第75回診療放射線技師国家試験 午前 2/2

 問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております
 正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます
 各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります
 当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください

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基礎医学大要

50 健常成人の体重で水が占める割合[%]に最も近いのはどれか。
1. 5
2.20
3.40
4.60
5.90

正答

 もはや常識過ぎて対策ノート未対応で、今後も対応しない

壊変系列と元素表
ウラン系列 (63.43、62.44) アクチニウム系列 トリウム系列 元素表 (75am1、74am1、71am1、64.1、63.1) ・族:縦方向の集まりで、以下にあげる者はその元素の特性が似ている 1族(Hを除く):アルカリ金属 2族:アルカリ土類金属 17族:ハロゲン 18族:希ガス

 

51 頸部にある筋肉はどれか。
1.前鋸筋
2.腓腹筋
3.円回内筋
4.外側広筋
5.胸鎖乳突筋

正答

 定期的に筋肉を問う問題が出題されるが、すべての筋肉を覚えるよりはもっと大事なことがあると考えるので、対策ノート未対応
 一応難問認定

骨格系正常解剖
頭蓋骨 (73am87、71am56、69am53、60.3) 眼窩  (70am52) ・構成 「前頭骨」「頬骨」「篩骨」 「蝶形骨」「涙骨」 「上顎骨」「口蓋骨」 副鼻腔 (75pm51、71pm91、65pm79、60.5、61.81) ・構成 「前頭洞」「し骨洞」 「上顎洞」「蝶形骨洞」  脊椎 (70pm22、68pm90、67am90、66.42、63.4、60.4) 頸椎(第一、二頸椎) ・横突孔には椎骨動脈と椎骨静脈が通る ・第1頸椎(環椎) :椎体と棘突起を欠き,輪状形態をなす  上関節窩は後頭骨の後頭窩と関節をなし, うなずき運動に働く ・第2頸椎(軸椎) :歯突起を特徴とする  火葬の際にノドボトケとしてあつかわれる  歯突起を軸として頭蓋を回旋する 頸椎(第三~七頸椎) (74pm88) ・椎体が小さい ・横突孔には椎骨動脈と椎骨静脈が通る ・ルシュカ関節 :椎体上部外側の縁が上方に突出して上部頸椎と形成する関節 ・第5頚椎 :喉頭隆起がある ・第7頸椎 :頸を前方へ屈曲したとき,棘突起が皮膚の上から触る  隆椎という 胸椎 ・第3胸椎 :「胸骨角」 ・第10胸...

 

52 呼吸について正しいのはどれか。
1.内呼吸は肺で行われる。
2.吸気時に横隔膜は弛緩する。
3.ガス交換は拡散によって行われる。
4.ガス交換は呼吸細気管支で行われる。
5.肺静脈より肺動脈の血中酸素分圧が高い。

正答

 呼吸について詳しく聞かれた問題
 対策ノートでは対応しきれなかったので難問認定
 今後続けて問われたら対応検討

呼吸器系 正常解剖
頸部 (75am88、73am92、72pm87、69pm93、68am91、65.82、62.85) 口腔 ・咀嚼に用いる筋肉 (68am53) 頭頚部の構成(頭側から)  (68pm53、67pm53、66.4、63.21、62.13) ・上咽頭  鼻の奥でのどの上の方 ・軟口蓋  嚥下時の上咽頭への誤飲防止 ・中咽頭  口をあけたときに見える場所  上壁:軟口蓋  側壁:口蓋扁桃      扁桃:腺ではなく免疫器官、リンパ器官  前壁:舌根  後壁:のどちんこのところ ・下咽頭      ・喉頭蓋  食道の入り口   :嚥下時の気道への誤飲防止  左右:梨状陥凹  喉頭のすぐ背中側 ・声門上部  :「輪状後部」  :舌骨+甲状軟骨 ・声門部:声帯 ・声門下部:輪状軟骨 ・甲状腺 気管  (75am52、74pm59、70pm53、62.9) ・気管支→「気管支」→「細気管支」  →「終末気管支」→「呼吸細気管支」   →「肺胞道」→ 肺胞 ・気管 :食道は気管よりも背側に位置する ・気管支 :右気管支が太く短く急傾斜(20度)  異物が入りやすい  左気管支が長く細く緩い傾斜(5...

 

53 子宮動脈が分岐する血管はどれか。
1.大腿動脈
2.外腸骨動脈
3.内腸骨動脈
4.下腸間膜動脈
5.上腸間膜動脈

正答

循環器系 正常解剖
脳血管 (75pm16、72am18、70am23、69am23、69pm20、67am89、66.40、65.39、64.44、62.83、61.32、60.81) (67am89,65pm80,62pm83:頭部血管)   Willis動脈輪(大脳動脈輪)  脳底部の動脈の吻合による輪状構造  視神経交叉・下垂体・乳頭体を取り囲み、外観はほぼ五角形である ・構成 :「内頚動脈」「前大脳動脈」  「前交通動脈」  「後大脳動脈」「後交通動脈」  「(中大脳動脈)」「(脳底動脈)」 ・この動脈輪を形成する動脈の分岐部は、壁が弱いため動脈瘤をつくりやすく、クモ膜下出血をきたしやすい 頭部静脈 (73am23) 総頸動脈 (70am61、69pm54、65.80) =内頸動脈(眼動脈+前大脳動脈+中大脳動脈+後交通動脈)  + 外頸動脈  椎骨動脈 (75am17、68am54) = 硬膜動脈 + 前後脊髄動脈  + 後下小脳動脈 + 脳底動脈 (左右の前下小脳動脈+上小脳動脈+後大脳動脈) ・脳幹の栄養血管 :脳底動脈 (60.21) 頸部動脈 (73pm92、66.47、62.11) ...

 

54 生活習慣が発症に関連するのはどれか。
1.骨肉腫
2. 1 型糖尿病
3.多発性硬化症
4.肥大型心筋症
5.慢性閉塞性肺疾患

正答

その他 臨床病理
褥瘡  (60.29)  患者が長期にわたり同じ体勢で寝たきりの場合、体とベッドの接触局所で血行不全となり周辺組織が壊死する 主要死因別にみた死亡率(2019年) (74am62、73am62、69pm64、62.29、60.25) 1位:悪性新生物  2位:心疾患  3位:老衰  4位:脳血管疾患 5位:肺炎 男性に多い病気 :「血友病」「食道癌」  「心筋梗塞」「脳血管性認知症」 アレルギー  無害な抗原に対して免疫系が過剰に反応し、種々の症状を起こすこと  一般にいうアレルギーは1と4 Ⅰ型アレルギー (75pm60、73am57pm58、67pm65、68am57、61.28)  IgE抗体の働きによる即時型のアレルギー   反応が激しく全身に起こる場合には、急激な血圧低下が見られショック状態(アナフィラキシーショック)になることもある ・処置 :「アドレナリン注入(即効性が高い)」  「気道確保」「高流量酸素投与」  「生理食塩水輸液」 ・例 :「気管支喘息」「花粉症」  「食物アレルギー」「アレルギー性鼻炎」 Ⅱ型アレルギー  IgE、IgM、補体貪食細胞による細胞溶解反応...

 

55 骨盤を構成する骨はどれか。2 つ選べ。
1.坐 骨
2.恥 骨
3.腰 椎
4.肩甲骨
5.大腿骨

正答

骨格系正常解剖
頭蓋骨 (73am87、71am56、69am53、60.3) 眼窩  (70am52) ・構成 「前頭骨」「頬骨」「篩骨」 「蝶形骨」「涙骨」 「上顎骨」「口蓋骨」 副鼻腔 (75pm51、71pm91、65pm79、60.5、61.81) ・構成 「前頭洞」「し骨洞」 「上顎洞」「蝶形骨洞」  脊椎 (70pm22、68pm90、67am90、66.42、63.4、60.4) 頸椎(第一、二頸椎) ・横突孔には椎骨動脈と椎骨静脈が通る ・第1頸椎(環椎) :椎体と棘突起を欠き,輪状形態をなす  上関節窩は後頭骨の後頭窩と関節をなし, うなずき運動に働く ・第2頸椎(軸椎) :歯突起を特徴とする  火葬の際にノドボトケとしてあつかわれる  歯突起を軸として頭蓋を回旋する 頸椎(第三~七頸椎) (74pm88) ・椎体が小さい ・横突孔には椎骨動脈と椎骨静脈が通る ・ルシュカ関節 :椎体上部外側の縁が上方に突出して上部頸椎と形成する関節 ・第5頚椎 :喉頭隆起がある ・第7頸椎 :頸を前方へ屈曲したとき,棘突起が皮膚の上から触る  隆椎という 胸椎 ・第3胸椎 :「胸骨角」 ・第10胸...

 

56 脳幹を構成するのはどれか。2 つ選べ。
1.橋
2.小 脳
3.脊 髄
4.大 脳
5.中 脳

正答

神経系 正常解剖
中枢神経系 (75am56、71am63) ・脳(前脳[大脳+間脳]+脳幹)+脊髄 *脳:大人の脳の重量は約1300g(62.4) 大脳半球の区分 (74am53、73pm20pm89、69pm55、67pm21.22、66.41、62.3.48) ・前頭葉  運動に関する中枢  人格にかかわる領域 ・頭頂葉  体性感覚中枢  視覚性言語中枢  知覚中枢 ・側頭葉  聴覚中枢  感覚性言語中枢  嗅覚中枢  味覚中枢 ・後頭葉  視覚中枢 ・島  外側溝の深部  島を覆う各葉を弁蓋という ・辺縁葉 ・中心溝(ローランド裂)(61.15)  前頭葉と頭頂葉の境界 ・外側溝(シルビウス溝)  前頭葉と側頭葉の境界 大脳基底核  (72pm52、64.11、60.12.pm82) ・構成 :「線条体(尾状核・被殻) 」  「レンズ核(淡蒼球・被殻) 」 ・役割 :随意運動のコントロール  骨格筋の緊張度の調節  円滑な運動の遂行 ・傷害時の疾患 :ハンチントン舞踏病  パーキンソン病 脳幹 :中脳・橋・延髄をまとめた名称 ・中脳 :対光反射(瞳孔反射)などの視覚反射、聴覚反射の中枢  (1)...

