68am28、6...
泌尿器系、内分泌系シンチグラフィ
腎静態シンチグラフィ  (69pm33、68pm33、67pm31、60.65) ・薬剤:「99mTc-DMSA」 ・集積機序  大部分が血漿蛋白と結合し、周囲の毛細血管から近位尿細管の上皮細胞に直接取り込まれ、そこに長時間留まる   一部は糸球体より濾過された後に尿細管で再吸収されて集積する  正常では静注2時間後に片腎で投与量の20~25%、両腎で40~50%が集積  尿中排泄は、2時間で8~17%と極めて少なく、腎に長く保持される 腎動態シンチグラフィ  (71pm28、70pm33) ・薬剤:99mTc-DTPA  (68am25)  血漿および細胞外液に分布し、細胞内には取り込まない  24時間までにほぼ100%が糸球体から濾過される  糸球体濾過率(GFR)が算出できる ・薬剤:99mTc-MAG3  (72pm29、71pm28、69am26、66.53、66.65.67、64.66、62.66)  血漿タンパクとの結合が90%と高いため、糸球体濾過によって排泄されるのは2%である  そのため、血漿クリアランス(血漿からの洗い出...

 

29 肺血流シンチグラフィで正しいのはどれか。
1.閉鎖循環式呼吸回路を用いる。
2.腎機能低下症例では禁忌である。
3.使用する放射性核種の半減期は6時間である。
4.肺高血圧症の評価目的には腹臥位で放射性医薬品を投与する。
5.放射性医薬品の投与時は注射器内への血液の逆流があることを十分確認する。

呼吸器系シンチグラフィ
肺血流(末梢循環動態)シンチグラフィ  (72am29、64.53、63.52、61.62、60.51) ・薬剤 :「99mTc-MAA」 ・集積機序  (70am32、69pm31、68am32)  10~100μmの微粒子で、肺の毛細血管に捕捉され、毛細管トラップ法によって血流量が測定可能  血栓は全体の0.1%以下の毛細血管で起こり、半減期3~8時間程度で分解するので問題ない  投与時の体位によって集積の分布が変わる ・診断  脳に高集積 :右左シャントの疑い  葉間に一致した細い帯状の欠損像 :「多発性微小肺塞栓」「胸水貯留」「胸膜肥厚」「肺水腫」  その他適応 :「閉塞性肺疾患」「肺高血圧症」「肺がん」「肺血栓塞栓症」 肺(吸入)換気シンチグラフィ  (66.63、64.63) ・薬剤 :「133Xe」  「81mKr-ガス(81Rbジェネレータ)」   → 不活性放射性ガス ・81mKrの特徴 (70am29、61.61)  負荷検査や繰り返し検査が適しており、6方向の多方向から撮像する  連続吸入法では...

 

30 消化管出血シンチグラフィで正しいのはどれか。
1.99mTc – PMTを用いる。
2.SPECT 撮影は必要ない。
3.間欠的な出血を検出できる。
4.成人では37 MBqを投与する。
5.負荷検査ではカプトプリルが用いられる。

 ちょっと悩ましい問題
 消去法でいけないこともないか
 正答を一発で選ぶのは難しい問題

消化器系シンチグラフィ
肝シンチグラフィ  (61.65、61.67) ・薬剤 :「99mTc-フチン酸」  「99mTc-スズコロイド」 ・集積機序 :異常は基本的に陰性像として描出  コロイド状の放射性医薬品は、血中に投与されると正常肝細胞に存在するKupffer細胞のほか、脾臓や骨髄のRES(際網内皮系、網内系)内の貪食細胞に摂取される ・診断 :限局性肝疾患:肝細胞がん、転移性肝がん、肝限局性結節性過形成など  慢性肝疾患:肝硬変など 肝受容体(機能)シンチグラフィ ・薬剤:「99mTc-GSA」 (71pm27、62.51.52、60.64) ・集積機序 :異常は基本的に陰性像として描出  正常肝細胞は、アシアロ糖タンパクのガラクトース残基を認識して特異的に摂取する  GSAは天然のASGPと生理的に等価にASGP受容体に取り込まれ、正常肝細胞以外には集積しない ・コリメータ:「LEHR」「LEGP」 ・前処置 :「安静」「検査六時間前より絶食」 ・解析方法―肝集積量指標 (65.65、64.65) 1) 血中停滞率指標(HH15)...

