問題および画像はすべて厚生労働省HPより引用しております
正答ボタンを押すと答えの選択肢が表示されます
各問の参考となる対策ノートのリンクを問題下部に設置してあります
当然解けるべき問題に関しては特にコメントしませんので、対策ノートを覚えてください
放射化学
1 元素記号F の同族元素はどれか。
1.C
2.O
3.P
4.Cl
5.Ar
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/ウラン系列-320x180.png)
2 核反応について正しいのはどれか。
1.Q 値が正の場合は吸熱反応である。
2.荷電粒子の加速に原子炉が使われる。
3.中性子の加速にサイクロトロンが使われる。
4.入射粒子が中性子のときクーロン障壁の影響を受ける。
5.反応を起こすために必要な最小エネルギーをしきい値と呼ぶ。
当サイトでは放射線物理学のページに記載しております
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/09/素粒子サムネ-320x180.png)
3 放射性核種の分離法について正しいのはどれか。
1.電気泳動法では加熱を行う。
2.ペーパークロマトグラフィではRf 値を比較する。
3.薄層クロマトグラフィでは移動相でキャリアガスを用いる。
4.共沈法では不要な放射性核種を沈殿させるために捕集剤を用いる。
5.イオン交換クロマトグラフィでは分離のスピードを上げるためにポンプを用いる。
この辺は核医学との絡みもあるのでまとめて覚えておきたい
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/化学分離-320x180.png)
4 標識化合物の分解について正しいのはどれか。
1.分解速度はγ 線で最も大きい。
2.細菌やカビによる分解を考慮する必要はない。
3.放射性壊変による分解を防止する方法はない。
4.放射線分解の起こりやすさは比放射能に関係しない。
5.ラジカルによる分解を防止するには有酸素状態が望ましい。
完全にはない、ということである程度防ぐ方法はあるので注意
他の選択肢が明らかに間違いなので、消去法でも解答可
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/化学分離-320x180.png)
診療画像機器学
5 X 線照射野と光照射野のずれを図に示す。
ずれがJIS 規格の許容値を超えないのはどれか。
ただし、X 線は実線、光は破線、焦点から光照射野までの距離は110 cm、図中の単位はcm とする。
1.A
2.B
3.C
4.D
5.E
JIS規格に関して画像で出題されるのはめずらしい
難問かと思いきや、実は文章題より優しい問題になっている
許容値を超えないものを問われており、正答が一つなので、要は一番ずれの無いものを選べば良く、これも明らかに一つのみ小さいものがあるので、容易に解ける
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/X線管理サムネ-320x180.png)
6 厚生労働省通知で保守点検計画を策定すべき装置に規定されていないのはどれか。
1.診療用粒子線照射装置
2.血管造影X 線診断装置
3.X 線CT 装置(医用X 線CT 装置)
4.磁気共鳴画像診断装置(MRI 装置)
5.診療用放射線照射装置(ガンマナイフ等)
本年度一発目の無理問題
おそらく下記のリンクに張ったものが対象であるが、こんなもの出題するのは限りなく不適問題に近い無理問題である
今年のX線装置の問題作成担当者の中で起きていたブームに受験生が巻き込まれただけなので、基本的に今後も知らなくてもいいと考える
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000903653.pdf
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/X線管理サムネ-320x180.png)
7 超音波ドプラ法で正しいのはどれか。
1.リニア型プローブでは実施できない。
2.パワードプラ法では血流速度を知ることはできない。
3.パワードプラ法では造影剤の静注投与が必要である。
4.カラードプラ法では折り返しアーチファクトを生じない。
5.カラードプラ法では腫瘍内部の血流を表示することはできない。
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/ドップラ法-320x180.png)
8 管電圧100 kV、管電流800 mA、撮影時間0.1 s、管電圧リプル百分率12%のインバータ式X 線装置の公称最大電力[kW]はどれか。
1. 59.2
2. 76.0
3. 80.0
4. 96.0
5.125.0
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/X線管-320x180.png)