 

57 胸部大動脈から直接分岐するのはどれか。
1.内胸動脈
2.右総頸動脈
3.右椎骨動脈
4.左鎖骨下動脈
5.右鎖骨下動脈

正答

循環器系 正常解剖
脳血管 (75pm16、72am18、70am23、69am23、69pm20、67am89、66.40、65.39、64.44、62.83、61.32、60.81) (67am89,65pm80,62pm83:頭部血管)   Willis動脈輪(大脳動脈輪)  脳底部の動脈の吻合による輪状構造  視神経交叉・下垂体・乳頭体を取り囲み、外観はほぼ五角形である ・構成 :「内頚動脈」「前大脳動脈」  「前交通動脈」  「後大脳動脈」「後交通動脈」  「(中大脳動脈)」「(脳底動脈)」 ・この動脈輪を形成する動脈の分岐部は、壁が弱いため動脈瘤をつくりやすく、クモ膜下出血をきたしやすい 頭部静脈 (73am23) 総頸動脈 (70am61、69pm54、65.80) =内頸動脈(眼動脈+前大脳動脈+中大脳動脈+後交通動脈)  + 外頸動脈  椎骨動脈 (75am17、68am54) = 硬膜動脈 + 前後脊髄動脈  + 後下小脳動脈 + 脳底動脈 (左右の前下小脳動脈+上小脳動脈+後大脳動脈) ・脳幹の栄養血管 :脳底動脈 (60.21) 頸部動脈 (73pm92、66.47、62.11) ...

 

58 肝臓の機能で正しいのはどれか。
1.脂肪の吸収
2.胆汁の貯蔵
3.蛋白質の分解
4.インスリンの分泌
5.グリコーゲンの貯蔵

正答

消化器系 正常解剖
消化液とその作用 (74pm61、71am60、65.7、64.20、62.2、61.9) 消化液(pH) 分泌腺 作用場所 ★酵素名 加水分解作用 唾液 (6~7) 1~1.5L/day 唾液腺 口腔  プチアリン (アミラーゼ) デンプン→麦芽糖 ★胃液 (1~2) 3L/day  胃腺 胃 内因子、塩酸、ガストリン、 レンニン、ペプシン リパーゼ、ペプシノーゲン 蛋白質と脂肪の分解 食物の殺菌、胃粘膜の保護 ★膵液 (6.7~8) 1.5L/day 膵臓 小腸 トリプシン、マルターゼ キモトリプシン ペプチターゼ ステアプシン(リパーゼ) アミロプシン(アミラーゼ)  ポリペプチドとアミノ酸 脂肪、デンプン、デキストリン 麦芽糖などの分解 腸液 (5~8) 2.4L/day  腸腺 十二指腸 小腸 ペプチターゼ(エレプシン) マルターゼ、サッカラーゼ、 ラクターゼ ポリペプチドと麦芽糖、 ショ糖、乳糖などの分解 胆汁 (6.9~8.6) 0.5L/day  肝臓 小腸  酵素なし 脂肪を乳化してステアプシンの働きを受けやすくする 脂肪酸と結合して吸収されやすくする 蛋白質を凝固さ...

 

59 腫瘍について正しいのはどれか。
1.上皮性悪性腫瘍を肉腫という。
2.早期がんは遠隔転移を起こさない。
3.遺伝子異常のある腫瘍を遺伝性腫瘍という。
4.浸潤のない悪性腫瘍を非上皮性腫瘍という。
5.進行がんの定義は臓器やがんの種類によって異なる。

正答

腫瘍治療概論 
腫瘍治療概論  (60.78)  治療可能比(TR)  TR=腫瘍組織の障害/正常組織の障害   =正常組織の耐容線量(TD)/腫瘍制御線量(TCD)   治療可能比が1以上ならば治療可能  線量の集中性を高めることで正常組織にはTD以下, がん組織にはTCD以上を与えることができる可能性もある ・腫瘍制御量(TCD)に影響する因子 :組織型と腫瘍体積(細胞数) ・正常組織耐用線量(TD) :TCD同様に組織の種類と大きさに依存する。  通常TD5/5の値を用いる 放射線治療の障害  ↓ リスク臓器について 「対策ノート:耐用線量」 ・早期反応 :「粘膜」「皮膚」「腸管」「骨髄」など ・晩期反応 :「脊髄」「中枢神経」「肝臓」など 放射線治療に対する臓器の反応  (71pm44、68pm44、66.88) ・並列臓器 :「肺」「肝臓」「腎臓」  → 照射される体積が重要になる ・直列臓器 :「心臓」「脊髄」「肺門部」「肝門部」「腸管」  → 照射される最大線量が重要になる 放射線治療の禁忌 :「妊婦」(68am36) 局所制御率・奏効率  (61.70)   下記のPR以上に効果があっ...

 

60 疾病や障害に対する二次予防はどれか。2 つ選べ。
1.がん検診
2.早期治療
3.予防接種
4.生活習慣の改善
5.リハビリテーション

正答

細胞 / 組織 / 臨床医学概論、公衆衛生学
細胞の構成要素と特徴 (75pm54、74am52、71am50、69am51、68pm51、67am50、65.2、64.1、60.2) ・核  細胞の機能を制御する     ・構成 :核膜、核基質、クロマチン、核小体 ・遺伝情報を蓄える器官であり、核膜により細胞質との境界を有している ・細胞質 ・細胞膜  外界と細胞内を仕切る膜     半透明で、選択的透過性がある    主成分はリン脂質  タンパク質が埋め込まれたリン脂質二重層によって構成される ★ミトコンドリア  酸素を使い(好気呼吸)、糖や脂肪を分解し、ブドウ糖と酸素からATPを合成する(酸化的リン酸化) ★小胞体  物質の運搬の通路  粗面小胞体  :表面のリボゾームでタンパク質を合成する    滑面小胞体  :脂肪、リン脂質、コレステロールの合成など脂質の代謝 ・リボソーム  タンパク質合成の場 ★リソソーム  物質を加水分解して、異物を排除する ★ゴルジ体  細胞内で合成された物質を濃縮して一時的に蓄え、細胞外へ分泌または排出する ・中心小体  1対の管状構造  細胞分裂の時の染色体移動に関与する 減数分裂 :生殖細胞...

 

61 舌の運動に関わる神経はどれか。
1.顔面神経
2.三叉神経
3.舌咽神経
4.舌下神経
5.迷走神経

正答

神経系 正常解剖
中枢神経系 (75am56、71am63) ・脳(前脳[大脳+間脳]+脳幹)+脊髄 *脳:大人の脳の重量は約1300g(62.4) 大脳半球の区分 (74am53、73pm20pm89、69pm55、67pm21.22、66.41、62.3.48) ・前頭葉  運動に関する中枢  人格にかかわる領域 ・頭頂葉  体性感覚中枢  視覚性言語中枢  知覚中枢 ・側頭葉  聴覚中枢  感覚性言語中枢  嗅覚中枢  味覚中枢 ・後頭葉  視覚中枢 ・島  外側溝の深部  島を覆う各葉を弁蓋という ・辺縁葉 ・中心溝(ローランド裂)(61.15)  前頭葉と頭頂葉の境界 ・外側溝(シルビウス溝)  前頭葉と側頭葉の境界 大脳基底核  (72pm52、64.11、60.12.pm82) ・構成 :「線条体(尾状核・被殻) 」  「レンズ核(淡蒼球・被殻) 」 ・役割 :随意運動のコントロール  骨格筋の緊張度の調節  円滑な運動の遂行 ・傷害時の疾患 :ハンチントン舞踏病  パーキンソン病 脳幹 :中脳・橋・延髄をまとめた名称 ・中脳 :対光反射(瞳孔反射)などの視覚反射、聴覚反射の中枢  (1)...

 

62 病原体の中で最も小さいのはどれか。
1.細 菌
2.ウイルス
3.プリオン
4.リケッチア
5.スピロヘータ

正答

 不適問題
 おそらくウィルスを正答にしたかったのだが、プリオンも小さかった
 対策ノートは未対応

 

63 感染症に対する標準予防策〈スタンダード・プリコーション〉で用いられるのはど
れか。2 つ選べ。
1.陰圧室
2.N95 マスク
3.ヘパフィルタ
4.ガウン(エプロン)
5.手指消毒用アルコール

正答

 コロナが登場して、3年ちょい経ち、ようやく国家試験に登場した感じの問題
 対策ノートは未対応だったため、新しく標準予防策について項目を追加し、対応済み
 初登場の割には結構難しめなので、難問認定

感染症
感染成立の3条件 (64.28) :「感染源の存在」  「感染経路の存在」  「宿主の感受性」   経口感染  (69am58) ・代表例  腸チフス、パラチフス、細菌性赤痢、アメーバ赤痢、コレラ、A型肝炎、急性灰白髄炎(ポリオ、小児麻痺) 、クリストスポリジウム症、病原性大腸菌感染症、エキノコックス症、食中毒など ・リウマチ熱 :心臓弁膜の障害や他の心臓病が発生 ・食中毒  有害物質に汚染された飲食物を摂取することで起こる急激な中毒症状ないしは急性感染症状を発現すること   病因物質は以下のようなものがある。 ① 細菌(カンピロバクター・サルモネラ属菌・腸炎ビブリオ)、 ・病原性大腸菌 :O-157は腸管出血性大腸菌で、日本では最も多い血清型である  他の型としてO-26、O-111、O-14がある ② ウイルス性(ノロウイルス)  ③化学物質 ④自然毒 経気道感染(飛沫感染、空気感染) ・代表例 (74pm54、72am59、66.15、63.11)  「麻疹(はしか)」「風疹」「インフルエンザ」「ジフテリア」「流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) 」「ノロウィルス」「肺結核」「猩紅熱」...

