第71回診療放射線技師国家試験 午前 1/2

 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております
 正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます
 各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります
 当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください

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放射化学

1 元素記号と元素名の組合せで正しいのはどれか。
1.Ce :セシウム
2.La :ランタン
3.Pd :鉛
4.Pu :プロメチウム
5.Ra :ラドン

正答

壊変系列と元素表
ウラン系列 (63.43、62.44) アクチニウム系列 トリウム系列 元素表 (75am1、74am1、71am1、64.1、63.1) ・族:縦方向の集まりで、以下にあげる者はその元素の特性が似ている 1族(Hを除く):アルカリ金属 2族:アルカリ土類金属 17族:ハロゲン 18族:希ガス

 

2 天然放射性核種はどれか。
1.19F
2.31P
3.40K
4.59Co
5.99mTc

正答

主なRIとその特徴
主なRIとその特徴 (74pm1、73am2、69pm1、67pm1、66.1、66.2、65.3、60.1) 核種 壊変 方式 エネルギー(MeV) α・β線 γ線 半減期 その他 3H★ β- 0.02   12年 β線のみ放出/天然RI/ 7Be EC   0.5 53日 中性子線源/天然RI 11C★ β+   0.511 20分 14N(p,α)11C 14C★ β- 0.15   5.7×103年 β線のみ放出/天然RI 13N★ β+   0.511 10分 16O(p,α)13N 15O★ β+   0.511 2分 14N(d,n)15O 18F★ β+   0.511 110分 20Ne(d,α)18F 18O(p,n)18F 32P★ β- 1.7   14日 β線のみ放出 40K★ β- 1.3   1.2×109年 天然RI/12億年 55Fe EC   X線 3年 特性X線のみ放出/硫黄分析器 /蛍光X線分析装置 60Co β- 0.3 1 5年 密度計 63Ni β- 0.06   100年 β線のみ放出/ガスクロ 67Ga EC   0.09 3日   ...

 

3 核反応における原子番号の変化と質量数の変化との組合せで正しいのはどれか。
 核反応:原子番号の変化:質量数の変化
1.(n,p) :-1:0
2.(γ,n) :0:+1
3.(n,γ):0 :+1
4.(p,n) :0:-1
5.(d,n):+1:0 

正答

原子と原子核
原子と原子核の大きさ (76am70、74pm70、69pm70、67am70、66.43) ・原子の直径:10-10m ・原子核の半径R:10-15~10-14m  R=r0×(質量数)1/3   r0:1.2~1.4×10-15 ・原子核の体積 = (4π/3)R3 = 質量数×(4π/3) r03 ・原子番号が大きくなるにつれて、中性子が過剰の状態で原子核は安定する ・同位体 :同一原子番号で,中性子数が異なる核種の関係 ・安定同位体 :放射性壊変を起こさない同位体 ・放射性同位体 :放射性壊変を起こす同位体 ・同重体 :質量数が互いに等しい関係 ・核異性体 :原子核が一時的に励起した状態を保っている状態 ・同素体 :同一元素の単体で,原子の配列(結晶構造)や結合様式の関係が異なるもの 原子核モデル (69pm70) ・液滴模型 量子数 (76pm70、65.42、64.42、63.42、62.42、60.41) 主量子数(n) 方位量子数 磁気量子数 スピン 配置可能電子数 1(K殻) 0 0(s) ×2 2 2(L殻) 0 0(s) ×2 8 0、1 1(p)=-1、0、1 ...

 

4 クロマトグラフィで正しいのはどれか。
1.薄層クロマトグラフィはカラムを用いる。
2.ガスクロマトグラフィはカラムに固定相を充塡する。
3.ペーパークロマトグラフィは吸着剤にアルミナを用いる。
4.イオン交換クロマトグラフィは固定相にシリカゲルを用いる。
5.ペーパークロマトグラフィは薄層クロマトグラフィよりも展開が迅速である。

正答

RIの分離とその保存
共沈法  (76am2、74am3、68am3、67am3、66.4、65.6、64.5、63.4) ・同位体担体:必要なRIの安定同位体の担体 ・非同位体担体:不必要なRIの安定同位体の担体 ・スカベンジャー:不必要なRIを沈殿させるための担体 ・保持担体:必要なRIを溶液に留めるための担体 ・捕集剤:必要なRIを沈殿させるための担体 ・溶解度積  共沈法では溶解度積の小さい反応が選ばれる  溶解度積   =「溶解した塩の濃度」×「溶解しなかった塩の濃度」 ・共沈法の実例 溶液中のRI 捕集剤 保持担体 沈殿物 140Laと140Ba Fe3+ Ba2+ 140La 90Yと90Sr Fe3+ Sr2+ 90Y 32Sと32P Fe3+ SO42- 32P *沈殿物は分離後、溶媒抽出することで無担体にできる 溶媒抽出法 (76pm2、72am4、65.7、64.4、61.4)  分離が(イオン交換等より)早く、トレーサ量からマクロ量まで対応が可能 ・分配比  水相を基準として有機相に何倍多く抽出されるかを表す  分配比D=Co/Cw  Co:有機相のRI濃度   Cw:水相のRI濃度...

診療画像機器学

5 X 線源装置の総ろ過を増したときの変化で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.半価層は薄くなる。
2.線質指標は低くなる。
3.X 線量は少なくなる。
4.実効エネルギーは低くなる。
5.被写体コントラストは低くなる。

正答

少し捻ってある問題
総ろ過が何かをわかっていないと難しいが、逆に知っていれば考えればわかる
少し難問かも

X線源装置 ― X線管装置
X線発生装置  ├― X線源装置 |  └―― X線管装置 + 照射野限定器 | ├― X線用高電圧ケーブル | └― X線高電圧装置    └―― 高電圧発生装置 + X線制御装置 X線源装置 X線管の構造 ・固定陽極X線管  陽極が固定された構造  →  熱容量が小さい  歯科用・携帯形などの小容量X線装置に使用され、焦点外X線の発生が少ない ・回転陽極X線管 (73pm6)  陽極が回転する構造  → 熱容量が大きい ①ガラスバルブ :真空の維持、高電圧の絶縁と耐高温性材質  → 硼珪酸硬質ガラス ②陰極(フィラメント、集束電極) :加熱電流で高温にして熱電子を発生、熱電子を細いビームに絞る ③ターゲット :傘形で焦点面の材質はタングステン  →  高原子番号、高融点3450℃ ④陽極回転子(ロータ) :誘導電動機の原理でターゲットを高速回転させる ・格子制御系X線管  グリッド電極により高電圧型でX線を開閉できる  コンデンサ式X線装置と組み合わせて使用  管電流を制御する格子電極をもつ *暗電流(67pm5) :格子電極をすり抜けた熱電子ビームのこと 実焦点と実効焦点  (7...

 

6 シングルヘリカルCTについて正しいのはどれか。
1.コーン角を考慮した再構成法が必要である。
2.オーバースキャニングによって被ばくが増加しやすい。
3.360 度補間法は180 度補間法よりも実効スライス厚を薄くできる。
4.ピッチ係数(ピッチファクタ)が大きいほどアーチファクトは出やすい。
5.エリアシングの影響は画像再構成間隔をスライス厚よりも大きくすることで抑制できる。

正答

 なぜシングルヘリカルなのか
 時代錯誤すぎるのではないか
 コンベとヘリカルの違いならまだ分かるが

X線CT装置の構成
X線CT装置の構成 ・高電圧発生装置  インバータ方式で、使用される管電圧は80~140kV程度  以下のような性能が必要とされる ① 管電圧はリプルが十分に小さく、   安定性、再現性が良好である ② 管電圧波形の立上り、立下り時間が十分に短いこと ③ 管電流の安定性、再現性が良好であること ④ 管電流の立上り、立下り時間が十分に短いこと ⑤ 大出力X線の発生に対応可能であること ・X線管(陽極:回転陽極) (1)陽極熱容量 :大熱容量のX線管が必要で、近年では6.5~7.5MHUのものも開発されている (2)冷却率 :X線管を冷却用のオイルに浸し、そのオイルを循環または二次冷却している (3)安定性    (4)耐遠心力性    (5)小型軽量化 ・補償フィルタ(ボウタイフィルタ)  ≒ ウェッジフィルタ  コリメータとX線管の前についており、中央部が薄く、周囲が厚い  低エネルギーX線の吸収とビーム強度の報償を目的とする ・検出器  (60.16)  シンチレータ+フォトダイオードが一般的   (1)X線検出効率  (2)エネルギー特性  (3)安定性  (4)ダイナミックレンジ...

 

7 散乱線除去グリッドの物理的性能でイメージ改善係数を表す式はどれか。
ただし、1次放射線透過率をTp、散乱放射線透過率をTs、全放射線透過率をTtとする。
1.1/Tt
2.Tp/Ts
3.Tp/Tt
4.Tp2/Tt
5.Ts2/Tt

正答

 この辺は頻出かつ単純なので丸暗記が無難か

散乱X線除去用グリッド
散乱X線除去用グリッド ・定義  (69am84)  X線受像面に入射する散乱X線の量を減少させることにより、X線像のコントラストを改善する  受像面の前に置く ・散乱X線の性質  散乱X線含有率は照射野の大きさと被写体の厚さに依存する  高管電圧ほど高グリッドが必要 ・構造  (65.16)   薄い鉛箔とX線吸収の少ない中間物質(アルミ)の薄い板を交互に配置  散乱線除去用グリッドの中間物質はX線吸収の少ないものを使う  → アルミニウム、紙、木、合成樹脂  ・種類 1、直線グリッド :箔を長手方向に平行になるように構成   2、平行グリッド :箔の延長が互いに平行で入射面に垂直  →  集束距離は無限大    集束型よりもカットオフが多い 3、集束グリッド :箔の面の延長が1つの直線に集束 4、クロスグリッド :2枚の直線グリッドをそれらの箔の方向がある角度を持つように一体形成したもの 5、運動グリッド :ブッキーブレンデともいう ※病室撮影ではグリッドに対してX線が斜入する可能性が高いため  低格子比のグリッドがよい ・幾何学的性能 (75pm5、73pm8、72am11、68...