 

31 センチネルリンパ節シンチグラフィで正しいのはどれか。
1.99mTc – フチン酸を用いる。
2.乳癌の悪性度評価に用いられる。
3.リンパ浮腫の診断に用いられる。
4.放射性医薬品を静脈内に投与する。
5.定量評価として肝臓との集積比を求める。

骨・造血系、腫瘍・炎症系シンチグラフィ
骨シンチグラフィ   (71am71pm30、70am34、68am33、63.65、62.68) ・薬剤:「99mTc-MDP」     「99mTc-HMDP」 ・集積機序 :薬剤は血流を介して移動し、細胞外液腔を通過して骨結晶の表面に至り、イオン交換によって  ハイドロキシアパタイトのカルシウムへのホスホン酸塩に化学的吸着する ・撮像法(67am34、66.67、61.67、60.52)  前面と後面の二方向を撮像し、必要に応じSpot撮像する  MIP処理を行う  収集ウィンドウ:±7~10%  スキャンスピード:15~20cm/min  コリメータ:低エネルギー高分解能コリメータ ・mergedSPECT :全身を5分割してSPECTを撮像する方法 ・前処置 :血中クリアランスを早めるために静注後水分を摂取させ、検査開始前に排尿させる(被曝の低減にも寄与) ・診断  (72pm30、65.68、60.66)  びまん性骨転移:体幹骨に異常に集積する          両腎の集積が低い  溶骨性転移:反応性変化があると集積するが、...

 

32 67Ga シンチグラフィで誤っているのはどれか。
1.正常肝が描出される。
2.検査前日に下剤を内服する。
3.骨髄炎では異常集積を示す。
4.静脈注射後〜日で撮影する。
5.使用した放射性医薬品は主に尿中に排泄される。

消化器系シンチグラフィ
肝シンチグラフィ  (61.65、61.67) ・薬剤 :「99mTc-フチン酸」  「99mTc-スズコロイド」 ・集積機序 :異常は基本的に陰性像として描出  コロイド状の放射性医薬品は、血中に投与されると正常肝細胞に存在するKupffer細胞のほか、脾臓や骨髄のRES(際網内皮系、網内系)内の貪食細胞に摂取される ・診断 :限局性肝疾患:肝細胞がん、転移性肝がん、肝限局性結節性過形成など  慢性肝疾患:肝硬変など 肝受容体(機能)シンチグラフィ ・薬剤:「99mTc-GSA」 (71pm27、62.51.52、60.64) ・集積機序 :異常は基本的に陰性像として描出  正常肝細胞は、アシアロ糖タンパクのガラクトース残基を認識して特異的に摂取する  GSAは天然のASGPと生理的に等価にASGP受容体に取り込まれ、正常肝細胞以外には集積しない ・コリメータ:「LEHR」「LEGP」 ・前処置 :「安静」「検査六時間前より絶食」 ・解析方法―肝集積量指標 (65.65、64.65) 1) 血中停滞率指標(HH15)...

 

33 SPECT 画像処理に関係する補正はどれか。
1.回転中心補正
2.エネルギー補正
3.感度均一性補正
4.画像直線性補正
5.コリメータ開口補正

 ちゃんと開口補正に関して問われたのは初
 対策ノート対応済み

定量性改善法 / アーチファクト
定量性改善法 ○散乱補正法  (69pm27) ・DEW法 :サブウィンドウ設定して、メインウィンドウに対して散乱線を補正する ・TEW法 :高エネルギー側と低エネルギー側の二つのサブウィンドウを設定して、散乱線を補正する ・コンボリューション-サブトラクション(CS)法 :散乱関数の畳込みから推定し散乱補正を行う ・TDCS法 :各画素における散乱の割合を回転角度ごとに求め、散乱補正を行う(CS法の一種) ・シミュレーション法 ・コンプトンウィンドウ減算法(CW法) ○SPECTの吸収(減弱)補正法  (70am30) ・均一な吸収体に対する補正法  (63.55) (1)ソレンソン法 :各投影データに対して補正する前処置法  均一な減弱係数分布を仮定した減弱補正法 (2)Chang法 :再構成後の断層像に対して行う後処置法  簡便だが、過補正や補正不足などが起こりうる ・不均一な吸収体に対する補正法  (63.56、61.54)  減弱係数分布は透過型CT(TCT)スキャンより得られ、次のようなものがある...