 

64 急性期の炎症で認められるのはどれか。
1.器質化
2.滲出液
3.線維化
4.瘻孔形成
5.肉芽腫形成

正答

 難問認定
 対策ノートは未対応
 急性期の炎症反応より放射線技師が覚えなければならないことは結構あるはず

放射線生物学

65 内部被ばくが甲状腺癌の原因となるのはどれか。
1.90Sr
2.131I
3.226Ra
4.232Th
5.239Pu

正答

耐用線量・閾値 / 血球・胎児・腫瘍の被ばく / 被ばくの統計
耐用線量・閾線量 (75am68、74pm66、73am41、72am67pm39、71am42、70am43、69am66、67pm41、66.82、64.37、63.84.33、62.84、62.85.62、61.34) 耐用線量と閾線量 ・閾線量 :これを超えるとその障害が起こりうる   ・耐用線量 :TD5/5やTD50/5などが用いられる *TD5/5 :5年間で5%に副作用を生ずる線量 部位 TD5/5 体積 判定基準 1/3 2/3 3/3 ★骨 大腿骨 - - 52Gy 壊死 下顎骨 65Gy 60Gy 開口障害 肋骨 50Gy - - 病的骨折 皮膚 100cm3 50Gy 毛細血管拡張   70Gy 60Gy 55Gy 壊死、潰瘍 頭部 脳 60Gy 50Gy 45Gy 壊死、潰瘍 脳幹 60Gy 53Gy 50Gy 壊死、潰瘍 ★視神経 50Gy 失明 ★視交叉 50Gy 失明 ★脊髄 -10cm:50Gy 20cm:47Gy   脊髄炎、壊死 馬尾神経 60Gy     神経損傷 腕神経叢 62Gy 61Gy 60Gy 神経損傷 ★水晶体 10Gy 白内障 網膜...

 

66 器官形成期の放射線被ばくにより胎児奇形を生じるしきい値[Gy]はどれか。
1. 0.01
2. 0.1
3. 1
4. 10
5.100

正答

耐用線量・閾値 / 血球・胎児・腫瘍の被ばく / 被ばくの統計
耐用線量・閾線量 (75am68、74pm66、73am41、72am67pm39、71am42、70am43、69am66、67pm41、66.82、64.37、63.84.33、62.84、62.85.62、61.34) 耐用線量と閾線量 ・閾線量 :これを超えるとその障害が起こりうる   ・耐用線量 :TD5/5やTD50/5などが用いられる *TD5/5 :5年間で5%に副作用を生ずる線量 部位 TD5/5 体積 判定基準 1/3 2/3 3/3 ★骨 大腿骨 - - 52Gy 壊死 下顎骨 65Gy 60Gy 開口障害 肋骨 50Gy - - 病的骨折 皮膚 100cm3 50Gy 毛細血管拡張   70Gy 60Gy 55Gy 壊死、潰瘍 頭部 脳 60Gy 50Gy 45Gy 壊死、潰瘍 脳幹 60Gy 53Gy 50Gy 壊死、潰瘍 ★視神経 50Gy 失明 ★視交叉 50Gy 失明 ★脊髄 -10cm:50Gy 20cm:47Gy   脊髄炎、壊死 馬尾神経 60Gy     神経損傷 腕神経叢 62Gy 61Gy 60Gy 神経損傷 ★水晶体 10Gy 白内障 網膜...

 

67 細胞の放射線感受性について正しいのはどれか。
1.未分化なほど感受性が低い。
2.分裂頻度が高いほど感受性が高い。
3.分裂速度が速いほど感受性が低い。
4.細胞周期が短いほど感受性が低い。
5.核細胞質比が小さいほど感受性が高い。

正答

細胞の感受性 / DNAの反応
ベルゴリー・トリボンドーの法則 (75am67、72am68、71am66、70pm65、69pm67、68am68、67am65、62.35) ・放射性感受性が高い細胞の特徴  分裂活発な(細胞周期の短い)細胞  将来長期にわたり細胞分裂を継続する細胞  未分化な細胞 *高感受性の細胞はアポトーシスを起こしやすい 幹細胞  (62.37)  分裂して自分と同じ細胞を作る能力と、別の種類の細胞に分化する能力を持ち、際限なく増殖できる細胞  → 高感受性 細胞周期による感受性の変化 (75pm67、73pm69、71pm66、69pm68、68am52.am65、66.39、64.3、63.39、62.39、61.31) ・M期:分裂期 ・G期:間期 ・S期:合成期 *最高感度はM期の最初 *1細胞当たりのDNA量はG2期にかけて増え、M期で半分になる ・分裂遅延 :分裂を行っている細胞群に対して放射線が当たると最も早期に起こる  照射線量に比例して、G2期が長くなり、10Gyまでは1Gy当たり1時間遅れる ・G0期 :非常に長いG1期初期とも考えられ、正常細胞にも腫瘍細胞にもある ・細...

 

68 通常分割照射における放射線障害のしきい値が最も低いのはどれか。
1.肝不全
2.脳梗塞
3.白内障
4.小腸穿孔
5.間質性肺炎

正答

 耐用線量などに関してはすべて覚えるのは難しいので、今回のような頻出箇所に関して集中して覚えましょう

耐用線量・閾値 / 血球・胎児・腫瘍の被ばく / 被ばくの統計
耐用線量・閾線量 (75am68、74pm66、73am41、72am67pm39、71am42、70am43、69am66、67pm41、66.82、64.37、63.84.33、62.84、62.85.62、61.34) 耐用線量と閾線量 ・閾線量 :これを超えるとその障害が起こりうる   ・耐用線量 :TD5/5やTD50/5などが用いられる *TD5/5 :5年間で5%に副作用を生ずる線量 部位 TD5/5 体積 判定基準 1/3 2/3 3/3 ★骨 大腿骨 - - 52Gy 壊死 下顎骨 65Gy 60Gy 開口障害 肋骨 50Gy - - 病的骨折 皮膚 100cm3 50Gy 毛細血管拡張   70Gy 60Gy 55Gy 壊死、潰瘍 頭部 脳 60Gy 50Gy 45Gy 壊死、潰瘍 脳幹 60Gy 53Gy 50Gy 壊死、潰瘍 ★視神経 50Gy 失明 ★視交叉 50Gy 失明 ★脊髄 -10cm:50Gy 20cm:47Gy   脊髄炎、壊死 馬尾神経 60Gy     神経損傷 腕神経叢 62Gy 61Gy 60Gy 神経損傷 ★水晶体 10Gy 白内障 網膜...

 

69 X 線と同程度のLET を示すのはどれか。
1.α線
2.炭素線
3.陽子線
4.中性子線
5.ネオン線

正答

 ネオン線ってなんですか
 初めて聞きました

物理的・化学的レベルの影響
反応過程の時間的スケールまとめ (68pm65、66.31、65.31、62.33) ・物理的過程  10-19~10-13秒 照射~電離・励起~ ・化学的過程  10-12~10-4秒  ~ラジカル生成・反応~ ・生化学的過程  10-3~10-1秒   ~DNAの損傷~ ・生物学的過程  100~秒   ~DNAの修復~ DNA損傷の種類 ・直接作用 :DNAの構成原子が放射線に電離・励起され、直接DNA損傷を引き起こす作用 ・間接作用 :水分子が放射線に電離・励起され、フリーラジカルが形成され、これによりDNA損傷が引き起こされる作用 ・OH(ヒドロキシラジカル)が間接作用で主な作用を示す(他には・Hなど) LET(Linear Energy Transfer)線エネルギー付与 (75am69pm68.69、74am69、73pm68、71pm68、70am65.am69、69am68、68pm69、67am64、65.40、62.32.40、61.39、60.31) :放射縁が媒体中を通過する際に媒質に与える単位長さあたりのエネルギー  放射線の線質の違いを表す指標として用いら...

 

70 重水素の質量欠損に等価なエネルギー[MeV]に最も近いのはどれか。
  ただし、中性の重水素原子、陽子、中性子、電子の質量をそれぞれ2.0141 u、1.0073 u、1.0087 u、0.0005 u とする。
  また、u は統一原子質量単位で、1 u と等価なエネルギーを931.5 MeV とする。
1.1.1
2.2.2
3.3.3
4.4.4
5.5.5

正答

原子と原子核
原子と原子核の大きさ (74pm70、69pm70、67am70、66.43) ・原子の直径:10-10m ・原子核の半径R:10-15~10-14m  R=r0×(質量数)1/3   r0:1.2~1.4×10-15 ・原子番号が大きくなるにつれて、中性子が過剰の状態で原子核は安定する ・同位体 :同一原子番号で,中性子数が異なる核種の関係 ・安定同位体 :放射性壊変を起こさない同位体 ・放射性同位体 :放射性壊変を起こす同位体 ・同重体 :質量数が互いに等しい関係 ・核異性体 :原子核が一時的に励起した状態を保っている状態 ・同素体 :同一元素の単体で,原子の配列(結晶構造)や結合様式の関係が異なるもの 原子核モデル (69pm70) ・液滴模型 量子数 (65.42、64.42、63.42、62.42、60.41) 主量子数(n) 方位量子数 磁気量子数 スピン 配置可能電子数 1(K殻) 0 0(s) ×2 2 2(L殻) 0 0(s) ×2 8 0、1 1(p)=-1、0、1  3(M殻) 0 0(s) ×2 18 0、1 1(p)=-1、0、1  0、1、2 2(d)=-2...

放射線物理学

71 X 線管から発生したエネルギースペクトルを図に示す。正しいのはどれか。

1.管電圧は100 kV である。
2.付加フィルタの吸収端が観察される。
3.K 特性X 線とL 特性X 線が観察される。
4.タングステンターゲットから発生したX 線である。
5.連続スペクトルより線スペクトルの発生した割合が多い。

正答

X線の発生 /中性子の相互作用
X線の発生 特性X線の発生 (75am71、72am72、70.72、66.45、63.46、61.46) ・詳細は前述  ↓ 放射性同位体の壊変形式 ・モーズリーの法則  (68pm71、64.45、63.44、62.46、61.45)  特性X線の振動数ν=C2R2(Z-σ)2  C:光速     R:リュードベリ定数  Z:ターゲットの原子番号   σ:遮蔽定数  → 特性X線のエネルギーE=hνであり、Eはターゲットの原子番号にのみ依存する 制動X線の発生 (74pm71、73am71、72pm71、70pm37、68pm71、67am71、66.45、65.45、63.45、62.45、60.45) ・単位時間の発生強度I  I=K×I×Z×V2 ・制動放射線の発生効率η  η=K×Z×V[%] *診断領域ではηは1%未満である。  K:定数(1.1×10-9)   I:管電流   Z:ターゲットの原子番号  V:管電圧 管電圧と制動放射線の最大エネルギーの関係 ・デュエンハントの法則 (70am72、68pm71、67am71、66.45、65.45、63.45、60.44...