 

8 医用画像表示用モニタの品質管理で用いられるTG 18 – QCパターンを図に示す。
クロストーク要素はどれか。

1.ア
2.イ
3.ウ
4.エ
5.オ

正答

 無理ゲー
 今まで類似問題は出ていたので、予測はできたかもしれないが
 しかし、今後も類似問題は出ると思うので今後は要対策
 対策ノート対応済み

デジタル装置の機能 / CAD
コンピュータの基本構成  (74am47、70am46、69am46、65.92、64.91、63.91) ・入力:マウス     キーボード ・出力:LCD(液晶モニター)     プリンタ     ディスプレイ ・記憶 :ROM     補助記憶装置(HDD、DVD、SSD)     RAM     USBメモリ ・演算:CPU ・制御:CPU *ASCIIコード :コンピュータは二進数しか扱えないため、  文字データを二進数として処理するために割り当ててあるコード 液晶モニタ、CRTモニタ  (63.98)   残像 視野角 消費電力 動画特性 液晶モニタ 多い 狭い 小さい 劣る CRTモニタ 少ない  広い 大きい 優れる 医用モニタの品質管理  受入試験と不変性試験(JIS T 62563 1) (75pm49、74am46、73am49,72pm49、71am8、69pm49、68am49、67pm48、66.97、64.98) ・JESRA :医用画像表示モニタの品質管理に関するガイドライン 方法 ★分類 ★テストパターン/測定器 仕様 解像度[受のみ]    ★目視で...

 

9 三相12 ピーク整流装置で、撮影管電圧100 kV、管電流1,000 mAのときの電力[kW]に最も近いのはどれか。
1. 0.1
2. 9.5
3. 10
4. 95
5.100

正答

10 インバータ式X線高電圧装置で誤っているのはどれか。
1.インバータ周波数が高いほど電力変換効率は低い。
2.電源インピーダンスが高いほど装置の定格出力は小さい。
3.高電圧ケーブルが長いほど管電圧のリプル百分率は小さい。
4.インバータ周波数が高いほど管電圧のリプル百分率は小さい。
5.インバータ周波数が高いほど高周波高電圧変圧器の損失は小さい。

正答

X線高電圧装置 - 変圧器 / 二、三相式 / コンデンサ式
X線発生装置  ├― X線源装置 |  └―― X線管装置 + 照射野限定器 | ├― X線用高電圧ケーブル | └― X線高電圧装置    └―― 高電圧発生装置 + X線制御装置 X線高電圧装置 高電圧変圧器  (70pm5、65.12)  管電圧はピーク値、管電流は平均値を示すため換算して扱う   n2/n1 = a = V2/V1 =I1/I2   n1:コイルの一次側巻数     n2:コイルの二次側巻数     a:巻数比   V1:一次側の電圧(実効値で表示)   V2:二次側の管電圧(最大値で表示)   I1:一次側の電流(実効値で表示)   I2:二次側の管電流(平均値で表示) ・ピーク時、実効値、平均値の関係  → 管電圧波形(X線高電圧装置による)で変わる (1)インバータ式、定電圧形、三相12ピーク型   実効値≒ピーク値    かつ 実効値≒平均値 (2)三相6ピーク形   実効値=最大値×0.956    かつ 実効値≒平均値    かつ 最大値=平均値×π/3 (3)単相2ピーク形   実効値=最大値×1/√2    かつ 実効値=平均値×π/2√2 (4...

 

11 CTの線量指標として正しいのはどれか。2つ選べ。
1.CTDI
2.DLP
3.DRL
4.EI
5.ESD

正答

 近年はDRLsに結構力を入れている感じがするのでこの辺は大事

アーチファクト / CTの性能評価
アーチファクト  (76pm90、70pm10、69pm10) 被写体に起因するもの  (75pm14、73am5、67am10) ・(1) ビームハードニングアーチファクト  カッピングアーチファクトやダークバンドアーチファクトとなる  カッピング:中心のCT値が低下  キャッピング:中心のCT値が増加  ダークバンド:バンド状にCT値が低下 :ダークバンドアーチファクト(76pm90) *対策:スライス厚を薄くする    MSCTではシングルスライスに比べ減少 ・メタルアーチファクト  造影剤も高濃度の場合アーチファクトとなる場合がある  低管電圧で顕著となる ・モーションアーチファクト ・エッジグラディエント効果 CT装置・撮影条件に起因するもの  (69am5) ・パーシャルボリューム(部分体積)効果  (73pm13、70am88、69am87、67pm88)  スライス厚の中に複数のCT値が存在した場合、その割合によってCT値が変化すること  微細物質の描出や、組織境界においてCT値が不正確になる  対策はスライス厚を薄くする   MSCTではシングルスライスに比べ減少する...

 

12 CRで正しいのはどれか。2つ選べ。
1.輝尽蛍光は電気信号に変換される。
2.フェーディング現象は画質に影響しない。
3.輝尽性蛍光プレートの潜像を青紫色レーザーで読み取る。
4.読み取りのレーザービーム径は画素サイズに影響しない。
5.読み取りを終えた輝尽性蛍光プレートに白色光を与えて情報を消去する。

正答

X線画像装置
CR装置 (75pm12、74am8、72am7、71am12、67am8、66.14、64.16、61.92) ・CR装置の動作  IPをレーザービームで走査することで画像情報を蛍光として取り出し、蛍光を光電子増倍管で電気信号に変換しAD変換して画像処理を行う  リアルタイムでの観察はできない  撮影後のIPは自色光を当てて画像を消去できる  撮影時は遮光と保護のため専用カセッテに収納して使用  両面集光方式では発光の検出効率が向上する ・CR装置の読取り装置構成部品 (73pm10、65.14、62.19) ・イメージングプレート (73am8) ・輝尽性蛍光体(BaFX:Eu2+、X:Cl、Br、I):バリウムフルオロハライド化合物  X線の照射によりエネルギーを蓄積した物質が,その後の可視光・赤色光(He –Neレーザ:633nm)の照射(輝尽励起光)により,波長が短く(400nm)放射線量に比例した光量で発光する蛍光体 ・二次励起光を照射すると青紫色に発光する ・消去光(白色光)によってくり返し使用可能 ・有効発光時間:2~3µs FPD装置  (76pm9、62.20、61...

 

13 歯科用パノラマ断層撮影装置について正しいのはどれか。
1.撮影時間は2秒程度である。
2.ヘリカル方式が使用されている。
3.撮影管電圧は120 kVの管電圧を使用する。
4.撮影可能範囲は最大5cm× 5cm 程度である。
5.X 線管焦点皮膚間距離は15 cm以上必要である。

正答

 パノラマ装置で詳しく聞かれたのは珍しいかも
 しかし、過去問的にも解けなくはない問題

X線特殊撮影装置:乳房撮影用 / 集団検診用 / 歯科用 / 可搬形 / 断層撮影
乳房撮影用X線管  (76pm7.73、75am83pm91、74pm10、71am14、70am6.am72、67am9、67pm8、66.18、65.10、64.18、62.15.pm70、61.14、60.15) 1、軟部組織の撮影のために必要な軟X線を発生させる低管電圧用X線管(30kV)を用いる 2、X線放射口(窓) :発生X線を低減するためにベリリウムを使用 3、ターゲット(焦点部分) :主にMoを用いる  特性X線を利用のためMoフィルタと組み合わせる 4、付加フィルタ :乳房の大きさや乳腺の状態に合わせて以下のような組み合わせを用いる ターゲット Mo Rh W Kα 17.4 20.2 59 Kβ 19.6  22.7 67 K吸収端 20.0 23.2    *W:最近利用され始めた ・付加フィルタの組み合わせ 「Rh陽極+Rhフィルタ」「W陽極+Rhフィルタ」 「Mo陽極+Moフィルタ」「Mo陽極+Rhフィルタ」  *乳腺含有率の高い場合、乳房圧の厚い場合:Rhフィルタを使用する 5、電極間距離 :管電圧が低いため以下のことが起こる  エミッション特性が悪く、小焦...

 

14 乳房用X 線装置で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.胸壁側に陰極が配置されている。
2.X 線管焦点検出器間距離は50 cm以下である。
3.X 線管の大焦点の大きさは0.1 mm以下である。
4.X 線管の放射口にはベリリウムが用いられている。
5.モリブデンフィルタの厚さは0.5 mm以上である。

正答

X線特殊撮影装置:乳房撮影用 / 集団検診用 / 歯科用 / 可搬形 / 断層撮影
乳房撮影用X線管  (76pm7.73、75am83pm91、74pm10、71am14、70am6.am72、67am9、67pm8、66.18、65.10、64.18、62.15.pm70、61.14、60.15) 1、軟部組織の撮影のために必要な軟X線を発生させる低管電圧用X線管(30kV)を用いる 2、X線放射口(窓) :発生X線を低減するためにベリリウムを使用 3、ターゲット(焦点部分) :主にMoを用いる  特性X線を利用のためMoフィルタと組み合わせる 4、付加フィルタ :乳房の大きさや乳腺の状態に合わせて以下のような組み合わせを用いる ターゲット Mo Rh W Kα 17.4 20.2 59 Kβ 19.6  22.7 67 K吸収端 20.0 23.2    *W:最近利用され始めた ・付加フィルタの組み合わせ 「Rh陽極+Rhフィルタ」「W陽極+Rhフィルタ」 「Mo陽極+Moフィルタ」「Mo陽極+Rhフィルタ」  *乳腺含有率の高い場合、乳房圧の厚い場合:Rhフィルタを使用する 5、電極間距離 :管電圧が低いため以下のことが起こる  エミッション特性が悪く、小焦...