 

34 18F – FDG 腫瘍PETで誤っているのはどれか。
1.撮影前に排尿する。
2.気管支喘息は禁忌である。
3.18F – FDG 投与後は安静にする。
4.18F – FDG 投与前に血糖値を測定する。
5.集積程度の半定量的な評価にSUV を用いる。

PET・内用療法
18F- FDGによる腫瘍シンチグラフィとてんかんと虚血性心疾患の検査 ・生理的集積  (71am26、69pm26、67pm33、66.66、62.53、60.68) ★脳 :継時的に変化、投与後45~60分で最高値となりその後減少する ★縦隔 :比較的高く、特に早い時間の撮像で描出される *乳房 :軽度集積、特に授乳期の場合は強く集積 ★筋肉 :緊張が強い部分や運動した部位へ集積する ★胃・肝臓・腸管 :中程度であり、よく認められる  人工肛門周囲では腸管への集積の亢進がみられる ★腎臓 :投与後2時間で約15%が尿中に排泄されるため、尿路系の腫瘍には注意が必要である *膀胱 :高度のFDGが排泄、貯留され、膀胱近隣病変がストリークアーチファクトの出現で描出されにくい *睾丸 :中程度、体外に位置するので、比較的わかりやすく、集積は加齢により減少する *子宮 :若干集積・生理中の子宮への集積は高い場合があるので注意が必要である *66.66:左鎖骨付近、縦隔部、右鼠径部に異常集積 ・生理的集積以外で1...

 

放射線治療技術学

35 放射線治療に用いる器具を別に示す。
この器具を用いて根治的放射線治療を行うのはどれか。
1.膵癌
2.乳癌
3.子宮頸癌
4.上咽頭癌
5.胃悪性リンパ腫

 シェルの画像初登場
 これが頭頚部用の固定シェルなのは見ればわかるかと
 対策ノート対応済み

リニアックと照射付属機器・器具
リニアック (66.73、63.72)  現在のスタンダードでX線、電子線での治療に用いられる  定位放射線照射装置としても使用可能  直線型加速管により電子を加速する  出力エネルギーは断続的 ①電子銃  加速管に電子を数十kVで加速して供給する ②高周波発信器(マイクロ波発振管) (70am36、68am37、67pm36、66.72) ・マグネトロン(自励発振管)  安価、 単寿命、 安定性悪  10MeV以下の小型直線加速器に用いる ・クライストロン(増幅器)  高価、 長寿命、 安定性  10MeV以上の大型の直線加速器に用いる 発振周波数は3.000MHz程度である *マイクロ波が加速管に行く順番  高周波発信機   ↓    導波管(絶縁ガス(SF6など)が封入   ↓  加速管           ③加速管  電子銃から放出された電子をマイクロ波で加速  内部は真空で、銅によって作られ、一定の出力を持つ  周波数帯域を変えると、加速管の長さを変え必要がある ・定在波型 :現在の主流、真空度が大切、長...

 

36 X 線を用いた全身照射の目的はどれか。
1.感染予防
2.痛緩和
3.免疫抑制
4.二次がん予防
5.ホルモン分泌抑制

その他放射線治療の手法
全身照射法(TBI)  (72am36、70am39、69am41、66.80、63.86、61.35、60.81) ・総線量 :4~12Gy/1~6回/1~4日           ・線量率 :10cGy/分以下 ・目的 :「腫瘍組織の根絶」  「免疫抑制」 ・適応 :「白血病」  「重症再生不良性貧血」  「重症免疫不全症」  「悪性リンパ腫」 ・急性期合併症 :間質性肺炎、移植片対宿主病、肝静脈閉塞症 ・晩期有害事象 :白内障、不妊 *分割照射により、総線量の増加と合併症の減少が可能 *両眼の水晶体を防護する *生殖器官の防護をする場合がある ・照射方法 :X線を用いて、アクリル板等で表面線量を確保し、体圧の補正も行う (1)Long SAD法  :リニアックを横向きにして、部屋の端に患者を寝かせるため、部屋の大きさが問題となる   厚みの違いをボーラスによって埋め、肺野や眼球部分を保護するよう遮蔽物を置く (2)ビーム移動法、寝台移動法  :機械的運動精度が問題となる 全皮膚照射  (7...