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2022/08/コンデンサ-320x180.png)
9 DXA 方式骨密度測定装置で正しいのはどれか。
1.横断像を用いて測定する。
2.骨密度の単位はcm2・g-1 である。
3.検出器にはBaFX:Eu2+ が用いられる。
4.アルミニウム製の基準物質を同時に測定する必要がある。
5.被検者に二つの異なるエネルギーのX 線を照射して測定を行う。
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/07/MLOまとめ-320x180.png)
10 「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に規定される医療機器で正しいのはどれか。
1.再生医療等製品は医療機器に含まれる。
2.添付文書の記載事項は規定されていない。
3.「一般医療機器」「管理医療機器」「高度管理医療機器」に分類されている。
4.「特定保守管理医療機器」は特定の条件下で保守管理が免除されるものをいう。
5.疾病の診断・治療を目的としたプログラム(ソフトウェア)は医療機器に該当しない。
本年度、無理問題2問目
おそらく1問目の作成者と同じで、同様に無視していい問題なのでスルー推奨
毎年各教科でこのようにヤバイ作成者がいるのだが、持ち回りでヤバイ問題を作るノルマがあるのだろうか
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/X線管理サムネ-320x180.png)
11 永久磁石のMRI 装置の特徴について、超電導磁石のMRI 装置と比較した場合に正しいのはどれか。
1.磁場強度が高い。
2.クエンチが発生しない。
3.磁場の安定性が優れる。
4.電波シールドが不要である。
5.傾斜磁場コイルが不要である。
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/MRI装置-320x180.png)
12 超音波検査の特徴で正しいのはどれか。
1.部分体積効果がない。
2.再現性は術者に依存しない。
3.任意の断層面を選択できない。
4.M モードは心臓の検査に用いる。
5.深部の観察には高い周波数のプローブを用いる。
超音波に関して結構範囲広めに問われている問題
内容自体は難しくないので、落ち着いて解けると良い
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/種類-320x180.png)
13 DSA で正しいのはどれか。
1.静脈は描出できない。
2.体動の影響を受けない。
3.撮影中に画像を確認することはできない。
4.リカーシブフィルタはノイズを低減する。
5.血管の輪郭を強調するために低周波数強調フィルタを使用する。
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/I.I.-320x180.png)
14 X 線CT で誤っているのはどれか。
1.造影効果を高めるには管電圧を低くする。
2.管電圧が高くなるほど画像ノイズは低下する。
3.管電圧が高くなるほど金属アーチファクトは抑制される。
4.dual energy 撮影により仮想的な非造影画像を作成できる。
5.管電流が大きくなるほど低コントラスト分解能は低下する。
CTの撮影条件に関する問題
X線撮影技術学にも通ずるところがあるので、まとめて覚えたい
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/ring-artifact-4-320x180.bmp)
15 MRI で数値を大きくするとSN 比が低下するのはどれか。
1.加算回数
2.静磁場強度
3.受信バンド幅
4.ボクセルサイズ
5.RF コイルの感度
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/T1-320x180.jpg)
診療画像検査学
16 MRCP 像を示す。正しいのはどれか。
1.T1 強調像である。
2.胆囊管は描出されていない。
3.ガドリニウム造影剤を用いる。
4.総胆管結石は高信号に描出される。
5.消化管内の液体信号を消すために陰性造影剤を用いる。
MRCPの画像があるものの、特に画像は関係ない問題
なぜ画像を載せようと思ったのか
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/cervical-dural-csf-leak-on-mri-and-ct-treated-by-blood-patch-320x180.jpg)
17 頸部MRA 像を示す。矢印で示すのはどれか。
1.外頸動脈
2.総頸動脈
3.椎骨動脈
4.内頸動脈