 

診療画像検査学

15 MRIの高速SE法において撮影時間が短縮するのはどれか。
1.エコー時間の延長
2.視野サイズの拡大
3.繰り返し時間の延長
4.再収束パルス数の増加
5.位相エンコード数の増加

正答

 式を丸暗記でいきましょう

撮像時間短縮方法 / 脂肪抑制方法
撮像時間を短くする手法  (76pm16、71am15、70am15、69pm15、67am15、66.30) ・撮像時間  撮像時間=TR×N×撮像加算回数÷ETL  TR:繰り返し時間  ETL:エコーの数(Echo train length)     → SE法のときのみ  N:位相エンコード数  撮像加算回数:信号雑音比を上げるため同信号を取り出す回数 *GRE法ではTRの短縮、高速SE法ではETLに応じて撮像時間を短縮する *TR,ETLを変更すると、画像コントラストが変わってしまう *位相エンコード数を減らすと空間分解能を劣化させるか位相エンコード方向撮像視野を限定する必要がある ・高速シーケンス 1.高速スピンエコー  (74pm21、72am15、67pm16)  撮像時間が短く、T2強調画像を得るための方法として主流  磁化率効果が減少する  脂肪信号が上昇する  脳実質のコントラストが低下する  眼球の硝子体は高信号になる 2.EPI  一回のくり返し時間で必要とするk空間の位相エンコードラインの情報をすべてとっている  読取の傾斜磁場をジグザグにして、位相エンコー...

 

16 脳のTOF(time-of-flight)MRAで脳実質の信号を抑制するのに併用されるのはどれか。
1.IR(inversion recovery)パルス
2.DE(driven equilibrium)パルス
3.MT(magnetization transfer)パルス
4.MPG(motion probing gradient)パルス
5.CHESS(chemical shift selective)パルス

正答

MTパルスに関する問題は初出題かと
対策ノート対応済

MRA
*基本的に閉塞部、狭窄部はより低信号(flow gap)、磁化率効果で低信号となる (71pm10、70am17pm16、68am16、62.37、60.34) タイムオブフライト(TOF:time of flight)法   GRE法を用いて流入(インフロー)効果を利用する  TRごとにαパルスを与えると、新しくその部分に入る血液は、縦磁化はずっと回復した状態と同じとみなせ、これを短いTRにて画像にすると血管だけを強調できる  得られた画像は,MIP処理され三次元的に観察される ・利点 「静磁場への均一性への依存度が低い」 「傾斜磁場の直線性への依存度が低い」 「画像再構成時間が短い」 「PC法よりもS/N比が高い」 ・欠点 「T1が短い組織を高信号に描出」 「断面(FOV)に平行な流れは描出困難」 「過流と乱流によって血管内の信号は低下する(特に冠状断ではインフロー効果が得にくい)」 ・2D-TOF法 : 薄いスライス厚で撮像し,静脈などの比較的遅い血流の信号も描出できる  スライス面に対し垂直に流入する血流ほど高信号となり,平行に走る血管は低信号となる  動脈のみ描出する場合、静...

 

17 MRI においてSAR の増大に関係するのはどれか。
1.エコー時間
2.視野サイズ
3.スライス数
4.スライス選択傾斜磁場
5.位相エンコード傾斜磁場

正答

こちらも式丸暗記でいきましょう

安全管理
1、臨床用MRIが人体に及ぼす作用 マグネットの力学的作用  (71am91pm19、65.35) ・禁忌 :「人工内耳」「ペースメーカ」  「強磁性体」「脳動脈クリップの一部」  「1970年以前の人工心臓弁」 高周波による加温  (75pm24、74am63、73pm21、71am17pm19、70pm12、69am15、66.25、65.21、65.31.pm55)  RFによって人体に生じた渦電流のジュール熱で、SAR(質量あたりの熱吸収比:W/kg)で評価する ・SAR  SAR∝(電気伝導度)×(半球)2×(静磁場強度)2×(フリップ角度)2×(RFパルス数)×(スライス枚数)  SARの低減方法  :「低磁場」   「TRを大きくする」    「ETLを少なくする(高速SEのとき)」 ・QD型送信コイル :約1/2倍のSARで、√2倍のSNRとなる ・火傷の危険性 :リード線などの導電金属がループを作ると火傷する場合あり、同様に患者が手や足を組んで電流  ループができないようにする  入れ墨,金属を含む湿布なども注意する 変動磁場による刺激と騒音(末梢神経,心臓) (74...

 

18 脳出血のMR像でT1強調像とT2強調像の両方で高信号となるのはどれか。
1.ヘモジデリン
2.オキシヘモグロビン
3.デオキシヘモグロビン
4.赤血球内メトヘモグロビン
5.赤血球外メトヘモグロビン

正答

無理ゲー
一応中の人は磁気共鳴専門技術者なのでノートも対応済み
しかし、下記リンクの表を覚えるくらいならもっと他の頻出問題の暗記をした方が良い

各部位のMRI検査
MRIの単純CTとの比較 ・空間分解能は劣る         ・骨のアーチファクトのない画像が得られる ・任意の断層面を撮像できる      ・軟部組織のコントラスト分解能が優れる ・血管の検出能が優れる        ・石灰化やガス体の検出能が低い MRIの診断能がCTより優れる観察部位  (65.29、64.30、61.35、60.36.42)  脳脊髄(アルツハイマー病、急性期脳梗塞)、靭帯、椎間板、半月板、骨盤内臓器(子宮頚癌、前立腺癌など) 頭頚部のMRI検査  (71pm21、68am22) ・診断 :「脳腫瘍」「血管障害」「てんかん」  「アルツハイマー病」「多発性硬化症」  「低酸素脳症などの脱髄性疾患」 ・顔面(眼窩・顎関節など)は表面コイル、頸部は頭部専用コイルを使う ・脳腫瘍はT2強調画像で高信号となる ・超急性期脳梗塞は拡散強調で良く描出できる ・下垂体後葉はT1で高信号になる ・脳での信号強度の違い (72am15、71pm21、69am16、69pm18、65.42、64.43)   T1強調像  T2強調像  (X線CT) 信号強度:強 (脂肪) 脳脊髄液...

 

19 MRI のトランケーションアーチファクトで正しいのはどれか。
1.スライス間隔が狭い場合に発生しやすい。
2.収集マトリックスを大きくすると軽減する。
3.静磁場の局所不均一性による位相エラーで発生する。
4.同じボクセル内に水と脂肪が同量存在する場合に大きくなる。
5.撮影領域の範囲外にあるものが画像領域に入り込むことによって生じる。

正答

折り返しアーチファクトともいう

アーチファクト
折り返しによるアーチファクト  (64.33、62.36) ・被写体がFOVよりも大きい時に発生、FOVより外の組織が位相エンコード方向に折り返してしまう ・対策 :「位相エンコード数を増やす」  「FOV外側への飽和パルス(プリサチュレーションパルス)の印加」  「FOVを広げる」  「SENSEアルゴリズム(パラレルイメージング)法」  「オーバサンプリング」  「表面コイルの使用」 モーションアーチファクト・ゴーストアーチファクト (75pm22、74am21、71pm23、67am18、67pm18、65.33) ・原因 :患者の体動(眼球や嚥下運動)、呼吸運動、血管・脳脊髄液・心臓の拍動、腸管運動 ・位相エンコード方向に等間隔で見られる ・対策 :「呼吸同期法」「心拍同期法」  「流れ補正用の傾斜磁場を追加する(リフェーズ用の傾斜磁場)」  「飽和パルス(プリサチュレーションパルス)の印加」  「位相エンコード方向を変える」  「信号加算数を増加する」  「撮像時間の短縮」 データ打切によるアーチファクト(トランケーションアーチファクト) (71am19、69am18、64....

 

20 女性骨盤MRI のT2強調矢状断像を示す。
 正しい組合せはどれか。

1.ア:第5腰椎
2.イ:小腸
3.ウ:肛門
4.エ:子宮頸部
5.オ:大陰唇

正答

頻出だが、もう少し綺麗に撮像した画像を使えばいいのにと思う

泌尿器・生殖器系 正常解剖 / 臨床病理
泌尿器・生殖器系 正常解剖 腎臓 ・腎臓の構成 (76pm61、73pm16、72pm50、66.2)  皮質+髄質(腎錐体)+小腎杯+大腎杯+腎盤(腎盂)+(尿管へ)  ・皮質 :腎小体(ボーマン嚢+糸球体)+近位尿細管 ・髄質 :ヘレンループ+遠位尿細管+集合管 ・ネフロン :腎小体と尿細管で構成  腎臓の構造上・機能上の単位 ・機能(64.10) :「血圧・体液量・塩酸基平衡の調整」  「老廃物排出」  ・位置:右が下、左が上 ・重さ:130g×2 ・尿の生成 (67am55、68pm55、62.16、60.10)  腎動脈  :腎静脈の後方に位置する    ↓ 腎血流量:1200ml/min   ↓   腎小体(糸球体からボーマン嚢へ)  :血液をろ過し原尿にする   ↓(血液から血球や高分子蛋白を除いたもの)   ↓ 原尿:100~150ml/min   ↓    150L/day   ↓                  近位尿細管(毛細血管へ)  :ブドウ糖(100%)と水分・無機塩類の大部分の再吸収   ↓ (能動輸送)   ↓              ヘレンループ(...