 

37 前立腺癌の根治的局所外部照射で生じうる晩期障害はどれか。
1.腎不全
2.精巣炎
3.下腿浮腫
4.脊髄麻痺
5.直腸出血

生殖器系腫瘍 / 泌尿器系腫瘍
前立腺癌 前立腺癌とは ・成因 :内分泌環境因子(男性ホルモン血中濃度)  動物性脂質摂取 診断  (69pm36、62.20) ・病期分類:95%が腺癌 ・分化度(Gleason score):予後に関係 ・進行性でない場合、病理解剖時に初めて発見される場合がある 治療  (66.84) ・手術療法 :早期がん症例では放射線治療と治療成績は同じ ・放射線治療  (72am37、71pm41、70am42、70pm44、68pm42、66.86.26、65.81、62.70、61.88)  手術療法と並んで根治療法の一つ  「3D-Conformal RT (3次元原体照射):4門以上が望まれる」  「粒子線治療」  「密封小線源治療:125-I による永久刺入法」  「HDR組織内照射」  「IMRT (強度変調放射線治療)」 ※骨転移の際には除痛効果が得られる *晩期障害:直腸出血 ・内分泌療法とホルモン療法 :遠隔転移で第一選択  手術や放射線治療の補助療法としても使用される。 「女性ホルモン(DES)」 「estramus...

 

38粒子線治療の適応となるのはどれか。
1.胃癌
2.白血病
3.悪性黒色腫
4.甲状腺眼症
5.多発性骨髄腫

 適応ではあるが、保険適応ではないのでは
 他に迷う択もないので解けなくはない

その他放射線治療の手法
全身照射法(TBI)  (72am36、70am39、69am41、66.80、63.86、61.35、60.81) ・総線量 :4~12Gy/1~6回/1~4日           ・線量率 :10cGy/分以下 ・目的 :「腫瘍組織の根絶」  「免疫抑制」 ・適応 :「白血病」  「重症再生不良性貧血」  「重症免疫不全症」  「悪性リンパ腫」 ・急性期合併症 :間質性肺炎、移植片対宿主病、肝静脈閉塞症 ・晩期有害事象 :白内障、不妊 *分割照射により、総線量の増加と合併症の減少が可能 *両眼の水晶体を防護する *生殖器官の防護をする場合がある ・照射方法 :X線を用いて、アクリル板等で表面線量を確保し、体圧の補正も行う (1)Long SAD法  :リニアックを横向きにして、部屋の端に患者を寝かせるため、部屋の大きさが問題となる   厚みの違いをボーラスによって埋め、肺野や眼球部分を保護するよう遮蔽物を置く (2)ビーム移動法、寝台移動法  :機械的運動精度が問題となる 全皮膚照射  (7...

 

39 子宮頸癌の腔内照射で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.照射は1回である。
2.A点線量を病巣線量の基準とする。
3.タンデムアプリケータを2本用いる。
4.根治的治療では外部照射と併用する。
5.B 点線量は直腸線量の評価指標とする。

小線源治療
小線源治療の利点・欠点  (63.83) ・比較的短時間に沢山の線量を照射できる ・腫瘍の中心に高線量を照射できること ・距離が離れることによって隣接した正常組織の障害を軽減できること ・術者による効果の差が大きい 小線源に用いられる核種 (72pm41、71am39、70pm36、69pm37、68am38、66.75、65.74、63.74、62.71.81、61.40) 核種 ★半減期  ★線量率 ★装置期間 ★使用法 ★平均エネルギー (MeV) 形 192Ir  74.0日 高・低  一時   組織内、表面、腔内  0.38  シード 137Cs  30.1年 低   一時  組織内、表面、腔内  0.66  針・管 60Co  5.27年 高   一時  腔内  1.25  針・管 198Au  2.69日 低   永久  組織内  0.41  グレイン 125I  59.4日 低  永久  組織内  0.027  シー...

 

40 放射線治療計画の線量分布図を別に示す。
この照射方法はどれか。
1.接線照射
2.定位照射
3.振子照射
4.4門照射
5.直交2門照射

 TPSが画像として登場したのは初
 問題としては超頻出問題の接線照射なので解けなくはない
 個人的にはせっかく画像を使うならEclipseじゃなくて、国産のRayStationとか使ってあげればいいじゃんとか思ってしまうが、まぁユーザ数の違いか
 対策ノート対応済み

X線・電子線による外部照射 / 固定照射 / 運動照射
X線による外部照射 ○X線の特徴 (72pm42、68pm39、64.80、62.78) ・ビルドアップ効果のため皮膚障害の軽減が図れる  エネルギーが高いほどビルドアップは深くなる   → 皮膚表面線量が小さくなる ・組織間の吸収の差が小さくなり、線量分布が均等になる ・深部でのPDDが大きく、深部の腫瘍に対して十分な線量を照射できる ・側方散乱が少ない ・骨や肺などの影響が少ない ・10MV以上のエネルギーでは光核反応による中性子の防護に考慮が必要 電子線照射 ○電子線の特徴  (71am37、67am39.am40、62.75) ・ある深さで急激に線量が低下するため、表面付近の腫瘍または術中照射に適す ・局所障害が少なく回復が早い ・側方散乱は多いが遮へいが容易であり、周囲の健常組織が簡単に防護できる ・照射筒を使用するため照射野は照射筒の大きさになり、表面位置での照射野となる ・スキャッタリングフォイル(散乱箔)によりビームを拡散し照射野内の線量分布の平坦化を行う ・治療可能深さ    (70pm37、65.80、...