 

72 質量衝突阻止能が最も大きいのはどれか。
1. 1 MeV のα線
2. 2 MeV のα線
3. 2 MeV の陽子線
4. 5 MeV の陽子線
5.10 MeV の炭素線

正答

荷電粒子と物質の相互作用
相互作用の種類  (72pm72、71am78) 相互作用  相互作用の相手 電子のエネルギー 発生するもの 弾性散乱 原子(核) 不変 なし 衝突損失(電離,励起) 軌道電子 減少  特性X線,オージェ電子 放射損失 原子核 減少 制動X線 チェレンコフ効果 原子 減少  青色光 ・弾性散乱  衝突によって相手粒子の内部エネルギーを変化させない散乱 *ラザフォード散乱 :ごくまれな確率で原子核と衝突しておこす大角度の散乱 ・非弾性散乱  衝突によって相手粒子を励起状態にする場合の散乱 ・制動放射 (63.45)  荷電粒子が原子核の電場により制動を受け、そのエネルギーを光子として放出する現象 ・電子対消滅 (67am72)  陽電子と電子が対消滅し、その全静止エネルギー(1.022MeV)を180度対向に放出される2つの光子のエネルギー(0.511MeV)として放出する現象 ・チェレンコフ放射 (68pm73、63.47、60.48)  荷電粒子が透明な誘電物質中(屈折率n)を通過するとき、物質中での光の速度(c/n)を超えた速度(v)で移動した場合に、分極によって位相が重なり、可視...

 

73 運動エネルギーE0 の中性子が、静止している質量M[u]の原子核と反跳角θ で
弾性散乱したとき、原子核の反跳エネルギーを表す式はどれか。

正答

X線の発生 /中性子の相互作用
X線の発生 特性X線の発生 (75am71、72am72、70.72、66.45、63.46、61.46) ・詳細は前述  ↓ 放射性同位体の壊変形式 ・モーズリーの法則  (68pm71、64.45、63.44、62.46、61.45)  特性X線の振動数ν=C2R2(Z-σ)2  C:光速     R:リュードベリ定数  Z:ターゲットの原子番号   σ:遮蔽定数  → 特性X線のエネルギーE=hνであり、Eはターゲットの原子番号にのみ依存する 制動X線の発生 (74pm71、73am71、72pm71、70pm37、68pm71、67am71、66.45、65.45、63.45、62.45、60.45) ・単位時間の発生強度I  I=K×I×Z×V2 ・制動放射線の発生効率η  η=K×Z×V[%] *診断領域ではηは1%未満である。  K:定数(1.1×10-9)   I:管電流   Z:ターゲットの原子番号  V:管電圧 管電圧と制動放射線の最大エネルギーの関係 ・デュエンハントの法則 (70am72、68pm71、67am71、66.45、65.45、63.45、60.44...

 

74 核磁気共鳴現象を起こすのはどれか。
1.12C
2.16O
3.22Ne
4.23Na
5.40Ca

正答

信号の発生原理 / MRIの基本的なパラメータ
信号の発生原理 磁気モーメント (72pm74)  磁気双極子において、磁極の量と距離の積からなるベクトル  1Hは、全ての核種の中で最も核磁気モーメントが強い  原子・分子の陽子・中性子の数が同じかつ偶数だと磁気モーメントは生じない 歳差運動と磁化および共鳴励起 (75am74、74am74、73am74、69am11、63.19.30、62.23、61.24、60.31) ・歳差運動 :自転軸が時間の経過に従いその中心軸が傾き、先端が円を描くようになるような運動    歳差運動の共鳴周波数f=(γ・B0)/2π             ω=γ・B0  γ:磁気回転比  B0:静磁場の強さ    磁束密度    コイルに流れる電流に比例して大きくなる ・MRIで主に用いられる核腫と共鳴周波数 核腫  1H  13C  19F 23Na 31P 共鳴周波数 42.58 10.71 40.10 11.26 17.24 緩和時間:T1、T2 (71pm12、70pm11、69pm74、68pm74)  絶対的にT1値>T2値> T2*値となる(純水のみ同じ) ・T1緩和  縦緩和、90°パ...

医用工学

75 AD 変換器の回路図を示す。正しいのはどれか。
  ただし、Vi は入力電圧、-Vr は基準電圧である。

1.全ビットの比較を逐次的に行う。
2.並列比較型のAD 変換器である。
3.ビデオ信号の高速AD 変換に適する。
4.スタートパルス信号を加えるとS2 がオンになる。
5.キャリーが与えられるとカウンタはリセットされる。

正答

 無理問題
 医用工学でわけわからん回路図出た瞬間に適当な選択肢を塗りつぶして次の問題に行きましょう
 なんとなく増幅器のページのリンクを張っておきます

増幅器
増幅器    電圧増幅度AV=V2 / V1  電流増幅度AI=I2 / I1  電力増幅度Ap=V2I2 / V1I1         =P2 / P1 増幅度(利得、ゲイン) (74pm75、62.54、61.54)  電力増幅度Gp=10log10P2 / P1[dB]  電圧or電流増幅度Gp=20log10V2 / V1[dB]            =20log10A2 / A1[dB] ・オフセット電圧 :入力端子を短絡して0Vとした場合に、出力される電圧 ・デシベルの計算  A dB + B dB = ( A+B ) dB 帰還回路(負帰還回路)  Av = V2 / Vi  V2 = Av × Vi     = Av ( V1 + βV2)  帰還後の電圧利得Avf  Avf= V2 / V1    = Av / (1-βAv) ・安定性  Avが変化しても、回路の利得はβによってほぼ決定されるので、極めて安定している 演算増幅器(オペレーションアンプ) ・反転増幅器 (70pm77、64.57)  点Pの電圧Vp=0  点Pの電流Ip=(V1-Vp)/ R1  V0...

 

76 平均値が2 mA のパルス電流を図に示す。パルスの周波数[Hz]はどれか。

1. 10
2. 20
3. 30
4. 50
5.100

正答

 この問題はヘルツの単位が分かればそのまま解ける問題
 対策ノートとしては対応ページはないが、特に難しい問題でもないだろう
 波高5mAの電流の平均値が2mAになるので50msの周期であることがわかるため、そのまま逆数を取って20Hzとなる
 一応下記に周波数と周期の関係が載っているページのリンクを示しておく

超音波検査の概要 / 物理的性質
超音波検査の概要  (75am18、61.42) ・特徴 「被曝がなく非侵襲的なので繰り返し行える」 「リアルタイムに観測が可能」 「比較的小型・安価であり、移動も可能」 「ドプラ法で血流の評価が可能」 「断層面を自由に選択できる」 「術者の技量による影響が大きい」 ・超音波とMRIの比較  (63.31)  超音波で検査可能な部位は侵襲度や簡便性から超音波検査が薦められる ・使用されている周波数  (71pm13、67am19、63.26)  3.5~5MHzが多く、用途に応じて1~20MHz程度を用いる  乳房:5~10MHz    体表:7.5~10MHz  腹部:5~10MHz ・超音波の発生原理  (63.24)  圧電効果(ピエゾ効果)を利用し、極性を切り替えて送受信を行う   → 圧電物質に外力が加わることで、その表面に歪みが生じて表面に正負の電気が生じること  振動子の近傍では平面波で、遠くでは球面波となる 物理的性質 (75pm73、74pm74、73pm12pm74、72am21.74、71pm72、70pm74、69am19、67pm13.pm75、66.26、6...

 

77 下図に示す回路のR3 に流れる電流I[A]はどれか。
  ただし、R1 は20 Ω、R2 は10 Ω、R3 は30 Ω、R4 は15 Ω とする。

1. 2
2. 4
3. 6
4.10
5.12

正答

抵抗・コンデンサ・コイル / 直流回路 / 並列回路
抵抗・コンデンサ・コイル 抵抗R  (72am75、65.56、64.52、63.53、62.55)  単位:Ω(オーム)=1/S(ジーメンス)  電流の流れにくさを表す  電流の流れやすさはコンダクタンスという  抵抗R=ρ×長さl[m]÷断面積S[m2]     ρ:抵抗率(比抵抗)[Ω・m] *倍率器(73pm77) コンデンサ ・静電誘導   導体外部からの電界により電荷が導体表面に移動する現象 ・静電容量 (74pm77、71am75、70pm75、69pm75、68pm76、67am74、61.51)  単位:F(ファラド)  二つの導体(コンデンサ)に電圧Vを印加すると+q、-qの電界が誘起される  静電容量C = q / V[F=A・s/V=C/V]  蓄積されるエネルギーW = CV2×1/2 ・平行平板コンデンサの静電容量C[F]  (72am77)  C[F]=ε×S[m2]÷d[m]  ε:誘電率 ・交流回路では電圧Vの位相は、電流Iに対して90°遅れる  Vc = 1/wc × I0 × sin(wt-π/2) コイルL ・電磁誘導  コイル内の磁束の変化によ...
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放射線計測学

78 放射線計測で6 つのカウント値{64,59,60,62,55,60} を得た。
  変動係数に最も近いのはどれか。
1.0.01
2.0.05
3.0.10
4.0.15
5.0.20

正答

 変動係数CVに関する問題
 変動係数について計算させる問題は初めてなので、変動係数自体は難しいものではないが、難問認定
 対策ノート対応済み

その他検出器 / γ線スペクトル / 計数値の統計
その他検出器 化学線量計  (69am79) ・鉄線量計(フリッケ線量計)  (69pm80、67pm80、63.64)  酸化反応 を利用する  空気か酸素を飽和させて使用する  G値:15.5 ・セリウム線量計  還元反応 を利用する  G値:2.4 *G値 :溶液が100eVのエネルギーを吸収したときの原子の変化数  イオン濃度と線量率には影響されず、LETには依存する 熱量計(カロリーメータ)   (69pm82、68am80、62.59)  放射線による温度上昇によって放射能を測定する ・水の比熱:4.2 (J/g・K)  1℃=1K-273.15   飛程検出器 ・霧箱 (68am80、63.61)  過飽和状態のアルコール気体中に荷電粒子が走行し、その飛程に沿って電離が起こり、このイオンを核として、霧が生じ、その飛程を光で照らして観察を行う ・原子核乾板 (63.61、61.64)  ガラスに厚さ500μm程度にハロゲン化銀を湿布したもので、現像すると荷電粒子の飛程に沿って黒化像として記録される ・固体飛程検出器(CR-39)  絶縁性固体で飛程に沿って生じたエッチピット...