 

21 心臓シネMRIの四腔像を示す。
正しい組合せはどれか。

1.ア:僧帽弁
2.イ:側壁
3.ウ:心尖部
4.エ:右心耳
5.オ:肺動脈弁

正答

 近年出題が増加中の心臓MRI
 装置の進化で撮像適応が増えているので、今後も要対策か
 解剖に関しては超音波で既出

各部位のMRI検査
MRIの単純CTとの比較 ・空間分解能は劣る         ・骨のアーチファクトのない画像が得られる ・任意の断層面を撮像できる      ・軟部組織のコントラスト分解能が優れる ・血管の検出能が優れる        ・石灰化やガス体の検出能が低い MRIの診断能がCTより優れる観察部位  (65.29、64.30、61.35、60.36.42)  脳脊髄(アルツハイマー病、急性期脳梗塞)、靭帯、椎間板、半月板、骨盤内臓器(子宮頚癌、前立腺癌など) 頭頚部のMRI検査  (71pm21、68am22) ・診断 :「脳腫瘍」「血管障害」「てんかん」  「アルツハイマー病」「多発性硬化症」  「低酸素脳症などの脱髄性疾患」 ・顔面(眼窩・顎関節など)は表面コイル、頸部は頭部専用コイルを使う ・脳腫瘍はT2強調画像で高信号となる ・超急性期脳梗塞は拡散強調で良く描出できる ・下垂体後葉はT1で高信号になる ・脳での信号強度の違い (72am15、71pm21、69am16、69pm18、65.42、64.43)   T1強調像  T2強調像  (X線CT) 信号強度:強 (脂肪) 脳脊髄液...

 

22 脳MRI のT2強調像を示す。
MR像Aに示された部位を撮影した画像はどれか。

1.ア
2.イ
3.ウ
4.エ
5.オ

正答

神経系 正常解剖
中枢神経系 (76pm23、75am56、71am63) ・脳(前脳[大脳+間脳]+脳幹)+脊髄 *脳:大人の脳の重量は約1300g(62.4) 大脳半球の区分 (74am53、73pm20pm89、69pm55、67pm21.22、66.41、62.3.48) ・前頭葉  運動に関する中枢  人格にかかわる領域 ・頭頂葉  体性感覚中枢  視覚性言語中枢  知覚中枢 ・側頭葉  聴覚中枢  感覚性言語中枢  嗅覚中枢  味覚中枢 ・後頭葉  視覚中枢 ・島  外側溝の深部  島を覆う各葉を弁蓋という ・辺縁葉 ・中心溝(ローランド裂)(61.15)  前頭葉と頭頂葉の境界 ・外側溝(シルビウス溝)  前頭葉と側頭葉の境界 大脳基底核  (72pm52、64.11、60.12.pm82) ・構成 :「線条体(尾状核・被殻) 」  「レンズ核(淡蒼球・被殻) 」 ・役割 :随意運動のコントロール  骨格筋の緊張度の調節  円滑な運動の遂行 ・傷害時の疾患 :ハンチントン舞踏病  パーキンソン病 脳幹 :中脳・橋・延髄をまとめた名称  (76am56) ・中脳 :対光反射(瞳孔反射)などの...

 

23 甲状腺左葉(*印)の超音波横断像を示す。
 正しい組合せはどれか。

1.ア:胸鎖乳突筋
2.イ:椎体
3.ウ:内頸静脈
4.エ:内頸動脈
5.オ:食道

正答

各部位の超音波検査 / 所見(サイン)
各部位の超音波検査  (71pm15、70pm21、68am19、62.43) ・検査体位にほとんど制限はなく、立位・臥位・側臥位・坐位など様々な体位で行う ・プローブを押し当てるようにして使用し、体表との間に空間ができないようにする ・エコーゼリーを使用前に温めておき、プローブを当てる場所に付けて使用する ・頸部  (72am23、63.39) 頸部動脈硬化症の診断(内中膜複合体厚の計測) (72am23:プラーク像) ・甲状腺 (76am23、71am23、67pm24) ・右側腹部走査  (76am24pm24、75am22、65.37、63.40、61.46) *絶食 :「胆のうの収縮防止」  「腸管ガスの増加防止」 *胆のう :胆石は体位変換によって隆起性病変との鑑別を行う  *肝腫瘍 :造影剤を用いることもある *肝硬変の所見 :肝右葉の萎縮、肝左葉の肥大、肝縁の鈍化、肝表面の凹凸不整、脾腫、門脈拡張、腹水 (68pm24) ・右肋骨弓下走査  観察部位:肝右葉、門脈 (74pm20、69am24、64.38) ・心窩部縦走査  観察部位:肝左様、門脈、左肝静脈 (73am...

 

24 無散瞳眼底写真を示す。
 矢印で示すのはどれか。

1.黄斑
2.網膜
3.水晶体
4.中心窩
5.視神経乳頭

正答

眼底検査
散瞳撮影法  (70am98、67pm99)  眼科医の施行のもとで散瞳剤を撮影の15分前に点眼で用いるため、放射線技師は撮影不可  眼底全域を観察できる  散瞳剤を用いるため、終了後5~6時間は車の運転ができない。 無散瞳撮影法 (73am20、72am20、71pm17、70am22、69am20、67am20、66.39、65.26.38、64.26.42、63.27.41、62.27、62.47、61.48、60.48)  自然散瞳を用いるため、暗室で瞳孔が開いた状態で検査を行う  眼底の後極部のみ観察可能で、眼底は血管を直接的に観察できる唯一の部位 眼底カメラの構造 (72pm12、68pm12、67am14、64.25、61.27) ・観察光 :赤外線を用いるため患者はまぶしさを感じない ・撮影光 :可視光によって撮影するため、連続撮影は不可能であったが、  CCD検出器を用いた装置における高感度化により撮影後待たずに反対側も撮影可能となった   ハロゲンランプから出た照明光は、リングスリットによりドーナツ状(リング状)となり、  穴あきミラーによって曲げられ、対物レンズを...
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核医学検査技術学

25 診療放射線技師の行為として誤っているのはどれか。
1.看護師と一緒に患者の移乗を行った。
2.機器メーカーの保守点検に立ち会った。
3.検査受付にて患者に前処置に関する説明を行った。
4.医師の指示のもと、放射性医薬品の静脈投与を行った。
5.検査室の床に放射性医薬品をこぼしたので、汚染検査を行った。

正答

放射線技師としての・・・問題
(76pm86、75am63、74am86、72am53.89pm85、71am83.92、71am25、70am25.pm84、69am25.83.pm84、68am83、67am83、66.68.am49、65pm68、64pm68.am49.69、63am49、62.68、61.68) 検査の流れ ・患者確認 :検査前に、自ら名乗ってもらう   名乗れない場合は患者タグやネームバンドで確認をする ・検査説明 :介護者にも説明  CTでは該当部位の金属、X線撮影時には+プラスチックなどを外す  MRでは禁忌チェックを行う ・検査実施 :医師の指示に基づいて撮影を行う  ポジショニングは体表ポイントを参考にする  病室でのポータブルは対象以外の人は可能な限り移動させる  外傷部位を触らずにポジショニング、頸椎損傷ネックカラーは外さずに検査  検査中に急変があった場合は医師の指示を受ける  移動の介助等も行う  放射線技師による穿刺、造影剤などの薬剤投与、ゾンデの使用は禁止 →診療放射線技師法の改正に関してはこちら  過去問とは業務範囲など、現在とは違っているところがあるので注意 感染...

 

26 小児の18F – FDG PETで生理的集積がみられないのはどれか。
1.大脳
2.肺
3.胸腺
4.肝臓
5.腎臓

正答

PET・内用療法
18F- FDGによる腫瘍シンチグラフィとてんかんと虚血性心疾患の検査 ・生理的集積  (66.66:FDG-PET) (76pm34、75am30、71am26、69pm26、67pm33、66.66、62.53、60.68) ★脳 :継時的に変化、投与後45~60分で最高値となりその後減少する ★縦隔 :比較的高く、特に早い時間の撮像で描出される *乳房 :軽度集積、特に授乳期の場合は強く集積 ★筋肉 :緊張が強い部分や運動した部位へ集積する ★胃・肝臓・腸管 :中程度であり、よく認められる  人工肛門周囲では腸管への集積の亢進がみられる ★腎臓 :投与後2時間で約15%が尿中に排泄されるため、尿路系の腫瘍には注意が必要である *膀胱 :高度のFDGが排泄、貯留され、膀胱近隣病変がストリークアーチファクトの出現で描出されにくい *睾丸 :中程度、体外に位置するので、比較的わかりやすく、集積は加齢により減少する *子宮 :若干集積・生理中の子宮への集積は高い場合があるので注意が必要である *66.66:左鎖骨付近、縦隔部、右鼠径部に異常集積 ・生理的集積以外で18F- FDGの集積に...

 

27 成人の核医学検査で投与放射能量が最も多い検査はどれか。
1.99mTc – HMDP を使った骨シンチグラフィ
2.123I – IMP を使った脳血流シンチグラフィ
3.201Tl – 塩化タリウムを使った腫瘍シンチグラフィ
4.99mTc – Sn コロイドを使ったリンパ節シンチグラフィ
5.131I – アドステロールを使った副腎皮質シンチグラフィ

正答

 いちいち全ての薬剤の投与量を覚えるのは難しいので、核種による必要な量の目安と各薬剤の動態を覚えるといいです
 99mTcは必要量が多く、骨シンチは全身性で分布させる必要がある、感じで
 リンパ節シンチは皮下注なので

放射性医薬品まとめ
診療用放射線医薬品の特徴 (76am26、74am31、73pm30、72pm26、71am28、70am4、67am26、61.50、60.50) ① 放射性医薬品の有効性は、半減期(短いのもが良い)とともに減少するため、  一般の医薬品と比較して短い ② 特定の臓器や病巣に集積の有無、排泄や停滞など、医薬品として特異性を有する ③ 放射性医薬品は、物質量としてはきわめて微量であるため薬理作用はほとんど無い ④ 副作用はまれにしか発生せず、その発生率は0.003%未満である  (血管迷走神経反射が多い) ⑤ 非密封の放射性物質を含むため、被検者や術者が被曝する インビトロ検査に用いられる主な核種 核種 半減期 崩壊方式 γ線エネルギー 主な製造法 3H 12y β― - 原子炉:6Li(n、α)3H 14C 5730y β― - 原子炉:14N(n、p)14C 125I 60d EC 28keV 原子炉:124Xe(n、γ)125Xe→125I インビボ診断用放射線医薬品に用いられる主な核種 ・ポジトロン放出核種(PET用) (74am25、73pm1、71pm33、65pm44、6...