 

41 放射線治療機器のQAプログラムで誤っているのはどれか。
1.再現性良く実行できることが重要である。
2.定期的に行うQA測定等をまとめたものである。
3.各種ガイドライン等を参考に施設ごとに作成する。
4.治療機器のメーカーによる定期メンテナンスも含める。
5.コミッショニング時に設けた基準値と比べて大きな乖離がないか確認する。

 品質管理に関する問題でニュアンスとしては近い問題はあったが、少々難問かも
 昨今の治療を取り巻く環境からこういった問題は増える可能性があるので要対策

品質管理
外部放射線治療装置の品質保証QA、品質管理QC  (72am41、65.77) ・引渡試験(受け入れ試験:アクセプタンス) :業者が実施する ★コミッショニング :ユーザーが定期的に行う品質の担保 ★QAプログラム :ガイドラインを参考に施設ごとに決める  技師、物理士、管理士等が行うことが推奨される ・リニアックの主な点検項目期間 (68am39、64.73、61.74) (1)毎日のQA  「X線、電子線出力不変性」:3%  「レーザー位置」  「アイソセンタ位置での距離計表示」  「コリメータサイズ表示」  「ドア、インターロック、照射灯など」 (2)毎月のQA  「不変性:★X線・電子線の出力・プロファイル、★バックアップモニタ線量計、電子線エネルギー、代表的な線量率における出力」  「幾何学的管理:★光/放射線照射野の一致、レーザー指示制度確認機器の指示位置とフロントポインタ指示位置の距離差」  「ガントリ/コリメータ角度・JAW位置・★寝台位置の表示値と実際の差」  「アクセサリトレイ」  「クロスヘア中心位置」  「ウ...

 

42 高エネルギー光子線に対する固体ファントム使用で正しいのはどれか。
1.深さスケーリング係数の単位は(cm-1)である。
2.フルエンススケーリング係数の単位は(cm-2)である。
3.深さスケーリング係数は入射光子線のエネルギーに依存しない。
4.深さスケーリング係数を利用して水中と等価な深さに電離箱を設置する。
5.等価な深さの水中での指示値に変換するために、電離箱指示値をフルエンススケーリング係数で除する。

 今年度初の確実な無理ゲー
  固体ファントムに関して今まであまり触れてこなかった国家試験だが、いきなりこんなこと問われても学生には荷が重い
 しかし、問41同様、昨今の放射線治療業界の事情で要対策問題でもある
 対策ノート対応済み

固体ファントム / 照射野とセットアップ方法
固体ファントム  (72am42)  固体ファントムで得られた水吸収線量 Dw(dw)  Dw(dw)=Mpl(dpl)×hQpl×ND,W×kQ ・Mpl(dpl) :固体ファントム内の水等価深での電離箱線量計指示値 ・深さスケーリング係数 Cpl  Cpl =水の測定深÷固体ファントムでの水等価深  固体ファントムの密度と元素祖型が基準媒質である水と異なることによって、ファントム内での放射線の吸収・散乱に違いが生じるため、これを補正する係数。以下算出方法  (1)密度比による方法:元素組成が違うので不適  (2)電子濃度比による方法:コンプトン効果のみを考慮しているため、不適  (3)実効線減弱係数比による方法:すべての相互作用を考慮している ・フルエンススケーリング係数(別名:電離量変換係数)hpl  固体ファントムで測定した電離量を水ファントムで測定した電離量に変化するための係数  hpl =水の基準深での電離箱線量計指示値÷固体ファントム内の水等価深での電離箱線量計指示値 照射野の定義 ○X線照射野サイズの定義  プロファイルのグラフ...