 

79 GM 計数管による 線の放射能測定において、試料台による後方散乱係数に影響
しないのはどれか。
1.測定時間
2.試料台の厚さ
3.β 線のエネルギー
4.試料台の物質の組成
5.GM 計数管と試料台との距離

正答

荷電粒子と物質の相互作用
相互作用の種類  (72pm72、71am78) 相互作用  相互作用の相手 電子のエネルギー 発生するもの 弾性散乱 原子(核) 不変 なし 衝突損失(電離,励起) 軌道電子 減少  特性X線,オージェ電子 放射損失 原子核 減少 制動X線 チェレンコフ効果 原子 減少  青色光 ・弾性散乱  衝突によって相手粒子の内部エネルギーを変化させない散乱 *ラザフォード散乱 :ごくまれな確率で原子核と衝突しておこす大角度の散乱 ・非弾性散乱  衝突によって相手粒子を励起状態にする場合の散乱 ・制動放射 (63.45)  荷電粒子が原子核の電場により制動を受け、そのエネルギーを光子として放出する現象 ・電子対消滅 (67am72)  陽電子と電子が対消滅し、その全静止エネルギー(1.022MeV)を180度対向に放出される2つの光子のエネルギー(0.511MeV)として放出する現象 ・チェレンコフ放射 (68pm73、63.47、60.48)  荷電粒子が透明な誘電物質中(屈折率n)を通過するとき、物質中での光の速度(c/n)を超えた速度(v)で移動した場合に、分極によって位相が重なり、可視...

 

80 ある放射性試料を計数装置で2 分間測定して400 カウントが得られた。また、
バックグラウンドのみは1 分間測定して100 カウントであった。
  この試料の正味の計数率[cpm]とその標準偏差[cpm]に最も近いのはどれか。
1.100 ± 5
2.100 ± 10
3.100 ± 14
4.200 ± 20
5.300 ± 30

正答

その他検出器 / γ線スペクトル / 計数値の統計
その他検出器 化学線量計  (69am79) ・鉄線量計(フリッケ線量計)  (69pm80、67pm80、63.64)  酸化反応 を利用する  空気か酸素を飽和させて使用する  G値:15.5 ・セリウム線量計  還元反応 を利用する  G値:2.4 *G値 :溶液が100eVのエネルギーを吸収したときの原子の変化数  イオン濃度と線量率には影響されず、LETには依存する 熱量計(カロリーメータ)   (69pm82、68am80、62.59)  放射線による温度上昇によって放射能を測定する ・水の比熱:4.2 (J/g・K)  1℃=1K-273.15   飛程検出器 ・霧箱 (68am80、63.61)  過飽和状態のアルコール気体中に荷電粒子が走行し、その飛程に沿って電離が起こり、このイオンを核として、霧が生じ、その飛程を光で照らして観察を行う ・原子核乾板 (63.61、61.64)  ガラスに厚さ500μm程度にハロゲン化銀を湿布したもので、現像すると荷電粒子の飛程に沿って黒化像として記録される ・固体飛程検出器(CR-39)  絶縁性固体で飛程に沿って生じたエッチピット...

 

81 質量阻止能の単位はどれか。
1.J
2.J・m-1
3.J・m2・kg-1
4.m-1
5.m2・kg-1

正答

放射線基本量の単位 / 検出効率
放射線基本量の単位 (75am81、74am81、73am78.80、72am81、71am79、70am78.pm79、69am78.pm79、68am78、67am78.pm44、66.60.65、65.58.59.64、64.58.59、63.59.60.65、61.41、62.58.60、61.58.59、60.58.59) 名称 単位 定義 ★フルエンス m-2 単位断面積当たりの球内に入射する粒子数 ★フルエンス率 m-2・s-1 単位時間当たりのフルエンスの増加分 ★エネルギー フルエンス率 J・m-2・s-1 単位時間当たりのある断面積の球内に入射した放射エネルギー ★断面積 m2 入射した荷電粒子あるいは非荷電粒子によって 生じた特定の相互作用に対するターゲット物質そのものの断面積 =(1個のターゲット物質との相互作用を起こす確率)÷(フルエンス) 線減弱係数 m-1   ★質量減弱係数 m2・kg-1 非荷電粒子がある密度の物質中のある距離を通過する間、 作用を起こす割合 ★質量エネルギー 転移係数 m2・kg-1 非荷電粒子が、ある密度の物質中のある距離を通過する...

 

82 ラジオクロミックフィルムで正しいのはどれか。
1.温度依存はない。
2.感度不均一はない。
3.明室で使用できない。
4.照射後の濃度上昇はない。
5.線量は直接読み取れない。

正答

その他検出器 / γ線スペクトル / 計数値の統計
その他検出器 化学線量計  (69am79) ・鉄線量計(フリッケ線量計)  (69pm80、67pm80、63.64)  酸化反応 を利用する  空気か酸素を飽和させて使用する  G値:15.5 ・セリウム線量計  還元反応 を利用する  G値:2.4 *G値 :溶液が100eVのエネルギーを吸収したときの原子の変化数  イオン濃度と線量率には影響されず、LETには依存する 熱量計(カロリーメータ)   (69pm82、68am80、62.59)  放射線による温度上昇によって放射能を測定する ・水の比熱:4.2 (J/g・K)  1℃=1K-273.15   飛程検出器 ・霧箱 (68am80、63.61)  過飽和状態のアルコール気体中に荷電粒子が走行し、その飛程に沿って電離が起こり、このイオンを核として、霧が生じ、その飛程を光で照らして観察を行う ・原子核乾板 (63.61、61.64)  ガラスに厚さ500μm程度にハロゲン化銀を湿布したもので、現像すると荷電粒子の飛程に沿って黒化像として記録される ・固体飛程検出器(CR-39)  絶縁性固体で飛程に沿って生じたエッチピット...

X線撮影技術学

83 最も低い管電圧を用いる撮影部位はどれか。
1.咽 頭
2.喉 頭
3.手 指
4.乳 房
5.アキレス腱

正答

 X線撮影技術学ではなく、機器学のほうに書いてある

X線特殊撮影装置:乳房撮影用 / 集団検診用 / 歯科用 / 可搬形 / 断層撮影
乳房撮影用X線管  (75am83pm91、74pm10、71am14、70am6.am72、67am9、67pm8、66.18、65.10、64.18、62.15.pm70、61.14、60.15) 1、軟部組織の撮影のために必要な軟X線を発生させる低管電圧用X線管(30kV)を用いる 2、X線放射口(窓) :発生X線を低減するためにベリリウムを使用 3、ターゲット(焦点部分) :主にMoを用いる  特性X線を利用のためMoフィルタと組み合わせる 4、付加フィルタ :乳房の大きさや乳腺の状態に合わせて以下のような組み合わせを用いる ターゲット Mo Rh W Kα 17.4 20.2 59 Kβ 19.6  22.7 67 K吸収端 20.0 23.2    *W:最近利用され始めた ・付加フィルタの組み合わせ 「Rh陽極+Rhフィルタ」「W陽極+Rhフィルタ」 「Mo陽極+Moフィルタ」「Mo陽極+Rhフィルタ」  *乳腺含有率の高い場合、乳房圧の厚い場合:Rhフィルタを使用する 5、電極間距離 :管電圧が低いため以下のことが起こる  エミッション特性が悪く、小焦点を実現するため、...

 

84 KUB の画像を示す。行われた処置はどれか。

1.人工血管置換術
2.尿管ステント留置術
3.消化管ステント留置術
4.イレウスチューブ挿入術
5.腹部大動脈ステントグラフト留置術

正答

 画像として出題されたのは初かもしれないが、特に迷う選択肢もないだろう

胸腹部の単純撮影法
胸部立位正面撮影 (75am86、65.85、61.71) (1) 撮影ポイント ・撮影方向:PA(後前)方向 (64.73)  目的 :「心臓、鎖骨の拡大率を小さくする」  「肺野の観察領域を広げる」  「前胸部と受像面の密着が良い」  「腕のポジショニングにより肩甲骨を肺野からはずしやすい」 ・体位  (64.74、61.72)  肩の力を抜き、両手背部を下げ腰外部にあて、肘を前に出し、肩甲骨を肺野からはずす  基本的に吸気撮影  → 正確な心胸郭比を描出できる   (気管支異物の場合は呼気撮影が有効)     肺野の観察域を広げる    肺野のコントラストを上げる ・X線中心  (64.74)  第6~7胸椎の高さで、検出器に垂直に入射する  位置合わせは隆椎の位置を確認し、照射野内に入るようにする (2)撮影条件  (71pm88、64.74、63.76、62.75) ・管電圧:120~140kVの高管電圧撮影が主流 (70am86)  目的 :「各組織の濃度差を少なくして、気管支分岐部、心陰影、縦隔部陰影の観察を容易にする」  「被曝線量の低減のため」 ・撮影距離:190cm...