5.脳底動脈
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/07/脳血管-320x180.png)
18 乳房の超音波検査について正しいのはどれか。
1.検査前は絶食にする。
2.3.5~ 5 MHz の周波数を用いる。
3.コンベックス型プローブを用いる。
4.プローブは皮膚面に対して直角に当てる。
5.マンモグラフィと比べて微小石灰化の描出に優れている。
超音波に関して全般的に聞かれる問題
正答があまりピンとこないものなので、落ち着いて消去法で答えていきたい
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/超音波サムネ-320x180.png)
19 胆囊の超音波像を示す。考えられる疾患はどれか。
1.胆 泥
2.胆囊結石
3.壁内結石
4.胆囊腺筋腫症
5.コレステロールポリープ
これは少し難しく、まず移っているのがなんなのかがわかった上で、どこにあるのかという択が次に来るので焦って選ばないように
しかし、落ち着いて考えれば答えは一つ以外考えられない
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/頸部-320x180.jpg)
20 無散瞳眼底写真について正しいのはどれか。
1.網膜動脈は静脈より太い。
2.網膜動脈は高血圧で太くなる。
3.中心窩は黄斑部で観察される。
4.網膜動脈と静脈は黄斑部に集まる。
5.黄斑部は視神経乳頭より鼻側に位置する。
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/眼底カメラ-320x180.png)
21 MRI の磁化率アーチファクトを抑制する方法で正しいのはどれか。
1.TE を長くする。
2.スライス厚を厚くする。
3.受信バンド幅を狭くする。
4.ピクセルサイズを大きくする。
5.GRE 法ではなくSE 法を用いる。
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/aliasing-artifact-1-320x180.jpg)
22 健常成人の右肋弓下走査の超音波像を示す。矢印で示すのはどれか。
1.門 脈
2.総胆管
3.右尿管
4.右腎静脈
5.腹部大動脈
リンクは貼ってあるのですが、該当する画像は過去出題されたことがありません
難問認定
しかし、正答になっているのは決して難しいものでもないので、解けなくはないか
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/頸部-320x180.jpg)
23 超音波検査で正しいのはどれか。
1.胆囊の検査の基本体位は右側臥位である。
2.心臓の検査にはセクタ型プローブを使用する。
3.B モード法では連続波の超音波ビームを用いる。
4.膵臓の検査は炭酸ガスで胃を膨らませてから実施する。
5.STC の調整により距離分解能を改善することが可能である。
こちらの問題も広く問われているので、正答だけ選ぶのではなく、消去法で行っても良いか
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/種類-320x180.png)
24 MRI のIR 法で正しいのはどれか。
1.IR パルスとして90 度パルスを使用する。
2.FLAIR 法は自由水の信号を抑制する目的で使用する。
3.STIR 法は脂肪信号を特異的に抑制することが可能である。
4.信号を抑制したい組織の縦磁化がゼロになる時間にTR を設定する。
5.組織間の共鳴周波数の差を利用して特定組織の信号を抑制する手法である。
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/T1WI-263x180.png)
核医学検査技術学
25 ポジトロン放射性薬剤で正しいのはどれか。
1.13N-NH3 は血液量を反映する。
2.18F-FDG は酸素代謝を反映する。
3.15O-O2 ガスは糖代謝を反映する。
4.15O-CO2 ガスは血流量を反映する。
5.15O-CO ガスは酸素消費量を反映する。
CO2ガスは前回の類似問題で出なかったので当サイトも用途を記載してなかったが、そこを狙って出題してきた感じ
対策ノートは対策済み
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/薬品サムネ-320x180.png)
26 核医学の試料計測装置で正しいのはどれか。2 つ選べ。
1.ウェル型シンチレーションカウンタはβ 線を測定する。
2.ウェル型シンチレーションカウンタの表示単位はSv である。
3.ウェル型シンチレーションカウンタは試料の液量依存性がある。
4.ウェル型電離箱放射能測定装置の測定上限値は1 GBq 程度である。