 

43 電子線を90%線量域に200 cGy照射する場合のMU値に最も近いのはどれか。
ただし、深部量百分率85.1%、出力係数0.980、モニタ校正値0.990 cGy・MU-1
とする。
1.195
2.218
3.258
4.264
5.269

 解なしの不適問題
 ただし、問の設定に問題があるだけで、MU値計算の問題は頻出である

線量測定の幾何学的用語 / モニタ線量計
線量測定に関わる幾何学的用語 ・最大深 dp :測定により得られた水中で線量が最大となる深さ ・基準深 dr : 基準となる深さで水中で線量が最大となる深さ  最大深が測定できていれば最大深=基準深で、不明な場合X線では約MV/4 cm (≦10MV) ・校正深 dc :モニタ線量校正などの測定に用いる深さ ・PDI :深さによる電離量百分率の変化 ・PDD: percentage depth dose 深部量百分率 (72pm43、68am40、65.80、62.77、61.80)  SSD (Source-Surface Distance) 一定とし、表面での照射野をA0とする  ビーム中心軸上の水中の深さdを変えながら測定した線量をD(d、A0) としたとき、D(d、A0)の最大値(もしくは基準深drでの線量) をDr(A0) としたとき以下の式で表される ・特性  距離依存性(Mayneordの法則)  → SSDが大きくなると、PDDも大きくなる ・X線のPDD :深部電離百分率曲線≒深部量百分率 ・電子線のPDD  電子線...

 

44 重粒子線治療の深さ方向の物理線量分布の変化の組合せで正しいのはどれか。
  入射直後のプラトー領域:拡大ブラックピーク(SOBP)領域
1. ほぼ一定:ほぼ一定
2. ほぼ一定:深くなるほど増加
3. ほぼ一定:深くなるほど減少
4. 深くなるほど増加:ほぼ一定
5. 深くなるほど減少:ほぼ一定

荷電粒子と物質の相互作用
相互作用の種類  (72pm72、71am78) 相互作用  相互作用の相手 電子のエネルギー 発生するもの 弾性散乱 原子(核) 不変 なし 衝突損失(電離,励起) 軌道電子 減少  特性X線,オージェ電子 放射損失  原子核 減少 制動X線 チェレンコフ効果  原子 減少  青色光 ・弾性散乱  衝突によって相手粒子の内部エネルギーを変化させない散乱 *ラザフォード散乱 :ごくまれな確率で原子核と衝突しておこす大角度の散乱 ・非弾性散乱  衝突によって相手粒子を励起状態にする場合の散乱 ・制動放射 (63.45)  荷電粒子が原子核の電場により制動を受け、そのエネルギーを光子として放出する現象 ・電子対消滅 (67am72)  陽電子と電子が対消滅し、その全静止エネルギー(1.022MeV)を180度対向に放出される2つの光子のエネルギー(0.511MeV)として放出する現象 ・チェレンコフ放射 (68pm73、63.47、60.48)  荷電粒子が...

 

医用画像情報学

45 図Aの論理回路に図Bの波形a とbをそれぞれ入力するとき、出力波形c として正しいのはどれか。

論理回路 / フーリエ変換
論理回路 ○論理回路とドモルガンの法則  (72am45、71am46、69pm45、68pm45、67am46、66.90、65.90、64.90) ・NOT:否定  ・OR:論理和  ・AND:論理積  ・XOR:排他的論理和 ・NOR:否定論理和  ・NAND:否定論理積  ・ドモルガンの法則 (70pm45、61.57、60.57)  論理和の否定は、否定の論理積に等しい      論理積の否定は、否定の論理和に等しい   ○2進法、10進法、16進法 (72pm45、70am45、69am45、68am45、67am45、66.89、65.89、64.89、63.57、61.98) ・16進法 → 10進法   10進法で0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15に対応するのが  16進法で0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,E,F  つまり10→A、11→B、12→C、13→D、14→E、15→Fとなる    16進法でABCD   → 10...

 

46 輝尽性蛍光体検出器におけるデジタルX線画像のノイズについて、撮影線量に依存するのはどれか。2つ選べ。
1.光量子ノイズ
2.電気系ノイズ
3.量子化ノイズ
4.X 線量子ノイズ
5.検出器の構造ノイズ

ノイズ特性(粒状性)
ノイズ特性(粒状性) 粒状性 (65.89、60.89)  低コントラスト分解能(低周波領域)に影響を及ぼす  粒状性悪:低コントラスト分解能悪 ・DR系のノイズ (72am46、61.89) 「X線量子モトル(量子ノイズ)」 :最も大きな影響で入射X線量に依存する 「光量子ノイズ(CR)」 :入射X線量に依存する 「システムノイズ」 :構造モトルや電気系ノイズ   → 固定ノイズ 「量子化ノイズ」 ・DR系のノイズへの影響因子 「サンプリングアパーチャのMTF」 「サンプリング間隔」 「画像処理のMTF」 「画像表示のMTF」 ウィナースペクトル(WS):NPS (72am94、71am95、64.91、63.90、62.89、61.91)  面積の次元を持ち、ノイズ量を空間周波数ごとに示す  自己相関関数(濃度変動)をフーリエ変換する方法と、波形を直接フーリエ変換する方法がある  $$ウィナースペクトルWS(u,v)=\frac { ⊿x×⊿y }{ N×M } ×{ |F(u,v)| }^{ 2 }$$  F(u...