 

28 放射性医薬品投与時に起こる事象で最も頻度が高いのはどれか。
1.嘔吐
2.発熱
3.拒絶反応
4.血管迷走神経反応
5.アナフィラキシーショック

正答

放射性医薬品まとめ
診療用放射線医薬品の特徴 (76am26、74am31、73pm30、72pm26、71am28、70am4、67am26、61.50、60.50) ① 放射性医薬品の有効性は、半減期(短いのもが良い)とともに減少するため、  一般の医薬品と比較して短い ② 特定の臓器や病巣に集積の有無、排泄や停滞など、医薬品として特異性を有する ③ 放射性医薬品は、物質量としてはきわめて微量であるため薬理作用はほとんど無い ④ 副作用はまれにしか発生せず、その発生率は0.003%未満である  (血管迷走神経反射が多い) ⑤ 非密封の放射性物質を含むため、被検者や術者が被曝する インビトロ検査に用いられる主な核種 核種 半減期 崩壊方式 γ線エネルギー 主な製造法 3H 12y β― - 原子炉:6Li(n、α)3H 14C 5730y β― - 原子炉:14N(n、p)14C 125I 60d EC 28keV 原子炉:124Xe(n、γ)125Xe→125I インビボ診断用放射線医薬品に用いられる主な核種 ・ポジトロン放出核種(PET用) (74am25、73pm1、71pm33、65pm44、6...

 

29 111In – octreotideの撮影に最も適しているコリメータはどれか。
1.低エネルギー用高分解能型
2.低エネルギー用汎用型
3.中エネルギー用
4.高エネルギー用
5.超高エネルギー用

正答

ガンマカメラ
ガンマカメラの構成 (75pm31) ①:コリメータ   ②:シンチレータ ③:ライトガイド  ④:光電子増倍管 ⑤:安定高電圧電源 ⑥:プリアンプ ⑦:ADC      ⑧:波高分析器 ⑨:位置演算回路  ⑩:画像処理装置 コリメータ ・目的 :「γ線の入射方向の限定」  「散乱線の除去」 ・コリメータのエネルギーによる分類  (71am29、64.55、60.67) コリメータの種類 エネルギー範囲 対象各種 特徴 低エネルギー用(LE)  ~160(140)keV以下 99mTc、123I、133Xe、201Tl 汎用、高分解能、高感度 低中エネルギー用(LME)  ~250(190)keV以下 123I、67Ga    中エネルギー用(ME) ~300kev以下 67Ga、111In、(123I)、81mKr  高分解能 高エネルギー用(HE)  ~450keV以下  131I   ・コリメータの視野による分類  (76am27、70pm26、68pm26、66.54、63.53、61.53) 種類 イメージ 視野 使用目的 特徴 平行多孔型 (パラレルホール) 不変 不変 プ...

 

30 核医学検査装置の検出器に用いられないのはどれか。
1.BGO
2.LYSO
3.NaI(Tl)
4.ZnS(Ag)
5.CdZnTe(CZT)

正答

SPECT / PET
SPECT SPECTのデータ収集  (76pm29、75pm32、74am34、73pm33、72am25、68am27.pm27、66.55、62.55、60.58) ・収集機構  感度:連続回転収集>ステップ収集  円軌道回転:  体近接軌道収集:空間分解能が良い ・収集角度 :360°が基本で定量性が高い   サンプリング間隔は5~6° ・マトリクスサイズ :小さいほど空間分解能は向上し、コントラストは低下し、SN比は低下する ・ピクセルサイズ(マトリクスサイズ) (62.55)  十分なカウントを収集できる場合、ピクセルサイズはシステム分解能の半値幅(FWHM)の1/3~1/4が最適とされる  ピクセルサイズ:小   → SN比:「低下」     空間分解能:「高」     コントラスト:「低下」 SPECTとPETの比較  (71pm32、65.55) 性能 SPECT  PET 定量性 良 優 空間分解能  低い(15~20mm)  高い(3~5mm) 吸収補正 やや難 (Sorenson,Chang,CT法など)  容易 (ブランクスキャン&トランスミッションスキャン)...

 

31 PET で正しいのはどれか。
1.平行多孔コリメータを使用する。
2.視野内の位置で空間分解能が異なる。
3.半導体検出器を用いる装置が主流である。
4.専用機は検出器を回転させながら撮影する。
5.ノーマライズスキャンは減弱補正に使用される。

正答

SPECT / PET
SPECT SPECTのデータ収集  (76pm29、75pm32、74am34、73pm33、72am25、68am27.pm27、66.55、62.55、60.58) ・収集機構  感度:連続回転収集>ステップ収集  円軌道回転:  体近接軌道収集:空間分解能が良い ・収集角度 :360°が基本で定量性が高い   サンプリング間隔は5~6° ・マトリクスサイズ :小さいほど空間分解能は向上し、コントラストは低下し、SN比は低下する ・ピクセルサイズ(マトリクスサイズ) (62.55)  十分なカウントを収集できる場合、ピクセルサイズはシステム分解能の半値幅(FWHM)の1/3~1/4が最適とされる  ピクセルサイズ:小   → SN比:「低下」     空間分解能:「高」     コントラスト:「低下」 SPECTとPETの比較  (71pm32、65.55) 性能 SPECT  PET 定量性 良 優 空間分解能  低い(15~20mm)  高い(3~5mm) 吸収補正 やや難 (Sorenson,Chang,CT法など)  容易 (ブランクスキャン&トランスミッションスキャン)...

 

32 手術中に用いられる核医学測定装置はどれか。
1.SPECT 装置
2.ガンマプローブ
3.キュリーメータ
4.摂取率測定装置
5.ホールボディカウンタ

正答

骨・造血系、腫瘍・炎症系シンチグラフィ
骨シンチグラフィ  (76pm33、75am29、74pm31、71am71pm30、70am34、68am33、63.65、62.68) ・薬剤:「99mTc-MDP」     「99mTc-HMDP」 ・集積機序 :薬剤は血流を介して移動し、細胞外液腔を通過して骨結晶の表面に至り、イオン交換によって  ハイドロキシアパタイトのカルシウムへのホスホン酸塩に化学的吸着する ・撮像法(67am34、66.67、61.67、60.52)  前面と後面の二方向を撮像し、必要に応じSpot撮像する  MIP処理を行う  収集ウィンドウ:±7~10%  スキャンスピード:15~20cm/min  コリメータ:低エネルギー高分解能コリメータ ・mergedSPECT :全身を5分割してSPECTを撮像する方法 ・前処置 :血中クリアランスを早めるために静注後水分を摂取させ、検査開始前に排尿させる(被曝の低減にも寄与) ・診断(73pm29、72pm30、65.68、60.66) びまん性骨転移 :体幹骨に異常に集積する  両腎の集積が低い 溶骨性転移 :反応性変化があると集積するが、無ければしない...

 

33 SPECT の画像処理に関する組合せで正しいのはどれか。
1.TEW 法:空間分解能補正
2.Ramp フィルタ:散乱線補正
3.Chang(チャン)法:雑音除去
4.Chesler(チェスラー)フィルタ:画像再構成
5.Butterworth(バターワース)フィルタ:鮮鋭化処理

正答

画像工学 / 画像再構成法
画像工学 ナイキスト周波数(N)  (69pm30、66.91、64.60、60.94) 「サンプリング周波数の1/2」 「画像に含まれている最高周波数」  N=1/2d    d:画素間の距離(サンプリング間隔) ・エリアシング誤差 :複製された高周波成分が低周波成分の領域に折り返される現象  マトリックスサイズを小さくして解決する 角度サンプリング数(N)  N=π×(S/2d)   S:有効視野(㎜)    d:ピクセルサイズ(㎜) 二次元特性 ・零周波数は入力画像のCount値の総和 ・縦軸はダイナミックレンジに合わせて強度分布に対数表示する ・横軸は周波数軸でナイキスト周波数は0.5である ・原点対象である ・方向依存性である、スペクトル分布は90°方向 空間周波数と画像データの関係 ・低空間周波数領域:情報成分(ボケの成分) ・ターゲットデータ:真の情報成分 ・高周波成分領域:統計雑音成分(エッジの成分) デジタルフィルター (73am34、68pm29、65.61、63.59、62.59、61.58、60.60) :「画像フィルタによって画素値を変化させる」 前処理フィル...

 

34 123I – IMP を用いた脳の核医学検査で正しいのはどれか。
1.緊急検査が容易である。
2.酸素摂取率が算出できる。
3.123I – IMP の投与15〜30分後から撮影する。
4.123I – IMP は正常な血液脳関門を通過しない。
5.脳循環予備能評価にブドウ糖負荷が行われる。

正答

中枢神経系のシンチグラフィ
脳循環動態(rCBF)と脳血流  (76am30、65.51、63.61、62.6)   123I-IMP 99mTc-HMPAO 99mTc-ECD 131Xe*1 トレーサーの型 蓄積型 蓄積型 蓄積型 拡散性 解析方法 (絶対的定量法)  Microsphere法*2 ARG法*2  Patlak plot法 Patlak plot法 内頚動脈注入法 吸入法 前処置 安眠 甲状腺ブロック 安眠 安眠 安眠 血液脳分配係数 極めて高い  低い 中間 低い 脳内での代謝 代謝(脂溶性のまま)  早く水溶性に代謝 早く水溶性に代謝 無 *1:脳循環動態(rCBF)のみ測定可能 *2:採血が必要 (68pm30:脳血流SPECT) ・薬剤の集積機序  (68pm30、64.61、61.52)  BBBを自由に通過する拡散型と、通過後に脳組織に留まる蓄積型に分けられる  高集積部位として灰白質や基底核、視床、小脳がある ・Patlak plot法  (69am31、68am28、66.61)  Tc製剤を用いた採血を必要としない脳血流定量法  胸部大動脈弓と大脳半球にROIを置き、ダイナミ...