5.ウェル型電離箱放射能測定装置は測定する試料の放射能が高いほど短時間で測定できる。
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/Rf値-1-320x180.png)
27 放射性医薬品投与後に苦味感や金属臭がみられやすいのはどれか。
1.99mTc-MDP
2.99mTc-MIBI
3.99mTc-PYP
4.131I-アドステロール
5.201TlCl
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/心筋SPECT-320x180.png)
28 心筋血流シンチグラフィの薬剤負荷に用いるのはどれか。
1.アデノシン
2.フロセミド
3.サイロキシン
4.アセタゾラミド
5.デキサメサゾン
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/心筋SPECT-320x180.png)
29 骨シンチグラフィで正しいのはどれか。
1.気管支喘息患者は禁忌である。
2.放射性医薬品は大腸から排泄される。
3.小児では骨幹端部より骨幹部の集積が強い。
4.放射性医薬品投与前6 時間の絶食が必要である。
5.成人の放射性医薬品の投与量は740 MBq である。
骨シンチに関してだが、投与量が正答となっており、一発で正答を選ぶのは難しいだろう
消去法でできるようにするには結構知識が必要とされるが、対策ノートには全て記載してはあったので難問指定はしない
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/骨サムネ-320x180.png)
30 生理的に腎臓に集積するのはどれか。
1.18F-FDG
2.99mTc-MAA
3.99mTc-PMT
4.123I-MIBG
5.131I-アドステロール
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/FDGPET66-320x180.png)
31 疾患と放射性医薬品の組合せで正しいのはどれか。
1.橋本病 123I-BMIPP
2.神経芽腫 131I-アドステロール
3.副甲状腺癌 Na131I
4.副甲状腺腺腫 99mTc-MIBI
5.再生不良性貧血 99mTc-HSA-D
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/レノグラム-320x180.png)
32 PET 装置の性能評価において、空間分解能に影響する因子として誤っているのはどれか。
1.角度揺動
2.収集時間
3.陽電子の飛程
4.画像再構成条件
5.検出器結晶サイズ
PETの空間分解能に関してだが、これも正答を一発で選ぶのは難しいだろう
対策ノートだけでも解けなくはないが、一応難問指定
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/PETサムネ-320x180.png)
33 2 核種同時収集について誤っているのはどれか。
1.散乱線の低減にTEW 法が有用である。
2.99mTc と201Tl の同時収集が可能である。
3.異なる放射性医薬品を用いた位置ずれのないSPECT 画像が得られる。
4.半導体式のSPECT 装置はシンチレーション式に比べて光電ピークの分離精度が高い。
5.異なる核種のエネルギースペクトルが相互干渉する現象をクロスキャリブレーションという。
前問と続いて2問連続で難問
クロスキャリブレーションという言葉を知っていれば正解できるが、そうでない場合正解するのは難しい
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/薬品サムネ-320x180.png)
34 心電図同期心筋SPECT における解析で正しいのはどれか。
1.左室肥大の影響を受けない。
2.拡張期の心機能指標は得られない。
3.R-R 間隔の分割数が多くなるとSN 比が向上する。
4.分割収集した画像を加算することで非同期の画像が得られる。
5.R-R 間隔の分割数が少なくなると収縮末期容量は過小評価となる。
これも難しく、核医学は難問が続く
ただし、正答は考えればわかるものであり、一応難問指定はしていない
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/心筋SPECT-320x180.png)
放射線治療技術学
35 Performance Status〈PS〉スコア4 の状態はどれか。
1.歩行できる。
2.全く動けない。
3.日中の50%以上はベッド外で過ごす。
4.自分の身の回りのことはすべてできる。
5.発病前と同じ日常生活が制限なく行える。
なぜか治療で毎回出題されるPSの問題
PSを気にするのって放射線治療だけなのでしょうか
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/07/細胞サムネ-320x180.png)