 

47 図に示す余弦関数をFourier(フーリエ)変換した結果で正しいのはどれか。2つ
選べ。

論理回路 / フーリエ変換
論理回路 ○論理回路とドモルガンの法則  (72am45、71am46、69pm45、68pm45、67am46、66.90、65.90、64.90) ・NOT:否定  ・OR:論理和  ・AND:論理積  ・XOR:排他的論理和 ・NOR:否定論理和  ・NAND:否定論理積  ・ドモルガンの法則 (70pm45、61.57、60.57)  論理和の否定は、否定の論理積に等しい      論理積の否定は、否定の論理和に等しい   ○2進法、10進法、16進法 (72pm45、70am45、69am45、68am45、67am45、66.89、65.89、64.89、63.57、61.98) ・16進法 → 10進法   10進法で0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15に対応するのが  16進法で0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,E,F  つまり10→A、11→B、12→C、13→D、14→E、15→Fとなる    16進法でABCD   → 10...

 

48 RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)について正しいのはどれか。
1.データアクセスの高速化を図るものである。
2.ランダムアクセス機能をもつ補助記憶装置である。
3.ハードディスクのデータを光磁気ディスクに記録する際のデータ転送方式である。
4.ディスクキャッシュの技術を利用して、ハードディスクの信頼性を向上させるものである。
5.複数のハードディスクを組合せて、仮想的に全体を1つのディスク装置として実現するものである。

 本年度2発目の無理ゲー問題
 知ってれば知ってるし、知らなければ知らない
 放射線技師として知らなくてもいいし、知っててもどうでもいい
 一応対策ノート対応済み

デジタル情報の通信、管理
電子カルテ(EMR)  (65.97) ・医用画像の電子保存  (70am49、69am49、68am48、67pm47、66.96、65.97、64.96.97、62.98、61.96) 1,真正性 :作成された記録に対し、書き換え・消去などが防止されていること  記録作成の責任の所在が明確なこと 2,見読性 :記録がただちにはっきり読めること 3,保存性 :記録された情報が、法令などで定められた期間にわたって、真正性と見読性を保つこと *医用画像は永久保存の義務がある ・情報セキュリティの三大要素  (71am49) 1,完全性 2,機密性 3,可用性 ・対策方法 :「生体認証」  「アクセスログの定期監視」 ・ICD-10 :疾病および関連保健問題の国際統計分類の規格 ・オーダリングシステム :発生源入力  コストは電子カルテより安いが、電子化のメリットが少ない 病院情報システム  (68pm49、66.98、61.97)                          ・DICOM  (72am49...

 

49 DICOMで定義されていないのはどれか。
1.コネクタソン
2.サービスクラス
3.SOP(Service Object Pair)
4.SCP(Service Class Provider)
5.コンフォーマンスステートメント

 DICOMに関しては頻出だが、今年の問題は難しい
 が、DICOMやHIS,RISに関する医療情報系に関しては知っておいた方がいいと管理人は思うので対策ノート対応済み

デジタル情報の通信、管理
電子カルテ(EMR)  (65.97) ・医用画像の電子保存  (70am49、69am49、68am48、67pm47、66.96、65.97、64.96.97、62.98、61.96) 1,真正性 :作成された記録に対し、書き換え・消去などが防止されていること  記録作成の責任の所在が明確なこと 2,見読性 :記録がただちにはっきり読めること 3,保存性 :記録された情報が、法令などで定められた期間にわたって、真正性と見読性を保つこと *医用画像は永久保存の義務がある ・情報セキュリティの三大要素  (71am49) 1,完全性 2,機密性 3,可用性 ・対策方法 :「生体認証」  「アクセスログの定期監視」 ・ICD-10 :疾病および関連保健問題の国際統計分類の規格 ・オーダリングシステム :発生源入力  コストは電子カルテより安いが、電子化のメリットが少ない 病院情報システム  (68pm49、66.98、61.97)                          ・DICOM  (72am49...