 

放射線治療技術学

35 口腔癌の患者。原発腫瘍は最大径が2cmで浸潤の深さが0.8 cm、同側頸部に2cm のリンパ節転移を1個認め、肺には0.6 cmの転移巣を2個認めた。
 国際対がん連合(UICC)病期分類での病期はどれか。
1.0期
2.Ⅰ 期
3.Ⅱ 期
4.Ⅲ 期
5.Ⅳ 期

正答

 いっぱい書いてあって全部覚えなきゃいけないように感じますがこれは罠
 遠隔転移があればステージⅣbってことだけ知ってれば良い

腫瘍治療概論 
腫瘍治療概論  (60.78)  治療可能比(TR)  TR=腫瘍組織の障害/正常組織の障害   =正常組織の耐容線量(TD)/腫瘍制御線量(TCD)   治療可能比が1以上ならば治療可能  線量の集中性を高めることで正常組織にはTD以下, がん組織にはTCD以上を与えることができる可能性もある ・腫瘍制御量(TCD)に影響する因子 :組織型と腫瘍体積(細胞数) ・正常組織耐用線量(TD) :TCD同様に組織の種類と大きさに依存する。  通常TD5/5の値を用いる 放射線治療の障害  ↓ リスク臓器について 「対策ノート:耐用線量」 ・早期反応 :「粘膜」「皮膚」「腸管」「骨髄」など ・晩期反応 :「脊髄」「中枢神経」「肝臓」など 放射線治療に対する臓器の反応  (71pm44、68pm44、66.88) ・並列臓器 :「肺」「肝臓」「腎臓」  → 照射される体積が重要になる ・直列臓器 :「心臓」「脊髄」「肺門部」「肝門部」「腸管」  → 照射される最大線量が重要になる 放射線治療の禁忌 :「妊婦」(68am36) 局所制御率・奏効率  (61.70)   下記のPR以上に効果があっ...

 

36 胸水を伴った肺癌患者。身の回りのことはある程度できるが、しばしば介助を要し、日中の50%以上は就床している。
 世界保健機構(WHO)によるPerformance Status(PS)のグレードはどれか。
1.グレード0
2.グレード1
3.グレード2
4.グレード3
5.グレード4

正答

 PSや病期分類に関して、知らなくて良いとは言わないが、国試で出さなくてもいいのではと個人的に思う
 我々が「技師」であり、少なくとも現状の教育では放射線治療技術の知識に関しては圧倒的に不足しているので、そちらを優先すべきだと個人的には考える

細胞 / 組織 / 臨床医学概論、公衆衛生学
細胞の構成要素と特徴 (76pm54、75pm54、74am52、71am50、69am51、68pm51、67am50、65.2、64.1、60.2) ・核  細胞の機能を制御する     ・構成 :核膜、核基質、クロマチン、核小体 ・遺伝情報を蓄える器官であり、核膜により細胞質との境界を有している ・細胞質 ・細胞膜  外界と細胞内を仕切る膜     半透明で、選択的透過性がある    主成分はリン脂質  タンパク質が埋め込まれたリン脂質二重層によって構成される ★ミトコンドリア  酸素を使い(好気呼吸)、糖や脂肪を分解し、ブドウ糖と酸素からATPを合成する(酸化的リン酸化) ★小胞体  物質の運搬の通路  粗面小胞体  :表面のリボゾームでタンパク質を合成する    滑面小胞体  :脂肪、リン脂質、コレステロールの合成など脂質の代謝 ・リボソーム  タンパク質合成の場 ★リソソーム  物質を加水分解して、異物を排除する ★ゴルジ体  細胞内で合成された物質を濃縮して一時的に蓄え、細胞外へ分泌または排出する ・中心小体  1対の管状構造  細胞分裂の時の染色体移動に関与する 減数分...

 

37 リニアックによる電子線照射について正しいのはどれか。2つ選べ。
1.患者体表面近くで照射野を整形する。
2.フラットニングフィルタが用いられる。
3.モニタ線量計は複数のセグメントに分割されている。
4.線量分布に勾配をかける場合はウェッジフィルタを挿入する。
5.偏向電磁石で偏向されたビーム直径は約2cmである。

正答

 モニタ線量計の構造に関して言われたのは近年では初めてか
 難問としても良いかも
 モニタ線量計でシンメトリやフラットネスも測ってることを知っていればわかるはず

リニアックと照射付属機器・器具
リニアック (76am42、74am40、73pm36、66.73、63.72)  現在のスタンダードでX線、電子線での治療に用いられる  定位放射線照射装置としても使用可能  直線型加速管により電子を加速する  出力エネルギーは断続的 ①電子銃  加速管に電子を数十kVで加速して供給する ②大出力マイクロ波管 (70am36、68am37、67pm36、66.72) ・マグネトロン(自励発振管)  安価、 単寿命、 安定性悪  10MeV以下の小型直線加速器に用いる ・クライストロン(増幅器)  高価、 長寿命、 安定性、前段に発振器が必要  10MeV以上の大型の直線加速器に用いる  発振周波数は3.000MHz程度である *マイクロ波が加速管に行く順番  大出力マイクロ波管   ↓    導波管(絶縁ガス(SF6など)が封入   ↓  加速管           ③加速管  電子銃から放出された電子をマイクロ波で加速  内部は真空で、銅によって作られ、一定の出力を持つ  周波数帯域を変えると、加速管の長さを変え必要がある ・定在波型 :現在の主流、真空度が大切、長さは短い ・進行...
X線・電子線による外部照射 / 固定照射 / 運動照射
X線による外部照射 X線の特徴 (72pm42、68pm39、64.80、62.78) ・ビルドアップ効果のため皮膚障害の軽減が図れる  エネルギーが高いほどビルドアップは深くなる   → 皮膚表面線量が小さくなる ・組織間の吸収の差が小さくなり、線量分布が均等になる ・深部でのPDDが大きく、深部の腫瘍に対して十分な線量を照射できる ・側方散乱が少ない ・骨や肺などの影響が少ない ・10MV以上のエネルギーでは光核反応による中性子の防護に考慮が必要 電子線照射 電子線の特徴  (75pm40、71am37、67am39.am40、62.75) ・ある深さで急激に線量が低下するため、表面付近の腫瘍または術中照射に適す ・局所障害が少なく回復が早い ・側方散乱は多いが遮へいが容易であり、周囲の健常組織が簡単に防護できる ・照射筒を使用するため照射野は照射筒の大きさになり、表面位置での照射野となる ・スキャッタリングフォイル(散乱箔)によりビームを拡散し照射野内の線量分布の平坦化を行う ・治療可能深さ    (70pm37、65.80、62.75)       入射平均 エネルギーE0 実...

 

38 粒子線治療用シンクロトロンについて正しいのはどれか。
1.加速粒子はイオン源から直接シンクロトロンに入射される。
2.加速粒子は偏向電磁石によりビーム進行方向に加速を受ける。
3.AVF(Azimuthally Varying Field)型が診療に使用されている。
4.加速に用いる高周波電圧の周波数は、粒子の速度に合わせて増加させる。
5.陽子線では最大エネルギー400〜430 MeVのビームが診療で使用されている。

正答

様々な治療装置 / 粒子線照射装置 / 治療計画CTと計画装置
コバルト60遠隔治療装置  RI(60Co:半減期5.26年)を使用した装置 ・γ線エネルギー :1.17/1.33MeV(平均1.22MeV)    ・β線:カプセルで吸収される ・半影が大きい ベータトロン  X線と電子線を発生する(電子線治療に最適) ・加速管 : ドーナツ管  電磁石で真空管の加速管(ドーナツ管)をはさみ、 電子は磁場の変化により円運動で加速される ・交流磁場により発生する電界で、円運動(軌道半径一定)と加速を行う電子専用加速器 ・加速エネルギーは4~30MeV マイクロトロン  直流磁場(一定)で電子を円運動させて加速する ・円軌道半径は増大 ・X線・電子線の治療に用いる サイクロトロン  (70pm35、69am37、62.51、60.75)  ディー(dee)電極の間に高周波電圧をかけて、直流磁場(強度一定)を発生させ、荷電粒子(主に陽子)を加速する ・高周波電圧の周波数(周波数は不変)により半周ごとに極性が変わり、回転軌道半径が増大しながら加速される ・陽子や重荷電粒子の加速に適する ・AVFサイクロトロン :強収束の原理を用いている *サイクロトロンに...

 

39 腔内照射に用いられる放射性核種はどれか。2つ選べ。
1.125I
2.131I
3.137Cs
4.192Ir
5.198Au

正答

小線源治療
小線源治療の利点・欠点  (63.83) ・比較的短時間に沢山の線量を照射できる ・腫瘍の中心に高線量を照射できること ・距離が離れることによって隣接した正常組織の障害を軽減できること ・術者による効果の差が大きい 小線源に用いられる核種 (74pm40、72pm41、71am39、70pm36、69pm37、68am38、66.75、65.74、63.74、62.71.81、61.40) 核種 ★半減期 ★線量率 ★装置期間 ★使用法 ★平均エネルギー (MeV) 形 192Ir  74.0日 高・低 一時 組織内、表面、腔内 0.38 シード 137Cs  30.1年 低  一時 組織内、表面、腔内 0.66 針・管 60Co 5.27年 高 一時 腔内  1.25 針・管 198Au  2.69日 低  永久 組織内 0.41 グレイン 125I 59.4日 低  永久 組織内 0.027 シード 252Cf 中性子線原 90Sr(-90Y) 線源 :90Yからのβ線(2.28MeV)を用いた翼状片(良性疾患)の治療に用いられる 線量率の分類 分類  海外での 線量率範囲 日本で...