36 臨床病期Ⅰ期で放射線単独療法が行われるのはどれか。
1.胃 癌
2.乳 癌
3.胸腺腫
4.声門癌
5.膀胱癌
当サイトではこのような問題は腫瘍学として別にまとめてあるのでそちらでどうぞ
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/09/脳腫瘍サムネ-302x180.png)
37 臨床標的体積〈CTV〉はどれか。
1.腫瘍の進展や存在が肉眼的に確認できる体積
2.すべての変動や不確実性をマージンとして付加した体積
3.予期せぬ高線量域が発生することを避けるために設定する体積
4.治療計画や処方線量に強く影響する可能性がある正常組織の体積
5.画像等で検知できないが臨床的に腫瘍の進展が疑われる部分を含む体積
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/07/あ-コピー-1-320x180.jpg)
38 放射線治療機器のQA プログラムで正しいのはどれか。
1.再現性良く実行できることが重要である。
2.アクセプタンステストをまとめたものである。
3.治療機器のメーカーによる定期メンテナンスが含まれる。
4.各種ガイドラインにある数値基準を採用しなければならない。
5.コミッショニング時に作成したQA プログラムは以後変更しない。
正答がなんかちょっとふわっとしてる気がするが、過去問から十分に消去法で解答可能
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/07/品質管理サムネ-320x180.png)
39 192Ir 線源を用いたRALS について正しいのはどれか。
1.照射時に術者の被ばくを伴う。
2. 5 年ごとの線源交換が必要である。
3.出力測定はウェル型電離箱線量計を用いる。
4.計算アルゴリズムはSuperposition 法を使用する。
5.子宮頸癌治療時の線源位置の取得には超音波装置を用いる。
RALSに関してここまで詳しく問われるのは初
正答となっているものも品質管理に関するもので、消去法で行けるかもしれないが、一応難問認定
RALSの品質管理についても問われたことはあるが、ウェル型電離箱までは書いてなかったので、対策ノートには追加済み
40 次の深部線量分布を示す放射線はどれか。
1.光子線
2.炭素線
3.電子線
4.陽子線
5.中性子線
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/09/チェレンコフ-320x180.png)
41 婦人科癌の治療で正しいのはどれか。
1.子宮頸癌に腔内照射は必要ない。
2.早期子宮頸癌は放射線治療の適応である。
3.局所進行子宮頸癌に放射線治療は行わない。
4.早期卵巣癌は放射線治療が第一選択である。
5.早期子宮体癌は放射線治療が第一選択である。
この問題は少し難しいが、正答になっている選択肢はたびたび出題されているので、ステージごとの標準治療は覚えておいた方が良い
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/09/前立腺癌サムネ-320x180.png)
42 体幹部定位放射線治療と関係ないのはどれか。
1.直線加速器
2.ガンマナイフ
3.呼吸同期装置
4.動体追跡装置
5.サイバーナイフ
正答は過去問のみで解けるが、サイバーナイフという言葉が国家試験に登場したのは初なのでは
サイバーナイフの知識が必要になる問題が今後出てくると、色々対策が必要になってくるので要注意
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/07/分割照射サムネ-320x180.png)
43 電離箱線量計の擾乱補正係数はどれか。2 つ選べ。
1.空洞補正係数
2.変位補正係数
3.温度気圧補正係数
4.極性効果補正係数
5.イオン再結合補正係数
管理人はついついカクランって呼んでしまう擾乱係数
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/06/ファーマ型線量計-320x180.png)
44 多分割照射〈過分割照射〉を通常の分割照射と比較した場合に正しいのはどれか。
1. 1 回線量が多い。
2.総線量が等しい。
3.全治療期間が短い。
4. 1 日の照射回数が等しい。
5.晩期有害事象が抑えられる。
多(過)分割と嘉分割があるので混同しないように注意しましょう
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/07/分割照射サムネ-320x180.png)
画像情報学
45 5 × 5 の画素値の分布A に対して3 × 3 の空間フィルタF を作用させた。
フィルタ処理後の画素値 a(ij i=3 , j =3 )で正しいのはどれか。