 

以上、第72回診療放射線技師国家試験 午前 1/2

 難問無理ゲー不適切問題
午前1/28問3問2問
午前2/23問
4問
2問
午後1/2 10問0問  1問
午後2/2 3問 2問 0問
 24問 9問5問 

*当サイト調べ

第72回診療放射線技師国家試験の目標点数は
160点前後
それ以上は取れなくて良い!

続きはこちら↓

第72回診療放射線技師国家試験 午前 1/2

第72回診療放射線技師国家試験 午前 1/2
 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております  正答と発表されたものを黄色マーカーしてあります  各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります  当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください 放射化学 1 ペーパークロマトグラフィに関係がないのはどれか。 1.Rf 値 2.原点 3.カラム 4.スポット 5.展開溶媒 2 核種について誤っているのはどれか。 1.68Gaは安定同位体である。 2.14Cと14N は同重体である。 3.123Iは放射性同位体である。 4.99mTc と99Tc は核異性体である。 5.133I と135Cs は同中性子体である。  14C、14N、68Ga、99mTc、99Tc、123I、133I、135Cs  全て既出 3 壊変図について正しいのはどれか。 1.縦に質量数を表す。 2.横にエネルギー準位を表す。 3.γ 壊変は右下方の矢印で表す。 4.β安壊変は左下方の矢印で表す。 5.分岐壊変を表すこと...

第72回診療放射線技師国家試験 午前 2/2

第72回診療放射線技師国家試験 午前 2/2
 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております  正答と発表されたものを黄色マーカーしてあります  各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります  当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください 基礎医学大要 50 性ホルモンが腫瘍の増殖に関わるのはどれか。2つ選べ。 1.腟癌 2.陰茎癌 3.尿道癌 4.子宮体癌 5.前立腺癌 51 永久塞栓物質はどれか。 1.金属コイル 2.自家凝血塊 3.油性造影剤 4.ゼラチンスポンジ 5.高濃度ヨード造影剤 52 副腎が産生するホルモンはどれか。 1.アンジオテンシン 2.インスリン 3.グルカゴン 4.ノルアドレナリン 5.レニン 53 診療放射線技師の業務として正しいのはどれか。 1.造影CT において静脈路を確保した。 2.造影CT において静脈路と造影剤注入装置を接続した。 3.造影CT開始前に静脈路が閉塞していたので生理食塩液を注入し開通させ た。 4.下部消化管...

第72回診療放射線技師国家試験 午後 1/2

第72回診療放射線技師国家試験 午後 1/2
 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております  正答と発表されたものを黄色マーカーしてあります  各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります  当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください 放射化学 1 放射性核種の分離に関する組合せで正しいのはどれか。 1.電気泳動法:イオン化傾向 2.昇華・蒸留法:担体 3.電気化学的置換法:外部電源 4.ラジオコロイド法:粒子 5.カラムクロマトグラフィ:有機相 2 放射化学的純度の検定で使われるのはどれか。2つ選べ。 1.電気泳動法 2.イオン交換法 3.放射化分析法 4.γ 線スペクトロメトリ 5.高速液体クロマトグラフィ 3 原子炉を利用する分析法はどれか。 1.PIXE 法 2.蛍光X 線分析法 3.光量子放射化分析法 4.中性子放射化分析法 5.オートラジオグラフィ 4 半減期10 分の核種を加速器で製造することとした。 10分間照射した生成放射能(A1)に対する20分間照射し...

第72回診療放射線技師国家試験 午後 2/2

第72回診療放射線技師国家試験 午後 2/2
 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております  正答と発表されたものを黄色マーカーしてあります  各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります  当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください 基礎医学大要 50 腎臓の解剖について正しいのはどれか。 1.腹腔内臓器である。 2.皮質は主に集合管からなる。 3.髄質は主に糸球体からなる。 4.髄質は皮質の外側に位置する。 5.右側は左側よりも低位であることが多い。 51 卵円孔を走行するのはどれか。 1.眼神経 2.下顎神経 3.滑車神経 4.上顎神経 5.動眼神経 52 線条体を構成するのはどれか。2つ選べ。 1.視床 2.被殻 3.尾状核 4. 桃体 5.視床下部 53 眼球運動に関係するのはどれか。 1.眼輪筋 2.外側広筋 3.内側広筋 4.下斜筋 5.上頭斜筋 54 Basedow(バセドウ)病において正しいのはどれか。 1.GRH が...

 

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