 

40 放射線治療の吸収線量評価の正しさを保証するために不要なのはどれか。
1.線量標準の確立
2.第三者による線量評価
3.標準計測法12 に基づく線量計測
4.線量標準による電離箱線量計校正
5.電離箱線量計の擾乱補正係数の実測

正答

無理ゲー
学生には基本的に何言ってるのかわからないのでは

線量測定/標準計測法12
線量測定の種類 ・絶対(線量)測定 :その位置に与えられる吸収線量をGy単位で測定する  水吸収線量計測など ・相対(線量)測定 :基準となる吸収線量もしくは電離量に対する比率を測定する  PDDやOCRなど 絶対線量計測で用いる線量計 円筒型 (指頭型,ファーマー型)電離箱検出器 (71am41pm36、70am37、69pm38、68am82)    主にX線の測定に用いられる  ファーマー型(0.6㏄)は絶対線量計測に用いられる  電子線の場合,深さにより全擾乱補正係数の変化の影響を受ける  (小型円筒形の場合は無視できる) ・基準点  幾何学的中心 :光子線の線質指標測計測、水吸収線量計測  線量計の幾何学的な中心を基準点とする  半径変位法(0.6rcyl) :光子線の相対線量測定  幾何学的中心から0.6rcyl線源側を基準点とする  半径変位法(0.5rcyl) :R50≧4.0cm2の電子線の測定  幾何学的中心から0.5rcyl線源側を基準点とする   平行平板形電離箱検出器  (71pm83)  主に電子線の測定に用いられ,特に10MeV以下の電子線には平行平板型の...

 

41 放射線治療において、高エネルギー光子線の吸収線量計測で正しいのはどれか。
1.電離箱の線質変換係数は電離箱の種類に依存しない。
2.エネルギーが4MVの場合には固体ファントムを使用する。
3.エネルギーが高くなるほど電離箱の線質変換係数は大きくなる。
4.エネルギーが高くなるほど水/空気の質量衝突阻止能比は大きくなる。
5.Farmer(ファーマ)形電離箱による相対線量測定では半径変位法を用いる。

正答

線量測定/標準計測法12
線量測定の種類 ・絶対(線量)測定 :その位置に与えられる吸収線量をGy単位で測定する  水吸収線量計測など ・相対(線量)測定 :基準となる吸収線量もしくは電離量に対する比率を測定する  PDDやOCRなど 絶対線量計測で用いる線量計 円筒型 (指頭型,ファーマー型)電離箱検出器 (71am41pm36、70am37、69pm38、68am82)    主にX線の測定に用いられる  ファーマー型(0.6㏄)は絶対線量計測に用いられる  電子線の場合,深さにより全擾乱補正係数の変化の影響を受ける  (小型円筒形の場合は無視できる) ・基準点  幾何学的中心 :光子線の線質指標測計測、水吸収線量計測  線量計の幾何学的な中心を基準点とする  半径変位法(0.6rcyl) :光子線の相対線量測定  幾何学的中心から0.6rcyl線源側を基準点とする  半径変位法(0.5rcyl) :R50≧4.0cm2の電子線の測定  幾何学的中心から0.5rcyl線源側を基準点とする   平行平板形電離箱検出器  (71pm83)  主に電子線の測定に用いられ,特に10MeV以下の電子線には平行平板型の...

 

42 通常分割(2Gy/回、5回/週)で眼窩に30 Gy照射する際に、視力低下を避けるために注意するのはどれか。
1.網膜
2.外眼筋
3.視交叉
4.視神経
5.水晶体

正答

耐用線量・閾値 / 血球・胎児・腫瘍の被ばく / 被ばくの統計
耐用線量・閾線量 (75am68、74pm66、73am41、72am67pm39、71am42、70am43、69am66、67pm41、66.82、64.37、63.84.33、62.84、62.85.62、61.34) 耐用線量と閾線量 ・閾線量 :これを超えるとその障害が起こりうる   ・耐用線量 :TD5/5やTD50/5などが用いられる *TD5/5 :5年間で5%に副作用を生ずる線量 部位 TD5/5 体積 判定基準 1/3 2/3 3/3 ★骨 大腿骨 - - 52Gy 壊死 下顎骨 65Gy 60Gy 開口障害 肋骨 50Gy - - 病的骨折 皮膚 100cm3 50Gy 毛細血管拡張   70Gy 60Gy 55Gy 壊死、潰瘍 頭部 脳 60Gy 50Gy 45Gy 壊死、潰瘍 脳幹 60Gy 53Gy 50Gy 壊死、潰瘍 ★視神経 50Gy 失明 ★視交叉 50Gy 失明 ★脊髄 -10cm:50Gy 20cm:47Gy   脊髄炎、壊死 馬尾神経 60Gy     神経損傷 腕神経叢 62Gy 61Gy 60Gy 神経損傷 ★水晶体 10Gy 白内障 網膜...

 

43 術前照射の適応となるのはどれか。
1.膠芽腫
2.直腸癌
3.肝細胞癌
4.子宮体癌
5.上咽頭癌

正答

その他放射線治療の手法
全身照射法(TBI)  (72am36、70am39、69am41、66.80、63.86、61.35、60.81) ・総線量 :4~12Gy/1~6回/1~4日           ・線量率 :10cGy/分以下 ・目的 :「腫瘍組織の根絶」  「免疫抑制」 ・適応 :「白血病」  「重症再生不良性貧血」  「重症免疫不全症」  「悪性リンパ腫」 ・急性期合併症 :間質性肺炎、移植片対宿主病、肝静脈閉塞症 ・晩期有害事象 :白内障、不妊 *分割照射により、総線量の増加と合併症の減少が可能 *両眼の水晶体を防護する *生殖器官の防護をする場合がある ・照射方法 :X線を用いて、アクリル板等で表面線量を確保し、体圧の補正も行う (1)Long SAD法  :リニアックを横向きにして、部屋の端に患者を寝かせるため、部屋の大きさが問題となる   厚みの違いをボーラスによって埋め、肺野や眼球部分を保護するよう遮蔽物を置く (2)ビーム移動法、寝台移動法  :機械的運動精度が問題となる 全皮膚照射  (70am40) ・適応 :「菌状息肉腫 (T細胞リンパ腫の一種)」  ・電子線を使用する 粒子...

 

44 接線照射が行われるのはどれか。
1.舌癌
2.乳癌
3.食道癌
4.上顎洞癌
5.前立腺癌

正答

みんな大好き接線照射
なぜ接線照射ばかりこうも出題されるのか

X線・電子線による外部照射 / 固定照射 / 運動照射
X線による外部照射 X線の特徴 (72pm42、68pm39、64.80、62.78) ・ビルドアップ効果のため皮膚障害の軽減が図れる  エネルギーが高いほどビルドアップは深くなる   → 皮膚表面線量が小さくなる ・組織間の吸収の差が小さくなり、線量分布が均等になる ・深部でのPDDが大きく、深部の腫瘍に対して十分な線量を照射できる ・側方散乱が少ない ・骨や肺などの影響が少ない ・10MV以上のエネルギーでは光核反応による中性子の防護に考慮が必要 電子線照射 電子線の特徴  (75pm40、71am37、67am39.am40、62.75) ・ある深さで急激に線量が低下するため、表面付近の腫瘍または術中照射に適す ・局所障害が少なく回復が早い ・側方散乱は多いが遮へいが容易であり、周囲の健常組織が簡単に防護できる ・照射筒を使用するため照射野は照射筒の大きさになり、表面位置での照射野となる ・スキャッタリングフォイル(散乱箔)によりビームを拡散し照射野内の線量分布の平坦化を行う ・治療可能深さ    (70pm37、65.80、62.75)       入射平均 エネルギーE0 実...

医用画像情報学

45 コンピュータにおける情報の表現で正しいのはどれか。
1.1bitは10 進数の1桁分である。
2.1Gbyte は1,024 Mbyte である。
3.1byte は2進数の10 桁分である。
4.10 進数の0.5 は2進数では循環小数になる。
5. 進数では0から8 までの数字を使って数値を表現する。

正答

画像のデジタル化とその保存
標本化 (73pm49、65.91、64.94、60pm90)  連続なアナログ信号(連続的信号)をデジタル信号(離散的信号)に変換する処理  標本化が細かいほど解像度は向上するが、元の信号を上回る細かい標本化は意味が無い ・サンプリング定理  最適なサンプリング間隔D = 1/(2fmax)  fmax:最高空間周波数  ナイキスト周波数 = 1/2d  d:サンプリング間隔 ・エリアシング誤差 (76pm49、75am48、67pm95)  ナイキスト周波数よりも高い空間周波数成分が低い空間周波数成分となること  このようなアーチファクトはモアレとなって現れる  サンプリング間隔がナイキスト周波数に対して広すぎる場合に起こる ・アパーチャ効果  ある範囲の平均化による採取によって、捨てる信号を減らし、ノイズ特性が向上するが、平均化によって高周波数成分が減衰し解像度を劣化させること 量子化  (65.91、64.94、63.89、60pm90)  標本化したアナログ値(連続値)を整数値(離散値)に変換する処理  Xビット=2X階調  量子化レベル数が大きいほど階調数が多くなるので、濃...

 

46 真理値表を示す。
対応する論理演算はどれか。

1.論理否定
2.否定論理積
3.否定論理和
4.排他的論理和
5.否定排他的論理和

正答

論理回路 / フーリエ変換
論理回路 論理回路とドモルガンの法則  (75pm46、74am45、72am45、71am46、69pm45、68pm45、67am46、66.90、65.90、64.90) ・NOT:否定  ・OR:論理和  ・AND:論理積  ・XOR:排他的論理和 ・NOR:否定論理和  ・NAND:否定論理積  ・ドモルガンの法則 (70pm45、61.57、60.57)  論理和の否定は、否定の論理積に等しい      論理積の否定は、否定の論理和に等しい   2進法、10進法、16進法 (76am46、75pm47、72pm45、70am45、69am45、68am45、67am45、66.89、65.89、64.89、63.57、61.98) ・16進法 → 10進法   10進法で0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15に対応するのが  16進法で0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,E,F  つまり10→A、11→B、12→C、13→D、14→E、15→Fとなる    16進法でABCD   → 10(A)×163+11(B)×1...