1. 1
2. 2
3. 3
4. 4
5. 5
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/07/フィルタ-320x180.png)
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2022/08/ドモルガン1-コピー.png)
46 1 ピクセルが100 μm のFPD で撮影した胸部X 線画像のデータ量[MB]に最も
近いのはどれか。
ただし、FPD の有効視野は43 cm × 43 cm、階調数は16 bit とする。
1. 2
2. 16
3. 37
4.148
5.296
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/07/デジタルサムネ-320x180.png)
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2022/08/ドモルガン1-コピー.png)
47 PACS について正しいのはどれか。
1.画像を検索・参照する機能を持つ。
2.保存した画像は永久保存する義務がある。
3.放射線部門内で発生した画像のみ保管が可能である。
4.RIS とPACS 間の検査オーダ情報の伝達はDICOM 規格で行う。
5.他院から提供された画像データはPACS に保管する義務がある。
対策ノートのPACSの項目で、文章には「検索」とはなかったので追加しました
画像にはしっかり書いてあったので、実は対策済みです
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/07/病院情報システム-320x180.png)
48 画像のデジタル化について正しいのはどれか。
1.量子化を行ったあとに標本化を行う。
2.ナイキスト周波数は標本化周波数の2 倍である。
3.標本化定理により適切な量子化ビット数を決める。
4.量子化ビット数を増やすと量子化誤差は大きくなる。
5.最高周波数が10 cycles/mm のアナログ画像を0.1 mm 間隔で標本化するとエリアシング誤差を生じる。
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/07/デジタルサムネ-320x180.png)
49 フーリエ変換の性質で正しいのはどれか。
ただし、f(x)、g(x)は空間の関数で、F(u)、G(u)はそれぞれの関数のフーリエ変換とする。
1.f(2x)のフーリエ変換はF(2u)である。
2.2f(x)のフーリエ変換は1/2F(u)である。
3. |f(x)| の面積と| F(u)| の面積は等しい。
4.f(x) + g(x)のフーリエ変換はF(u)G(u)である。
5.f(x)とf(x - 2 )のフーリエ変換の絶対値は等しい。
フーリエ変換の問題はたびたび出題されるが、今回のは一応難問認定
対策ノートには一応フーリエ変換の性質が記載されているが、ここを詳しく理解するよりは他のことに注力した方がタイムパフォーマンスは良いだろう
![](https://radiological.site/wp-content/uploads/2019/07/ドモルガン2.png)
以上、第75回診療放射線技師国家試験 午前 1/2
難問題 | 無理問題 | 不適切問題 | |
午前1/2 | 5問 | 2問 | 0問 |
午前2/2 | 6問 | 1問 | 3問 |
午後1/2 | 3問 | 1問 | 1問 |
午後2/2 | 3問 | 2問 | 0問 |
計 | 14問 | 6問 | 4問 |
*当サイト調べ
第75回診療放射線技師国家試験の目標点数は
173点前後
それ以上は取れなくて良い!
続きはこちら↓
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コメント
回答とそれに関連する記事URLの添付があるので、効率的に勉強できます。ありがとうございます。問42の定位放射線治療に関する質問なのですが、関係しないものとしてガンマナイフが選択されていました。お忙しいところ恐縮ですが確認の程お願いいたします。
「定位放射線治療に関する質問なのですが、関係しないものとしてガンマナイフが選択されていました」とのことですが、確認致しましたが、ちゃんとガンマナイフが選択されていて、現状で問題ないかと思います
おそらく推察するに。ご質問の回答としては、「定位放射線治療」にはガンマナイフは関係するのですが、今回の問題は『体幹部』定位放射線治療であり、ガンマナイフは頭部専用機なため、関係無いという回答で如何でしょうか
なるほど、勉強になりました。ありがとうございました。
午前の34番の回答4ではありませんか?
分割数が少なくなるとEF.EDVは過小評価されますが、ESVは過大評価されると思います。
ご連絡ありがとうございます
訂正させて頂きましたので、ご確認頂けると幸いです