 

85 医療安全で正しいのはどれか。
1.組織の対応より個人の注意が重要である。
2.インシデントレポートの提出には医師の承認が必要である。
3.医療事故はできるだけ発生部署内で解決するように心掛ける。
4.医療事故を減らすため、一つの原因のみに重点的な対策を行う。
5.事故の原因が究明できていなくても、インシデントレポートを提出する。

正答

 ここ数年で医療安全に関する問題が増加傾向なのでしっかり対策しておいた方が良いかと思う
 特に難しいことを覚える必要もなく、常識として知っておく程度でよい 
 あと個人的に医療安全に関する”常識”を持った新人の方が、数多ある”常識”の無い病院に就職してその職場を変えてくれることを切に願う

放射線技師としての・・・問題
(74am86、72am53.89pm85、71am83.92、71am25、70am25.pm84、69am25.83.pm84、68am83、67am83、66.68.am49、65am65pm68、64pm68.am49.69、63am49、62.68、61.68) 検査の流れ ・患者確認 :検査前に、自ら名乗ってもらう   名乗れない場合は患者タグやネームバンドで確認をする ・検査説明 :介護者にも説明  CTでは該当部位の金属、X線撮影時には+プラスチックなどを外す  MRでは禁忌チェックを行う ・検査実施 :医師の指示に基づいて撮影を行う  ポジショニングは体表ポイントを参考にする  病室でのポータブルは対象以外の人は可能な限り移動させる  外傷部位を触らずにポジショニング、頸椎損傷ネックカラーは外さずに検査  検査中に急変があった場合は医師の指示を受ける  移動の介助等も行う  放射線技師による穿刺、造影剤などの薬剤投与、ゾンデの使用は禁止 →診療放射線技師法の改正に関してはこちら  過去問とは業務範囲など、現在とは違っているところがあるので注意 感染・清潔操作  検査前...

 

86 胸部X 線写真を示す。矢印で示す部位と名称の組合せで正しいのはどれか。

1.ア   食 道
2.イ   大動脈弓
3.ウ   左肺静脈
4.エ   大葉間裂
5.オ   心横隔膜角

正答

胸腹部の単純撮影法
胸部立位正面撮影 (75am86、65.85、61.71) (1) 撮影ポイント ・撮影方向:PA(後前)方向 (64.73)  目的 :「心臓、鎖骨の拡大率を小さくする」  「肺野の観察領域を広げる」  「前胸部と受像面の密着が良い」  「腕のポジショニングにより肩甲骨を肺野からはずしやすい」 ・体位  (64.74、61.72)  肩の力を抜き、両手背部を下げ腰外部にあて、肘を前に出し、肩甲骨を肺野からはずす  基本的に吸気撮影  → 正確な心胸郭比を描出できる   (気管支異物の場合は呼気撮影が有効)     肺野の観察域を広げる    肺野のコントラストを上げる ・X線中心  (64.74)  第6~7胸椎の高さで、検出器に垂直に入射する  位置合わせは隆椎の位置を確認し、照射野内に入るようにする (2)撮影条件  (71pm88、64.74、63.76、62.75) ・管電圧:120~140kVの高管電圧撮影が主流 (70am86)  目的 :「各組織の濃度差を少なくして、気管支分岐部、心陰影、縦隔部陰影の観察を容易にする」  「被曝線量の低減のため」 ・撮影距離:190cm...

 

87 X 線撮影の体位を示す。第1 斜位はどれか。

1.ア
2.イ
3.ウ
4.エ
5.オ

正答

 どこの技師さんかわかりませんが、「おれ国家試験に出題されたことあるんだぜ」と自慢してそう

X線撮影の基礎
写真効果、撮影条件計算 ・X線強度(蛍光量)E  (72pm88、66.70、65.69、63.69) $$E=\frac { 「管電圧」^{ 2 }×「管電流」×「照射時間」 }{ 「撮影距離」^{ 2 } } $$ ・半影と拡大率  (75am90、74am93、73pm85、71am85、67pm86、61.69)  半影の大きさH  H = (M-1)×f    M:拡大率  f:焦点の大きさ  拡大率M   M = (a+b)/a    = 1+b/a  a:焦点被写体間距離  b:被写体受像面間距離  a+b:撮影距離 ・重積効果  (72am83)  2つ以上の構造が重なって存在する場合、それらの減弱係数の相違によって、画像として描出が不可能な場合がある ・接線効果  被写体の隣り合う構造にその境界面を挟んであるレベル以上の減弱係数の差がある場合、その境界面に接点を持つようにエックス線速が入射されるとその構造の輪郭が明瞭に描出される効果 被曝と散乱線  ・散乱線の多くなる因子  (68am84) 「被写体の減弱係数:高い」 「被写体の厚さ:厚い」 「照射面積:広い」 「管...

 

88 頸部の単純CT 像を示す。矢印で示すのはどれか。

1.横突起
2.棘突起
3.筋突起
4.歯突起
5.乳様突起

正答

呼吸器系 正常解剖
頸部 (75am88、73am92、72pm87、69pm93、68am91、65.82、62.85) 口腔 ・咀嚼に用いる筋肉 (68am53) 頭頚部の構成(頭側から)  (68pm53、67pm53、66.4、63.21、62.13) ・上咽頭  鼻の奥でのどの上の方 ・軟口蓋  嚥下時の上咽頭への誤飲防止 ・中咽頭  口をあけたときに見える場所  上壁:軟口蓋  側壁:口蓋扁桃      扁桃:腺ではなく免疫器官、リンパ器官  前壁:舌根  後壁:のどちんこのところ ・下咽頭      ・喉頭蓋  食道の入り口   :嚥下時の気道への誤飲防止  左右:梨状陥凹  喉頭のすぐ背中側 ・声門上部  :「輪状後部」  :舌骨+甲状軟骨 ・声門部:声帯 ・声門下部:輪状軟骨 ・甲状腺 気管  (75am52、74pm59、70pm53、62.9) ・気管支→「気管支」→「細気管支」  →「終末気管支」→「呼吸細気管支」   →「肺胞道」→ 肺胞 ・気管 :食道は気管よりも背側に位置する ・気管支 :右気管支が太く短く急傾斜(20度)  異物が入りやすい  左気管支が長く細く緩い傾斜(5...

 

89 CTDIvol の単位で正しいのはどれか。
1.cm
2.mGy
3.mSv
4.mGy・cm
5.mGy/cm

正答

アーチファクト / CTの性能評価
アーチファクト  (70pm10、69pm10) 被写体に起因するもの  (75pm14、73am5、67am10) ・(1) ビームハードニングアーチファクト  カッピングアーチファクトやダークバンドアーチファクトとなる  カッピング:中心のCT値が低下  キャッピング:中心のCT値が増加  ダークバンド:バンド状にCT値が低下 *対策 :スライス厚を薄くする  MSCTではシングルスライスに比べ減少 ・メタルアーチファクト  造影剤も高濃度の場合アーチファクトとなる場合がある  低管電圧で顕著となる ・モーションアーチファクト ・エッジグラディエント効果 CT装置・撮影条件に起因するもの  (69am5) ・パーシャルボリューム(部分体積)効果  (73pm13、70am88、69am87、67pm88)  スライス厚の中に複数のCT値が存在した場合、その割合によってCT値が変化すること  微細物質の描出や、組織境界においてCT値が不正確になる  対策はスライス厚を薄くする   MSCTではシングルスライスに比べ減少する ・低線量時のストリークアーチファクト ・ヘリカルアーチファク...

 

90 焦点-被写体間距離をa、被写体-検出器間距離をb としたとき、拡大率はどれか。
1.a/b
2.b/a
3. 1 + a/b
4. 1 + b/a
5.1/a + 1/b

正答

X線撮影の基礎
写真効果、撮影条件計算 ・X線強度(蛍光量)E  (72pm88、66.70、65.69、63.69) $$E=\frac { 「管電圧」^{ 2 }×「管電流」×「照射時間」 }{ 「撮影距離」^{ 2 } } $$ ・半影と拡大率  (75am90、74am93、73pm85、71am85、67pm86、61.69)  半影の大きさH  H = (M-1)×f    M:拡大率  f:焦点の大きさ  拡大率M   M = (a+b)/a    = 1+b/a  a:焦点被写体間距離  b:被写体受像面間距離  a+b:撮影距離 ・重積効果  (72am83)  2つ以上の構造が重なって存在する場合、それらの減弱係数の相違によって、画像として描出が不可能な場合がある ・接線効果  被写体の隣り合う構造にその境界面を挟んであるレベル以上の減弱係数の差がある場合、その境界面に接点を持つようにエックス線速が入射されるとその構造の輪郭が明瞭に描出される効果 被曝と散乱線  ・散乱線の多くなる因子  (68am84) 「被写体の減弱係数:高い」 「被写体の厚さ:厚い」 「照射面積:広い」 「管...

 

91 胃部X 線造影検査で誤っているのはどれか。
1.圧迫撮影法では凹凸病変の形態が観察できる。
2.二重造影法では陰性造影剤として炭酸ガスを使用する。
3.注腸造影検査に比べて低濃度の硫酸バリウムを使用する。
4.胃粘膜面に硫酸バリウムを付着させる目的で体位変換を行う。
5.背臥位二重造影第1 斜位像では十二指腸球部から前庭部が描出される。

正答

造影剤
Ⅰ.ヨード系造影剤  ・構造 (1)イオン性モノマー :副作用の頻度が多いため、使用が減少  胆道系、ろう孔の造影に使用 (2)非イオン性モノマー(71am88) :最も多く使用されている  脳室・脳槽・脊髄腔の造影にも適する  (3)イオン性ダイマー   (4)非イオン性ダイマー ・比較 (74pm92、66.75)  ヨード濃度:高いほどX線吸収率が高い  浸透圧:イオン性>非イオン性        モノマー>ダイマー  粘稠度:ダイマー>モノマー  造影効果:ダイマー>モノマー    ★副作用:イオン性>非イオン性 ・禁忌 (71am91、70am87、69am88、66.30、62.69) ・絶対禁忌 :「ヨード過敏症」  「重篤な甲状腺機能亢進症」  「重症筋無力症」 ・原則禁忌 :「気管支喘息」  「重篤な心・肝・腎疾患をもつ患者」  「急性膵炎」  「マクログロブリン血症」  「多発性骨髄腫」  「褐色細胞腫」  「テタニー病」 *使用前に「eGFR」や「クレアチニン値」、「ヨード過敏症の有無」などを確認する ・副作用 (74pm64、71pm90、64.30、62.78...