 

47 医用画像について正しいのはどれか。
1.ウェーブレット変換は可逆圧縮である。
2.標本化は画像の空間分解能に影響しない。
3.10 bitで量子化された画像の階調数は256 である。
4.アナログ画像をデジタル化してもCADを活用できない。
5.DICOM 規格はオブジェクト指向モデルに基づいている。

正答

オブジェクト指向に関してちゃんと理解してる技師ほとんどいない説

デジタル情報の通信、管理
電子カルテ(EMR)  (65.97) ・医用画像の電子保存 (74am47、70am49、69am49、68am48、67pm47、66.96、65.97、64.96.97、62.98、61.96) 1,真正性 :作成された記録に対し、書き換え・消去などが防止されていること  記録作成の責任の所在が明確なこと 2,見読性 :記録がただちにはっきり読めること 3,保存性 :記録された情報が、法令などで定められた期間にわたって、真正性と見読性を保つこと *医用画像は永久保存の義務がある ・情報セキュリティの三大要素  (76am47、71am49) 1,完全性 2,機密性 3,可用性 ・対策方法 :「生体認証」  「アクセスログの定期監視」 ・ICD-10 (74am49) :疾病および関連保健問題の国際統計分類の規格 ・オーダリングシステム :発生源入力  コストは電子カルテより安いが、電子化のメリットが少ない SOAP記載 (73am47) 病院情報システム  (74am49、68pm49、66.98、61.97)                          ・DICOM (7...

 

48 データ量が最も大きいのはどれか。
1.x軸方向の画素数が1,024、y 軸方向の画素数が1,024、量子化レベル数が256 の二次元デジタル画像
2.x軸方向の画素数が1,024、y 軸方向の画素数が1,024、量子化レベル数が1,024、圧縮率が1/2の二次元デジタル画像
3.x軸方向の画素数が256、y 軸方向の画素数が256、量子化レベル数が256、フレーム数が32の二次元デジタル動画像
4.x軸方向の画素数が256、y 軸方向の画素数が256、z軸方向の画素数が128、量子化レベル数が256 の三次元デジタル画像
5.x軸方向の画素数が1,024、y 軸方向の画素数が1,024、量子化レベル数が赤・緑・青それぞれ256 の二次元デジタルカラー画像

正答

計算に時間かかるだけの問題

画像のデジタル化とその保存
標本化 (73pm49、65.91、64.94、60pm90)  連続なアナログ信号(連続的信号)をデジタル信号(離散的信号)に変換する処理  標本化が細かいほど解像度は向上するが、元の信号を上回る細かい標本化は意味が無い ・サンプリング定理  最適なサンプリング間隔D = 1/(2fmax)  fmax:最高空間周波数  ナイキスト周波数 = 1/2d  d:サンプリング間隔 ・エリアシング誤差 (76pm49、75am48、67pm95)  ナイキスト周波数よりも高い空間周波数成分が低い空間周波数成分となること  このようなアーチファクトはモアレとなって現れる  サンプリング間隔がナイキスト周波数に対して広すぎる場合に起こる ・アパーチャ効果  ある範囲の平均化による採取によって、捨てる信号を減らし、ノイズ特性が向上するが、平均化によって高周波数成分が減衰し解像度を劣化させること 量子化  (65.91、64.94、63.89、60pm90)  標本化したアナログ値(連続値)を整数値(離散値)に変換する処理  Xビット=2X階調  量子化レベル数が大きいほど階調数が多くなるので、濃...

 

49 医療情報の安全管理の観点から正しいのはどれか。
1.個人所有のパソコンに患者情報を保存する。
2.他施設と電子メールで患者情報の交換を行う。
3.電子カルテで部署共通のアカウントを使用する。
4.不正アクセスを防止するため生体認証方式を用いる。
5.電子カルテ端末の通信には無線LANは使用してはならない。

正答

デジタル情報の通信、管理
電子カルテ(EMR)  (65.97) ・医用画像の電子保存 (74am47、70am49、69am49、68am48、67pm47、66.96、65.97、64.96.97、62.98、61.96) 1,真正性 :作成された記録に対し、書き換え・消去などが防止されていること  記録作成の責任の所在が明確なこと 2,見読性 :記録がただちにはっきり読めること 3,保存性 :記録された情報が、法令などで定められた期間にわたって、真正性と見読性を保つこと *医用画像は永久保存の義務がある ・情報セキュリティの三大要素  (76am47、71am49) 1,完全性 2,機密性 3,可用性 ・対策方法 :「生体認証」  「アクセスログの定期監視」 ・ICD-10 (74am49) :疾病および関連保健問題の国際統計分類の規格 ・オーダリングシステム :発生源入力  コストは電子カルテより安いが、電子化のメリットが少ない SOAP記載 (73am47) 病院情報システム  (74am49、68pm49、66.98、61.97)                          ・DICOM (7...

 

以上、第71回診療放射線技師国家試験 午前 2/2

 

  難問 無理ゲー 不適切問題
午前1/2 3問 3問 0問
午前2/2 6問
4問
1問
午後1/2 4問 0問  2問
午後2/2 6問 3問 0問
19問 10問 3問 

*当サイト調べ

第71回診療放射線技師国家試験の目標点数は
168点前後
それ以上は取れなくて良い!

続きはこちら↓

第71回診療放射線技師国家試験 午前 1/2

第71回診療放射線技師国家試験 午前 1/2
問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております  正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます  各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります  当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください 放射化学 1 元素記号と元素名の組合せで正しいのはどれか。 1.Ce :セシウム 2.La :ランタン 3.Pd :鉛 4.Pu :プロメチウム 5.Ra :ラドン 正答 2 天然放射性核種はどれか。 1.19F 2.31P 3.40K 4.59Co 5.99mTc 正答 3 核反応における原子番号の変化と質量数の変化との組合せで正しいのはどれか。  核反応:原子番号の変化:質量数の変化 1.(n,p) :-1:0 2.(γ,n) :0:+1 3.(n,γ):0 :+1 4.(p,n) :0:-1 5.(d,n):+1:0  正答 4 クロマトグラフィで正しいのはどれか。 1.薄層クロマトグラフィはカラムを用いる。 2.ガスクロマトグラフィはカラムに固定相を充塡する。 3.ペーパークロマトグラフィは吸着剤にアルミナを用いる。 4.イオ...

第71回診療放射線技師国家試験 午前 2/2

第71回診療放射線技師国家試験 午前 2/2
問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております  正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます  各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります  当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください 基礎医学大要 50 細胞内でATP を産生するのはどれか。 1.核小体 2.ゴルジ体 3.リボソーム 4.リソソーム 5.ミトコンドリア 正答 51 後腹膜腔に含まれるのはどれか。 1.肝下腔 2.腎周囲腔 3.傍結腸溝 4.横隔膜下腔 5.Douglas(ダグラス)窩 正答  臓器ではなく腔自体を問われたのは初  後腹膜臓器を覚えていればわかるが難問としても良いか 52 内腔の粘膜上皮が円柱上皮でないのはどれか。 1.胃 2.小腸 3.大腸 4.胆管 5.尿管 正答  割と頻出問題だが、こういったことを技師の国家試験に入れ込むの本当にやめてほしい 53 リンパ球となる前駆細胞が分化・成熟するのはどれか。 1.下垂体 2.肝臓 3.胸腺 4.腎臓 5.副腎 正答 54 扁平骨に分類されるのはどれか。 1.腸骨 2.上腕骨 3.舟状骨 ...

第71回診療放射線技師国家試験 午後 1/2

第71回診療放射線技師国家試験 午後 1/2
問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております  正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます  各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります  当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください 放射化学 1 標識化合物と合成法の組合せで正しいのはどれか。 1.3H 標識化合物 ー Wilzbach(ウイルツバッハ)法 2.14C 標識化合物 ― クロラミン-T法 3.18F 標識化合物 ー Bolton-Hunter(ボルトン・ハンター)法 4.99mTc 標識化 ー 合物生合成法 5.125I標識化合物 - スズ還元法 正答 2 ある放射性溶液に131I-が60 kBq、Na123Iが30 kBq、131IO2-が10 kBq含まれていた。 131Iの放射性核種純度はどれか。 1. 50% 2. 60% 3. 70% 4. 86% 5.100% 正答 3 放射性標識化合物の分解で正しいのはどれか。2つ選べ。 1.放射線分解は比放射能に依存しない。 2.α線はβ 線よりも放射線分解を起こしやすい。 3.ラジカルが生成されると...

第71回診療放射線技師国家試験 午後 2/2

第71回診療放射線技師国家試験 午後 2/2
問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております  正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます  各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります  当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください 基礎医学大要 50 胸部を走行する神経はどれか。つ選べ。 1.顔面神経 2.三叉神経 3.舌下神経 4.反回神経 5.迷走神経 正答 51 急性期の膿瘍内部に主に観察されるのはどれか。 1.好酸球 2.好中球 3.形質細胞 4.好塩基球 5.リンパ球 正答 一応難問認定 対策ノート対応済み 52 原因がウイルスでないのはどれか。 1.梅毒 2.風疹 3.麻疹 4.C 型肝炎 5.帯状疱疹 正答  細菌性なのかウィルス性なのか寄生虫なのかってどうでも良くないですか  と思う現役技師 53 癌とそれに関連する腫瘍マーカーの組合せで正しいのはどれか。 1.大腸癌 ― AFP 2.卵巣癌 ― PSA 3.子宮体癌 ― SCC 4.前立腺癌 ― CEA 5.肝細胞癌 ― PIVKA -Ⅱ 正答 54 膝関節痛の原因とならないのはどれか。 1....

コメント

  1. 無名 より:

    問題25は5が答えではないのですか?

 

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 例:(71pm72、67pm13.pm75、66.26)とある場合
 71pm72 → 第71回の午後72問
 67pm13pm75 → 第67回の午後13問と午後75問
 66.26 → 第66回のその教科がある方の26問
(放射化学から医用画像情報学までは午前、基礎医学大要から安全管理学までは午後)
*第66回までは午前午後で出題される科目が分かれていたため

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