 

92 子宮卵管造影検査で正しいのはどれか。
1.経時的に撮影する。
2.40 kV 程度の管電圧で撮影する。
3.骨盤計測を目的とした検査である。
4.造影剤投与後にKUB 撮影を実施する。
5.油性ヨード造影剤の使用は禁忌である。

正答

 出題されるたびに思うのだが、国家試験の謎の子宮卵管造影推しはなぜなのだろうか

造影検査とIVR
注腸造影 (74am64、70pm89、68am87、67pm87、62.31) :逆行的に造影剤を投与し、二重造影法が主流で、充満法、粘膜法、圧迫法も行われる  Brown法が主流で、Fischer法、Welin法なども行われる  Brown法では前日に低脂肪、低繊維食をとる  多量の水分を摂取する ・前投薬 :抗コリン薬 *Apple core sign  :大腸進行がんの代表的な悪性所見 (67pm93:Apple core sign) 消化管領域のIVR ・拡張術 (66.77)  胆管拡張術:ステントなどを用いる、胆がんなどが適応  ・ステント留置 ・イレウスチューブの挿入 ・内視鏡的結石除去術  (63.79)  バスケットカテーテルを使用  :結石等を挟み込んで体外に排出する道具 胆道・膵臓造影検査 (73am84、72am85pm90) ・PTC(Percutaneous transhepatic cholangiography) :経皮経肝胆道造影  PTCD(D:drainage)   :経皮経肝胆道ドレナージ ・ERCP(Endoscopic retrograde...

 

93 X 線画像の被写体コントラストを決定するのはどれか。2 つ選べ。
1.被写体の厚さ
2.検出器の入出力特性
3.入射X 線のスペクトル
4.被写体に入射する光子数
5.検出器に入射する散乱線

正答

 不適問題
 といっても複数回があるだけなので、解けるようにしておきたい

X線撮影の基礎
写真効果、撮影条件計算 ・X線強度(蛍光量)E  (72pm88、66.70、65.69、63.69) $$E=\frac { 「管電圧」^{ 2 }×「管電流」×「照射時間」 }{ 「撮影距離」^{ 2 } } $$ ・半影と拡大率  (75am90、74am93、73pm85、71am85、67pm86、61.69)  半影の大きさH  H = (M-1)×f    M:拡大率  f:焦点の大きさ  拡大率M   M = (a+b)/a    = 1+b/a  a:焦点被写体間距離  b:被写体受像面間距離  a+b:撮影距離 ・重積効果  (72am83)  2つ以上の構造が重なって存在する場合、それらの減弱係数の相違によって、画像として描出が不可能な場合がある ・接線効果  被写体の隣り合う構造にその境界面を挟んであるレベル以上の減弱係数の差がある場合、その境界面に接点を持つようにエックス線速が入射されるとその構造の輪郭が明瞭に描出される効果 被曝と散乱線  ・散乱線の多くなる因子  (68am84) 「被写体の減弱係数:高い」 「被写体の厚さ:厚い」 「照射面積:広い」 「管...

医用画像工学

94 図に標本化間隔0.1 mm のCR システムを用いてエッジをわずかに傾斜させて計測したプリサンプルドMTF を示す。このCR システムの4 cycles/mm のデジタルMTF 値に最も近いのはどれか。

1.0.15
2.0.22
3.0.35
4.0.46
5.0.50

正答

 2問連続で不適問題
 ただし、問93と違ってこちらは問題そのものが不適なので、こちらの問題の方がたちが悪い
 この問いだけでは選択肢を絞り切れないので、まじめにやると時間の無駄になってしまう
 出題者は一度自分の作った問題を解くことはないのだろうか

解像特性(鮮鋭度)
解像特性(鮮鋭度) 影響因子 「焦点サイズ」:小さいほうが良い         「被写体フィルム距離」:短いほうが良い 「X線入射角度」:小さいほうが良い        「焦点フィルム距離」:長いほうが良い 「感度」:高感度増感紙では悪い 「被写体コントラスト」:高いほうが良い *空間分解能 増感紙フィルム系>デジタル系 MTFによる評価  (75pm94、74am48)  MTF(Modulation Transfer function)とは点または線像強度分布をフーリエ変換の関係を用いて空間周波数領域に変換した関数で、ボケの度合いを表すことが出来る  「線形性」と「位置不変性」を満たしていることが条件となる  デジタル系では「位置不変性」が成り立たない  鮮鋭度の評価には2cycle/mmを良く用いる ・MTFへの影響因子  「散乱X線」  「サンプリング間隔 → エリアシング」 ・エリアシングの影響を含まないMTF  「プリサンプリングMTF」  「アパーチャMTF」  「X線検出器のMTF」  「ディスプレイMTF」  「画像処理フィルタのMTF」 構成要素とそれぞれのMTF ...

 

95 X 線写真のウィナースペクトルについて正しいのはどれか。
1.体積の次元を持つ。
2.X 線量が少ないほど値が小さくなる。
3.高空間周波数領域は量子モトルに影響される。
4.値が大きいほど低コントラスト信号の検出能は優れる。
5.濃度変動をフーリエ変換しその絶対値を2 乗して求める。

正答

ノイズ特性(粒状性)
ノイズ特性(粒状性) 粒状性 (65.89、60.89)  低コントラスト分解能(低周波領域)に影響を及ぼす  粒状性悪:低コントラスト分解能悪 ・DR系のノイズ (72am46、61.89) 「X線量子モトル(量子ノイズ)」 :最も大きな影響で入射X線量に依存する 「光量子ノイズ(CR)」 :入射X線量に依存する 「システムノイズ」 :構造モトルや電気系ノイズ   → 固定ノイズ 「量子化ノイズ」 ・DR系のノイズへの影響因子 「サンプリングアパーチャのMTF」 「サンプリング間隔」 「画像処理のMTF」 「画像表示のMTF」 ウィナースペクトル(WS):NPS (75am95、74am95、73am94、72am94、71am95、64.91、63.90、62.89、61.91)  面積の次元を持ち、ノイズ量を空間周波数ごとに示す  自己相関関数(濃度変動)をフーリエ変換する方法と、波形を直接フーリエ変換する方法がある  $$ウィナースペクトルWS(u,v)=\frac { ⊿x×⊿y }{ N×M } ×{ |F(u,v)| }^{ 2 }$$  F(u,v):濃度変動のフーリエ...

放射線安全管理学

96 医療法施行規則で規定されているエックス線診療室の構造設備基準で、画壁等の外側における実効線量限度として正しいのはどれか。
1.250 μSv/ 3 月
2. 1 mSv/年
3. 2 mSv/年
4.1.3 mSv/ 3 月
5. 1 mSv/週

正答

線量限度、線量測定 / 健康診断
医療法施行規則・RI規制法 装備等及び場所の測定項目、測定対象及び回数のまとめ (74am100、70pm97) 項目 測定場所 測定時期 放射線の 量 「使用施設」 「詰替施設」 「(廃棄物)貯蔵施設」 「廃棄施設」 「管理区域境界」 「事業所内の居住区域」 「事業所の境界」 (1)作業開始前 (2)作業開始後  ①1か月以内に1回  ②密封RIまたは発生装置を固定し、   遮へい物が一定の場合は6か月に1回  ③下限数量1000倍以下の密封RI   のみの場合は6か月に1回 汚染の 状況 「作業室」 「廃棄作業室」 「汚染検査室」 「管理区域境界」 場所の線量限度、濃度限度、密度限度 (75am96、68am99pm97、66.97、63.97、62.96、61.96)   外部線量 (実効線量)  空気・排気中濃度 排水中濃度 表面密度 使用施設内 の居住区域 (人が常時 立ち入る所) ≦1mSv/週 一週間平均濃度 ≦空気中濃度限度   ≦表面密度限度 管理区域の境界 ≒管理区域の定義 ≦1.3mSv/3か月 3ヵ月平均濃度 ≦1/10空気中濃度限度   ≦1/10表面密度限度...

 

97 診療放射線技師法で正しいのはどれか。
1.診療放射線技師が業務を行う場所は病院又は診療所に限定される。
2.免許を取り消された者は、30 日以内に免許証を返納しなければならない。
3.規定する放射線に百万電子ボルト未満のエネルギーを有する電子線が含まれる。
4.照射録には、その照射について指示をした医師又は歯科医師の署名を受けなければならない。
5.業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならないが、診療放射線技師でなくなった後はこの限りではない。

正答

診療放射線技師法
定義 (75am97、67pm99、66.95、65.97、64.95、63.94、62.95) ・放射線 (1)アルファ線及びベータ線及びガンマ線    (2) 100万電子ボルト以上のエネルギーを有する電子線 (3) エックス線 (4) その他政令で定める電磁波又は粒子線(陽子線及び重イオン線及び中性子線が追加された) ・放射線技師  「厚生労働大臣の免許を受けて、医師又は歯科医師の指示の元に、放射線を人体に対して照射することを業とする者」 ・照射  「撮影を含み、照射機器又は放射線同位元素を人体内に挿入して行うものを除く」 ・放射性同位元素 「その化合物及び放射性同位元素又はその化合物の含有物を含む」 免許 (64.95、62.95) ・欠格事由と意見の聴取 「心身の障害(視覚、聴覚、音声機能、言語機能、精神機能)により業務ができないと厚生労働省令で定めるもの」 「技師の業務に関して犯罪歴または不正の行為があったもの」 ・登録と技師籍の登録内容  (1) 登録番号及び登録年月日 (2) 本籍地都道府県名(日本国籍で無い者はその国籍)、氏名、生年月日、性別 (3) 診療放射線技師国...

 

98 国際放射線防護委員会〈ICRP〉2007 年勧告における実効線量で正しいのはどれか。
1.特定の個人に対する線量である。
2.線量計を用いて直接測定することができる。
3.内部被ばくの管理には預託実効線量を用いる。
4.個人のリスク評価のための使用が推奨されている。
5.被ばくによる組織反応〈確定的影響〉のリスクの程度を表す線量である。

正答

防護量 / 実用量 / 被ばく量 / 防護の原則
防護量の単位と定義 (75am98、72pm97、71pm99、68pm98、64.100、62.99) 名称 単位 定義 線量当量 J・kg-1=Sv  =(ある点における吸収線量)×(線質係数) ★等価線量 J・kg-1=Sv ある組織・臓器にわたって平均し、線質について加重した吸収線量 =Σ((ある組織・臓器の一点における吸収線量)×(放射線加重係数)) ★実効線量 J・kg-1=Sv  =Σ((等価線量)×(組織加重係数)) 預託等価線量   RI摂取後にある期間に与えられる等価線量の時間積分値 期間が不明な場合、成人は50年、子供は摂取時から70年とする 預託実効線量   等価線量率の代わりに実効線量率をとったもの 摂取した放射能×実効線量係数 実用量の単位と定義 (73am99、71pm96) 名称 単位 定義 周辺線量当量 Sv  ある一点に全方向から来る放射線を整列・拡張した場にICRU球を置いたとき 整列場方向に半径上の深さdmmにおいて生ずる線量当量 方向性線量当量 Sv  線量計の角度依存性を表すのに用いられる線量当量 個人線量当量 Sv  スラブファントムを用い...

 

99 特定放射性同位元素である核種はどれか。
1.PET 検査用18F
2.甲状腺癌内用療法用131I
3.高線量率RALS 治療用192Ir
4.前立腺癌永久挿入治療用125I
5.骨転移を有する去勢抵抗性前立腺癌内用療法用223Ra

正答

 特定放射性同位元素についての問題
 当サイトとしても対策ノートに一応記載はしてあったが、あまり出題されるとは思っていなかった
  一応初出として難問認定
 こうなると防護規程なども今後出題される可能性があり、放射性取扱主任者的な知識も求められるかも

放射線取扱主任者試験 対策ノート
本サイトについて  管理人が作成した放射線取扱主任者試験の対策ノートを公開してます  この対策ノートは過去の国家試験(2019~2022)をもとに、必要最小限の知識で作成されています  よってこのノートさえ丸暗記してしまえば、無駄なく効率よ
法改正について
放射線安全管理学では法規に関する問題が多く出題されます  法律というものは年々更新されるものであり、こうした法改正に関する問題も出題される可能性は大いにあります  このページではこうした法改正について簡易にまとめてありますので、ご一読されることをお勧めいたします 診療放射線技師法  平成26年に「診療放射線技師法」の一部改正があり、これらを基に今後、過去問では対応できないであろう出題が予想されます  詳しくはこちら↓ 医療法施行規則  平成32年4月1日(令和2年)より、診療用放射線に係る安全管理について、医療法施行規則の一部を改正する省令が施行される ・医療法施行規則 第1条の11  管理者が確保すべき安全管理の体制 - 診療放射線に係る安全管理(規則第1条の11第2項第3号の2)  ①診療用放射線の安全利用のための指針の策定  ②放射線診療に従事する者に対する診療用放射線の安全利用のための研修の実施   ③放射線診療を受ける者の当該放射線による被ばく線量の管理及び記録その他の診療用放射線の安全利用のための方策の実施  ③として以下の二つが規定される  Ⅰ.医療被ばくの線量管理  Ⅱ...

 

100 内部被ばくの線量評価で正しいのはどれか。
1.空気中放射性物質濃度測定法は最も精度が高い。
2.体外計測法では残留関数を用いて摂取量を評価する。
3.MIRD 法では排泄物中の放射性物質濃度を用いて評価する。
4.実効線量係数は放射性物質濃度の種類によらず一定である。
5.バイオアッセイ法は主にγ 線を放出する放射性物質を対象とする。

正答

汚染検査 / RIの使用・処理・除染
汚染検査 サーベイメータ、測定機器 (74pm98、66.99、64.99、61.99) ・β線の表面汚染 :広口GM計数管 ・γ線の表面汚染 :GM計数管、Si半導体検出器 ・手足の汚染 :ハンドフットクロスモニタ ・広範囲の測定 :フロアモニタ ・管理区域の空間線量率測定 :NaIシンチレーション式サーベイメータ ・漏洩線量測定 :電離箱式サーベイメータ 水中の放射性核種の濃度測定 (1)測定法(72pm99、69pm98、61.99) ・排水を直接「液体・プラスチックシンチレータ(最適)」や「GM計測管」で測定する方法 ・サンプリングした試料を「ウェル型シンチレーション」や「液体シンチレーション」で測定する方法 ・イオン交換樹脂でRIを吸着して測定する方法 (2)希釈法による排水 (72pm100、69am100)  放射能が排水中の濃度限度を下回るようにする  また複数の核種が存在する場合、各核種の濃度と濃度限度の比を足し合わせ、この総和が1を下回るようにする  (核種Aの濃度/核種Aの濃度限度)+(核種Bの濃度/核種Bの濃度限度) <1 表面汚染の濃度測定  (72am98、...

 

以上、第75回診療放射線技師国家試験 午前 2/2

 

  難問題 無理問題 不適切問題
午前1/2 5問 2問 0問
午前2/2 6問 1問 3問
午後1/2 3問 1問 1問
午後2/2 3問 2問 0問
14問 6問 4問

*当サイト調べ

第75回診療放射線技師国家試験の目標点数は
173点前後
それ以上は取れなくて良い!

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第75回診療放射線技師国家試験 午前1/2

第75回診療放射線技師国家試験 午前 1/2
問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております  正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます  各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります  当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください 放射化学 1 元素記号F の同族元素はどれか。 1.C 2.O 3.P 4.Cl 5.Ar 正答 2 核反応について正しいのはどれか。 1.Q 値が正の場合は吸熱反応である。 2.荷電粒子の加速に原子炉が使われる。 3.中性子の加速にサイクロトロンが使われる。 4.入射粒子が中性子のときクーロン障壁の影響を受ける。 5.反応を起こすために必要な最小エネルギーをしきい値と呼ぶ。 正答  当サイトでは放射線物理学のページに記載しております 3 放射性核種の分離法について正しいのはどれか。 1.電気泳動法では加熱を行う。 2.ペーパークロマトグラフィではRf 値を比較する。 3.薄層クロマトグラフィでは移動相でキャリアガスを用いる。 4.共沈法では不要な放射性核種を沈殿させるために捕集剤を用いる。 5.イオン交換クロマトグラフィでは分離のス...

第75回診療放射線技師国家試験 午前2/2

第75回診療放射線技師国家試験 午前 2/2
問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております  正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます  各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります  当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください 基礎医学大要 50 健常成人の体重で水が占める割合[%]に最も近いのはどれか。 1. 5 2.20 3.40 4.60 5.90 正答  もはや常識過ぎて対策ノート未対応で、今後も対応しない 51 頸部にある筋肉はどれか。 1.前鋸筋 2.腓腹筋 3.円回内筋 4.外側広筋 5.胸鎖乳突筋 正答  定期的に筋肉を問う問題が出題されるが、すべての筋肉を覚えるよりはもっと大事なことがあると考えるので、対策ノート未対応  一応難問認定 52 呼吸について正しいのはどれか。 1.内呼吸は肺で行われる。 2.吸気時に横隔膜は弛緩する。 3.ガス交換は拡散によって行われる。 4.ガス交換は呼吸細気管支で行われる。 5.肺静脈より肺動脈の血中酸素分圧が高い。 正答  呼吸について詳しく聞かれた問題  対策ノートでは対応しきれなかったので難問認定  ...

第75回診療放射線技師国家試験 午後1/2

第75回診療放射線技師国家試験 午後 1/2
問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております  正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます  各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります  当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください 放射化学 1 放射性核種の半減期で正しいのはどれか。 1.生物学的半減期は核種に依存しない。 2. 3 半減期後に原子数は最初の1/3 になる。 3.半減期が長い核種ほど壊変定数が大きい。 4.有効半減期は内部被ばく防護の指標として用いられる。 5.有効半減期は物理学的半減期と生物学的半減期の和である。 正答 2  99Mo‒99mTc ジェネレータをミルキングしたときの99mTc の放射能を表すのはど れか。   ただし、AM を99Mo の放射能、λT を99mTc の壊変定数、λM を99Mo の壊変定数、t をミルキング後の経過時間とする。 正答 3 Wilzbach〈ウィルツバッハ〉法について正しいのはどれか。 1.標識位置は安定している。 2.合成は数分程度で完了する。 3.比放射能が高い標識化合物が得られる。 4.放射化...

第75回診療放射線技師国家試験 午後2/2

第75回診療放射線技師国家試験 午後 2/2
問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております  正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます  各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります  当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください 基礎医学大要 50 静脈血が流れる血管はどれか。 1.大動脈 2.肺動脈 3.冠状動脈 4.腹腔動脈 5.気管支動脈 正答 51 最も頭側に位置するのはどれか。 1.鼻 腔 2.篩骨洞 3.上顎洞 4.前頭洞 5.蝶形骨洞 正答 52 胃壁の層構造で最も外側に位置するのはどれか。 1.漿 膜 2.固有筋層 3.粘膜下層 4.粘膜筋板 5.粘膜上皮 正答  胃の層構造に関する問で、これは初出  無理問題認定  ノートも未対応で、再度出題されたら検討 53 じん肺に分類されるのはどれか。 1.石綿肺 2.過敏性肺臓炎 3.サルコイドーシス 4.肺アスペルギルス症 5.肺クリプトコッカス症 正答 54 細胞質内に存在する構造でないのはどれか。 1.核小体 2.小胞体 3.ゴルジ装置 4.リボゾーム 5.ミトコンドリア 正答 55 右心房に開...

コメント

  1. ストロンチウム より:

    88番は2.棘突起ではなく、4.歯突起ではないでしょうか。

    • 対策ノートの人 より:

      ご連絡ありがとうございます
      訂正させていただきました
      ついでに87問目も間違えていたので、併せて修正させていただきました

 

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・出題年数の見方
 例:(71pm72、67pm13.pm75、66.26)とある場合
 71pm72 → 第71回の午後72問
 67pm13pm75 → 第67回の午後13問と午後75問
 66.26 → 第66回のその教科がある方の26問
(放射化学から医用画像情報学までは午前、基礎医学大要から安全管理学までは午後)
*第66回までは午前午後で出題される科目が分かれていたため

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